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【秘】 暗殺屋 レヴィア → 永遠の夢見人 ロッシ/* 運営お疲れ様です、暗殺者です。 本日の投票はツィオさんに、 襲撃はテンゴさんになりました! よろしくお願いいたします。 (-5) arenda 2022/08/20(Sat) 21:07:28 |
【秘】 Niente ラウラ → 暗殺屋 レヴィア後悔も、怨恨の念もきっと抱かない。 それはラウラが選んだ道の先で、 仕方のないこと だから。ただ馬鹿なやつだと、どうして頼らなかったのかと。 少しだけ怒られてしまうのかもしれない。 …その時の様子を知ることは、叶わないけれど。 書き込んだメモを手に、何かを考えるように僅かに動きが止まる。 少しして、もう片方の白紙のメモにも何かを書き込んだ。 「……はい。…ラウラが持つままで、問題ありません。 きっと。……きっと、見つけてくださいます、から」 膝に置いた写真立ての裏板を外し、写真の裏にメモを2枚仕込む。 見つかるべきはこの写真立てで、メモはただの我儘だ。 見つからなくていい。見つからない方が、いいのかもしれない。 それでも、残さずにはいられなかった。 「……お待たせしました」 血に濡れないように、ポケットの中のハンカチで写真立てを覆い隠す。 それを鞄にしまい、そっと端に寄せた。 その後に立ち上がり、貴方に向き直る。 「……レヴィア様、これはもうひとつ ラウラの我儘、です。 ………ラウラはここから動きません、から。……即死は避けて、いただけません か」 聞き入れてくれるかは分からない。 ただ、可能性が0ではないならと 口にして。 (-12) sinorit 2022/08/20(Sat) 21:12:08 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → Niente ラウラ「そう。」 「それならよかったわ。」 殺害相手から何かを託されることに、良い思い出がない。 つい先日、託されたものを関係者に渡しに行ったら、 恨みを買って襲われた。 仕方なく指を折り、腕を折る羽目になった。 それ程憤るという事など、分かっていたけれど。 分かっていても、履行したのだけど。 逸らしていた視線を、貴女に戻す。 しゃがみ込んだあなたを、見下ろす構図。 立ち上がれば、少し見上げる構図に変わる。 「私、死体は奇麗な方が好きなのよ。」 「その方が、後処理がしやすいから。」 「何故?」 銃口を、貴女の右目にまっすぐ向ける。 女は、理由を問うている。 (-21) arenda 2022/08/20(Sat) 21:22:03 |
【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 暗殺屋 レヴィア/* 報告ありがとうございます、確認しました! ウワア ヒト シヌ。 暗殺屋さんが徹底して暗殺屋さんで、いいな…!と思いますありがとう。 投票先そのままで日付変更をお待ちくださいませ〜! (-22) 66111 2022/08/20(Sat) 21:22:03 |
【神】 暗殺屋 レヴィア【ノッテアジト】 「減ったわね。」 席につき、開口一番に告げたのは、そんな事。 随分とがらりとした部屋を、しかし見渡すこともなく。 夕闇の瞳を、誰もいない場所に固定して、 女は綺麗に座っている。 「明日は我が身ね。」 「まだ"動くな"なのかしら。」 興味はない。 指示のいく先も、死の降りかかる対象も。 (G0) arenda 2022/08/20(Sat) 21:28:02 |
【独】 暗殺屋 レヴィア死ぬのを怖いと思う権利など、自分にはない。 何百の死体を積み上げてきたこの身が。 恐怖に震える事を、誰が許すというのか。 罪がドレスコードだ。 最期まで、正装でいたい。 (-31) arenda 2022/08/20(Sat) 21:33:58 |
【秘】 Niente ラウラ → 暗殺屋 レヴィア託さずとも、誰かが見つけてくれる──のは、写真立てについて。 それさえ見つかればそれでいい。だから、託す必要がない。 再度こちらに向かう視線に、また真っ直ぐに見つめ。 「…………夢を、…見ていたいので。 ……最期くらい は、……………」 幸せな夢。存在しないものだ、もしもでしかない。 ただ、あの人の手で 終わりに迎えたのであれば。 ──そうした夢を見られたのだろうかと、甘い幻想を抱く。 誘惑と宣告。どちらが幸せで、どちらが不幸か。 そうしたことは考えても、仕方の無いことなのだから。 貴方にしてみれば、後処理が面倒になるし。 興味のないことだからと、この間にも撃ち抜くことは叶うだろう。 (-45) sinorit 2022/08/20(Sat) 21:56:34 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 小夜啼鳥 ビアンカ後日。 ナイト・バー『Pollo Nero』に、小包が届いた。 中に入っていたのは、店の照明に使われているものと 同じデザインのアンティークランプと。 あの時持ち去った自動拳銃が一丁。 それと、紫のヒヤシンスが一輪。 街の小さなアンティークショップから発送された それには、何一つ記名はされていなかった。 貴女には、知る由もない後日談。 (-49) arenda 2022/08/20(Sat) 22:00:27 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → Niente ラウラ貴女を真っすぐ見つめている。 何一つ表情のない女の思考など、 きっと何一つわかりはしないだろう。 「馬鹿ね。」 嘲笑うようでも、吐き捨てるようでもない言葉。 銃口が下を向いたのは、一瞬の事。 瞬きする間に音が鳴る。 シュンッ サイレンサーの音が響いて。 貴女の太腿に、激痛が走るはずだ。 主要な血管が集まったそこを負傷すれば。 やがて失血死するというのは、よく聞く話。 「Buona Notte.」 後は、貴女が夢の世界に行って、 そして帰ってこなくなるまで。 女はそこに、佇むだろう。 (-54) arenda 2022/08/20(Sat) 22:08:24 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → Niente ラウラ/* 少しだけご相談なのですが、 ラウラさんの死後、片目に銃を打ち込んでもいいですか? 心情の都合上、できればやりたく…… でも絶対というほどでもないので、無理そうなら 断っていただいて大丈夫です! (-55) arenda 2022/08/20(Sat) 22:10:38 |
レヴィアは、会議の闖入者にもやはり、何のリアクションも示さない。 (a3) arenda 2022/08/20(Sat) 22:25:28 |
【秘】 Niente ラウラ → 暗殺屋 レヴィア/* 先の連絡返し失礼致します。 レヴィア様がお優しいので心が痛んでいたところでした…。 すみません、ちょっと次のレスで諸々を明かしつつ。 死後に死体をどうするかはレヴィア様のご自由に! ご確認いただきありがとうございます。 (-62) sinorit 2022/08/20(Sat) 22:26:36 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → 暗殺屋 レヴィア従業員たちは、アンティークランプをどうするか話し合って―― "姉さんならそうする"と頷いて、ありがたく天井に設置した。 そうして、自動拳銃とヒヤシンスの花を、部屋に飾った。 もう誰も使うことのなくなった、けれど物だけはたくさんある部屋に。 それを知るものなんて、そう何人もいないのだけど。 (-64) gt 2022/08/20(Sat) 22:29:53 |
【秘】 Niente ラウラ → 暗殺屋 レヴィア変わらない表情に、変わらない声。何も考えていないように見えて、何かを考えている。 その思考を読み取ることは叶わないけれど、何となく 己を見るようで。 けれど同じではないことは、知っている。 響いたサイレンサーの音とともに、バランスを崩し壁を背に座り込んだ。痛みはない、……はずもなく。珍しく顔を歪めて、吐息を零す。 提案したことに後悔はない。ただ、…嘘をついたことは 僅かに罪悪感を抱いた。 「…… ッ、…………………、 」零れていく命の色に一瞬、視線を向ける。 口の端から漏れる吐息は無意識で、けれどそんなことはどうだっていい。 近くにあるバッグのショルダーストラップを掴み、引き寄せた。 それを腕に抱くようにして、強く。強く掴む。 無くしてはならないもの。あの方に届けるべきもの。 その辺の猫にでも咥えて持っていかれるのは困るのだ。猫に限らず、他のものたちにも。 だから死ぬまでの間、それが無くならないことを見ていられるように。出来るだけ少し、長めに生きたいと願ってしまった。 勿論夢の話も嘘ではない。…半分は。でも本当は、それを見ることなど叶わないのだろうと考えている。 だからどちらかと言えば全てが嘘に等しいのかもしれない。 騙してごめんなさいなんて、そんな言葉を口にするつもりもないが。最期くらい、また悪い子になっても許されるはずだ。 もしも本当にマウロ様が帰るとして、3人でいればまた笑えるだろうか。そうであればいい。それを見ることが叶わなくても、わたしの大好きな彼らが 笑っていられるのなら。…これこそが夢なのかもしれない。……だって現実は、また1人 欠けてしまったのだから。 さむい。 いたい。 …ひとりは、さみしい。 ───様…、 暗くなる視界の中、小さく誰かの名を呼んで──そうして静かに、暗闇の中へと落ちていくだろう。 (-79) sinorit 2022/08/20(Sat) 23:08:57 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → Niente ラウラ仮にその最期の我儘が嘘だったと気付いたとして。 女は恐らく、「興味がないわ」と告げるだけだっただろう。 "その理由だったから"願いを叶えたわけではないから。 女にとって理由など、どうでもいい事だった。 強く強く抱きかかえられる鞄を、流れる血を、 消えていく命を見届ける。 何一つ言葉は発さず、かといって立ち去ることもせず。 暗殺者は、標的の死を見届ける義務があるから。 「………。」 今際の時に、貴女の頬が少しだけ暖かくなる。 もう思考もまともにできない貴方は、それが何の温もりなのか、 分かることはないし、あるいは何かと誤認してしまうかもしれない。 ▼ (-87) arenda 2022/08/20(Sat) 23:31:22 |
【独】 暗殺屋 レヴィアせめて、寒くなければいいと。 その頬に、この人よりも冷たい手を。 でも、確かに生きてる暖かな手を。 せめて。 (-88) arenda 2022/08/20(Sat) 23:32:39 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → Niente ラウラ貴女の意識が、暗闇に落ちきった頃。 女は伸ばした手を引っ込めて、膝についた土汚れを払う。 それから、拳銃を再度、物言わぬ貴女の右目に構えて。 シュン、と一発、打ち込んだ。 目と、それから脳まで。弾がめり込んでいくだろう。 これは女の証。自分がやったのだと、そう示す印。 この手が、また一人、命を奪ったのだと。 証明する、鉄の香りのする 罪の証 。……誰に誇示するわけでもない、自分が忘れないための証。 「………馬鹿ね。」 目を少しだけ伏せて。 それから死体を、目立たぬ場所に隠す。 ただの偽装工作だ。それ以上の意味はない。 そうして施された偽装は。 野良猫や、通りがかりの誰かに追いはぎされる事もない、 巧妙な隠され方だった事だろう。 「……雨が降る前に、帰りましょう。」 ばさり、黒い傘を差して、踵を返す。 また一つ、仕事を終えた。 呆れるくらい晴天の日の事だった。 (-89) arenda 2022/08/20(Sat) 23:35:41 |
レヴィアは、会議の席を立った。きっともう、まともな話し合いはされないだろう。 (a8) arenda 2022/08/21(Sun) 1:02:47 |
レヴィアは、ストレガを一瞥し、それから立ったまま、テンゴの話を聞いた。 (a12) arenda 2022/08/21(Sun) 6:40:33 |
【人】 暗殺屋 レヴィア【埠頭】 日傘を差して、波の音を聞きながら歩く。 この季節でも、ここは比較的涼しい。 潮風でべたつく髪も、血で汚れるよりはずっとましだ。 だからここには、良く来る。 「あら、今日は先客がいるのね。」 いつも座るベンチ。 そこに先に座り、丸まって寝る黒猫を一瞥して。 少し止まって、それからまた歩いて。 ベンチに座った。 「猫は平和でいいわね。」 誰にも向けてない言葉を吐いて、 煌めく海を眺めた。 (4) arenda 2022/08/21(Sun) 17:15:21 |
レヴィアは、起きた猫が走り去るのを見た。 (a18) arenda 2022/08/21(Sun) 22:01:44 |
レヴィアは、今日も店に戻り、そうしていつも通りに鎮魂歌を奏でる。 (a19) arenda 2022/08/21(Sun) 22:01:53 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガこつ、こつ。 パンプスが地面を叩く音。 人気のない廃墟の時計塔には、 人の音が良く響く。 ゆったり、ゆったりとした歩幅で。 やがて音は、その部屋の前で止まった。 「インターホンがない家には、勝手に入ってもいいのかしら。」 開かずの扉の前で、声をあげる。 (-185) arenda 2022/08/21(Sun) 23:17:03 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア丁度、階下の工房に降りてきた所に足音と声。 片眉をうん?と上げて、知っている者だけが 知っている入口から声が飛ぶ。 「入り方を知ってる奴ならご勝手に。 今んとこあたいとあんたと、たまに野良猫くらいだよ」 ごつごつ、ブーツが階段を昇っていく音。 来客用の茶でも取りに行ったのだろう。 つまりは、あなたの発言を肯定したようだった。 (-186) shell_memoria 2022/08/21(Sun) 23:34:04 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「少しはお友達でも作ったらどうかしら。」 随分と狭い交流ね、と言いながら。 箱をコン、と蹴ってずらして、穴を通る。 前来た時とそう変わってはいない部屋だろうか。 「暗殺屋を簡単に部屋に入れるべきではないわね。」 いつかに言った同じ様な事を、また口にする。 それが一つのあいさつ代わりだった。 そうして、女は以前とは違い。 少しだけ首を回して、部屋の中を眺める。 (-187) arenda 2022/08/21(Sun) 23:40:19 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「あんたにだけは言われないと思ってた台詞をどうも」 丁度穴をくぐり抜けた辺りで呆れたような声が 少し遠く、上階から降ってくる。 くぐった先は殆ど変わりない。強いて言うなら、 作業机から買い付けたデスクランプが消えていたくらい。 「爆破工作する奴の部屋にほいほいと 踏み込むようなのもどうかと思うけどね」 挨拶なんて通じればそれでいい、これはそういうものだった。 眺めまわしても、やはり前回とほとんど変わりない。 分解されたライフルの部品の代わりに、 作業机の上に銀色のペンのようなものが置いてあるだけ。 暗殺屋の観察眼なら、何かを引きずった跡が 金属のらせん階段に続いているのがわかるだろう。 階段もまた、ところどころへこんでいるのを見るに、 余程重い物を上階へ持ち込んだようだった。 その辺りで、ペットボトルを2本手にして ストレガが降りてくる。ん、と差し出したのは アールグレイティー。良く冷えた、どこにでもある市販品だ。 (-191) shell_memoria 2022/08/21(Sun) 23:54:33 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ返事はせず。 そのまま部屋を見ては、何箇所かに目を止める。 机の上と、階段と。 降りてきた貴女を一瞥して、今日は投げ渡さないのね、と 差し出されたそれを、シルクグローブの手で受け取る。 指先がひやりと冷たくなる。 「準備がいいのね。」 別にアールグレイが好きなわけでもないだろうに、 来客用に買ってあるのだろうか。 訪れる人もいないのに。 「ランプとライフルは飽きたのかしら。」 ちらり、と机の上に視線を戻して、言葉にする。 あの子は解体されて部品の一つにでもなったのだろうか。 それと。 「階段の上で象でも買っているの?」 視線は階段の方へ。 問いかけながら、キャップをかちりと回して 飲料に口をつけた。 (-218) arenda 2022/08/22(Mon) 6:51:08 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「あんたが飲みたいって言ったんでしょうが」 どうも聞く限り来客用らしい。訪れる人もいないのに。 自分の手には相変わらずコーヒーのボトル。 「ライフルは部品と弾になった」 ぱき、ボトルの封を切って口をつける。 「象飼ってたら今頃床が抜けてるだろ」 視線を追って、階段の傷が目に入る。 ああ、と言って頭を掻いて、まあいいかと口にした。 「耐爆金庫を買ったのさ。無駄に重くて苦労した。 右に30、左に16、んで右に48。 それで開く。ランプはそん中だよ。 まああとついでに色々、通帳だの予備の工具だの、 そういうのも入れてある」 設置だけで随分かかった、おかげで寝不足。 そんな風に言いながらコーヒーをまた啜った。 (-231) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 11:13:59 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「あら、私の為に用意していたの。」 「馬鹿ね。」 来るかもわからない相手をもてなす準備をするなんて。 お人好しなのね、なんて視線をボトルに落とし。 喉に通るハーブの味。嫌いじゃない。 貴女の返事には、相変わらず、そう、と素っ気なく返し。 興味などまるで無さそうな色と温度を、 声と瞳に湛えながら。 「自分のものはすべて消し去りたいのではなかったのかしら。」 「開け方なんて教えられても、興味がないわ。」 夕闇が再び貴女の方へと向けられる。 そんなに遺しておきたいのか、と問うように。 「別に今寝てくれても構わないわ。」 お構いなく、なんて最期の言葉には返して。 (-269) arenda 2022/08/22(Mon) 17:04:24 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「言ったろ、来るなら野良猫かあんただ。 用意ってのは事前に諸々しておくんだよ、 不発でも別に構いやしないんだ」 ふん、と得意げに鼻を鳴らして、 聞いといてそれかいという顔を返す。 「金なんてのは使える奴が使えばいいんだよ。 ランプは買って日が浅い、 一緒に吹き飛ぶには勿体ない奴だから入れてある。 暫くなんもなきゃ出して使うさ」 興味がなきゃ捨てときゃいい、 どうせ誰かが拾ってこじ開けるだろうし。 また、夕闇と海が交わる。 「は。『暗殺屋の前で寝るなんて。馬鹿ね。』 って言われそうだからやめとくよ」 似てもいない口真似をして、肩を竦める。 作業机に腰かけて、銀色を指先で回した。 「それで、ご用件は?銃の調整か? 暇つぶし?じゃなきゃ――依頼でも受けた?」 最後のひとつなら、どうしたって死にそうなものだが。 これは冗談のつもりか、ほんのり笑っていた。 (-280) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 18:43:51 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ不満げなような呆れたような顔にも意を介さず。 女はいつも通りにすまし顔で、茶を飲み下す。 二回以上会話のラリーが続けば上々、そんな女だ。 「道具なんて、持ち主と一緒に朽ちられるなら幸せなものよ。」 「捨て場所を見つけるのも大変なの。」 だから拾わないのか、拾ってどこにも捨てないのか。 そんなのは、その時にならねば分からないし、 その時貴女はもういない。一生分かることはない。 「そう、残念ね。」 回されるペンを見る。 遺書でも書いたのかしら、なんて他愛もない話。 「今日は貴女じゃないの。」 うっすら笑う顔に向けられるのは、どこまでも変わらない顔。 これから貴女じゃない誰かを殺しに行く、無機質な顔。 「使えそうなものに目星をつけに来ただけよ。」 いつかの日、ここの主がいなくなった日。 使えそうなものだけ引き取ると言った、それを。 履行するための準備をしに来たのだと。 女は、『私の事を知らない奴』に含まれているだろうか。 (-284) arenda 2022/08/22(Mon) 19:21:38 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィアそのラリーすらこれが相手じゃ余計に鋭い切れ味で、 やはり傍から見ればラリーにすらなっていないのかもしれない。 それでも、ストレガはそれを楽しんでいた。 「そんなもんか。あたいはそれでも、道具には 大事にして貰える主人が別にいて欲しいもんだけど」 「ま、そういう奴に限って捨てられずに後生大事にするのさ」 あくびをひとつ、目を擦り。 「くぁ……ぁん?遺書なら今あんたに言ってるだろ? 金庫の開け方、中身は好きにしろ。 ……ああ、あとひとつ。あたいが死んだら その時は銃の整備を自分でやりな、以上」 端的に、他人事のように伝えられる遺書らしい言葉。 銀色のペンは、先端に突起がついていて、 その突起には1か所が欠けたリングが嵌っている。 「……あっそ。どうぞ、お好きに目星でもなんでも。 暗殺に使えるものはそんなにないだろうけど」 意外にも、というべきか。 これは、あっさりとそう言った。 誰かが死ぬ事にも。自身の物を渡す事にも。 しきりにあくびを繰り返しながら、 コーヒーを啜ってぼんやりあなたを眺めている。 好きにしたらいい、と手ぶりで周囲を示し、 起爆装置のスイッチではない方を頬に押し付けている。 (-287) shell_memoria 2022/08/22(Mon) 19:51:29 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「壊れるまで使ってこその道具よ。」 「大事にして、役割を全うできないのなら。」 「何のために生まれたのか、わからないもの。」 眠そうね、と淡々と告げて。 あるいは自分がいるせいで、寝れないのかもしれない。 「覚える価値もない遺書ね。」 「私、手が汚れるのは嫌いなの。」 だから整備なんてしないわ、と、 シルクグローブの指でボトルの上辺を撫でる。 欠けたリングが夕闇の中に映る。 「使おうと思ったら、何でも使えるわ。」 「ペンでも、リボンでも。」 好きにするわ、と答える。 存外に素直な貴女の顔を見て、それから、 こつ、と足を動かして、部屋の中を歩く。 「この部屋に一番古くからあるものは?」 アンティークは嫌いじゃないの、と。 (-293) arenda 2022/08/22(Mon) 20:22:33 |