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人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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【秘】 『生贄の女』 ソフィア → 『 大蛇 』 ラサルハグ

 

  
   「 ……お久しぶりです、神様。 」

 
(-1) どあ 2021/06/22(Tue) 11:31:36

【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ



   人間はそう強くない。
   人間が強いなどというのは古来人間が謳う
   空想暗示の戯言に過ぎぬ。

   弱き大人は少女の気づきを闇に葬る。>>5>>6

   それが歪であろうとも
   自分達が間違いであったとしても

   人は自身に降り注ぐ災害を恐れ
   いつしか疑問を持つことに怯え
   疑問を抱く叡智(Sophia)を拒み始める。

   それは偽りの平穏を壊し真実に差し迫る賢者を
   その一切まで淘汰するがごとく。


   
(7) 西 2021/06/22(Tue) 16:54:37

【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ




   疑い、問うことをやめた時
   人間は「死」を迎えるものだ。


   かつて我が主が神に淘汰されたのと同じ。

   神々に淘汰された我が主
   村の者たちに淘汰されんとする花嫁



      人間は今宵もまた神の真似事に精を出す。




(8) 西 2021/06/22(Tue) 16:56:07

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ



   『 大蛇 』が直接村に迎えに訪れるなど
   前代未聞であろう。

   いままでの贄達は村の外へ連れ出されるか
   突如として現れる蛇の尻尾に連れ去られるのみ。
   
   『 大蛇 』にとっての贄など
   たとえ平穏の犠牲たる者たちであろうと

   所詮はその程度の存在だ。


(=4) 西 2021/06/22(Tue) 16:57:40

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ



   村人達は『赤髪の青年』に何を思うだろうか。

   しかしながら『ラサルハグ』の目は
   『ソフィア』を永遠に捉え、離しはしない。

   『 大蛇 』が礼節を持って接する人間は
   今ではこの世でたった一人の『生贄』であるのだから。

   
(=5) 西 2021/06/22(Tue) 16:58:28

【秘】 『 大蛇 』 ラサルハグ → 『生贄の女』 ソフィア




      「お前も随分と立派になった。
       『贄』などという肩書きは
       お前にはもはや似合わぬ。」


   『ソフィア』だけが知るその顔は
   己の悲願を叶えんとする柔らかな笑み。
   あるいは、焦がれた者と相対する悦びか。

   『ラサルハグ』は重なる『花嫁』の手を取る。>>=3
   そして、またも彼女に問うのだ。



(-14) 西 2021/06/22(Tue) 16:59:12

【秘】 ラサルハグ → 『生贄の女』 ソフィア





        「覚悟は、きまったか?」




(-15) 西 2021/06/22(Tue) 17:00:51

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ




   それは全てを知る覚悟か、怪物に嫁ぐ覚悟か。
   その意味は如何様にも姿を変えるだろう。


   ソフィアの返答はどうだったか。
   聞けば『花嫁』を王国の姫の如く軽々と抱き上げ
   村人達を余所に村の外へと歩き出す。


   村人達が余計な気を起こさぬよう。
   威圧を続けていた『 大蛇 』の穏やかな心は
   『ラサルハグ』を見る『花嫁』にしか伝わるまい。



(=6) 西 2021/06/22(Tue) 17:03:42

【秘】 ラサルハグ → 『生贄の女』 ソフィア






      「私はお前には感謝しなければならぬ。

       だが幼きお前との約束のためには
       まずは行かねばならぬ場所があるのだ。」





(-16) 西 2021/06/22(Tue) 17:04:56

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ




   己の目的と心情を伝えた後、
   村の外に出れば『ラサルハグ』は空を飛ぶ
   当然『花嫁』を抱えたまま。

   しかし『 大蛇 』は空など飛べぬ故、
   森の木々の頭を借りて往くことになるだろう。

   目指すは森をぬけた先にある別の村だ。
   たどり着けば見晴らしのいい木の上で
   『ソフィア』を降ろそう。*



(=7) 西 2021/06/22(Tue) 17:16:17

【秘】 『生贄の女』 ソフィア → 『 大蛇 』 ラサルハグ

 

   「 ……ええ。 」

 
(-27) どあ 2021/06/22(Tue) 20:59:25

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ




   運命とは
   最も相応しい場所へその者を連れていく。

   巡る環の行く先はウロボロスがごとく
   運命はその終わりを見ることなど無い。>>=10



(=14) 西 2021/06/23(Wed) 12:54:37

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ





   だからこそ人間という生き物は
   終わらぬ運命の中から自身の道を定め選ぶことを


         「決断」と、そう呼ぶのだ。





(=15) 西 2021/06/23(Wed) 12:55:14

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ




   『ラサルハグ』はソフィアの問いに答えない。>>=12
   子どもが幼き記憶を無くすことは珍しくはない。

   しかしながら
   ソフィアが過去の犠牲を忘れるなどと
   そんなことは無いだろう。

   故に、覚悟であるのだから。


   
(=16) 西 2021/06/23(Wed) 12:56:35

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ




   無垢なドレスが木々に触れて破けぬように
   細心の注意を払う。

   ソフィアが木々の上に降り立つ時には
   ドレスは解れ一つもありはしないだろう。

   バランスを取るのに難航するソフィアの手を支え
   こちらを見上げる彼女の視線を村の方へ誘導する。

   その先にはかつて花嫁として村を出ていった者達が
   別の村で穏やかに生活している姿がある


   ソフィアには、見えていただろうか。



(=17) 西 2021/06/23(Wed) 12:57:18

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ




      「過去に私の元に送られた者は
       今は皆あのように暮らしている。

       私に関する記憶を無くさせた上で
       村を追い出されたという記憶を持って
       あの村の人間達と生を共にしているのだ。」
(=18) 西 2021/06/23(Wed) 12:58:04

【秘】 『 大蛇 』 ラサルハグ → 『生贄の女』 ソフィア




   それは『 大蛇 』の良心と言うべきか。
   犠牲を忘れる愚か者には冷酷であろうとも
   犠牲とその痛みを忘れぬ者には新たな生を与える。

   そしてそれは当然、隣の『花嫁』にも。


      「お前が望むのならば
       お前も同じように暮らすことが
       できるようにしてやろう。」


   『ラサルハグ』はまた新たに問う。
   『ソフィア』がどうしていきたいか。

   その瞳に、僅かばかりの寂寥を滲ませて。*



(-39) 西 2021/06/23(Wed) 12:58:42

【秘】 ソフィア → 『 大蛇 』 ラサルハグ

 
  
   「 貴方のことが知りたい。」


  どうしていきたいのかはまだ決まらない。
  でも、どうしたいかはわかってる。*
 
(-64) どあ 2021/06/24(Thu) 9:07:44

【独】 『 大蛇 』 ラサルハグ

/*あー!!('ω')三( ε:)三(
(-65) 西 2021/06/24(Thu) 11:34:50

【独】 『 大蛇 』 ラサルハグ

/* 早く返事をかけ僕
(-66) 西 2021/06/24(Thu) 11:35:50

【独】 『 大蛇 』 ラサルハグ

/* いや、おかわわわわわ、ってさっきから動悸がするんですよなるほどこれが恋。
(-67) 西 2021/06/24(Thu) 11:50:47

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ





   初めから『 大蛇 』には犠牲など必要なかった。
   『神』などというのは人間が手を取り合うための
   舞台装置に過ぎない。

   たとえば、戦いを知らぬ幼子が国を守る為に師事し
   英雄になったとしよう。

   しかしその幼子は初めから英雄になるための
   素質を秘めていたはず。
   師事などせずとも、英雄になれただろう。





(=22) 西 2021/06/24(Thu) 12:05:07

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ




   人間もしかり。
   『神』に縋り犠牲で平和をものにするのならば。

   人間達は神や犠牲などなかろうとも
   互いに手を取り平和を手に出来たはずだ。


         『神』など初めから要らぬはずだ。




(=23) 西 2021/06/24(Thu) 12:06:41

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ





   しかし高尚な人間は僅か一握り。
   その境地に辿り着けたものでなければ
   この光景を真に受け止めることは出来ないだろう。


   犠牲は払わなくて良い。
   その短絡的な思考は『神』を見縊り
   人間は傲慢な獣に成り果てる。


   元来あるべき叡智は獣にならぬための盾であり
   人であり続けるための剣であったというのに。

   


(=24) 西 2021/06/24(Thu) 12:08:02

【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ




   長き生命活動の中で見つけた人という存在は
   奇しくも『ただの子供』であり『花嫁』であり
   『生贄の女』であった。

   『 大蛇 』であり『神』であり『怪物』であった
   己との間では、役割があまりにも邪魔をする。

   『生贄の女』がそのヴェールを脱ぎ去る事は>>=21
   『ラサルハグ』にとっても幸福な事だろう。



(=25) 西 2021/06/24(Thu) 12:08:25

【秘】 『 大蛇 』 ラサルハグ → ソフィア




      「よかろう。
       丁度お前にも同じことを思っていた。」


   それが彼女の決断ならば
   己はその決断を受け入れることをW決断Wと
   そう形容しようではないか。



(-68) 西 2021/06/24(Thu) 12:10:24

【秘】 ラサルハグ → ソフィア





      「ソフィアよ。
       これから私の事はラサルハグと呼ぶがいい。

       我が主が私に授け
       そして今となってはこの世界でただ一人
       お前だけが知る私の名だ。」



   
(-69) 西 2021/06/24(Thu) 12:12:20

【鳴】 ラサルハグ






    そう告げると
    ソフィアを再び姫のごとく抱き上げ



         最初で最後、ラサルハグは初めて
         ソフィア
村人
を己の住処へ拐うのだ。*

   




(=26) 西 2021/06/24(Thu) 12:16:54

【秘】 ソフィア → ラサルハグ

 


   「 ラサルハグ、様。 」

 
(-72) どあ 2021/06/24(Thu) 13:46:51

【鳴】 ラサルハグ



   己の名を呼ぶソフィアに微笑むラサルハグは
   満悦に浸り、ほのかに口角がが綻ぶ。

   過去に相見えたことも
   花嫁として迎え入れる事も

   全ては今この瞬間のための布石なのだとしたら
   彼女とは、これからの話をしよう。


(=31) 西 2021/06/24(Thu) 20:01:54