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人狼物語 三日月国


176 【R18】実波シークレットパラダイス外伝【身内】

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視点:


【秘】 営業 榑林 由希子 → 経理課 富武 瑛

「んぁっあっ……あぁ───ッ♡」

もはや言葉にならない嬌声とともに、
目の前が真っ白になるほどの快楽が襲い来る。
大きく背中を仰け反らせながら絶頂を迎え、
ドクドクと膣内に感じる熱い滾りを受け止めた。
あまりにも薄い隔たりだが、それが無ければ
今ごろ彼女の子宮は精で満たされていただろう。

「は、ァ…………っふ……ぅ♡」

あなたの腕の中、息も絶え絶えの中で余韻に浸る。
落ち着くまではそのままの体勢でいるのだった。
(-110) 雪野 2022/09/29(Thu) 17:22:07

【秘】 営業 榑林 由希子 → 研究員 鹿籠 吉弘

『お疲れ様です(猫の絵文字)
 朝いないと思ったら、そうだったんですね。
 トラブルとかじゃないなら良かったです』

朝の色々が落ち着いた頃合いに返信がくる。
仕事の連絡ではないからか、やや砕けた文章だ。

『お礼なんて、気にしないでください。
 それじゃ気が済まないなら缶コーヒーで十分ですよ』

心配より気まずさの方が強かった───
というのは、まぁ、置いておいて。
(-111) 雪野 2022/09/29(Thu) 17:30:00

【秘】 営業 榑林 由希子 → 研究員 鹿籠 吉弘

『聞きたいことですか?
 分かりました。今は一人なので大丈夫です』

一瞬いやな予感が脳裏を過ぎったものの、
変な事にはならないだろうと思い直して了承。
遅れてきた猫スタンプを見て、ふふっ……と笑った。
(-161) 雪野 2022/09/29(Thu) 23:38:07

【秘】 営業 榑林 由希子 → 経理課 富武 瑛

「えっと……その……
 ……すごかった、です……」

媚薬の効果が薄れてきたのか、
先刻に比べれば落ち着いた声音ではあるが、
行為中のことを思い出してやや呆けている。

「富武さん、こういう時は激しいんですね……」

満更でもない様子で、けっこう余裕そうだ。
(-165) 雪野 2022/09/29(Thu) 23:42:38

【秘】 営業 榑林 由希子 → 研究員 鹿籠 吉弘

アッハイ
……ありがとうございます……」

開幕ぶっぱを受けて魂の抜けた返事を返した。
エンカウント率の低さに対して、口を開いた時の
攻撃力が高すぎる。
レアエネミーか?


とはいえ、彼の言う通り。
序盤に晒されたことで却って気が楽になったとも言える。
後から出た性癖のインパクトが強かったのもあるが……

「しゃ、社内恋愛……ですか?
 あまり考えたことなかったですけど……」

思わぬ問いかけに思わず身構えた。
今の流れで切り出されると意味深に聞こえてしまう。
恋愛に興味がないと言えば嘘にはなるが、
自分の場合その性癖が色々と問題を残していた。
(-179) 雪野 2022/09/30(Fri) 0:46:04

【秘】 営業 榑林 由希子 → 研究員 鹿籠 吉弘

「鹿籠さんもそのテの癖をお持ちなんですね……」

そんな言い方をされると気になってきてしまう。
誰かさんと違って暴く側ではないので、
この場で詳しく訊ねたりはしないが。

ちなみにコーヒーはカフェオレミルク入りにした。

「いや、その、まぁ……なんというか……
 一時的にそうだったことがなくもないというか」

断じてありませんと否定できたら良かったのにね。
その表情に浮かぶのは嫌悪ではなく羞恥の色だ。

「こっちは既に大ケガ負ってるので……
 気を遣っていただいてありがとうございます」

彼なりに慰めようとしてくれているのは分かる。
カフェオレの甘苦さと同じくらいの苦笑いを浮かべた。
(-188) 雪野 2022/09/30(Fri) 1:31:55

【秘】 営業 榑林 由希子 → 経理課 富武 瑛

「今回はその、薬のせい……ということで」

自分も乱れに乱れまくったのでお互い様。
後からだんだん恥ずかしくなってきた。

「一応それなりに経験は……っていやいや。
 何言ってるの私……今のは忘れてください……」

言われていよいよ羞恥がピークに達し、
枕に突っ伏して唸り声を上げ始める。
(-203) 雪野 2022/09/30(Fri) 3:34:49

【秘】 営業 榑林 由希子 → 研究員 鹿籠 吉弘

「そんなに」


性に関しては大らかにもほどがあるこの会社。
そこにいられなくなるほどの性癖とは一体……
目の前の人物に対する印象がじわじわ変わってきた。

「まぁ、その、知ったような事は言えませんけど。
 そんなに思い詰めなくてもいいとは思

 
なんて?」


思わずカフェオレを吹き出しそうになったのを
堪えたことを褒めてもらいたいくらいだ。

「……ひょっとして聞きたい事ってそれですか?」
(-204) 雪野 2022/09/30(Fri) 3:41:42

【秘】 営業 榑林 由希子 → 研究員 鹿籠 吉弘

「死……そ、そこまで」

本人にとってはそれほど重大な事ということなのだろう。
自分も性癖をバラされた時はいっそ殺してくれと思ったが、
深刻に思わないのは
性癖がマゾ寄り
だからだろうか。
ぶっちゃけ強請られるのは少し期待していたわけだが、
こういう切り口は流石に予想外だ。

「まぁ、その、えっと……
 そこまで言うんでしたら見せるくらいなら……」

ここで断ったら彼がどうなるか分からない。
恥を晒して救えるものがあるのなら、と。
(-215) 雪野 2022/09/30(Fri) 11:17:03

【秘】 営業 榑林 由希子 → 経理課 富武 瑛

「うにゃあ〜〜〜」

枕に顔を埋めたまま両脚をジタバタ。
頭を撫でられて、ようやく落ち着いてくる。

「でも、まぁ……
 こうなったのは成り行きでしたけど、
 その……気持ち良かったです」

微妙な空気のまま終わらせたくないのはこちらも同じ。
せめてもの素直な感想は告げることにした。
(-216) 雪野 2022/09/30(Fri) 11:23:49

【秘】 営業 榑林 由希子 → 研究員 鹿籠 吉弘

「そんなに」


人前で猫になったことは数あれど、
ここまで大袈裟に喜ばれたことは一度もなかった。
口調のせいで冗談なのか本気なのか判断に困る。

「ちょっ……わ、分かりましたから!
 流石に目の前で着替えるのは恥ずかしすぎるので、
 できれば外で待っててほしいんですけど……!」

主に尻尾を挿れるところとか。
見せろ、と言われたら逆らえないのが悲しい性だが。
(-234) 雪野 2022/09/30(Fri) 17:10:21

【秘】 営業 榑林 由希子 → 経理課 富武 瑛

「今日のことは……はい。
 猫に噛まれたとでも思って忘れてもらえたら……」

それを言うなら犬に噛まれたと思って、である。
要するに水に長そうという提案なわけだが、
その翌日には二人揃って一生忘れられないほどの
一大イベントが待ち構えていたなど知る由もないのだった。
(-235) 雪野 2022/09/30(Fri) 17:15:59

【秘】 営業 榑林 由希子 → 人事課 緑郷 溢

「……他人にペット扱いされるのが好きなの」


間違っても周囲に聞こえてしまわないよう、
絞り出すような声で辛うじてそう告げた。

「首輪を付けられたりとか、ご奉仕───
 えっとこれ、どこまで言わなきゃいけないやつ……?」


ここまで来たら半ばヤケクソ気味だ。
今なら詳しく聞けるかもしれない……
(-237) 雪野 2022/09/30(Fri) 17:46:26

【秘】 営業 榑林 由希子 → 研究員 鹿籠 吉弘

「いやその……
外で……


決して見られたいわけではない。
強引に迫られると逆らえない
だけだ。
背を向けたままその場を動こうとしないあなたを見て、
諦めたようにバッグをごそごそし始めた。

続いて、衣擦れの音。
他人の着替えを妄想していたというカミングアウトに
鹿籠さんも男なんだなぁ……とか思ったりしつつ。
着ていた服を下着まで脱いで、代わりにバッグから
取り出した別の下着を身につけた。

「も、もうちょっと待ってくださいね。
 
軽く慣らして…………んっ……


やがて衣擦れの音が止んでも着替えは終わらない。
あなたの背後で何かを準備している。

「…………もう振り向いて大丈夫です」

深呼吸してから、意を決してそう声をかけた。
振り向けば、そこには黒の猫下着と猫耳・尻尾を付けて
耳まで真っ赤にした彼女の姿があるだろう。
(-249) 雪野 2022/09/30(Fri) 19:40:59

【秘】 営業 榑林 由希子 → 研究員 鹿籠 吉弘

「鹿籠さんがそんな喋るとこ初めて見ました……」

元々あまり言葉を交わす間柄でないといえばそう。
部署も違うし、外回りの営業というアウトドア派と
研究員というインドア派の間の隔たりは大きい。
それを差し引いても第一印象とのギャップが凄かった。
知りとうなかった、こんな一面。

「えっと……実家で飼ってまして。
 高校は寮で、卒業後もアパート暮らしなので
 猫ロスが行き過ぎた結果……みたいな」

人は猫ロスが度を越すと自ら猫になるらしい。
良く言えばスレンダー、悪く言えば平坦な体型に
猫下着のどこか子供っぽいデザインが絶妙だ。
恥ずかしさで紅潮した白い肌とのコントラストが映える。

「初めはちょっとしたごっこ遊びのつもりで、
 ただ猫耳つけてみただけとかだったんですけどね……」

あれはそう、当時の恋人に提案されたんだったか。
ペットになりきるプレイが予想以上にハマってしまった。
撫でられて僅かに目を細めつつ、そんな事を語る。
(-345) 雪野 2022/10/01(Sat) 17:11:01

【秘】 営業 榑林 由希子 → 人事課 緑郷 溢

「…………裸に猫耳と尻尾と首輪だけの格好でお散歩したりとか……

 
営業先で一日ペットになってご奉仕したりとか……」


ここまで来たら話した方が楽になれるかもしれない。
死んだ目のまま引かれる覚悟で過去の所業を振り返る。

「これで十分ですか……?」

できればこの事はどうか内密に、と言いたいところだが
それは無理な相談なのだろう。
(-355) 雪野 2022/10/01(Sat) 17:57:20