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人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【秘】 叛逆者 ミズガネ → 気分屋 ルヴァ

あなたの端末に、メッセージが入っている。
……今まで通信用の端末は借りていなかった筈だが、漸く借りて来たのだろう。

『2日目の件の詳細を教えて欲しい。』
『参加する人数、どの様な作戦であるか、出来るだけ詳しく』
『僕が漏洩する可能性を危惧するなら、これに対して送られた詳細のメッセージを貴方の目の前で削除する』

『それらの内容次第で、改めて返答する』
(-3) smmmt 2021/10/09(Sat) 21:12:37

【独】 叛逆者 ミズガネ

/*
ヤダーーーーーーッするミズガネvsヤダーーーーーーッするPLvsでも処刑は花だよ?するPL

ダークライ?棄権しました
(-13) smmmt 2021/10/09(Sat) 22:39:44

【墓】 叛逆者 ミズガネ

響く足音の後、処刑室の扉が唐突に開かれる。

現れた青年の表情は酷く青白く、急いでいたのか肩で荒く呼吸をしている。

その場に居る誰にも何も言わず、何かを言われたとしても応えることは無く、部屋の中にある拳銃の方に真っ直ぐ歩んでいき、その内の一つ手に取る。
この部屋にあるものの中で、一番、手慣れた武器だ。
(+15) smmmt 2021/10/10(Sun) 0:28:22

【墓】 叛逆者 ミズガネ

そのまま兎の元へと、既に赤く身を染めている己の先輩の元へと歩み寄って。
銃口を、彼女の頭に。致命傷となるであろう場所に、正しく突き付ける。

きっとその時に目が合い、あなたの瞳から
焼けつく様な色
を覚えただろうか。


引き金を人差し指に掛けて、――発砲した。


赤い、赤い、花が咲く。
(+17) smmmt 2021/10/10(Sun) 0:31:39
ミズガネは、ニアから目を逸らさなかった。
(c14) smmmt 2021/10/10(Sun) 0:33:24

【墓】 叛逆者 ミズガネ

少女が動かなくなったのを確認すると、使用した拳銃を乱暴に投げ捨てる。
床に落ちて、甲高い音が鳴る。

「……にが、何が、無礼講だ……何が、ゲームだ……」


叛逆者はそのまま、誰にも何も見向きをすることは無く、処刑室を後にして何処かへと走り去っていった。
(+21) smmmt 2021/10/10(Sun) 0:39:21

【独】 叛逆者 ミズガネ

自分勝手なものだ。

メレフの処刑の時には、何も思わなかった。
ミンの処刑の時には、彼女に嫌悪すら覚えた。
それが相手が親しい人になったからと、怒り悼む資格が、自分にあるとでも?
多くの人々を殺し、自分を大切に思う相手に殺させた、そんな自分が?

ああ、でも。酷く頭が痛い。胸が苦しい。
これで楽しめるだなんて。楽しめる、だって?

(――そうだと、するなら)
(-42) smmmt 2021/10/10(Sun) 0:50:07

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー

『処刑』が終わってどのぐらいの時間が経っただろうか。

あなたの部屋の扉を、乱暴にノックする音が聞こえる。


/*
来ちゃった……♡ ニコチンホームズです。五日目になりましたので例のロールを投げさせていただきます。
(-45) smmmt 2021/10/10(Sun) 0:54:02

【秘】 魅月守 チャンドラ → 叛逆者 ミズガネ

出来る事は、しただろうか。
少しだけ息を吐いて。

貴方へのメッセージを紡ぐ。

『アスカ。君の身に危険が迫ってるとタマキから聞いた。
僕に、俺に。出来る事は全力でやるつもりだ。

だからこそ、もし危険を感じたら遠慮なく頼ってくれ。
危険があると知って、恐ろしく感じただけでも。
好きなだけ、俺は君の声に応じよう』

『俺は君を、傷つけさせたくないから』
(-49) konaKURAGE 2021/10/10(Sun) 1:06:20

【秘】 気分屋 ルヴァ → 叛逆者 ミズガネ

処刑が終わったあと暫く。あなたの端末にメールが届く。差出人は【
Albali
】、タイトルは【
syousai
】……文字化けしている。

『konobunsyouwametyasugogijyutudeangoukasareteimasu』
……

あなたがそれを開くと、あなたの端末に数秒間文字化けのような文章を出した後、モザイクのように変換され、そしてやっとあなたの読める文字になる。

『やあ、驚かせてごめん。端末に信用がなくてさ。後、信用を得てほしくてね。』
このあと話す計画への己のちからの誇示も含めている。

『友達は2人いるよ。ナフとアマノ。あと、参加はしない見てみぬふりが少なくとも1人。』
『実行は6日目。処刑の後には俺がトレーニングルームからシステムに干渉し、このエリアを封鎖、支配する。それだけなら失敗はないんじゃないかな。元々その手に一番明るいから任せて。外部からの干渉を一切遮断するぐらいなら行ける。』

貴方に親しみを持ってもらおうとしたのか、やや砕けた口調で返信が紡がれる。

『だけど勿論、俺はそこにかかりきりになる上に元の戦闘能力は恐らく君以下なんだよね。止めに来た看守や敵対者に殺されないようにアマノに護衛してもらうつもり。』
『ナフは動き回って止めに来ているわけでない看守を無力化する役だ。』

『敵対者がいなくなったら成功。看守を人質に要求を突きつける。君も好きな要求を出すといい。もう無闇に殺さないでほしい、とか。権利をもう少しくれ、とかね。どこまで飲んでくれるかは勿論看守長達にかかってるとはいえね。』

これが詳細の全てだ。彼は立案のプロではない。すべてを己の能力と、囚人の天才的な戦闘能力に賭けている。しかしそれが不可能とは言えないぐらいには、仲間に戦闘能力はあるし、彼にはその手段がある。

『ミズガネはそうだね、君が先日言ったとおり破壊工作……例えば処刑室の武器を好きに取ったあとはできる限り故障させてくれないかな?
どちらかというと我々は武器の補給はできない方が有利だ。とはいえ看守は元より武器を持ってるから安心とは言えないけどね。』
貴方を数に入れたような口ぶりで。

『ああ、勿論参加できたらだけどさ。』
それから強制でないことを付け足して。

『俺は明日までに敵対者をできるだけ減らすよ。ミズガネも信用できる人がいたら教えてくれると助かるよ。』
それでも遠回しに参加を誘導しようと。
(-51) axyu 2021/10/10(Sun) 1:11:51

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 魅月守 チャンドラ

あなたから届くメッセージを聞いて、暫くの沈黙。

『ダビーの事だろ。』
『知ってる。あの男の本性を、僕は知ってる。あいつに近しい人を僕は知ってる。タマキが何かしらされたって事も。
 ……なるほど、なあ?タマキだけじゃ足りなくて、それで今度は僕をって?そういう所まで似てんだ、あの男。へえ……』

酷く冷え切った、それでいて激情が宿った声。

『……わかったよ、チャンドラサマ』
(-52) smmmt 2021/10/10(Sun) 1:23:27

【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ

「はい」

 貴方がノックをすればすぐさま返事が飛んでくるだろう。続いて、扉が開かれる。

「M-701か。何か?」

 貴方が青白い顔のまま先輩ニアに最期を与えたのを見ていた男は静かに声をかける。
 何一つ、今までと何一つ変わりない表情や態度のまま。

/*
ようこそ♡感度94000倍ドッコイ太郎です。よろしくお願いしますね。
(-54) もちぱい 2021/10/10(Sun) 1:35:17

【秘】 魅月守 チャンドラ → 叛逆者 ミズガネ

冷え切った貴方の声を刻む。
同時に、貴方の温もりを思い出して。

『本当は。
こうして君に伝えずに守りきれたらカッコいいんだけどね』

兎はゆっくりと伝える。

『…』

『……此処から届くか、分からない。だから。舞台に戻る為に動く。
勿論、舞台に戻る前でも。…地獄からでも、叫んでやる』


『我儘な女王の声が届くかなんてわからないけれど。
………あの首を狩るまで、ううん、狩ってからも。止まれない』

そう、俺の命を懸けてでも…


ぎゅ、と拳を握りしめる。
宴の間だけではない、きっとこれから、ずっと向き合わなければけないはずだから。
(-57) konaKURAGE 2021/10/10(Sun) 1:49:55

【秘】 『不死兎』 ニア → 叛逆者 ミズガネ

/*(きっと蘇生まで時間があると思うので、途中だった秘話をお届けです!
   時系列は〜処刑される前日!)


そうだろう?という顔をしている。
あまり会話をしないせいで気付かなかったけれど、
案外、似た者同士なのかも……。

「あっ、あー……無能力者による叛逆…………、
 大規模テロの……首謀者…………、」

立場は違えど、叛逆の起こす人間の感情は知っている。
それの首謀者ともなれば。
その時の苦労は、きっと自分では想像できないくらいの……

あなたがしょも……となるタイミングで、
先輩もしょも……になった。

「…………、音楽? 聞く方? 自分で奏でる方?」
(-75) yayaya8 2021/10/10(Sun) 3:03:26

【秘】 『不死兎』 ニア → 叛逆者 ミズガネ

/*(と思ったのですが、蘇生して直ぐにミズガネさんの所に駆け込みたいので、
  今はいい感じに……畳んでおこうかな! 先輩が訪問しちゃうぞ〜!)


「――――、!」

あなたへの質問を投げかけたその直後。通知の音が鳴る。
部屋にある端末、バンのメンテナンスを申請していた物だ。

「…………、ああ、なんだ、本当にタイミングが悪いな」

「ミズガネ、済まない……、話の途中だけれど、
 どうやら、バンのメンテナンスを担当する人間が新人なんだと」

「…………、この部屋に来て、
 聴取をしながら……、作業を進めるらしいんだ」

はあ、と大きなため息をひとつ。

「また時間を見つけて……、
 今度は"ニア"が。……キミの所へと訪問するよ」

そして、"次"の約束もひとつ。
(-122) yayaya8 2021/10/10(Sun) 5:23:44

【秘】 『不死兎』 ニア → 叛逆者 ミズガネ

この少女は。もう、この時には。

自分が次に処刑されると予測している。


それをあなたへと伝える事はしない。

……"だいじな探しもの"の途中に。
カウンセリング室の中から、あなたの壊れたような笑い声を聞いた。
繊細で優しいキミは、この兎の死には耐えられないだろう?


あなたとの話の続きはきっと。
この少女の処刑が終わった、その後に。

今はただ、絶対に会いに行くよという意思を。
いつもと違う少女のままの顔で、優しい微笑みに変えて。

それを、ひと時の別れの挨拶としました。
(-137) yayaya8 2021/10/10(Sun) 6:44:35

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 気分屋 ルヴァ


届いたメッセージが文字化けしている事に、暫し首を傾げる。
が、それがやがて読める文字へと変換され、そしてその理由についての解説を目にする。

内容に一つ一つ目を滑らせてから。
返信を入力し、送信。

『詳細感謝する。懸念点として、敵対者にメサが居る場合、作戦がかなり困難になるというのが一つ。次点、此方は予測だがニアも』
『逆に味方に付けられた場合はかなり作戦に貢献できると思う』

自らの声で話すよりも、いくらか丁寧かつ硬い文章。

『メサに関しては、昨日から今日に掛けてトラヴィスに対して憤りを覚えている様だったのは、貴方も確認している筈』
『もしかすると揺さぶりを掛けられる可能性はある。味方に引き込むとまでは言わなくても、敵対しない程度にでも出来れば』
『……後はもう一つ。トラヴィスに関しての件ではないが、揺さぶりを掛けられるかもしれない材料がある。』

『ニアに関しては……分からない。ただ、現状に良い感情を抱いてはいないと思う。もしかしたら、引き込めるかもしれない』
(-141) smmmt 2021/10/10(Sun) 6:54:27

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー

「…………。」

青年の顔色は、今尚青白いままだ。
しかしあなたの姿を認めれば、じっとその目を見るだろう。

「なあ、ダビーサマ」

(-144) smmmt 2021/10/10(Sun) 7:11:56

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー

彼の眼の色はより一層、どろりと熔けた
の様に濁る。


「言ったよな、てめえはさ。
 僕のこの感情を受け止めてくれるって。
 忘れたとは言わせねえぜ?今な、てめえの事憎くて壊したくて殺したくてたまんねえんだ、収まらねえんだ。だから、なあ」

「――殺させて?」


……叛逆者は、後ろ手に何かを隠している。
(-145) smmmt 2021/10/10(Sun) 7:13:55

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 魅月守 チャンドラ

『……。』

再びの沈黙が支配する。

『あんたに僕を殺させておいて、こんな事言うのもどうなんだって感じだけど』
『帰って来て、くれて。よかった。声が聞けてよかった』

『……嬉しい、よ。』

ぽつり、零す様に。
(-148) smmmt 2021/10/10(Sun) 7:23:29

【秘】 魅月守 チャンドラ → 叛逆者 ミズガネ

『アスカ…、』

貴方が零した言葉は、こんなにも幸せを与えてくれる。
……だからこそ、やらねばと。今一度確認する。

『俺も…君が目覚めた時も。目覚めて、君の声が聞けた今も。
すごく嬉しいよ。…ありがとう』
(-150) konaKURAGE 2021/10/10(Sun) 7:31:31

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 『不死兎』 ニア

通知の音に、青年もそちらの方を見るだろうか。

「あー……、完了したのかと思った。
 了解。んじゃ一旦失礼するわ」

そう言って席を立つ。
少し名残惜しそうにしつつ、心配そうにしつつ。あなたの方を見て

「"また"、な」

別れの言葉。そして、再開の言葉。

あなたが処刑される、そんな予感は彼もまた感じ取っていた。
けれど、今はそれを見ない様にして。
……結局完全に見ない振りは出来なかったのだが、それはまた先の話だ。


この場は一度、部屋を後にする。
微笑んだあなたに、ひらひらと手を振りながら。
(-151) smmmt 2021/10/10(Sun) 7:54:23

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 『不死兎』 ニア

/*
という感じでこちらも一旦〆ますね!ありがとうございました……!
ニアたん……ニアたん先輩つらい……PLもミズガネも限界になってますが、またお話しできるの楽しみにしてますね!ニコチンホームズより愛を込めて。Thanks……!!
(-152) smmmt 2021/10/10(Sun) 7:56:57

【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ

 濁った青緑色を覗き込む。

「……先輩を殺して当てられたか?」

 顔はまだ無表情を装ったままだ。けれど声色は隠しきれない悦びを滲ませ、貴方をくすぐる。
 男は濁った翠色を細めて、そのどろりとした水銀を喜んで飲み干すだろう。

「勿論。貴様が隠し持っているものを俺は全て見たいんだ。何もかもぶち撒けるといい。
 俺は歓迎し、そして愛そう」

(-158) もちぱい 2021/10/10(Sun) 10:20:45

【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ

「おいで」
(-159) もちぱい 2021/10/10(Sun) 10:21:32

【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ

 そうして男は招き入れる。部屋に引きずり込む。貴方が感情以外、その後ろ手で何かを隠し持っていることに気付いたとしても。

 案内された上等な看守控え室。
 部屋の隅に特殊な力を用いない、輸血に用いる一般的な医療道具が置かれていた。少し見渡せば机の上に治療ユニットやナイフ、手錠、何かの小瓶──中身が少し減ったドクウツギから抽出した毒だ──、鍵付きの手帳などが整頓して並んでいるのが見えるだろう。
(-160) もちぱい 2021/10/10(Sun) 10:22:04

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー

誘われれば、にい、と目を細め。一歩、また一歩と。
ふらふらとした足取りで部屋に、……あなたの元に、歩み寄る。

「は、あはは、そうだな。何であんな事で喜ぶって、思われてんだろ?寄ってたかって嬲り殺しにしてさあ、これが飼い殺しの為の、スッキリする為の宴だなんて、僕はこんなにも苦しんでんのに、ふざけんなよ、」

紡がれる言葉はおおよそ正気の物ではない。
普通ならば、鎮静剤でも投与される様な状態だろう。
だが、今この場は『普通ではない』。

(-169) smmmt 2021/10/10(Sun) 11:47:47

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー

「僕が喜べるとするなら、それは、」

悦を含んですら居た様な笑みは、一瞬、無表情に変わる。

ふらりとしていた足取りは、その言葉を皮切りに速く真っ直ぐに。
あなたの背に逸り喰らい付く様に、隠していたそれを突き立てる。

――ナイフだ。既に、調達していたらしい。

「てめえの様な奴の、苦しむ顔だよ」

(-171) smmmt 2021/10/10(Sun) 11:50:25

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 新人看守 ダビー

ぐり、ぐり。


突き立てたナイフを、抉りこみ動かす。
動かされると共に、入ってはイケナイものが、例えばそれは狂人の澱みとよく似た毒が、身体に流し込まれる感覚を覚えるかもしれない。

まるであなたの事を味わう様にそうしながら、彼は再び歪み澱んだ笑顔を見せる。

「なあ、なあ?ダビーサマよお、タマキに、僕の友人に何したんだ?
 やっぱてめえも、我慢出来なかったんじゃねえか、なあ?人権の無い罪人はいたぶるのに丁度いいもんなあ?」
(-172) smmmt 2021/10/10(Sun) 11:52:42

【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ

「馬鹿だな。そして可哀想に。貴様という囚人は宴を愉しむ気質ではなかったんだな。
 それなら此れは貴様の為のものではなかったというだけだ。お前の嫌う"外の人間"の為だけのものになる。愉しむ素質がなかったお前は、檻の中に入れられてなお外の人間たちに貪られる」

 愉快でたまらないと言わんばかりに、それは軽々しく放たれた。

 ──それも、今だけのこと。

(-175) もちぱい 2021/10/10(Sun) 12:22:56

【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ

「──っぐ、ゥ……ッ!」

 皮膚を食い破り、肉を荒らし、血管に割り込んでくる異物。
 押し開かれるような強い衝撃に続いて、気を抜けば叫び出したくなるような痛みが燃え広がるように体を侵す。

 反射で狂人の体に打ち込もうとした肘を止める。足を踏み砕こうとしたブーツを止める。迎撃しようとした刀を、銃を、掴まないように拳を握る。
 戦場に立ち続け染み付いた動作を、愉悦を貪るための知性を持って抑え込む。

「タマキ……?……っああ、U-681……か。貴様、あいつから何を聞いた……?
 俺が直接あいつにした事など、ただの会話しかないさ。ああ、宴のはじめには戦闘訓練もしたが……そういう話じゃ、ないだろう……?
 俺は、ただ、話をしただけ。"表情と本心を殺さずに"。いたぶるのは、直接何かするのは、趣味じゃないから……俺はただ愛でていたいだけ……、ふ、ふふ…………っ」

 全身を巡る血に乗るように、狂人の澱みを含んだ毒が乗る。
 それでも男は受け入れる。たのしそうに笑いながら。
(-176) もちぱい 2021/10/10(Sun) 12:23:59