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![]() | 【神】 口に金貨を ルチアーノ「……おい、おいおい」 連絡が取れないなんてこと滅多になかっただろうあんたは。 一体何の為に忙しなくこの足を動かしてると思ってんだ。 「 黒眼鏡、テメえなあ!! 」男の怒号が#Mazzetto のガレージに響き渡る。 主がいないその場所がどうなっているかなど関係ない。 乾いた喉で叫んだからか、むせながら息苦しくなってしゃがみ込む。 まだ動かなくてはいけないのに、もう此処には見送る声も視線もないのだ。 「……クソ年寄りが」 (G2) toumi_ 2023/09/17(Sun) 21:37:44 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ「猫はな、嵐の前は落ち着かなくなるんだ。 天気予報になるし、気にかけておくと便利だぞ?」 本当に突然の予感であるように笑って返した。 冗談のように、そうであれと願っていたから。 「好きなだけ甘えて、最高の働きぶりで金は返してくれ。 ちゃんと死ぬまでつけておくからな」 あなたの事だけは信じてやりたいと思っている。 それでも、いつかの時まで誰かに裏切られても歩けるようにただ今だけは安心して眠りたかった。 誰も欠けではいなかった時間、しかし男はこの先起こることを確実知っていた、事が起きた後ならば気づくだろうか。 未来こそ読めない、それでも何かに縋るような言葉選びであったと察せられるかもしれなかった。 (-12) toumi_ 2023/09/17(Sun) 22:02:19 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Chiavica テオドロ「テオドロ……お前いい男だなあ」 だからこんな軽口をたたき合って観光地に来れているのだろう。 ここに来るのを躊躇していた自分がいたなど嘘のように楽しい気分にもさせられている。 「……ん? ああ、俺は浮気はしない。 だが――長く愛せる気もしていない。 だから必ず三ヶ月で別れるって言ってやっている。 急に冷たくなったり構わなくなって悲しませたくもないだろお?」 逆もしかり、言葉の端から見えるのは相手に対しての気遣いか、はたまた臆病な考えかもしれない。 それでも両方を確かに持っていて、堂々と刹那の愛情だけを男は真摯に与え続けている。 「愛って奴も情って奴も正直信じてない。 いくら長い付き合いでも隠し事が多い奴に気なんて許しきれるか。 だからお前ぐらい嫌みを言ってくれる方が安心する、嫌な男か?」 友情だけは別かもしれんな、と友達が少ない男は笑っていただろう。 (-18) toumi_ 2023/09/17(Sun) 22:34:53 |
![]() | 【神】 口に金貨を ルチアーノ>>G7 カンターミネ 「あ……?」 普段の気取った態度でもなく、たまに見せる粗野なそれとも違う。 貴方を睨むその眼光には明確な殺意が籠もっていた。 「なんだ、 こっち かあ」年功序列など関係ない、誰が誰を従えているかの階級として目上の存在だとわかれば恭しく顔を上げて口の端をあげた。 「どうも先生さん、ご機嫌はどうだ。 昨晩の面白いぬいぐるみは人気だったみたいだぞ? それで悩み事かあ……そんな大層なもんはもってないけどなあ。 強いて言えば、愚痴でも聞いて貰わんと今すぐにでも手が滑って此処に火を放っちまうかもしれん」 #Mazzetto (G10) toumi_ 2023/09/17(Sun) 22:49:05 |
ルチアーノは、店を出る前にフィオナは、と呟いて。『無事か』とだけ連絡を入れた。 (a1) toumi_ 2023/09/17(Sun) 23:15:33 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ時折貴方とも話していただろうこのソルジャー。 年齢と所属している年数の割に昇級をしていない。 やけに仲が良いのはペネロペと黒眼鏡で、部下を溺愛してる。 そんな表の顔を剥いだ男は無表情のまま貴方についていく。 人気がなくなったと思えば、部屋か、たとえそこが廊下であろうとも口を開く。 「何でもいい教えてくれ、あんたの知ってること。 ……俺は……っ」 それは、思ってもこの瞬間にしか言えない誰にも言いたくない言葉で。 「……俺のせいで黒眼鏡は捕まったんだ」 (-40) toumi_ 2023/09/17(Sun) 23:32:18 |
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![]() | 【神】 口に金貨を ルチアーノ「……言わんとだめかあ?」 へらりと表情を変えて入った先で笑みを浮かべれば、 壁にもたれかかればどうしてやろうかと腕を組んだ。 「愚痴はなあ、無茶すんなって言ったんだあいつにい。 あれ、この間は言ってなかった気もするなあ。 いつものことなんでな」 「なんだったか……知ってたかあ? 喧嘩好きなんだよなあ黒眼鏡の旦那。 俺も昔はくそみたいな溜まり場に放り捨てられそうになって あれは死ぬかと思ったね。俺は肉体派じゃねえ。 んで……あの人喧嘩しに行ったんじゃねえかな。 こんなご時世に。大人しくしろって言ってんのに」 「……全部ただの想像だけどなあ。はっ……」 #アジト (G16) toumi_ 2023/09/17(Sun) 23:43:22 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ「色男と美人は目立って困るなあ……」 「……はー、もう少しゆっくりデートさせてほしいね」 (-63) toumi_ 2023/09/18(Mon) 0:06:16 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ「冥土の土産か? 時間は無理に取れるぞ、だが俺にハンドルを握らせるな」 「今なら海に二人で突っ込める」 冗談か冗談でないのかわからない言葉をつけたした。 (-76) toumi_ 2023/09/18(Mon) 0:29:15 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「……なるほどなあ」 ため息を吐いて、さあ、どうしてくれよう。 己の持っている情報網に引っかかった監視の目はアンタだったか。 今後遮断するかそれとも通しておいた方がいいか迷ってしまう。だが、今はそんなことを考えている暇もない。 「イレネオのことを俺が調べたのは聞こえたかあ? それをよお、……つい昨日旦那に言っちまったんだ」 「だからきっと、何かしに行ったんだろあの人。 そういう奴だ。自分からあいつを捕まらせるほどのことをしに行ったに違いない」 「………………あとは……まあ。 知りたいか?」 今は怒りの感情で隠しているが、どうやら調べにいった情報が何やら相当なものだったのかもしれない。 黙っていることからして、取締法のメンバーをみつけたわけではないようだが。 男は割と思いつめると黙って消えたいような性格であった。 現に今も不条理な怒りと後悔といろんな感情で立つのが怠かった。 (-104) toumi_ 2023/09/18(Mon) 1:04:19 |
![]() | 【魂】 口に金貨を ルチアーノ「いやらしい言い方をするなお前……。 仕方ないだろ、俺も寝不足だったんだ」 事件が起こるのを知っていた男は様々な場所に走り回る前であろうとやるべきことが多かった。 何かのせいで夜歩きも再発すれば、ストレスが溜まっている中。 幼馴染と心地よく眠ってしまうのは仕方ないじゃないかと。 「……お前の事なんて知るか、俺は抱き枕として安くないっていってんだ」 「はあ……どうしても寝なきゃならん時ぐらいに呼びつけるぐらいなら行ってやらんでもない。 お前もまともな病院に通った方がいいんじゃないのか?」 大真面目に、睡眠の不調が治らないのであれば仕事を休むのも視野に入れるべきだ。 金銭のことや様々を支えられる自信はある。 それこそ関わりがあるとあなたの首が切られようと、もうこの時点で手遅れだろう。 やるところまでやってしまった方がいい。 「ガキがなんでもだとかいうな。帰るぞ、俺は食事の約束がある」 まだ夕餉の時間まではまあまあるが、告げれば貴方を置いてその場を去ろうとする。 目の前に居て、手は届くのに勝手に離れていく。 あなたの言葉を思い出しながら、そうだなと小さく呟いて。 だんだんとあなたには甘い言葉が減っていくのを男自身も感じていた。 (_0) toumi_ 2023/09/18(Mon) 1:24:26 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「はあ……まあ、いいだろお。 金のかかる情報じゃない部分だけ教えてやる。 正直俺が黒、今回の法案に関わってると疑ってるのは」 「ヴィットーレとダヴィードだ。 海より深い事情はあると思っているけどなあ?」 勘も入れた考察を。正直者はこのマフィアの中に向こう側が居ると思っていることを告げた。 苦々しい表情は確信とは言わなくとも、すでに探ったか何かを感じ取った後なのかもしれない。 「警察側は正直わからんな。 だが――上の連中につかまってるんなら、 ニコロ、アリーチェ・チェステ、ニーノ・サヴィア辺りに居るんじゃないかあ?」 「まあ俺も関わってると言えるのかねえ? 黙っていてくれえ。 仲間の情報を売ってるわけじゃない上に、警察側を保護している美女とデートしているだけでね」 (-112) toumi_ 2023/09/18(Mon) 1:35:35 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ「どうもありがとう美少女ペネロペ。 何方が欠けても忙しくなるだろうに」 「愛してるぜ? これはここ数年で久しぶりに言った言葉だ」 (-115) toumi_ 2023/09/18(Mon) 2:54:46 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ「……俺に嫌われてもいいことはないぞ?」 悪いこともないだろうが。 自己評価は貴方達の傍に居ると上がるので素で高い。 「黒眼鏡やヴィットーレはともかく……。 俺は連れていかれると……良いことは待ってないだろうなあ」 本格的に片づけをしなければまずい物があふれている。 あなたならもうわかるだろう男が持っている情報網も、警察署内にいる知り合いたちのことも。 「心配するな、俺は話すより黙ってる方が得意だ」 まだ無事でいられる可能性もある、悲観的な空気を流せば言葉が止まってしまう。 だから正しく息抜きとして時間を過ごそう、そう思いながらその背を追いかけた。 (-117) toumi_ 2023/09/18(Mon) 4:42:20 |
![]() | 【念】 口に金貨を ルチアーノ>>2:!13 「おっと、そうだったか。……あー」 「俺も早くに両親に死なれてなあ、 代わりに面倒を見てくれた奴らがいる。 苦労も親孝行をしてる……つもりって言うのも。 少しは同じもんを感じるねえ」 できてるかわからないのも。 こちらはそんな素振りもなければ不真面目ではあるが。 「あんたにとってのそいつが無事であるならいいんだがな」 「お粗末様。 お礼は、そうだなー……」 突然会いに行ったのに材料を用意してくれて。 ピンクのエプロンを付けさせてきて、いつもの笑顔で迎え入れた男の顔が思い浮かぶ。 「……次のデートの約束をしたんでね。 その時にでも伝えておこう」 (!0) toumi_ 2023/09/18(Mon) 6:21:26 |
![]() | 【念】 口に金貨を ルチアーノまた次の日。 自分達は改めてホテルに集まり、手に入れた情報を伝え次の作戦を考え解散するはずであった。 この後にやってくる一通の電話音が鳴り響くまでは。 「……あのくそ旦那」 片手で頭を抱えながら手渡すのはあまり分厚くはないが文字の多い書類。 対処に困っていた男と元上司まで牢に捕まったことで正直混乱は隠せない。 それはそうと、あの時聞いた名前も共に無事に報道されていたのも目についてしまう。 ……貴方はうまくやったのだろう、だからこそその表情を伺っていた。 (!1) toumi_ 2023/09/18(Mon) 6:22:19 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → うたかたの ダニエラ直ぐに燃やすでもして捨ててくれと言われた紙にはいくつもの名前が連なっていた。 そこの中でもいくつかの名前が浮かび上がっている。それが、執行役の予想だ。あくまで確定ではない。 先日告げた上司の名前には執行役ではなかったという印が刻まれているが、男の表情は何やら暗そうに感じただろう。 アレッサンドロ・ルカーニア ダヴィード フィオレ カンターミネ・ヴォーフル ネロ ぺネロペ・ベリーニ ロメオ ヴィットーレ ・・・・ ・・・ ・・・ アリーチェ・チェステ イレネオ・デ・マリア エルヴィーノ・ルカ・バディオリ ニコロ ニーノ・サヴィア テオドロ・アストーリ リヴィオ・アリオスト ヴィンセンツィオ・ベルティ・デ・マリア ・・・・ ・・・ ・・・ ・・ 消している者は、 確実に違う と男は言った。 (-120) toumi_ 2023/09/18(Mon) 6:30:18 |
![]() | 【念】 口に金貨を ルチアーノ「捕まってほしくなかった奴が捕まるとなあ」 「殺意が真っ先に沸いた」 「あと昨日言ったデート相手は件のヴィットーレだ。 奴の店は燃えた」 俺が立ち去った、後に。成程ね、ぶっ飛ばしてやろうか。 どいつもこいつも勝手をする上司ばかりが周りに居る。 「 俺は疫病神か何かか……? 」あいつらのせいで裏口をたたかれるんだぞ、たまったもんじゃねえ 「そういうお嬢さんは今日もポーカーフェイスかい。 ……例のガキ、あー……ニーノはどうだったんだ」 (!3) toumi_ 2023/09/18(Mon) 7:27:14 |
![]() | 【念】 口に金貨を ルチアーノ材料以外は全部自分が手作りをしたということは言わないでおこうと心に決めた。 店をやっていて飯が上手い人間に頼ったのは確かだったので。 「……あと俺たちの会話を盗聴している可能性があるやつらが知り合いだった。 悪い事には使わんだろうが、そういう奴らだ。 一人凄いやつが居てな……大分年下なのに発明……? 作るもんがすごくてな。調べるのも得意のもんで、あれは大した奴だったよ。おっと、大した方でしたね、か」 「お疲れ様だな……。大きなトラブルが無いならよかった。 気にしすぎるなよ、永遠に牢屋に入ってるわけじゃないんだ。 こんなふざけた法案……いつかマシになるに決まってる」 そう思っていないとまた苛立って仕方なくなる。 自分のせいだ、とずっと頭の中で声がする。 直接的じゃなくても、俺が奪ってしまう、誰かのその場所を。 そう考えただけでまた足が動けなくなりそうだった。 (!5) toumi_ 2023/09/18(Mon) 8:08:13 |
![]() | 【魂】 口に金貨を ルチアーノ傷つけるために言ったわけじゃない、素だ。 「誰が楽になりたいって言ったよ」 それを無理にでも与え続けてくれた存在は居なくなった。 手を振りながら貴方に見送られただろう。 次の約束もしないまま。されど、早々にあってしまうだろうとも思いながら。 次の日、ルチアーノはアジトの中で随分と荒れていた。 貴方は彼についてどれほど調べたことがあっただろうか。 そしてどれほど、理解が出来ていただろう。 少なくともその日に知らされた様々な要因で彼のストレスはここ数日の中で最も高まっていた。 「……会いたくねえな」 心の底から、そう呟いて。男は昼間から路地裏へと入っていった。 (_2) toumi_ 2023/09/18(Mon) 8:22:30 |
![]() | 【独】 口に金貨を ルチアーノ (-130) toumi_ 2023/09/18(Mon) 8:31:39 |
![]() | 【念】 口に金貨を ルチアーノ「……?」 はて、何かそこまで引っかかることを言ったか。 違いは分かるのだが、やはり口を開かないので特に聞いてやることはなかった。 そんなものだ、深くつつくものでもない。 「大義か、そうだなあ。 ……はっきり何のためとは誰にも言ったことはなかったが。 俺がこの道楽をやってるのは金の為じゃない。 この道楽をするために金が必要なんだ」 道具も、人も、技術も、手に入れる為に必要になるのは金。 自分が為せないことは金を使って他人の手を借りればいい。 この手を汚す必要なく、その手のエキスパートを雇えば確実だ。 だからこそ、できるだけ手にする金はまっとうなものでなければいけない。 裏金や盗みなどはもっての外、その辺りは単なるリスクケアだが。 (!7) toumi_ 2023/09/18(Mon) 9:12:42 |
![]() | 【念】 口に金貨を ルチアーノ「俺は情報を知るために金を集めている」 「知りたいことを知れるのは、安心するだろ」 彼は情報屋とは自分で言わない、これは道楽であると。 図書館で物を調べるのと同じ、ただ豪勢に広大な規模で金を湯水のように使って困難な情報まで調べているだけ。 全ては知識欲と、自分が 安心する為 に。「まあ、いくら調べても結局人は信じられんけどな」 「俺はどうやったら傍にいる人間をまともに信じられるか悩んでるよ」 今日まで味方だった者が明日には裏切り者になっているかもしれない。 そんなことを言っているからいつまでたっても堂々巡りなのだ。 (!8) toumi_ 2023/09/18(Mon) 9:18:34 |
![]() | 【念】 口に金貨を ルチアーノ本当に知りたいものはどれほど金を積んでも調べられていない。 だからこの道楽は続いている。全くどうして、いつになればおわるのだろうか。 (!9) toumi_ 2023/09/18(Mon) 9:24:02 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ/* おはようございます、魔術師のルチアーノです。 今回は呪殺の件、厄介な設定をお引き受けいただきありがとうございました。 この度は運営様に連絡をしたように、『情報屋兼便利屋を担っていた当方を狙っていた警官がヴィンセンツォにターゲットを変え検挙した』体でロールをさせていただきたいと思います。 PCの行動としては、自分のせいで貴方が狙われたと思い会いに行こうと思っています。 大分感情的な行動になってしまいますが。 時間の余裕などを考えRP開始を襲撃前にするのでしたら時系列はずっと後という設定でこの後から。 襲撃後が良ければ村での日付変更後にロールを始めたいと思うのですがご予定はいかがでしょうか? (-142) toumi_ 2023/09/18(Mon) 10:03:05 |
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![]() | 【魂】 口に金貨を ルチアーノ普段では行かない道を迷わず進めば入るのは看板もない店。 出てくるのを待っていれば、毎度ありの声が響き男は出てくる。 そこは骨董品の店に思えた。 またどこかの店によれば、毎度ありと、かなりの金額が動く声。 そこはアンティーク店のようなものであった。 まだ出歩いて十数分で公務員三ヶ月分の給料ほどの金銭が排出され、男はまたふらりと何処かの店に向かって歩いている。 ……目的地などないのかもしれない。 深夜に徘徊したまに猫を眺めるだけの行為と何ら変わりない。 ルチアーノは出歩いている時に周りを見ることを目的としているように他人からは見える。 しかしそれを楽しんでいるようには見えず、ただ別のことで気を紛らわせているように思えるだろう。 (_4) toumi_ 2023/09/18(Mon) 18:20:11 |
![]() | 【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「最近話してなくて行動が不明瞭なやつがその辺りなんだよ」 「最初は気分悪かったが、もう吹っ切れた。 白だったらそれでいいわけだから、疑ってなんぼだ」 マフィア側の人間に対して、彼ら自身の人格や性格を疑っているわけではないという。 ただ事件があり、アリバイも最近の動向も知らない人間が犯行を行える可能性があるだけの話。 そして名前を出していない人間に関してはそこそこ把握しているという。 「俺の情報は良心的だぞ? まあ、女にはサービスするから……。 ……どうぞ。それでいい、何でも言ってくれえ」 ちなみに金額はピンキリではあるが一人の情報に付きご家庭に一台あれば嬉しいコンピュータを二台分程だ。 安くもないが法外ではない、何度もやり取りをすれば流石に厳しい値段だと言えよう。 「……んー。まあいいか」 なんだかなあ、貴方の引っ掛かり方に少し違和感を覚えた。 男は協力者もといデート相手の情報は調べずにこれまでを過ごしていたので。 (-205) toumi_ 2023/09/18(Mon) 19:16:25 |