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人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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アマノ中堅看守 アンタレス

【人】 知情意 アマノ

>>0アンタレス
「……いいえ。こういうゲームで、あなたはそれを行う権利がある。どうぞお好きなように、……どうすればやりやすいでしょうか?」

決まったことにはもう、口出しをしない。座れというなら座るし飲めというなら飲むし寝ろと言えば寝るだろう。それが当たり前のことのように。
(1) uni 2021/10/16(Sat) 22:52:58

【人】 知情意 アマノ

>>3アンタレス
「……お好きなように。貴方様に罪悪感を与えるつもりは毛頭ありませんので、……しかしそれは毒殺にはならないのでは……?」

毒殺の定義について少々考える。しかし、……どの道死に繋がるのであれば誤差なのだろうか。

「気絶でも殺してから毒を飲ませるでも、どうぞご随意に」
(4) uni 2021/10/16(Sat) 23:26:24

【人】 知情意 アマノ

>>5アンタレス
あなたの言葉に男は吐息にほんの少しの笑みを混ぜた。より正確に言うならば、笑みが薄っすらと入った吐息を零したということになるのだが。
あなたに従い近くの椅子へ、そのままゆるりと腰掛ける。……少しの恐れもある、が。

「これでゲーム自体は終わりになります。……先んじてお疲れ様でした、アンタレス様」

これ以上あなたの心労を増やす必要もないだろう。そばにいるナフ>>a0にちらと視線をやって微笑み。

「すぐ戻るから、蘇生している間に暇で死なないでくれ」
(6) uni 2021/10/16(Sat) 23:54:05

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 知情意 アマノ

「上等。……幸せに生きるっつったんだ、大人しく殺られてたらキレるぜ?ま、一緒に居んのがあのナフだってんなら、意地でもあんたを引っ張って共に戦わせるのが目に見えるし。万一こっちが負けたって、あんたらとなら退屈しねえ幕引きになるだろうさ。
 ……叛逆するっつった以上、僕らも負けるつもりねえけど!」

その様に語る口調は楽し気なもの。
彼らが幸せに生きる事を望み、そして自らが世界そのものの破滅を望む。……衝突は恐らく、避けられないのだが。それもまた楽しいと思える程には、充実していた。

「こちらこそ、話付き合ってくれてありがとな。……いい肴になる事、期待してるぜ?」

実際、直接の協力者とまでは行かなくとも、首謀者に武器を渡すなどの真似は行っているのだ。……関係がない、とは言い難いだろう。
あなたの報告が良いものであることを、叛逆者は祈っていた。
(-2) smmmt 2021/10/17(Sun) 0:14:45

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

「ああ、まあ。……既に退職された前のご主人とてそうだ、性処理させられただけでなく女性器までつけられているんだぞこっちは……今からでもどうにかできないか?」

理不尽を許容しなくてもいい、と思った瞬間に沸き上がるのはやはり前の横暴な主人の件で。雑な本音を零してから。

「……私視点での要注意、つまりはそういう横暴さがある看守様方をリストアップしたほうが良いのだろうな。無礼講が終わり次第すぐ呼びつけて貰えればいくらでも書こう、紙の大きさと具体的な事象を書くか次第ではあるが1枚で収める気はあまりない」

あなたの珍しい姿に男は一度目を丸くしてからくすくすと笑いを零した。あなたが真面目じゃなかったとまでは言わないが、華美な印象の中にしっかりと看守らしい思考が見えたのが少しおかしかったのだ。その上で睨みつけられてしまってはもうたまらない。ふっと吹き出して肩を振るわせるしかないのだ、どう足掻いたって。なんだ、あなたもそう思ってくれているんじゃないか。

「ふ、ふふ……っ、なんてひどいことをするんだあなたは、本当に全く憎めたものじゃない……親愛なるトラヴィス様もそのように怒られるのですね?」

どこまでも白々しく言いながら、会話中も食べ続けていたモンブランタルトの最後の一口を口に放り込んだ。本格的に縊り殺されてはたまらないのでそうなる前に退散するつもりではあるが。
(-3) uni 2021/10/17(Sun) 0:33:10

【人】 知情意 アマノ

>>8ナフ
「ふふ……分かった。それじゃあ、おやすみ」

あなたがいつも通り
であるかのよう
にしているので、男もそんなあなたに対して投げかけるのは至って普通の言葉だった。たった一夜を超えるだけのような軽い言葉で。


>>7アンタレス
あなたが刃を突き刺す直前、男はあなたの躊躇いに気付いていたかもしれないが、それでも何を言うこともなかった。聞く資格がないようにも思えていたし、そもそもとしてそんな時間はない。
ひゅ、と喉の鳴る音が聞こえただろうか。そんな吐息が男の零す最期のまともな呼吸であったとその場の誰もが理解することだろう。描写をするまでもなく、その一手で男に与えられたのは即死という事実。椅子に座ったまま、氷に穿たれた雷はその生を終える。
(9) uni 2021/10/17(Sun) 0:43:38

【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ

さて、これはゲームの終了する直前まで遡る。
男はあなたの部屋に赴き、数度のノックを挟んでから……あなたが開錠するよりも先に扉を開くことだろう。
襲撃者としての訪問。廊下には一応、メチャオモティウムによって作られた拘束具をはじめとした各種処刑サポートAIとサポート器具。

「メサ。……
セファー
が君の命を貰いに来た。
 抵抗せずに従ってくれると嬉しいんだが、どうだろうか」
(-7) uni 2021/10/17(Sun) 0:58:59

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

ハァ???


トラヴィスはここ一番デカい声をあげてキレた。ブチブチにキレた。

「お前それ耐えてる場合じゃないだろう、何を野放しに加担しているんだ。検挙するしかないな、退職した相手だから遠慮も圧力もあるものか、是が非でも息の根を絶つ。味を占めた性犯罪者は何をするか分からん、元の主人とは***だな?聞いたか大道具監視者!逃せば貴様らの有給も虚無行きだ、キリキリ働け!」

ガン、と壁にフォークの柄をぶつけた。穴が空いた。

「……治療の申請をしたまえ、今すぐにでも。記録された肉体とは別の形となるだろうから、手続きはやや煩雑だが。スタッフは信頼できるものを配備する。私は能力の関係上、医療班にも噛んでいる」

深い息と共に立ち上がりかけていた身体をなんとか椅子に落ち着かせ、額を掌に預けた。ああ。頭が痛い話だ、何もかも。

「バカが。このバカ。大馬鹿者。嗚呼なんてことだ、何に怒っているのか最早分からんくらいに怒りの対象が多すぎる!わざとではあるまいな、ああ、ああもう。何より自分に腹が立つな。自責で死ぬかもしれん、……ああ……」
(-8) tasukete 2021/10/17(Sun) 0:59:20

【秘】 模範囚 メサ → 知情意 アマノ

「───アマノ殿ですか。いえ、襲撃者についてはあまり考えていませんでしたが…」
訪問者が扉が開けるのを見て、腰を落とした姿勢───臨戦態勢で、出迎える。

「拙は、生きようとしたいです。死ぬとわかっていても」
「少しばかり…抵抗をしてもよろしいでしょうか」
(-10) hundred 2021/10/17(Sun) 1:25:28

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

あなたが珍しい反応をしたものだから、この男としても完全に想定外で大きく肩が跳ねる。少し呆気に取られたようですらある。

「え? ああ、そうだが……ええと、わざとではないし……***様の息の根を絶つ分には全く、全く問題ないが……寧ろいいぞやれ仕留めろついでに一発殴らせろくらいの気持ちはあるんだが……」

当時の自分がどれだけ諸々から心を閉ざして諦観し許容していたのかを今更になって痛感している。前主人に対する怒りもとい殺意はストップ高なのだが、それ以上に「これは怒っていい、耐えなくていい苦しいことだったのだ」という当時の一連の痛みに対して思った諸々の感情が正当化された気がして、眼鏡を外し目元を覆った。

「……今は別に、この身体でもいいと思えるから……治療しなくてもいい。それはそれと、して、」

声が滲む。ほんの少しだけ、ではあるが。傷付けようという意思がある相手に見せる姿ではないはず、だが。
傷ついた時に一人でいるのを選ぶなというのであれば、こうしてあなたに吐き出すのも許されるだろうと。

「なんだ、……そうか……、
痛がって……嫌がって、よかったんだ……
(-11) uni 2021/10/17(Sun) 1:34:23

【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ

臨戦態勢を取っている相手を見て、こちらは思わず笑い半分のため息が漏れた。さて、骨が折れる程度で済むだろうか。

「好きにしたまえ。とはいえ私の身が危なくなったらすぐにサポートAIに阻止させるが構わないな? ……私も連日で死にたくはないのでね」

男もまた構える。雷光を纏い、いついかなる一瞬であなたが接近しようとも仕留めようという心積もりだ。
あなたという人間の制御を強める方法はいくつあるだろうか? 男をはじめとした狼は詳細データを見、襲撃に必要だからと追加で情報の申請も行い、この場で行える全ての対策を持ちながらこの場を迎えている。
(-13) uni 2021/10/17(Sun) 1:48:49

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

「馬鹿が」

滲む怒りと共に吐き捨てた。

「……散々言ってる。お前は耐えるべきじゃないと」

何が、慣れているからだ、と、かつてのその男を今から殴りにいきたいところだ(なんと、もう居ないのだ。喜ばしいことだが、全く喜ばしくない、とトラヴィスは思った。殴る相手がいない)。気づかなかった。幾つかのデータはかの看守に改竄され、それ故にここまで表沙汰になることはなかったに違いない。気づいていないままに看守をし続けていた。隣の理不尽を、犯罪を見逃して。今すぐにでもこの節穴の眼球に剣の本領発揮をさせるべきだ、と己の評価者が囁いていた。クソ、止めようとしている精神自傷を活き活きと復活させるんじゃない。

「貴様の精神は、過剰な自己犠牲は、…環境による洗脳にも近い影響が大きいのだろうよ。いいか、遊戯が終わればすぐに聴取と精神治療に叩き込むぞ、覚悟しておけ、大馬鹿者」

慰めるつもりはない。
ただ、それが、怒らないのならば。
どれほど怒っても足りないのだというところを見せねばならないと、トラヴィスは思った。
(-14) tasukete 2021/10/17(Sun) 1:58:49

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

こうしている間にも手の内にターコイズを隠している男は、あなたの言葉に何度も頷いた。胸中で暴れる苦しみを抑えなくてはクソ主人に対しての怒りを表明しようがなく、しかしこの苦しみも傷ついた故のものだから隠すのは止めてしまおうと。

男は自身が両性になってしまったという弱みを見せるつもりもなく、前の主人もまた男がそうするであろうと見てこれらの行為を行っていたのだろう。繰り返した性行為、そこからつけられた女の象徴、……独り、弱みを見せぬよう心を閉ざしていた男は当然口を開かなかった。男も己が男であると主張し続けていたのだから、結果として隠匿に協力してしまっていた形ではある。

摩耗し擦り減った精神は死にかけ、使うことを止めた感情はほぼ薄れ、ただ此処を出て死ぬことだけが意思だった。
それが変わった今、此処で生きることを意思とし、感情に振り回され間違えながらも男は此処にいて。あなたの働きかけによってやがて精神も健全なものへと戻るのだろう。

「――……わか、った……すまない、ありがとう……トラヴィス……」

ああ、本当に。周囲を頼れるようになってしまったな。
男は暫くそうして嗚咽を零していたのだろうし、落ち着いたら落ち着いたでなんとも居心地の悪そうな顔をするのだろう。
(-18) uni 2021/10/17(Sun) 2:35:27

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

男が泣いているであろうことは察しがついていて、今まで(150年!なんという無益な生!)繰り返し考えた、望んだ欲望はそれに酷い苦痛を覚えた。そうさせたのは私ではない。邪悪たるは以前の看守で私ではない──── けれど、己が同じ行為を出来るかと問えば、否、だ。何一つ理解はできなかった。吐き気と嫌悪を強く感じた。トラヴィスという男はほんとうに、凡庸で、犯罪を、心から厭っている。

「礼など」

必要はないと思った。それを見逃していた社会は、私でもあった。それを許していた社会は、私でもあった。恨め、と、それに囁くべきだ。私欲はそれを肯定する。だが、それは誤った社会だ。少なくとも、いま、その男は被害者として扱うべきだった。犯罪者ではなく。恨みを引き出して殺させるような精神治療の妨げは避けるべきだった。

「……それは、全て済んでからに、とっておけ」

男から目を逸らして。
トラヴィスは通信端末で、かつての看守についての捜査が始まったことを知る。
礼を受け取るべき時は、そう遠くないだろう。
(-21) tasukete 2021/10/17(Sun) 3:12:22

【赤】 知情意 アマノ

「え……」

え……になっている。

「それはセファーがトムを殺したことか? それともセファー達がジャックに加担したことか? 
他に何かあっただろうか……
(*2) uni 2021/10/17(Sun) 3:16:33

【赤】 知情意 アマノ

「セファーがトムを……もうこれゲーム終わったからいいな、私がトラヴィスを殺したのは本人の申告通り。じっくり殺す羽目になったから
大分私も堪えた


自業自得である。

「ジャックのほうは……ルヴァの知る完璧に少しでも近づきたかったのと、ルヴァの普段置かれている状況に腹が立ったのと、監獄に疑問を持っていたのと、こういう事件を起こすことであちこちで見られるであろう知情意に期待したからで……」

ジャックのほう、ガッツリ関わっている。なぜなら共犯者なので。レイドボスAだったので……。
(*6) uni 2021/10/17(Sun) 3:32:03

【赤】 知情意 アマノ

「他は多分なかった気がする……
 ああ、ゲームの前半でチャンドラが弱っていたのを君に教えなかったのはすまないと思っているが……
 実のところジャック以降は殆ど心身どちらかもしくは両方死んでいたからそれ以上のしでかしはしていないはず……?」

隙あらばしていたかもしれないのはよくないよ。
(*8) uni 2021/10/17(Sun) 3:36:12

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

空中で避けろ、だなんて酷いことを言う。頭の中で、思ってもいないことを言葉にする。それを口に出すことはなくて、堪えきれない笑いだけが込み上げた。

空中で、しかも攻撃をすると決め切っている体勢で雷を避けられはしない。
避けはしない。

数度目の雷電の味。痛みと共に筋肉が収縮し、着地するので精一杯。けれど。

威力が弱い気がするな。

殴りにきた部分にもよるが、男は身体の脱力と重力に合わせて思い切りしゃがみ込む。腰より下を狙っていたのでなければ躱せるはずで、拳でそこを狙うのはまずないのではないかと想定する。
それが正しければ、次に行う動作は、飛び上がるように身体を伸ばして立ち上がりーー……、

あなたの眼前で勢いよく両手を叩くことだった。

大きな音がトレーニングルーム内に響き渡る。俗に言う、古典的な、猫騙しというやつだ。
(-26) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 4:07:07

【赤】 知情意 アマノ

「……まあそうだな、ルヴァの一人勝ちだ。私としては……制圧するまでの間を耐え忍べばよかった上に、一対一ならそこまで分が悪いわけでもなかったのだがね」

看守二人、それも見るからに戦闘能力の高い二人を同時に相手せざるを得なかったからこその結果だと思っている。まあ実のところ看守二人以外にも様子を伺う者や働きかけを行うあなたという者もいたのだが。

「あとは……少し刑期が延びるくらいならば別にいいと思っていたのだよ。……残らねば得られない幸せがあったとしても、この狂った監獄で看守になってまで生きたいのかの自信がなかったんだ。あの話を貰った時点で、ね」
(*13) uni 2021/10/17(Sun) 4:31:46

【赤】 知情意 アマノ

男はそっと口を閉ざしている。
もうあんなものはペットではないと切り捨てられるつもりでいたのだ。友人になどなれやしないと切り捨てられてもいいと思っていたのだ。

【この場所はそんなにも狂っていますか?】というそれに男は口を開かずそれどころか目を逸らす。男の知っているこの場所は狂っていたから。
狂っているのが常ではないと学んだのもつい最近の事で、だからジャック前の男にとっては頷けてしまう言葉だった。今は、違うけれど。
(*19) uni 2021/10/17(Sun) 5:22:57
アマノは、死んでいるので処刑に非参加だ。頑張れ。
(a2) uni 2021/10/17(Sun) 13:49:57

アマノは、与太時空で「えっ時系列どうしたらいいんだこれ、私蘇生後すぐにメサ殺しに行くのか?」になった。
(a5) uni 2021/10/17(Sun) 14:01:09

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

「……全て済んでから、か。全て済む前に私もあの方の顔面一発殴れないだろうか」

暫くして大人しく泣き止んだ男の開口一番は先程よりは怒りの割合が高まっているものの、それでも口にしたのは受けた行いからするとあまりにも優しすぎる、怒りの発散という点では下手だという他ない控えめなものだった。精神治療を終える頃には恐らく何回殺していいかの話に発展するのだろうがそれはまだまだ先の話。
殺す前提で話すのはとても良くないことなので今のうちに前主人の件が恙なく終わるほうがいいとは思われる。前主人がそんな幸運に恵まれるかは知らないが。


眼鏡を付け直すもやはり目元は赤かった。それでも平静なままある程度振る舞えるようになったのは回復と言えるだろう。男はそっと立ち上がった。片手で自分の顔、具体的には目尻を指でなぞるようなしぐさを挟み。

「などという一割冗談はともかくとして、……今私はあまりいい顔をしていないだろうから、一旦失礼しようと思う」

顔を洗ったり精神を落ちつけたりと色々必要になると思うから。
(-39) uni 2021/10/17(Sun) 18:04:43

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

男が殴ろうとしたのはあなたの胸、つまりは腰より上にあたる。あなたが思い切りしゃがみ込んだことで空を切った拳に舌打ちをするのとほぼ同時、立ち上がる動作から繋げて来れるであろう攻撃を想定して一先ずは放電で逃れようと意識を集中――した矢先の出来事だった。

眼前で叩かれる手、聴覚をひどく刺激する音、跳ねた肩、……閉じてしまう瞳。集中を乱されたが故に雷光も僅かな残滓を残して消え失せてしまった。己が何をされたのか自覚したところでこの一瞬に視覚情報を失った事実は変わらず、続いて瞳を開こうにも直前と異なる景色が広がっているのは間違いない。

瞳を開いた男が目にする光景はどのようなものなのだろう。この一瞬、男からあらゆる行動を奪ったあなたに可能な行為は、少なくはなかったはずだ。その『行為』は男に何をもたらし、あなたに何をもたらすのだろうか。
(-40) uni 2021/10/17(Sun) 18:05:07

【秘】 模範囚 メサ → 知情意 アマノ

アマノは既に警戒を済ませ、出る方向は彼の立つ扉の一箇所。壁面は…流石に硬い。全力を持っても破壊に8秒はかかる。論外だ。
故に…生きるのならば正面から突破しなくてはならない。

「ーーーで
           は   」

地面を蹴り、飛び上がった先は自室の天井。
空中で姿勢を転換、天井に"着地"し、蹴る。
壁面、天井、壁面、壁面、床、壁面、壁面、………

一瞬でも視線を逸らせば、懐に飛び込める。
彼の能力が発動する前ならば…体制を崩させての脱出、可能性は高まる。
自分なら、出来ない事はない。

ーーーここだ。
絶好の足場、"敵"の視線も多少は揺らいだろうか。
熱された脚の筋繊維が収縮を極め、後はそのバネを伸ばすのみーーー
(-41) hundred 2021/10/17(Sun) 19:02:43

【秘】 模範囚 メサ → 知情意 アマノ

『でしたら、また夢の話でもしましょうか』

踏み切ろうとした時、脳裏を掠める思考。
その分、踏み切るのが遅れる。
それはコンマ数秒の話であり、同時に2人の戦いならば勝敗を分つほどの。
「……………はは」
人というのは…致命的に考えることが多い。
(-42) hundred 2021/10/17(Sun) 19:04:23

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

寒い、と、彼は感じた。
マリンスノー降る静かな海底へ、沈みゆくばかりの己ではいけない。けれど身動きが取れぬほどに体は強張り凍りつくようで、慣れ親しんだ、臓腑を煮え立たせるような、あの熱がここには足りない。

(あれはなんだったか)

指が痙攣する。爪先から泡がぽつりと上がった。
私の焔は、どこにあっただろう。

親愛なるトラヴィス様もそのように怒られるのですね


────嗚呼。それは怒りだ。慣れ親しんだ私の憎悪。憎むべき罪。静かな海は私の居場所ではない、星々のそら、目を灼く程の偉大な焔!私は手にしなければならない、それを、この手で掴み潰し上げねばならない!

痛がって……嫌がって、よかったんだ


そう────
苦痛と絶望は全て!跳ね除け、支配し、息の根を止め、二度と甦らぬよう見張らねばならない、これが、生存、
生存、生存の為の焔!


亡霊でなど居られるものか!
(-44) tasukete 2021/10/17(Sun) 19:19:42

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

あなたの目が閉じられたのを見、雷光が散っていく様を見た。典型的で卑怯で単純な手でも、不意打ちともなれば効力は十分だ。

目の前には、欲を湛えた柘榴色が、覗き込むほどの至近距離に。それ以外には何も目に映させんとでも言わんばかりに。甘ったるく、あなたのターコイズを覗き込もうと。
そっと打ち鳴らし終わった片手を拳の形へ。もう片手であなたの肩を掴もうと。そして、あなたの腹、鳩尾を狙って打ち込みにかかる。グッと後ろへ引く。麻痺のせいで動作自体は一瞬一瞬の遅れが出ている。普段通りのあなたであれば避けられそうなものだが、さて。

威力も普通の人間程度には抑えられている。しかし、当たれば当然そのくらいのダメージは出るだろう。
(-45) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 19:49:10

【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ

廊下に控えさせたサポートAIはできれば使わないに限る。限るが故に、男は深く集中し意識をただあなたに向け続けていた。
あなたの素早さや力量は理解している。処刑の際に見た動きと今のこの翻弄する動きを思うに、あなたそのものを捉えていなければすぐさまやられると思ったのだ。雷鳴は音を強めていくばかり、あなたを視界に収めきれなくなったその一瞬。

聞こえてきたのはあなたの笑い声だったが、そのことに男は違和を挟む余地はない。少なくとも現段階ではそういった思考は埒外にあり、故にそのコンマ数秒は文字通り致命的なものになったであろう。

この一撃で終わらせるつもりであった男は再度あなたを捉え、ただ意識ごと生を刈り取る暴力としての雷撃であなたを射抜くだろう。室内が不自然に照らされ、明滅し、そして静まり返ることになる。
(-48) uni 2021/10/17(Sun) 21:15:13

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

様子を伺おうと意識を巡らせようとしていたはずなのに、至近距離に柘榴色があれば自然と溺れてしまうのがこの男だ。欲という甘い毒に蝕まれる思考の中、どこか遠くで敗北を確信してしまった男が浮かべたのは笑みだった。

抵抗の意思は身体の末端まで届くことなく、避けようとする素振りはあれど十分あなたに捕らえられてしまう程度のものへと収まってしまう。もう片方の手の所在が知れぬままだったが、それもこの普段通りを失ってしまっている男が鳩尾にあなたの拳を被弾するまでのことだっただろう。

「ゔ……ッ……!」

息が詰まる。内側に衝撃が伝わって、身体ごと揺さぶられたような心地になった。辛うじて意識は飛ばずに済めど、集中もできない上に自分の継戦能力はもうとっくに尽きている。あなたの支えがなければ男は膝から頽れるだろうし、支えがあったとしても戦闘不能になったことは容易に伺えるだろう。
負けたか、と男の口元が動いた。
(-54) uni 2021/10/17(Sun) 23:15:14

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

あなた、であるから使える戦法を堂々と使う。強さの比べ合いではなく、あなたとの遊びであるからこそ。男は案外卑怯で、狡猾なのだ。

浮かべられた笑みが、自分の浮かべるものと違うことを知っている。その笑みの意味を察する前に、拳があなたの腹に突き刺さり、その内臓を震わせたのを感じ取った。

「……ァー……、すげェ、イイ、」

胸の内に広がる充足感。力が抜けるあなたの身体と、背筋に走る快楽。やっぱり、自分は碌なもんじゃない。
掴んだあなたの肩から、手は胸ぐらへとスライドさせた。そして。

「アマノォ、愛してるぜ。
全部俺によこせ


横暴に、けれどとびきり甘ったるく囁いて。
あなたの頭を床に叩きつけるだろう。 
あなたが死ぬまで何度も。
(-56) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 23:36:53