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人狼物語 三日月国


73 【誰歓突発RP】私設圖書館 うつぎ 其漆【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


到着:西園寺 飛鳥

【人】 西園寺 飛鳥




   こーんにーちはー


[あなたに会いにいくため。]
 
(6) ななと 2021/05/17(Mon) 9:11:46

【人】 西園寺 飛鳥


[W西園寺Wの家は、所謂名家というやつで
幼い頃からお茶やお花、書道、ピアノ、ヴァイオリン
クラシックバレエにテニス、日本舞踊と、
まあありとあらゆるお稽古ごとにいかされて
『正しく』育てられてきた………らしい。

幼い頃はなんでもきちんということを聞いた。
おばあ様のことは怖かったし、そうしなければ
ならないと教えられていたから。
───ただ、わたしにも個性があった。]

 
(7) ななと 2021/05/17(Mon) 9:12:03

【人】 西園寺 飛鳥


[所謂Wお嬢様Wみたいなふんわりしたワンピースや
フレアスカート、ピンクや白を基調としたものより
ピッタリとタイトな黒のものが好き。

丸く切りそろえられた爪よりも、派手なネイル。

主張しすぎないナチュラルメイクよりも
強く美しく、かっこいいしっかりしたメイク。

ぽってりとした甘い桃色の唇よりも
キリリと顔面を引き締める真っ赤なリップ。

洗練されたクラシックよりも、体の底から
響いて跳ねるような爆音のEDM。

そういう自我に目覚めたのは高校生の時で
その頃からだんだんと付き合う人も変わり、
友達も増えていった。
家のことが嫌いなわけではない。
隠しているつもりもない。
長く付き合いのある友人にはうちに来たことが
ある子もいる。ただ、その子に言われた。
「いいとこの子ってわかったらなんかトラブルに
巻き込まれかねないから、なるべく隠しな」と。

彼女のおかげもあってか、今も私は毎日楽しく
平穏に暮らしているわけ、ですが。]
 
(8) ななと 2021/05/17(Mon) 9:12:26

【人】 西園寺 飛鳥



[最近、出会った人がいる。
古物商というお仕事をする年上のひと。
おばあさまが物置の整理をするのに、
鑑定を依頼した、らしい。
我が家へとやってきたその人を
一目見た時に、私はビビビッと何か
電流みたいなものが体を巡るのがわかった。

恋というものはしてきたつもりだったけれど
今までの比じゃない衝撃だった。

これは絶対恋。
そうじゃなかったら名前なんてつけられない。

───とはいえ。
鑑定後、その結果におばあさまが激怒して
彼を追いかけていくとかそれどころでは
なくなってしまったのは残念だったのだけど。]

 
(9) ななと 2021/05/17(Mon) 9:12:42

【人】 西園寺 飛鳥


[あの日、たまたま見つけた。
待ち合わせに遅刻するという連絡が
友達から入ったわたしは、普段なら覗かない、
W映えないWお店を覗いたのだ。

そこにその人がいた時、運命だと思った。
また電流が体を駆け巡って───]


  お兄さん、この前うちに来てた人だ


[と扉を開いて声をかけたのだ。
この人はどんな声で話すんだろう。
どんな瞳をこちらに向けてくれるんだろう。
逸る心臓をおさえながら、にっこり微笑んだ。]*

 
(10) ななと 2021/05/17(Mon) 9:13:00

【人】 西園寺 飛鳥


[骨董品のことは詳しくないけれど、
 亡くなった曽祖父がそういったものがすきだったと
 いうことは知っている。
 蔵には商人から大量に買い込んだ古い物の数々が
 納められていた。中には不気味な絵や彫刻も
 あったし、古い人形もあったから、わたしは
 幼い頃からあの場所が苦手だったのだ。

 曽祖母は、あんなに不要なものをたくさん…と
 辟易していたそうだけれど、曽祖父に生き生きと
 いかにすごいものかを語られていた祖母からすれば
 あそこは素晴らしい宝の山だったのだろう。

 とはいえ、残念ながら曽祖父は残念ながら
 本物を見極める目というものは持ち合わせて
 いなかったようで。素人目に見ても、明らかに
 価値のなさそうなものはたくさんあった。
 
 ───父に、あの蔵を整理してはどうかと
 言われた祖母は、おそらく遠回しに
 「捨てるように」という意味だと悟ったのだろう。
 だからこそ、わざわざ鑑定士を呼んで、
 あれらを鑑定させたのだ。
 たぶん、信じたかったのも大きかった。
 ───本当は、祖母も気付いていただろうに。

 
(45) ななと 2021/05/18(Tue) 21:41:37

【人】 西園寺 飛鳥


[1人目の鑑定士は、言いにくそうに、
 これらは偽物だといった。

 2人目の鑑定士は、困ったように笑って
 ある意味マニアには受けるかもといった。

 3人目にきたのが彼だった。
 3人目だったから余計にきっと、彼に対する
 あたりは強かったんだと思う。

 祖母の前にいたその人を遠目で見て、
 またか、と思った。
 自分の部屋に行くにはその隣を行かなければ
 いけないから仕方なく、こっそり
 通ったのに、目があった瞬間、全てが吹っ飛んで
 電流が走って、あ、これが恋だと思った。

 だって、間違いなく、落ちたんだもの。

「挨拶なさい」という祖母の声に、>>13
 はっとして、一度唇を結んで、ペコリと頭を
 軽く下げたら、彼の耳馴染みの良い声が
 すう、と通っていく。
 少し歪んだ笑みも、どこか愛おしくて、
 とくん、とくんと柄にもなく心臓が
 跳ねるのがわかった。
 顔には出さないようにして、「失礼します」と
 一言告げてからそこを後にした。
 その足取りは少し先ほどよりも早まっていたかも。]
(46) ななと 2021/05/18(Tue) 21:42:02

【人】 西園寺 飛鳥


[───そんな彼だったから、まさかもう一度
 巡り会うことができるだなんて思っていなくて。
 わたしは、居ても立っても居られなくて
 事あるごとに理由もなくその店を訪ねるのだ。]



   冷やかし客だなんて、ひどい。

   目的はきちんとあるもの。
   あなたに会いに来てるのよ、江戸川さん。


[そうにっこり微笑んで、彼の方へ。
 再会したあの日と同じ、出してくれるお茶に
 今日はジンジャークッキーまでついてるから]
 
(47) ななと 2021/05/18(Tue) 21:42:18

【人】 西園寺 飛鳥



   私のために用意してくれたの?


[と目を細めて見つめてみる。
 貰い物だと言われたって、構わない。
 食べないで置いてくれてたんだから、
 つまりは私のためよね、と微笑んで、
 一つつまんで口に放り込んだ。

 さくさくした食感。
 バターの芳醇な香りと、紅茶に、生姜。
 甘さ控えめの大人の味に、口元を綻ばせ]


   次のときは紅茶でも持ってこようかな


[あ、でも江戸川さんはコーヒー派だったから
 なら、コーヒーのほうがいいよね、と
 顔を上げて、お茶をすする。]
 
(48) ななと 2021/05/18(Tue) 21:42:32

【人】 西園寺 飛鳥




   ───で、そろそろ考えてくれた?

   私とお付き合いしてくださいって話。


[さらにクッキーを2、3枚放り込んだ後、
 私は先日訪れた際に振った話を掘り返す。
 あれは、先週のこと。
 いつも通りこの店をおとずれて、
 彼との会話に花を咲かせて、帰る間際。
 『じゃあまたくるね』と告げたあと。
 向けてくれた視線に、表情に、声に、
 どうしたって彼のことが好きだなあとおもったから
 忘れ物をしたように、あ、と前置きをして
 『江戸川さん、私とお付き合いしてくれない?』
 ときちんと申し込んで置いた。
 なお、彼のリアクションを見てから、
 うんうん頷いて。二つ返事でオーケーが
 もらえるとははじめからおもっていなかったから

 『お返事はまた今度聞くね』と笑んで去ったのだ。]
 
(49) ななと 2021/05/18(Tue) 21:42:47

【人】 西園寺 飛鳥



  1週間じゃ無理なら、また来週も聞くだけだけど


[とりあえず今の意見を聞いてみよう、と。]*
 
(50) ななと 2021/05/18(Tue) 21:43:01

【秘】 『伽藍堂』 江戸川 颯介 → 西園寺 飛鳥

[そう思っているくせに
 押し付けられたクッキーを
 捨てずに残してしまう。
 多分、次も、その次も
 俺はきっとクッキーを取っておいてしまう。]
(-16) シュレッダー 2021/05/18(Tue) 22:41:57

【独】 西園寺 飛鳥

/*
えーーーーーん好き
(-17) ななと 2021/05/19(Wed) 0:14:31

【人】 西園寺 飛鳥




   ふーん?W冷やかしWとは目的もなく
   店を訪れる人のことじゃなかった?


[目的があるのだから、やっぱり冷やかし
 なんかじゃないな、と微笑みかけて、譲らない。
 まさか彼から奇矯だと思われているなどつゆ知らず
 私は当然のようにここに座ってお茶を飲んで
 それから、彼に問うのだ。
 先日の提案に対する答えを。

 ───まあ、その言葉はあのときと
 まったくおなじ、つれないものだったのだけど。
 私はわかっていたかのように眉頭を少し上げて、
 それから下げて、またひと口お茶を啜る。]

 
(62) ななと 2021/05/19(Wed) 0:41:36

【人】 西園寺 飛鳥




   ふふ、どうして言い切れるの?
   明日には考えが変わってるかもしれないのに。


[いつきても同じだという彼に、余裕の笑みを
 向けたのに、その手がこちらに伸びるから。
 すこしどきりと心臓が跳ねて、身構える。
 頬に手が添えられる?
 それとも頭を撫でられる?
 なんて期待して目を閉じたのも束の間、べし、と
 額に走った衝撃にびくん、と肩を跳ねさせてから
 抗議するような視線をそちらに向ける。
 じぃん、と痛みの余韻が残る額を覆いながら
 唇を少し尖らせた。

 キッと睨む視線にこちらからも睨み返して
 じぃ、とその目を見つめていたら
 先に折れたのは彼の方だった。]
 
(63) ななと 2021/05/19(Wed) 0:41:53

【人】 西園寺 飛鳥


[ふふん、と少々の優越感を感じながら、
 視線をそちらに落とせば、そこには古びた花瓶。
 修繕の跡だろうか。ぴしりと入ったヒビに
 残った黄色いシミに、目を落として、
 無機物なのに「痛そう」だと思った。

 彼の言葉を黙って聞いて、区切られれば、
 視線を上げてまた真っ直ぐ見つめる。]


   傷になるかどうかは私が決めるし
   傷になりそうだと思ったら近づかない。

   私が好きなものは私が決める。


[そうしてきた。おばあさまのいうことを聞くのを
 やめて、自分で好きなものを選ぶようになった
 わたしだから、恋だって選ぶ。]
 
(64) ななと 2021/05/19(Wed) 0:42:10

【人】 西園寺 飛鳥




   私は江戸川さんが好き。
   恋人になってほしいって思ってる。

   ───だから、来週までの間、
   今度は江戸川さん自身の気持ちを考えて。


[そうじゃなかったら強硬手段に出るから、と
 にっこり笑いかけて、席を立つ。]


   デートはないけどクラブにいってくる
   今日友達が回すから。


[そう言って。]

 
(65) ななと 2021/05/19(Wed) 0:42:24

【人】 西園寺 飛鳥




   今度江戸川さんも一緒にいこーよ


[と、にひひ、と笑った。]


   次来る時は、コーヒー、もってくるね


[じゃあ、ごちそうさまでした、と告げて
 くるりと踵を返せば、扉の方へと向かう。]
 
(66) ななと 2021/05/19(Wed) 0:42:40

【人】 西園寺 飛鳥


[しつこい女はきっと嫌いなタイプ。
 でも押していかなきゃ、彼の方からは
 絶対にこっちに歩み寄ってくれないタイプ。
 運命を感じたひとだから、わたしは、
 ぜったい彼のことを諦めるつもりはない。

 彼に恋人がいるだとか、好きな人がいるだとか、
 実は結婚しているだとか!そういうわたしには
 どうしようもない、人と人との繋がりが
 そこにない限り、進まなければ絶対に
 あとで後悔するってわかってるから。]


    またね、江戸川さん♡


[ひらひら手を振ってウインクをひとつ。
 扉が閉まってからも、店の前を過ぎるまでは
 そちらに目線を遣りながら、駅の方へと向かった。]*
 
(67) ななと 2021/05/19(Wed) 0:42:58