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人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

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従業員 ルミが参加しました。

【人】 従業員 ルミ

 

 るる@フェアリーテイル

  おきゅおわです!
  今日もたくさんの王子様たちのお迎えありがとうっ
  今月のお給仕シフトはこんな感じだよ〜


[ 白雪姫を模した制服を着た少女の自撮り画像と、
  お給仕日程♡と書かれたシフト表が添付されている。 ]

 
(5) 鬼葉 2024/05/04(Sat) 23:52:24

【人】 従業員 ルミ

 

[ 童話系コンセプトカフェ" フェアリーテイル "。
  営業時間は17時から23時。
  土日祝のみ昼間も開店し、客を独自の名称で呼んだり、
  イベントごとにシャンパンやチェキを扱ったりと
  至って普通のコンセプトカフェである。

  同僚たちが次々退勤していくのを見送って、
  るる──もといルミはSNSのリストを切り替えた。 ]


  ……


[ 自分を推している、所謂" オタク "のアカウントを漁り
  営業を掛ける度合いを見計らって選別していく。

  この人は他店に通い始めた。
  あの人は最近通う頻度も増えたけれど厄介さも増した。
  それから、あれもこれも、ああそういえば──…… ]

 
(6) 鬼葉 2024/05/04(Sat) 23:52:48

【人】 従業員 ルミ

 

  …………どいつもこいつも……
  新しい女、新しい店、……すぐわたしを忘れていく……


[ 見て。漁って。見つけて。掘り起こして。
  探る。なぞる。
  わたしじゃない、わたし以外を愛した痕跡を洗い出す。

  ネイルで彩った爪先が画面を強く叩いた。
  薄桃のリップだけ乗せたはずの唇に赤が滲む。


  くだらない。くだらない。────なにが王子様だ。
  こいつらは" ずっとわたしだけ "だと嘘を吐いて、
  呆気なく他の女に靡いただけのこと。
  メッセージアプリを起動して、トーク画面を遡る。

  自分の顔がかわいいことなんて知ってるの。
  だって皆口を揃えてそういうから。
  自分の性格が面倒なこともよーく知ってるの。

  だって皆目の色を変えて逃げていくから。 ]

 
(7) 鬼葉 2024/05/04(Sat) 23:53:42

【人】 従業員 ルミ

 

[ どうして愛されるために偽らなくちゃいけないの?
  過去の傷も、今の痛みも知らん顔して笑い続けるなんて、
  わたしにはきっと到底出来ない。

  だからお金を積めば対価を得られる夜の世界に来た。
  お客さんからお金という名の愛を受け取って。
  稼いだお金をホストに流して、愛されようとしたけど、
  上手くいかなくてそのうち通うのをやめた。

  でもね、今のわたしにはそれでもいいの
  ────落ち着くために呼び出したSNSアカウント。

  アイコンもプロフィールの設定もない。
  フォロワーに紛れていても気付かないような、これは。 ]

 
(8) 鬼葉 2024/05/04(Sat) 23:54:20

【人】 従業員 ルミ

 



   ふふ…………はやく"また"会いたいな
   わたしだけの、運命の、お兄さん♡



 
(9) 鬼葉 2024/05/04(Sat) 23:54:37

【人】 従業員 ルミ

 

[ 知ってるよ。
  次のお兄さんの長期休暇がいつからなのか。

  どんな会社に勤めていて、何時に帰っていて
  同期の誰と仲が良いのか。
  営業先はどこか。
  ──恋人の遍歴まで、なにもかも知ってるよ。 ]


  ……次のシフト、調整して貰わないと、ね


[ この次のお給料で、目標にしていた金額に到達しそうなの。

  お金ってさ、必要でしょう?
  お兄さんを養っていくためなんだものね。
  不便はかけられないから、ちゃんと頑張るよ、わたし。 ]

 
(10) 鬼葉 2024/05/04(Sat) 23:55:15

【人】 従業員 ルミ

 

[ でも、長期休みに帰省先で、なんて待てないな。

  いつから休暇があるのかもう知ってるよ。
  インターネットって、本当便利に発達したんだね。
  おかげでお兄さんのこと調べるの、苦労しないや。

  長期休暇に入る前日、前夜。
  それがわたしの、勝負の日。 ]


 
(11) 鬼葉 2024/05/04(Sat) 23:57:46

【人】 従業員 ルミ

 

[ 運命は偽物のような顔をして二度やってくるの。* ]


 
(12) 鬼葉 2024/05/04(Sat) 23:59:44

【人】 従業員 ルミ

 

[ ねえ。わたしを思い出した夜は、ありましたか。
  わたしにはたくさんあったよ。
  間違った夜と、歪な朝と、嫌気が差すような傷と一緒に
  貴方のことを思い出した。

  歩くのが却って不便そうな厚底の黒いブーツ。
  フリルやレースで飾られた可愛いお洋服。
  いつも以上にばっちり結んだツインテール。


  きっとお兄さんは、休暇前の出勤を終えた後。
  目前に迫った帰省のことで頭がいっぱいかな?>>4
  それとも別のことを考えていたのかな。

  私はわざとらしく見えないように注意を払って、
  お兄さんの前で転んでみせた。
  転んだ人間を気遣って声をかける、くらいは
  日常の些細な善行でしょう?** ]

 
(13) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 0:07:11
従業員 ルミは、メモを貼った。
(a0) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 0:10:22

【独】 従業員 ルミ

/*
あ簡易メモオフだ
開始前にオンにしておくかな
(-2) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 10:31:16

【人】 従業員 ルミ

 

[ 作られた運命でも、気付かなければ贋作じゃない。
  偽物でも、思い至らなければそれは本物じゃない?

  精密に。緻密に。秘密裏に。
  現実はおとぎ話ほど優しくも綺麗でもないけれど、
  だからこそそれを演出しても良いでしょう?

  貴方が気を付けていることすら、
  あまり気を配らない同僚がいて大変ね。>>14
  貴方のアカウントだけでは特定しきれないことも、
  他のフォロワーが載せた情報から探ることが出来る。

  少しずつ、少しずつ。
  急いては事を仕損じる……って昔の人が言ってるもの。
  私はいきなり毒林檎を食べさせるような馬鹿じゃない。
  ────だから。 ]

 
(18) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:31:03

【人】 従業員 ルミ

 

[ ねえお兄さん、私知ってるよ。

  誰といつ飲みに行ったのか。
  どこに遊びに行ったのか。
  恋人はどんな人で、いつ付き合って、いつ別れたか

  そのひとが、誰なのかまで、ぜんぶ。 ]

 
(19) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:31:17

【秘】 従業員 ルミ → 会社員 雷恩

 



  (  ──やっと会えたねずっと見てたよ、お兄さん♡  )



 
(-3) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:31:31

【人】 従業員 ルミ

 

  ……ううん、大丈夫です
  ごめんなさい。
  履き慣れてない靴だから……


[ ゆっくり、早まる心臓を抑えるように顔を上げた。
  いきなり自分の近くで人が転んで、
  すぐに立ち上がろうとしない不自然さを覆うように。
  はにかんで彼を見上げ、立ち上がる。 ]


  …………


[ 白い、雪の結晶をモチーフにした髪飾り。
  靴のビジューは街灯を反射して煌めいている。
  膝上丈の黒いワンピースをふわりと揺らして。

  私はお兄さんを、じ、と見つめた。 ]

 
(20) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:32:09

【人】 従業員 ルミ

 


  ……優しいですね、お兄さん
  転んだ人に声、かけてくれるなんて。


[ あの時の善性を、そこに見出して。 ]


 
(21) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:34:43

【人】 従業員 ルミ

 


  やさしいね、おにーさん
  ルミに話しかけてくれたひと、はじめて……


 
(22) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:35:37

【人】 従業員 ルミ

 

[ 公園でひとりぼっちだったあの頃は。
  こんな綺麗な格好は出来ていなかったけれど。

  明らかな問題物件と見てわかる私と、
  関わろうとした人なんていなかった。
  ──あの、たった一人を除いて。


  それは最後まで続いてはくれないやさしさで。
  でも、それでも、わたしは── ]


 
(23) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:40:57

【人】 従業員 ルミ

 

  ………………お兄さんって
  私の昔の知り合いに、少し似てるかも。


[ 気のせいかな、と笑ってみせた。

  貴方の記憶の芥になって、
  もうそこに私がいないのかを探る為に。** ]

 
(24) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 11:43:02

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ


[蟻地獄はどうやら日常と同じ色をしているらしい。]
 
(-4) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:10:50

【人】 従業員 ルミ

 

  怪我……んー。たぶん、大丈夫……。
  ……ふふ、お兄さん、身長高い。


[ " あの頃 "はどうだったかな。
  今ほど身長差がまだ無かったかな。
  時間が経って、もう並んだ時の差は忘れてしまった。

  人は声から忘れて、思い出を失くして、
  最後に匂いを手離してしまうらしいけれど。
  ────貴方はどうだろう。 ]


  そうかな。
  わたしが優しいと思ったら、それが正解なんだよ
  だからありがとう、お兄さん


[ にこ、と微笑んで髪を揺らした。
  ここまでならきっと、よくある話 ]

 
(31) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:19

【人】 従業員 ルミ

 

[ ありふれた、明日になれば忘れるような一幕
  思い出にすら残らない記憶の残留。

  ────彩った爪先が掌に食い込んだ。 ]


 
(32) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:24

【人】 従業員 ルミ

 

[ 彼は「ナンパ?」と笑って、言葉を流した。>>29
  運命は、当然のような顔をしてやってくるもの。
  けれど人は、ただの日常を運命とは呼ばない。

  抜け出せない未来への片道切符。
  貴方の行き先が別の女のところだったとしても、
  わたしだけが、それを書き換えられるの。 ]


  …………はあい。
  わたしの気のせいかぁ。


[ ざぁんねん、と笑って保冷剤に手を伸ばす。 ]

 
(33) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:29

【人】 従業員 ルミ

 


  ────────……なんで?




 
(34) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:33

【人】 従業員 ルミ

 

[ 物心ついた頃から、わたしは飢えた存在だった。

  喧嘩ばかりの両親に外へ放り出され、
  公園で毎日ひとりぼっちで砂に絵を描いているような。
  ほとぼりが冷めただろう頃にこっそり帰って
  置かれてあるパンを食べる。

  友達もいなくて、大人は遠巻きで、わたしはひとりで。


  でも、そんなくだらないだけのわたしの世界には、
  ある時から貴方がいた。

  手を引いて、家に連れ帰ってくれたこと
  公園でたくさん遊んでくれたこと
  ────わたしに笑い方を教えてくれたこと。

  わたしの全てを作った、貴方との過去。 ]

 
(35) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:40

【人】 従業員 ルミ

 

[ かわいそうな生き物を見捨てられなかったのか。
  或いはもっと別の何かか。

  でも、貴方はわたしの傷を癒した。
  孤独以外の味を教えて、体温を分けた。
  まるでずっとこの日々が続くように錯覚すらさせて。

  あれが愛じゃ無かったなら何だった?
  成長するにつれて、公園を避け始めた貴方
  ──恋人すらも作っていた、お兄さん


  明確なさよならも言わずに
  新しい傷だけ残して大人になった、わたしの運命。 ]

 
(36) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:07:59

【人】 従業員 ルミ

 

[ ねえ、わたし可愛いでしょう?
  手入れした髪も女の子らしい服も、このメイクも。
  SNSで見かけた貴方の恋人よりもずっと、ずっと。

  わたしは保冷剤──ではなく
  それを差し出す彼の手へ、そっと触れた。 ]


  あの、……お兄さん
  わたしの家、すぐ近くなんです

  足、挫いちゃったかもしれなくて。
  夜だと何かあるかもしれないし……
  家まで送ってくれませんか……?


[ あ、これもナンパになっちゃいますか?
  そう言って首を傾げる。
  会釈して通り過ぎて、はいさようなら、だとか
  一晩だけの善行の思い出になんか、させやしない。 ]

 
(37) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:08:07

【人】 従業員 ルミ

 

  あ。わたし、ルミっていいます
  普段はカフェで働いてて……
  最近ストーカーっぽいお客さんがいて、怖くて。

  ……お兄さんなら、変なことしなさそうだし。


[ 全部、ぜんぶ。
  美しい過去の思い出になんか、させられない。
  ────させてあげられないよ、お兄さん。* ]

 
(38) 鬼葉 2024/05/05(Sun) 23:10:06

【人】 従業員 ルミ

 

[ 欠けた器を完全な状態に戻せるのは、
  それはきっと誰かの優しさや愛だけだ。>>40
  痛いと泣く幼子の頭を撫でるように
  転んだ相手を気遣って保冷剤を渡す、その甘さ。

  完璧だけで我慢出来ない己さえいなければ
  これはただの、夜の一幕で終われたのに。 ]


  えへへ……
  少し動かしてみたらやっぱり痛いかなって。


[ きちんと「たぶん」の予防線を張ったんだもの。
  これは罠だけれど、明らかな嘘じゃない。

  痛い、だって虚偽というわけでもないのだから。
  ────過去を大事に抱えているのが自分だけだって
  思い知らされたこの心臓がいたいだけ。 ]

 
(45) 鬼葉 2024/05/06(Mon) 1:09:33

【人】 従業員 ルミ

 

[ 連絡を入れたいと言われれば、笑顔で頷いた。>>42
  スマホを操作する指先を盗み見る。
  バレないように、けれど見逃さないように。

  彼の過去の中の幼子はこんなことをしない。
  私の記憶の中の貴方は──── ]


  ……やっぱり雷恩お兄さんなんだ!
  うん、ルミだよ。
  昔の知り合いなんて、お兄さんしかいないもの。


[ 名前すらトリガーとしては危ういかと思ったけれど、
  どうやら貴方の記憶の撃鉄を起こすに成功したらしい。

  にこにこ笑って、会えて嬉しい、と微笑んだ。
  屈託のない笑みの鏡写し。>>42
  そのまま彼の言葉を聞き続ける。>>43 ]

 
(46) 鬼葉 2024/05/06(Mon) 1:09:40