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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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ルチアーノリヴィオを占った。
リヴィオ凶狼のようだ。

ルチアーノは、『叩かれた』。
(c1) toumi_ 2023/09/23(Sat) 21:32:27

ルチアーノは、『殴られた』。
(c2) toumi_ 2023/09/23(Sat) 21:32:31

ルチアーノは、『泣き喚いて周りの者たちに取り押さえられる人物を、静かに見送った』。
(c3) toumi_ 2023/09/23(Sat) 21:34:26

ルチアーノは、箱の中。丸くなって眠っている。
(c5) toumi_ 2023/09/23(Sat) 21:35:01

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

貴方が向かった店は閉店していて次のテナントを待つ看板が貼り付けられていた。
その店頭には警官姿の女が一人。

『フィオレさんね?』

話しかけてくるその姿に覚えはあっただろうか。
彼女は二年前、ルチアーノが見回る店で働いていた女だった。
辞めてしまってから会えていなかっただろうが、
今ではこうして新しい職についているようだ。

『ルーカスがあなたのことを待ってるわ。早く着いてきて』
(-13) toumi_ 2023/09/23(Sat) 21:58:34

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*
>>+1
俺あいつの部下なの?俺あいつの部下だわ。
俺あいつの部下なの?
(-17) toumi_ 2023/09/23(Sat) 22:32:43

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ

簡易的に用意されたその寝具の上に男は丸まって眠っている。

顔を覗かせれば何かに打たれたであろう頬は赤くなっていて、口の端は重い紫に変わっている。
まだ着替えを貰っていないのか見慣れた服を着ているが、
外から勢いよく引っ張られたであろうネクタイは緩みきっていて、
合わせるように前のボタンがいくつか外されていた。

「……エル?
 お前開けられるほどえらいのか……
 それともここが緩いのか……なんだあ……」
(-19) toumi_ 2023/09/23(Sat) 22:49:34

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

貴方が招かれたのは狭い取調室のような部屋……
の横にあった狭い待機室。

簡易的なテーブルと椅子、牢屋よりは明るい壁と清潔な部屋。
そこにルチアーノは、貴方は何処かで見かけなくもない、独特の張り手と殴られ方をした顔をしながら座っていた。

「おう、すまんなあ。思ったよりも早い迎えが来た。
 俺はモテ男だからなあ」

女性警官は扉の前で監視をしているだろう。
今この恵まれた環境は、貴方のために男が手回ししたものだ。
予めここに来るのを完全に予想していたのだろう。
(-20) toumi_ 2023/09/23(Sat) 22:57:53

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

「だから、なんで……」

底が見えない。
どうしてそんなに無償の献身があるのだろう。
どうして嫌なぐらいに都合がいいのだろう。
気味が悪いのに、焦がれて仕方ない。

「俺に本当にどっかに行ってほしくないなら首輪がいるぞ……」

ふ、と押さえていた手を離した。
そのまま力なく自分の腕も放り投げる。
わからないのに、今だけは自分に注がれるその柔らかな刺激を無碍に出来るわけもなかった。

「は、……まったく」

もっと、と喉は改めて鳴らされる。
疲れ切った身体と精神にあなたの言葉とその手は酷くこたえた。
自分自身に言い訳を考える、疲れていたんだ本当に。
眼の前の男に甘えたいわけでもない、ただ都合がよかった。

「お前は、……危ないやつだなあ……?
 俺は何処かに連れて行かれたら帰らないのはお前だと思う。
 だってそうだろ、……行かないでくれ……ロメオ」

甘えるように微睡む姿はまるで猫のよう、その上であまり言わない不安そうな声を貴方に届けさせた。
男は昔、人でありながらもその身へと従順に、甘やかに、
『何もできなくなるような』教育が施されていた。
男本人はそんな自覚はない、彼をこのようにした目的は教え込んだ本人しか知らないだろう。
事実施した元凶も怠惰を染み込ませていた習慣も、五年前にいなくなっているのだから本来ならすっかり息を潜めていたはずなのだ。
(-42) toumi_ 2023/09/24(Sun) 0:41:24

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*
狼も念話も決闘も俺について言及してるのそこそこ来るものがあるんですけどモテ男過ぎませんか。
(-43) toumi_ 2023/09/24(Sun) 0:43:12

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「刺されるまではやっとらん、周りが止めてくれたからなあ」

あなたの上司はクズ男であったらしい。
バーで出会ったとある女警官は男がマフィアであることを知らなかったのだ。
決して簡単には結ばれない恋、身分を騙していたこと、単純が故にとても嘆かわしいがルチアーノにとっては関係ない。

「ああ、予定通りなら……明日には
執行役が全員捕まる

「俺が捕まることでそうなるように仕向けた、上手くいくかわからんがな」
(-45) toumi_ 2023/09/24(Sun) 0:48:40
ルチアーノは、いっその事全員休んでしまえと、無責任に嘯いていた。
(c13) toumi_ 2023/09/24(Sun) 0:53:54

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 幕の中で イレネオ

ふらり、と貴方の牢の前に一人の男が立ち止まった。
ここの鍵たまに緩いんだよな、と、隣に連れた警官を見遣ってから男を見返した。
なにやらそばにいる女性警官とは懇意の仲なのか、囚人の割には足を止めたことも寄り道も咎められていないように思える。

「……イレネオ・デ・マリアか」
「……本当に、お前も派手にやってくれたんだよなあ」

そんなもしかしたらほぼ初対面の男の顔は何故か片側だけ叩かれて殴られたあとがある。
一発ずつ。多分女の力で。
(-50) toumi_ 2023/09/24(Sun) 1:15:34

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ

「これは、なあ……まあ……大したことはない」

本当に、大丈夫だと言う姿に嘘の姿も誤魔化そうとする姿もない。
心配性すぎる声に返したのは、『昔飲んだ女にやられた』とだけ。

「だから俺のことは気にするなあ。
 ……手回しのお陰で
まだ
快適だ」

しかし本当に毎日毎日、そして牢屋にまで顔を出す。
心配になるのはこの行動力と熱意と執着だ、これの何処が置いていけるというのだろう、永遠に付き纏われるのではないか?
(-52) toumi_ 2023/09/24(Sun) 1:22:49

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*>>+8
此処もニーノが怖いことやってる……本当にやべぇと思う。
(-57) toumi_ 2023/09/24(Sun) 1:36:22

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*
上記のやべぇは、ネガティブのそれではない。凄いの意味。
お願い〜〜どんな顔があるのか気になって夜と昼と夕しか眠れない。
(-59) toumi_ 2023/09/24(Sun) 1:38:18

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → corposant ロメオ

「……そんな人間いてたまるか」

未完成品は、呆れたような声を出した。

その手に指が絡んだ瞬間、ぞくりと背筋が震え息を呑む。
恐怖に近いようなそれは己の理性が溶けかけているのを知らせたが、甘えると決めてしまった体はもう止まることができなかった。

人差し指から小指まで、最期は親指を添えるように、一本ずつ絡めれば握り返してくれる温もりがそこにはある。
そのまま手首を口元へと寄せれば甘く歯を立て口づけを落とす。
しばらく続けていたが離す頃には熱い息を溢し両の手でそれを抱えていた。

この手が欲しい、己に委ねるくせに無遠慮に押し入った温もりが。
後ぐされも何もない、ただじゃれ合ってるだけの行為が誰かにとっては過激に映るだけ。
誰の愛も、恋も、好きも嫌いも簡単には信じていない。
故に自分を暴き縛ろうとする存在など誰だってよかった。
しかしそれが好いている人間ならどれほど心地よいものか、この身をもって知っている。


「……ロメオ」

本当に嫌なほど信頼があった。
貴方は少なくとも今だけは一番都合がよい。

「今だけは、
 おれを欲しがってくれ」
(-70) toumi_ 2023/09/24(Sun) 2:48:25

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/* 
>>a11
嘘だろおい、……嘘だろ……。
なんて波魔と人狼バトルを俺は設置してしまったんだ?
(-71) toumi_ 2023/09/24(Sun) 3:03:22

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

貴方から感じ取ってい悪癖が何処まで残っていたのか確信づくまでに時間を要してしまった。
少しは減っていないかと期待していたのだ。けれどその少しもなかったのは誰のせいか。
多分自分が隣ようと変わりはしなかったのだろう、貴方の求めた存在はこんなガキじゃない。

「聞いて驚くな、初対面だ」

ロゼッタに齧り付き口元のソースを拭う。

「手遅れでダメなのは、お揃いだろあんた達……」

ああ、本当に嫌だ。こんなところで勘が冴えないで欲しい。
思えば貴方には多くのヒント自体は与えられてきていたのだ、先程の状況報告も見直す必要があるかもしれない。

最終報告を正しいものにすればいいだろうと男はひとりごち。
誰かがはじめた巫山戯た茶番劇なぞ、自分が全部纏めて壊すと決めていたのだ、情報の取捨選択を間違えようとファミリーの被害を減らせたのならそれでいい。

運良く、都合良く、結局は。
そんな男の思い信じた通りに執行絡みの話は仕組まれはじめていた。

(1/2)
(-84) toumi_ 2023/09/24(Sun) 4:01:50

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

機嫌が良さそうな貴方の顔を見て、やはり手遅れと、物悲しさを感じる。
もう既に全ての手筈は整っているのだろう。
自分がしたのは開演までの幕前を荒らしただけ。

「……なあ、アレ」

子供はあの年十年前に傍にいられなかったことをこんなに後悔すると思わなかった。

「もう、俺はあんたのことを知ろうとして良いのか」

「あんたの嫌がりそうなこと、辞めてたんだが」

もしかしたら嫌がってはなくて。
そこにある墓を暴かれたくなかっただけなのかもしれないが。
(-86) toumi_ 2023/09/24(Sun) 4:05:53

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「あ? 
もう捕まってる


夜のうちに男は本当に静かに捕まっていた。

「俺をしょっぴいたやつとデートしててなあ?
 帰り道にそのまま」

「……明日か明後日ぐらいに納まり始めてくれると良いなあ。
 ……まあ、どこぞの誰かが嫌がらせしてるからわからんか。
 少なくとも量は減るだろうよ」

そう言って改めて貴方と向き合う。

「今お前にあっておきたかったのが……。
 ヴィンセンツィオの話だ」

と。ようやく貴方を呼び出した本題を話し始めた。
その名前で貴方がどんな反応をするかを確かめている。
(-93) toumi_ 2023/09/24(Sun) 4:35:17

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 幕の中で イレネオ

「俺があんたを調べ上げて黒眼鏡を向かわせた」

真実はきっともう少し複雑で当の本人達にしかわからないことかもしれない。
それでもこの男は、自分のせいだと思っている。
少なくとも探ったことは揺るぎない事実である。

男は何気もなしにそう述べれば女性警官に目をやって、
一度だけ席を外れさせるように頼んだ。
何やら息が掛かっているのかもしれない。
素直に離れる足音が遠のけばあとは二人きり、今は牢屋越しで。

「なにか言いたいことはあるか?」

その表情は特に感情が乗っていない。
正しく、何も思っていないからだ。
(-96) toumi_ 2023/09/24(Sun) 4:49:16

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「大怪我……? それは、また。
 牢屋の中で起きたことは知らんが……。
 そこまでは配慮はいたらなかったか」

どうして、と言いかけて。警察側の事情はすべて把握していたわけでもない、何か不測の事態が起こってもおかしくないだろう。

「――お前があの人を殺しに行こうとしているんなら。
 
『行くな』
と言おうと思ってな。理由はわかるか」
(-106) toumi_ 2023/09/24(Sun) 5:59:39

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「……? ああ。
 普通に俺は男も褒めるぞ。両方いけるんでな」

ため息を吐きながらぼんやりと、ゆるりと首を傾げて。

「いくらでも口説いて欲しかったらしてやるよ。
 本気で、――望むのならどこまでも?」

楽しませてやっていいぞと、何がとは言わないが。
あまり冗談ではなさそうなトーンで笑い返してやっただろう。
(-113) toumi_ 2023/09/24(Sun) 6:39:16

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

一度深く深呼吸をしたが、先程までの衝撃はなかった。
むしろその言動のお陰か自分の中で勝手に腑に落ちてしまう。

「……あんたを?」

ここで殺さなかったことがただの怠惰な延命処置であるように。
自分がこの手をどれ程伸ばそうとも変わるものと変わらぬものは存在してしまっている。
人一人が何を言おうと世界が変わることもない、諦めきってしまった心も同じように。


「わかった、――目が覚めたら最高のベッドに招待だ」


その手の事なら経験も理解も十二分にある、不思議と歓喜も嫌悪もない。
自分も確かにその頬を殴るよりははるかに得意分野だった。
この身が誰かの為に求められるのならいくらでも支払えて、都合よく振舞えたのだ。

罪に興味がなくなったようにアタッシュケースの横を通り過ぎ靴音を立てて目の前へ。
片手で綺麗に整っていたネクタイを少しだけ緩め、貴方の胸元へともう片方の手を一瞬だけ触れさせた。
指を撫ぜ避けていき、布の重なった部分を二本の指で挟めば直ぐに一つの釦を飛ばして次の段。
丁寧かつ手慣れた手つきで少し開けさせれば、そのシャツを掴んで渾身の力で引き寄せ顔を近付けた。

「俺は安くないが、楽にしてやる」
(-122) toumi_ 2023/09/24(Sun) 9:04:12

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ

「顔だけだな、今は。これぐらい直ぐ治る」

貴方の気遣いにもされるがまま。
ある種協力がない姿勢に、普段からしなれていなければ手こずったかもしれない。

「何が起きても、不思議じゃない……ああー……。
 牢屋の中でやけにけが人が増えているんだったか……、
 誰がやってるんだろうなあ。
 想像はつくが、まあ、いい」

「ん……? 抵抗ぐらいは知っているが。
 されて嫌なことは抵抗ぐらいする。
 嫌じゃないことは、大体許せるさ。誰にだって、お前にだって」
(-124) toumi_ 2023/09/24(Sun) 9:19:03

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 幕の中で イレネオ


「あーそうかい。笑ってくれて結構。
 その前のお前個人を調べていたのに、何が起きたかまで分かるわけないだろ……」

男が貴方について調べられたのはある程度の個人情報だ。
周りからの噂、簡易的な履歴書のようなもの。
貴方という人間性を特定するような情報が何処かにあっただろうか。
急ぎであったあの日から資料と記憶は遠くに追いやってしまった。

そして貴方の態度からもしかして、と何か思い当たることもあったが考えるのを止めた。
此処ではあまり関係の無い話だ。

「態々秩序を体現したようなお方があんな無頼漢に……働き者だねえ」

馬鹿にするつもりもない。
ただ、真っ先に狙いに行く対象としては正に正しく、その熱意と行動力が本当に恐ろしいと思った。そんなに嫌いだったのかと。

「で、結局だ。俺が聞きたいのは、
 お前を此処に放りこんだ奴らを恨んでいるかって話だ。
 そしてそれは
誰だと思っている
のか、それを尋ねたい」
(-125) toumi_ 2023/09/24(Sun) 9:35:13

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 暗雲の陰に ニーノ

その日ふらりと一人の男が貴方の牢屋の前で止まった。
何故か彼の傍には警官も誰もついていない。

この男を貴方は町中で見かけたことはあるかも知れない。
挨拶程度はしたかもしれないがまともな会話はしたことがないだろう。女連れが多い、金持ちの放蕩息子だ。

特例なのだろうか。実際はほんの数分見逃されているだけで特別な権力など何も持っていないのだが。

眠っていれば暫くして通り過ぎるが、何やら様子を見に来たのかしばらくの間はその様子を眺めていた。
(-127) toumi_ 2023/09/24(Sun) 9:46:06

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

ニーノという少年に対してはやはり若干の申し訳なさが残ったが、ここでは置いておこう。
貴方達や周りが助けていると良いが、果たして。

「あー」

そうきたか、と。貴方が怒っているのがよくわかる。
感情をむき出しにしていない所がいつもと違って本気であることも。

「わかってるよお前のことぐらい、適当に言っていない」
「そしてお前以外にもあの男を狙っている奴は……少なくないだろうよ」

一人二人、そういう問題ではないと丁寧に説明する。
その上で貴方のその心の傷をどうこうできるとは思わないが。

「だが、今回の件に関して俺は『殺しに行く』事を認めない。
 ――ボスの指示を待て。お前に『言う』最低条件はそれだ」

「感情だけで動かんでくれ。
 気持ちは分かるがお前はノッテの人間だろう」

さて、言うことだけは言った。
あとは貴方が言いたいことをいえばいい。
説得させるでも、無視するでも、分かったふりをするでも良い。
どうせ貴方の手綱は握れると思っていない。
何故なら、自分はそういう男放任主義だからだ。
(-130) toumi_ 2023/09/24(Sun) 10:00:21

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「いや……すまん、誰にでも言う。
 だが一番大事な奴……?」

あまり貴方の事ばかり聞くのもフェアではないか?
いや、聞かれてないから答えなくともいいな。

思い浮かべて、一番、一番。と。
何を基準にすればいいかわからず、かつ直ぐに浮かぶ名前は無かった。
命をかけるという意味ならボスだっただろうが、貴方との会話での流れであれば違う物だと思ったので。

「……お前じゃないのは確かだが。
 俺はお前も大事だから、そこまで卑下をするな。
 男で飲める知り合いなど片手ぐらいしかいない」

あれだけ女を連れていてまともな友人はいないというのだから。
貴方という存在は一応かなり男の中では貴重であるのだという。
(-132) toumi_ 2023/09/24(Sun) 10:07:29

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 暗雲の陰に ニーノ

「お前のこと見る時間は暇じゃなくても取れるなあ」

何をしていたのだろうと、一つ思い当たることがあったのですぐには問にはされなかった。
そうして返したのはそこそこにナンパみたいな言葉だ。

「ニーノだな、俺はルチアーノだ。
 あー……フィオレの上司で、黒眼鏡の部下だ」

これで身分がわかるだろうか、貴方の知り合いの物凄く近い人間であると。

「食わせてやろうか」

あまりその言葉自体に感情はこもっておらず。
中々食べられなさそうだからそう言った、それだけの理由。
(-143) toumi_ 2023/09/24(Sun) 11:48:43

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 暗雲の陰に ニーノ

名前を出したのはもうどうせニュースで乗っているのと。
彼らもこれからは明かさないままで過ごすような状況ではなくなったからだ。
本人の口から言わせたほうが良かったかもしれんが、許せ。

「捕まった、今は
を使って融通を利かせてもらっててな。
 明日からはがっちり閉じ込められて出られんかもな」

仲の良い警察がいてな、と軽々と話すのは貴方も知ってる女警官。
そして近づけばこの男は頬を誰かに叩かれ殴られているあとがあるのだが、それをしたのもここの女警官。
他にはエルヴィーノのにテオドロに、リヴィオやニコロも……と。
仲のいい警官の名前を物凄く出すだろう。

本当に仲が良いかは不明だ。

「手を怪我したんだってな。すまんな」

何故か男は貴方に謝った。
そして鉄格子の前に座り、器を抱え丁寧にスープを掬えば貴方の口元に持っていくだろう。
(-145) toumi_ 2023/09/24(Sun) 12:17:13

【墓】 口に金貨を ルチアーノ

「……」

頬に平手と殴られた痕がある男が気怠そうに声の方を眺める。
あのおっさんと美女がいる空間には行きたくねえなと思って通り過ぎた。

#収容所
(+25) toumi_ 2023/09/24(Sun) 12:54:13

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 暗雲の陰に ニーノ

「金でなんとかなるぞー。だが上を疑うなよ。
 警察が悪いんじゃなくてなあ、個人の縁だ。
 ちょっと休憩時間に目を離しちまうとかな」

貴方は割と純粋なところがありそうだと、丁寧に嫌な世界を教えてやる。
今回の取締法だけは文句を言いたいが、警察が悪いわけでないのを知っている。

「……駒鳥?」
「……飯持ち込めばよかったな、部下に持ってこさせるか」

食べる姿が面白かったらしい。
そして問われた質問には少しだけ悩んでから。

「お前がここに捕まるのを知ってて俺は見逃した。
 他人だろうと関係ない。
 止められたのに、知ってて止めなかった。
 俺の身近なやつの好きなやつを、怪我をするほどの場所に放り込んだことに対する謝罪だ」

本当は怪我をさせないために此処に入れたかったんだが、とは。
とある女とも目的はきっと違った為に言わなかった。
(-150) toumi_ 2023/09/24(Sun) 13:07:01