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人狼物語 三日月国


185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】

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影街の魔女 ブランシュが参加しました。

【人】 影街の魔女 ブランシュ

ーーー古の伝承に曰く。

昔、世界にまだ混沌の渦が残っていた頃。
混沌の渦の淀みが苗床となり、苗床より冒涜と混沌の魔女、ヴラスフェミィが生まれり。

ヴラスフェミィは長じて魔女ヴォルカニアを生めり。
ヴォルカニアは長じて魔女ヴェンドレッタを生めり。
ヴェンドレッタは長じて魔女ヴルトゥームを生めり。
ヴルトゥームは長じて魔女ヴィスコンティを生めり。
ヴィスコンティは長じて魔女ヴィルジニ、ヴランシュ、ヴァレリアを生めり。

長姉ヴィルジニはその性峻厳にして酷薄、地の底にて魔の女帝となり、遥か古の聖騎士に討伐されり。

末妹ヴァレリアはその性柔和にして浮薄、天界に上り仙境に無窮の時を遊ぶ仙女となれり。

次姉ヴランシュはその性淫蕩にして奔放、人の世に出奔し、いつか行方をくらませりーーー
(35) yusuron 2022/11/21(Mon) 17:32:15

【人】 影街の魔女 ブランシュ

ー影街「ヴンダーカマー」ー

影街の裏通りの片隅、いかにもいかがわしげな界隈の片隅にひっそりと、その店「ヴンダーカマー」は佇んでいる。
「驚異の部屋」を意味する言葉のとおり、店の中は怪しげな魔導書、薬瓶、魔法陣、骨、呪具、魔導具が並べられた混沌とした空間。
その中に入れば、常に店主が変わらぬ様子で出迎えてくれるだろう。

影街にはあまり似つかわしくない美しさを湛えながら。
もっとも、からくりを知れば彼女がなぜここにいるのか理解はできるだろうが。

店を訪れたものに、彼女は次のようなことを告げるだろう。
(44) yusuron 2022/11/21(Mon) 17:58:11

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「ようこそ。私はブランシュ、このヴンダーカマーの店主。
この店のことはご存知かしら?

…この街にとっては、美こそが最上の価値なのはあなたも承知でしょう。でも、何を美とするかは人によって違うはず。あなたと私の間でも。時には、他人から見れば醜いものこそ美しいということもあるでしょう。

あなたが望む理想の美の形を、私はあなたに提供できます。
肉体でも、あるいは精神でも。
内側に秘めた美しさを引き出すというよりは、いっそ変身とか、改造といってしまうのがふさわしいほどに。
(45) yusuron 2022/11/21(Mon) 18:01:19

【人】 影街の魔女 ブランシュ

まあ、中には自分ではなく私で、理想の美を追求しようとする方もいらっしゃるのですが……

そこはそれ、裏オプということで。


いずれにせよ、ここにある薬も魔導具も、そのためのもの。
あなたの要望には、全て応えてみせましょう。

あなたはその代わり、私が望む美をくだされば良いのです。
そう、ほんのちょっぴり…私に数年分の
(49) yusuron 2022/11/21(Mon) 18:04:49

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「「若さ」をいただければと。」


女は、客にとっての理想の美しい美貌、肉体、時には精神…それらを売るかわりに、
女にとっての最高の美、瑞々しい生命の輝き……「若さ」あるいは「寿命」。

それを食い物にして永遠の若さと美貌を保ち続ける魔女だったのだ。

その年齢も素性も、知る者は誰一人としてない魔女。
(50) yusuron 2022/11/21(Mon) 18:06:49

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「話が長くなりました。
どうぞ、ゆっくりとご覧になっていってください。
今後とも、長くご贔屓に。ね?」

店を訪れるのは、若さと引き換えにしてでも美を求める若者か。
他人の美すらもほしいままにしたい者達か。
それとも女自体に興味を覚えた者か。

訪れる者がいれば、彼女は常にそこにいる**
(51) yusuron 2022/11/21(Mon) 18:12:31
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。
(a13) yusuron 2022/11/21(Mon) 18:22:22

【人】 影街の魔女 ブランシュ

ー居住区の一角ー

居住区とはいえ、影街に程近い辺りなら、何かと後ろ暗い立場の者も多く、持ち前の美を売るよりは、別の形の美…例えば技術を売る者も多くなるだろう。

その一角、男はベランダで無為に過ごして>>52いるか、パンの耳でも口にしているか。
男が近くにいるときを見計らい、真っ黒な梟が飛んできて窓先に止まる

『ドウモ、スカリオーネサン。ブランシュ様ノ使イ魔デス。
主ブランシュハ、久々ニスカリオーネ様ノゴ予約ヲ確認シタイト仰ラレテオリマス。

イツカ、オ手空キノ時間ハゴザイマセンデショウカ。』


慇懃な言い方だが、面会を希望していることはそれで伝わるだろうか*
(75) yusuron 2022/11/21(Mon) 19:53:54
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。
(a18) yusuron 2022/11/21(Mon) 20:06:04

【人】 影街の魔女 ブランシュ

―影街「ヴンダーカマー」―

「おや…珍しいお客様ですね。」

片側の顔に蝶のような仮面をつけた男>>77の来訪に、一目見て魔女は訝しげな顔を向けた。
どうやら、手にした袋には何か蠢くものが収められているようで、何であるかは確かに聞かずとも、透視せずともある程度察しはついたのだが。

「失礼ながら、それはあなたの所有物ですか?
無論、人の財産をあなたが勝手に処分する権利がないのは、物の道理というものでしょう。

ですから、普通はそんなものはない、と言うところですが…
ふむ。」

魔女はじっと仮面の男を見て、目を細めた。
(108) yusuron 2022/11/21(Mon) 22:20:20

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「まあ、でも……良いでしょう。
それならそれで、相応しいものもあります。
と言っても、私にはあなたの事情は何もわからないんですけれど。

それに、普段は注文をお任せされることもありません。
美とは人によって全く異なるもので、本来は寿命を賭けてまで求めるほどのものなのですからね?

ですから、文句はなしです。道理でしょう。
それでも良ければ……」

と言って、男の前に小さな紫色のガラス小瓶をコトン、と置いた。

「忘却の秘薬です。個人差はありますが、一口啜れば怒りを忘れ、二口啜れば怒りの元も全て忘れ、飲み干せば全てを忘れます。

まあ、本当に忘れたいならもっと効き目は出るかもしれませんが…そこはそれ。
ともかく、深く考えずお試しになってみることです。

別に対価はあなたの寿命でもあるまいし。」

くすくすと笑みながら、瓶の処置は男に任せることにした*
(109) yusuron 2022/11/21(Mon) 22:20:29

【秘】 人造生物 ユスターシュ → 影街の魔女 ブランシュ

[それでも、足りないときは]


……これを、貴方に。


[そういって触手の一本を差し出す。
彼女が手を差し出してくれるなら、その掌に小さな赤い石を載せよう。]


僕を造ったとき、
主様が埋めてくれた『心臓』の欠片です。

小さい欠片で、ごめんなさい。
でも、『心臓』を全部渡してしまうと
身体が動かなくなって干からびてしまうから。


[ごめんなさい、と頭を下げようとするように何度も身体を蠢かせる。

―――聡明な魔女である貴女にはわかるだろう。
この小さな石が所謂『賢者の石』と呼ばれるものであることに。]*
(-50) ELF09 2022/11/21(Mon) 22:35:32

【人】 影街の魔女 ブランシュ

ー居住区の一角 ベランダー

黒い梟は、スカリオーネの少々苦み走った表情と、予約についての回答>>90>>91を黙って聞いていた。もっとも、細かなニュアンスまで主に伝えることはないのだが。

『ホウ。承知シマシタ。主ブランシュニハ、スカリオーネサンハオ手空キノヨウデストオ伝エイタシマス。

例ノトオリ、所望スル魔薬ナドアレバオ考エヲ。人間ノ金ガ必要ナラバオ申シツケクダサイ。ソレデハ。ホウ。』
(124) yusuron 2022/11/21(Mon) 22:44:59

【人】 影街の魔女 ブランシュ

黒い梟はそう言うと、バサバサと翼をはためかせ窓から飛んでいった。
実のところ、魔女は男の事をまあまあ贔屓にはしていたのだった。
男が言う通り>>91施術で若さそのものが保てるとは思わない。

しかし、他人から吸い取る若さだけでは元の自分の美しさを超えることはできない。
魔女は、他人に見られるためではなく、専ら自分自身のために、己の美しさを追求していたし、そのためなら何でも試してみるつもりはあったのだ。

そして、男の腕は今のところ魔女の眼鏡にかなっていた。
それだけのことだ*
(125) yusuron 2022/11/21(Mon) 22:45:09

【人】 影街の魔女 ブランシュ

―回想/数日前―

随分と夜遅い時間。魔女にとっては夜こそ真の時間とはいえ、さすがに寝ようかと思っていた頃。
扉を叩く音に、酔っ払いか身の程知らずの悪漢か、それならば…と、備えて戸を開けたが、どうやら眼の前にいるのは>>113客のようだった。

「失礼。まずは顔を拝見してもよろしいかしら。
…あら。」

姿を見るに>>114、無数の目と触手の生えた姿は、不定形の魔法生物らしい。人間の基準で言うなら、「禍々しい」あるいは好意的に見て「醜い」という他ない姿ではあったが、魔女にはさほどでもなかった。むしろそれは、祖先の生まれた混沌の苗床を思わせた。
(133) yusuron 2022/11/21(Mon) 23:22:29

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「なるほど。事情はよくわかりました。
まあ、人間の美意識ではその評価になるのかもしれないわね。

人間になりたい…ですか。そう…それは、できるわ。
寿命をもらえばだけれど…」

とはいえ魔法生物だ。そう寿命が長いとも思えないが。

「人間の格好をして数日生きられればそれで良いのかしら。
欲のないこと。数十年の寿命から高々数年だけでも惜しんで、なんとか値切ろうとする人間も多いのに。

それに……あら。」

差し出されたものに、ふと気がついた。
そして、目を丸くした。
(135) yusuron 2022/11/21(Mon) 23:25:38

【秘】 影街の魔女 ブランシュ → 人造生物 ユスターシュ

差し出された触手を手に取る。
手のひらに載せられた赤い石には見覚えがあった。

「これは……赤い石。

そう…惜しいわね、あなたの主。
人間の美意識から抜け出せさえすれば、あなたの美にも気がついたでしょうに。」

無論賢者の石となれば、並の錬金術師が一生かけても作り出すことは容易でないはずだ。それを心臓にしているというならば。

魔女はにまりと笑った。
(-58) yusuron 2022/11/21(Mon) 23:30:36

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「良いでしょう。対価としては十分。
あなたの寿命3年分と、残りはひとまずこの石で。

あなた…
その分では、名前もつけてもらったのかしら。
ともかく、命ある限り人間にしてあげましょう。」

言って、店の奥から一つの小瓶を持ってくる。厳重に封のされた茶色の瓶。触手に手渡す。

「なりたい姿を思い浮かべながら中身を取り込みなさい。
すぐに人間の姿になれるでしょう。
できればかわいい男の子がいいなあ


そうね…かなり貰っているから、自由に使える人間の金を少々と、服くらいはサービスしてあげましょう。

寿命をもらうのは…まあ、あなたの寿命がどのくらいかもわからないし、この祭りの後でも構わないわ。」

彼(?)から質問があれば答えるが、ひとまずそう告げて小瓶を差し出した*
(141) yusuron 2022/11/21(Mon) 23:41:20
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。
(a26) yusuron 2022/11/21(Mon) 23:46:28

【人】 影街の魔女 ブランシュ

―影街「ヴンダーカマー」―

「ふうん……」

求めに応じて薬を渡したつもりだったが、すんでのところで吐き出した>>127仮面の男を見て、軽くため息をついた。
少々の呆れと、本当に飲まなかったことを些か残念がる気持ちと。

「やれやれ。この薬もタダじゃないんですが…
ま、いいです。まだ半分くらい残ってるみたいだし。

で……子供騙しですか?…

そうね、……ああ。捨てようと思ってたのがあるんでした。
はいこれ。」

言って、脇に無造作にどけられた細長い桃色の薬瓶をコトリとテーブルの上に置いた。

「まあ…本来自分の寿命をかけない方にお売りするものはないのですけれど。
気を悪くしないでくださいよ…私なりのルール、あるいは道理というものです。

これなら売り物でもないですし。

飲むと頭部が一日だけカラスになります。
変化役の失敗作で、他には何もありません。どうぞ。」

と言って、小瓶をコトリと置いた**
(156) yusuron 2022/11/22(Tue) 12:54:23

【人】 影街の魔女 ブランシュ

ー影街 「ヴンダーカマー」ー

「あら。あなたでしたか。久しいですね。」

気さくに店内に入ってきたリュディガー>>150に、いつもの様子で何気なく返す。
そういう人間は、そんなに多くはないものだ。
魔女は、侮られることは殊の外嫌うが、親しげな振る舞い自体はそう嫌いなわけでもなかった。

「スカリー…ああ、スカリオーネさんですね。
その人が何か……?

ふむ。ふむ………んっ?」

何かと思い話を聞きながら、徐々に不可解そうな顔になる。
少し考えつつ口を開いた。

(164) yusuron 2022/11/22(Tue) 17:46:40

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「ありますよ、施術の予定。というか、少し前に予約を取りました。
まあ、見られて困ることは(少なくとも私は)ありませんが…

ええと。それ、私に何かメリットあります?
いえ、あなたの後学のためなのはわかりますけどね。
私にも得がないと。それが道理でしょう。

それともなんです、私にもあなたが施術されるところを見せていただけるとでも?」

それについてはあまり期待しているわけでもないが、とにかく何かしら交換条件を求めるように、そう告げた*
(165) yusuron 2022/11/22(Tue) 17:47:00

【人】 影街の魔女 ブランシュ

― 回想 ―

影街に店を構えたのはもう随分昔のことだ。
その頃から魔女の見た目は全く変わらないが、それを不審に思うものは誰もいなかった。
若さを吸う噂はとうに立っていたし、何より影街の人間は顔ぶれが変わりやすい。数週間も見なければ死んだかな、と思う事があるほどに。

少女が店を訪れた時>>169は、大して気にも留めなかった。
少なくとも、連れた女がもう事切れていることに気づくまでは。
(179) yusuron 2022/11/22(Tue) 20:54:24

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「あら……いらっしゃい。
ふうん。……なるほどね。」

少女の要望と母親だという躯を見れば、凡その予想はつく。
この街の裏側では、そう珍しくもないことだ。

「人間の金はいらないわ。私がほしいのは人の寿命だけ。

そうね…あなた、まだ若いから精気にも張りがありそう。
…顔だけほどほどに治すなら、2年でいいわ。
生きてれば別だけど。

全身きちんと綺麗に、元のままに戻すなら4年。
あなたの若さをもらいましょう。
大したことではないでしょう?その年なら。

でもいいの。私はあなたの本気が見たいわけだから。
どうする?」

と尋ねて、彼女の返事はどうだったか。
どちらにせよ、彼女がアップルパイを持って訪ねてくるならその都度快く受け入れているのだけど。*
(180) yusuron 2022/11/22(Tue) 20:56:56

【人】 影街の魔女 ブランシュ

ー怪人の来訪>>161

「ふう。本人の同意なしに寿命をいただくのは少し道理の付け方が諸々面倒くさいんですが…
まあ、この際それはもういいです。」

別にいなくなって困る人間もいなかろう、と袋の中で蠢くものに視線を向けた。

「ではそれで。お約束の方はよろしくお願いします。
今後あなた自身の寿命をかける願いができた時は、またお越しくださいな。

ご利用ありがとうございました。」

その後、カラス頭の怪人が現れた噂は魔女も耳にしたが、いかにも関係なさそうにいつも通り過ごしていたのだった**
(191) yusuron 2022/11/22(Tue) 21:30:01

【人】 影街の魔女 ブランシュ

― 回想 奏者と ―

本気を見るとは言ったが、彼女の様子を見れば本気を見るまでもなかったかもしれない。
二つ返事で4年の寿命を提供するとの答え>>181に、したり顔を浮かべた。

「ま…分かっていたけどね。
本当、客があなたみたいな人ばかりならいいのだけど。

金とか、自分の寿命以外のもので交渉を持ちかけてくるのはまだしも、払う段になって難癖つけてゴネだして、強欲呼ばわりしてくる人間の多いことと言ったら…

あ、ごめんなさいね。あなたには関係ない話。」

そう言って、戸棚から取り出すのは化粧に使う白粉のような粉を収めた小さなケース。少女に直に手渡す。

「これをお母さんの傷に塗ってあげなさいな。
半日もすれば全て元通りになっているでしょう。
もっとも、体が土に還ろうとするのを止めるものではないけれど…」

それを手渡して
(194) yusuron 2022/11/22(Tue) 21:45:50

【秘】 影街の魔女 ブランシュ → 奏者 イルムヒルト

「そうそう、それにお代もいただきましょうか。
まあ…今回は普通でいいわよね。」

少女の顎に指を当て、軽く持ち上げてから、唇が触れ合うほどの距離まで顔を近づけ、すう……と息を大きく吸い込めば、何かが彼女の体から抜け出たのが自分でもわかるだろうか。
(-113) yusuron 2022/11/22(Tue) 21:46:27

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「はい、おしまい。お代はいただいたわ。

悪くならないうちに処置して、眠らせてあげなさい。
それが
私にはできない
孝行というものだわ。」

と告げて彼女を送り出した。
魔女にとっては良い取引、それでおしまい。
だから、彼女が時折店を訪れるのが不思議ではあるのだ。

取り立てていいことをしたなんて覚えは、まるでないのだから。
アップルパイは美味だから、商売抜きで喜んで迎え入れるにしても**
(196) yusuron 2022/11/22(Tue) 21:50:05
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。
(a41) yusuron 2022/11/22(Tue) 21:53:37

影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。
(a42) yusuron 2022/11/22(Tue) 21:55:14

【秘】 奏者 イルムヒルト → 影街の魔女 ブランシュ

[同じ水1つでも、
砂漠で乾いた者へと与えられるものにとっては
それは何よりの甘露希望であった

――恩を忘れぬ娘は、成長し、己が母の年に近づいても
変わらぬ姿の魔女へと敬愛をもって
アップルパイとともにその店を訪れる

大人になった少女は実はちょっとだけ気になってることがある。
今回は普通、とあの日、ブランシュさんは言っていたけれど

普通ではないのはどんな風だったんだろう、って。*]
(-120) leaf 2022/11/22(Tue) 22:27:03

【人】 影街の魔女 ブランシュ

―回想/数日前――

「ユスターシュ。そう、それがあなたの名前…いえ。」

あるいは主の名前、かな。と聞けば>>186思う。自分なら、会心の出来でなければ魔法生物に一つ一つ名はつけない。
それはともかく、彼(?)が瓶の中身を飲み干し、人間の姿を取る>>189>>190のを、物珍しそうに眺めていた。

魔女の長い人生でもこれは初めてのことだったから。
取った姿は、灰色の髪に自分より高い背丈、細身の若々しい体。あるいはこちらも主似なのかもしれないが。それを見て

「……驚いた。随分男前になったわね。」

驚きを隠さずに率直に告げた。
(227) yusuron 2022/11/22(Tue) 23:34:48

【人】 影街の魔女 ブランシュ

本当に心底嬉しそうなのは悪い気もしない。

「ええ、祭りが終わったらいらっしゃい。そのときに寿命は回収させてもらうわ。ユスターシュ、あなたは人間の姿を取っていても、人間に付きものの、あの嘘とか裏切り、ごまかしなんて悪徳は身につけていないでしょうからね。

大いにその美しい姿で楽しみなさい。楽しむ方法が多いのは人間の良いところだわ。

魔法以外で困ったことがあれば、いつでも私のところに来ればいいし…
困ったことがなくても来ればいいわ。」
(228) yusuron 2022/11/22(Tue) 23:34:55

【秘】 影街の魔女 ブランシュ → 人造生物 ユスターシュ

「あるいは、その人間の姿の楽しみ方に深い興味があるなら、いつでもいらっしゃい。

その時は、あなたの知らないことを教えてあげましょう。」
(-131) yusuron 2022/11/22(Tue) 23:38:12