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人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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【鳴】 鈴木 深江

[辺りが静かになったからか、
 漸く周囲の家からざわめきが聞こえ始めた。
 ばけものが出たから家に閉じこもっていたのだろう。

 でもこれは仕方がない。
 海にばけものが出るのは当たり前だし、
 誰だって死にたくはないのだ。

 ばけものの死体が残ってるのは良かった。
 俺が流した生きてはないだろう血の跡も。
 たぶんこれで妻も子も悪い事にはならんだろう。

 俺はその村から姿を消した。]
(=6) udon 2023/03/12(Sun) 14:32:52

【鳴】 鈴木 深江

[――― どうしてこんな事になったんだろうか。
 少し前から、傷の治りが早いとは思っていた。
 病は気から、幸せだからか?とか阿呆な事を思っていた。

 だが、それじゃあ説明がつかない。
 さすがに死んだはずだ。

 それなのに俺は無傷でこうして歩いている。
 全身の痛みもようやく取れて来た。
 まともに息ができるようになって、深呼吸をした。

 そうだ、死んだはずだ。
 なのに死んでいない。

 つまりは、

 俺は多分、不老不死になったのだ、と思い当たった。]
(=7) udon 2023/03/12(Sun) 14:33:04

【鳴】 鈴木 深江


[俺の住んでいた村での、結婚式の独特なしきたり。
 それは無病息災、長寿を祈り、夫となる男が人魚の肉を食べる事、だ。

 勿論本物の人魚なんかではない。
 自分で獲った魚の中で、一番人の顔に近く見える人面魚だ。

 ああ、だが、きっと俺のとったそれは、きっと、
 ―――― きっと、本物だったんだろう。]
 
(=8) udon 2023/03/12(Sun) 14:33:17

【鳴】 鈴木 深江


[どうしてこんな事に。
 考えても埒があかない。

 妻も察していたのだろう。賢い嫁だ。
 俺が不老不死だと知られてしまったら、
 きっと余計ないさかい事がおこってしまう。

 村の風習としてあるとはいっても、
 実際にそんなものになってしまえば化け物扱いだ。

 こどもだってまず、そうかどうかを確かめられるだろう。
 赤子だ、違えば死んでしまう。
 そもそも生まれてから成長しているのだから、
 違うのはもう明白であったが周りは聞き入れなかったろう。

 彼女の英断を誇りに思うと同時に、
 俺はこれからどうすればいいだろうと慣れ親しんだ海から離れ、山へ、山へと入って行った。]
 
(=9) udon 2023/03/12(Sun) 14:33:30

【鳴】 鈴木 深江

[村を出て数年間、
 まず試したのは本当に死ねないかだ。
 ころっと死ねるならそれでいいと思ったが、
 色々と試した結果苦痛はあるが死ねないと言う事だけが解った。

 次にやった事は化け物退治だ。
 自分じゃできない死に方を齎してくれるそいつらは、
 もしかしたら俺を殺してくれるかもしれないし、
 そうでなければ俺が勝ち、他の人間を救うことができる。

 得しかなかった。

 謝礼金で生活は出来たし、まあ飢えても死にはしないから
 なんとでもなった。山のもんに含まれる毒でも死ねなかった。
 途中で得物も手に入れた。
 出来るだけ見栄えのある、強そうなものを選んだ。
 大太刀は自分にとてもあっていたように思う。]
(=10) udon 2023/03/12(Sun) 14:33:57

【鳴】 鈴木 深江

[けれどいくら誰かに感謝されても、
 ここに居てほしいと強く望まれても、
 そうする事はできやしない。
 それでも化け物の噂を聞き行くと、困った人間がいて、
 交流し、感謝され、そして別れ、 …… それが、少し。

 更に十数年経ち、その生活になじんだ頃だ、
 ―――― その狐に、出会ったのは。]
(=11) udon 2023/03/12(Sun) 14:34:05

【鳴】 鈴木 深江

[人を喰い荒らす狐の化生。
 本来は俺はこいつを殺すために、こいつに会いに行ったのに。

 縁とは、不思議なもんだ。

 殺し合いの最中、中断を呼びかけられ、
 耳を傾ければ「生餌に為れ(要約)」だ。

 一蹴しようかとも思っていたが、
 俺がこいつの生餌になったなら他への被害はなくなるし、
 その頃の俺は人との交流もほぼ断っており、
 なんというか、

 そう、
 寂しかったのだ。

 だから、何人もの人間を殺してきただろうこいつの、
 そんな甘ったるい毒のような取引を飲む事にし、

 結果今では、その判断は正しかった、とまでは言えないものの、間違ってはなかったのだと思う。]
(=12) udon 2023/03/12(Sun) 14:34:18

【人】 鈴木 深江

[……変な夢を見た気がする。
 過去の夢なんて久々に見た。

 そういえば、>>1:0
 このキャンプ場を教えてくれた誰かが
 そんなことを言っていた。

 起きてしばらくぼんやりする。
 隣にはまだ寝ている天美の姿があった。

 手を伸ばして、頭に触れる。
 撫でて、少し髪の先をつまんで、
 離し、
 次にその頬を指の甲で撫でた。]
(93) udon 2023/03/12(Sun) 14:34:29

【秘】 鈴木 深江 → 田中 天美


[そして、軽くその頬に口付けて、]
 
(-243) udon 2023/03/12(Sun) 14:34:43

【人】 鈴木 深江

[緩く笑って狐を起こす。
 ぽんぽんと軽くたたくように。]

 おはよさん。
 今日もいい天気よ。

[カーテンから透けて見える陽の光がある。
 開けぬままもう一度布団に身体をつけた。]
(94) udon 2023/03/12(Sun) 14:34:52

【秘】 鈴木 深江 → 田中 天美

[過去の夢を見ても、
 思い出しても、気が沈む事は特にない。
 だけどあまりにリアルで少しだけ。

 天美を抱き寄せてその首元に頭を埋めた。]
(-244) udon 2023/03/12(Sun) 14:35:05

【鳴】 鈴木 深江

[――― 一度だけ、
 妻と子に会いに村に戻った事がある。
 村を出て、40年くらいが経って居たろうか。

 妻はすでに亡く子も大人になっており、
 姿だけで言えば俺よりも年上のようだった。
 きちんと家族もいて、も独立したらしい。

 一晩泊めて貰い話を聞いて、
 次の日に妻の墓参りをした。

 あの時に一緒に居てくれたのも、天美だ。 
 あの時、一度「フカエ」は死んだ。
 不死のくせに一度、きちんと死ねたのだ。
 それを齎してくれたのは妻であり子であり、
 そして。]
(=13) udon 2023/03/12(Sun) 14:35:48

【鳴】 鈴木 深江

[生き返っても俺はそのままでいれた。
 人間のままだ。
 いくら死んでも死ねずとも、
 心は人間のまま居れると解ったから。

 自覚をしている。
 俺はもうずっと、あの時から。]
(=14) udon 2023/03/12(Sun) 14:35:55

【鳴】 鈴木 深江

[今はこうして物見遊山、
 清貧な生活を送っている、つもりだ。
 スマホももっているが。
 他にも便利なものをちょいちょいちょいとか、
 狐の化かし力にちょっと頼っている所は、まあ。
 あるが。

 そもそも戸籍というものが
 いつのまにか必要になってたのが一番きつかった。
 身分証の偽装で何とかなっているが、
 色々と気を付けねばならない事は確かだ。

 因みにお互い名字なんてものはない。
 珍しいものにしたらルーツを調べられると困る為どこにでもあるような名字という事で鈴木と田中にしただけだ。佐藤も候補だったが雰囲気で選んでいる。
 名前の漢字も作る時に漸く作ったようなものだ。

 天美の名は俺がつけた。
 天色の眼、その毛並みも天の羽衣のように美しかったからだ。狐は良いぞ。
 ずっとそれを名乗っている所から見ても満更でもないらしい。]
(=15) udon 2023/03/12(Sun) 14:36:09

【人】 鈴木 深江


 天美、

[つけた名を呼ぶ。]


 今、楽しいなあ。

[昨夜も言った言葉をもう一度言う。
 天美がどう受け取るかは解らないが、
 いずれにしろへらっと笑って返すだろう。]
(95) udon 2023/03/12(Sun) 14:36:22

【人】 鈴木 深江


 今日は川と温泉だな。
 あと、山菜。

[楽しみだと笑って身体を起こした。]
(96) udon 2023/03/12(Sun) 14:36:34

【人】 鈴木 深江

[川遊びの準備は簡単、長い布一つで十分だ。
 まあタオルだのなんだのもいるのだが。
 あとは昼食用に残しておいた混ぜご飯。

 釣り竿もそっと入れた。
 クーラーボックスは山菜用に持って行く。
 昨日きちんと洗ったからにおいも取れていた。
 お酢は偉大である。
 そうして、川までのんびり散歩する。

 鳥の声、羽ばたき、
 風の通る音、揺れる葉のさざめき、
 枝が揺れてきしみ鳴って、
 そこに土や草を踏みしめる音が入る。

 夢の中となんら変わらない。山の音。
 だけど空の色も陽の色も夜の色も星の数も、
 風のにおいもぬるさもきっと何もかもが違う。

 少し感傷的になっているのは夢のせいだと解ってはいるけれど。ああ、遠くまで来たなと思う。]
(97) udon 2023/03/12(Sun) 14:36:57

【鳴】 鈴木 深江

[夢、これが夢ならば。
 良いか?どうだろう。

 良いか悪いか等、
 きっとそんな言葉でははかれない。]
(=16) udon 2023/03/12(Sun) 14:37:10

【人】 鈴木 深江

[川に着いたら泳ぐ準備だ。
 コテージで服の下に褌を締めていたため
 脱ぐだけで良い。

 泳ぎは職業柄大得意だ。
 とび職として現在も鍛えているため筋力も体力もある。
 ただ川遊びは久々で、
 山で生きていた頃のことを思い出しワクワクした。
 憂いなんてすぐに忘れる。]
(98) udon 2023/03/12(Sun) 14:37:26

【人】 鈴木 深江


 魚以外になんかおらんかな。

[水底に面白いものがないかと笑いつつ、
 虫やら何やらを見つけてははしゃぐ。
 食べる事ができる水草なども見つけ採取。

 きれいな水だ、源泉はどこだろう。
 川に沿って上流に歩いていくのも良いかもしれない。

 泳ぐのに適した場所や、
 そうでない場所はやはりある。
 少し深くなっている場所、大きな岩が並び、
 歩きやすい場所などがやはり遊びやすい。
 そういう場所に陣取ってのんびり遊んだ。]
(99) udon 2023/03/12(Sun) 14:37:36

【人】 鈴木 深江


 おお、蔓がある。

[川の上に枝がさしかかり、そこから落ちる蔓がある。
 見たところ頑丈そうだ。一度引っ張って確かめた後、
 それを掴みぶら下がって、思い切り揺れた後に水の中に落ちた。

 いわゆるターザンごっこである。楽しい。
 こういうのは幾つになっても楽しいので
 天美にも勧めてしまう。
 本当に幾つかはもはや数えてないが。]
(100) udon 2023/03/12(Sun) 14:38:02

【人】 鈴木 深江

[昼を過ぎ空腹を感じたくらいに、
 川のそばで焚火をはじめる。

 持ってきた釣り竿で何匹か魚をひっかけて、
 天美と一緒にわたを取って洗い串を入れて塩を振り火にかける。

 家から持ってきた混ぜご飯のおにぎり、
 既にアルミホイルに包まれているそれを焚火の中に投げ入れた。

 焼き魚と焼きおにぎり、
 あとはお湯を沸かして採っておいた水草を煮て、
 味噌をとかして味噌汁にする。

 いい匂いだ。できあがったホカホカのそれらは美味しい。
 川で遊びまわった身体に塩気が染みる。]
(101) udon 2023/03/12(Sun) 14:38:17

【人】 鈴木 深江


 は〜…

[焚火にあたっていると身体も乾く。
 このまま適当に着込んでももうぬれないだろう。

 満足したあたりで後片付けをし、
 噂の温泉とやらにむかう事にする。

 その途中で山菜を見つけたので山菜採りもした。
 帰りがけに見たものからはじまり、少し山の奥まで入る。
 それだけでいっぱい採れるのは嬉しい。
 帰ったら天ぷらにしたい。
 川の水を入れたクーラーボックスに突っ込んだ。]
(102) udon 2023/03/12(Sun) 14:38:35

【人】 鈴木 深江

[そうして、]


 おぉ、…

[思いのほかしっかりした温泉施設を見つけると声を上げた。
 山の中に温泉があると聞いた時、
 普通に自然温泉と思い込んでいたのだ。
 山の奥にある秘湯とか、猿が入りに来る温泉みたいな…。
 そのためきちんとした施設で逆にわくわく度が増した。
 こういう所はめったに来ないためだ。]

 すごいなぁ、
 ちゃんとしとる。

[自然温泉なら褌のまま入るつもりだったが、
 これだけきちんとした所なら問題なさそうだ。
 男湯でのんびりする事を選ぶ。]
(103) udon 2023/03/12(Sun) 14:38:47

【人】 鈴木 深江

[きちんとかけ湯をしてからお湯につかって、
 は〜〜〜〜と声がもれてしまった。]

 遊んだなあ……。

[そうしみじみと呟く。
 遊び尽くすにはまだ足りないが、
 満足する程度には。

 狐の姿で湯につかりたくなったら
 貸切の方でも借りようか、と笑った。*]
(104) udon 2023/03/12(Sun) 14:38:58

【独】 鈴木 深江

/*
詰め込んだらくそ長ログになった!
ごめん!!!!!!!!

実は俺たちも再演です
前の村は深海に沈んでしまいました
でも二人の存在がなくなるのが嫌すぎたので、
こうして遊びに来させていただいた感じです

なのでちょっとログを改変して再利用したりしたりも
あったりなかったり…

キャンプ楽しい 夢とのはざま設定もうれしい
ありがとう…楽しい……村…ありがとう…感謝…

ログのんびりでごめんね、はこちらこそ
いつもありがとうを相方に…
(-245) udon 2023/03/12(Sun) 14:41:18

【独】 一匹狼 “楓”

/*
人魚の肉のお話だ……!(正座)
早く全ペア読みたいがなかなか進まないな……閉じてからでも読めるとはいえ……。

>>-240武藤
率直に言って恐怖体験だな? 昼間でよかった
椿さんが隣でキャッキャしてくれそうなのが余計に怖いが……

楓にはあまり怖いもの無いんだろうなとは思ってますね
自分が一番危険だと思ってるから……

>>-245鈴木
深海……! それは悲しいな……
舞台設定が気に入っていただけて本当によかった……
(-246) Siro_neri 2023/03/12(Sun) 14:46:37

【独】 武藤景虎

/*
鈴木さんのストーリーが圧巻で見入ってしまいました。
深海に村ログが沈むの悲しいですよね……(数多の思い出が読めなくなって保存し損ねたことを後悔している……)
はわー。二人の馴れ初め……。
あと混ぜご飯焼きおにぎりにしてもおいしそう……。
(-247) dix73 2023/03/12(Sun) 14:47:25

【独】 鈴木 深江

/*
ちなみに私らのログ、
時間がかかっているのは大半が調べものな気がしていますねえ

今回は川で採れる食べられる水草、
山菜のあくについて等をめっちゃ調べました(?)

キャラの行動原理はかっちり決まっているため、
行動や感情だけならさくさく出てくるんだけど、
こう動いてキャラクターが持っている知識、現実でどうなるか等と照らし合わせて問題がないか等の確認に時間がかかっている感じする〜 そしてそれを構築するのが楽しいやつ…… 相方も同じタイプなのが解っているため、お互い時間をかけても満足ログを書こうという長考ペアです love (あとは単純に多忙くそコアペア)

釣り知識や川遊び知識は元から自分の中にあるものの裏付けくらいかな調べたのは…
そして時間切れだ〜おしごといってきます 天美love
(-248) udon 2023/03/12(Sun) 14:49:50

【独】 鈴木 深江

/*
私も保存しそこねログいっぱいある!
悲しすぎる 共感を得られてちょっとうれしいです、へへへ

>>-246
舞台設定本当にありがとう…最高です…*
(-249) udon 2023/03/12(Sun) 14:49:56