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人狼物語 三日月国


93 【身内】星の海と本能survive -Ap-02-【R18G】

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視点:


【秘】 磁気嵐 テレベルム → 観測者 サルガス

「……疲れただろう、サルガス。
 あなたはとても、……凛々しかった。すべきことを最後まで為した。私はそう思う。貴方の選択は……貴方が逃げずにいたことは、私が、知っている。あなたが私のいた場所に話しかけていたことも。……私が、応えられないことも。私は、見ていた」

見ているしかできなかった。
それがどんなに悔しかったか。どんなに苦しかったか。
しかしそれもまた、『生きて』そこにいるものの苦しみと比べれば、

「私が赦されるのなら。貴方はもっと、赦されるべきだ。
 貴方のしたいようにしていい。貴方は今、何一つ耐えずともいい。私はそう、思って」

言ってから、
少し、違う、と気づく。

「そう、願っている」

貴方の腕に。手に。語る。
命の宿る手に。
(-373) tasukete 2021/09/08(Wed) 4:04:29
テレベルムは、甘いお酒が好き。餡子のお酒もある。好き。
(c111) tasukete 2021/09/08(Wed) 7:16:16

テレベルムは、シトゥラに餡子のお酒を差し入れした。餃子では無い。
(c113) tasukete 2021/09/08(Wed) 7:43:02

【秘】 磁気嵐 テレベルム → ひとのこ ヌンキ

「わかって……いるのだ。理性では。
 そう、こんな心境になって、初めて。あなたの選択を、怒りでもって受け止めた私の、その、愚かさを知った。あなたも、あれは、決断の一つで、……私は」

首を振る。
わかっているのだ。……わかっている。

「……すまない。私は貴方の話を聞くためにここにいるのに、いつのまにか、聞かせていた。余裕が……なくなっている、のだろうな」

痛みに声を上げることもなく、自らペンを引き抜いた。返しにも似たペン先の尖りが手袋の糸を、肉の繊維を、筋を、神経を絡ませてもなお、彼の声は上がらない。
聴かせる悲鳴など無い。そのように育った。
流れ落ちる赤を灼いてようやく、眉が顰められる程度だ。

手袋越しに、肉の焼ける匂いがする。
それは化学繊維を熱したときのような、あまり生命らしい匂いではなかった。

──無事である方の手で、あなたの指先をふにふにと摘む。
命の在り方を確かめている、畏れを知る弱さだった。
(-405) tasukete 2021/09/08(Wed) 12:22:10

【秘】 磁気嵐 テレベルム → 観測者 サルガス

「贖罪というには、……私の望みでしかないが。
 貴方の望むことに私の力が必要であるなら、私は、それを叶えよう。もう、それによって人が死ぬことはないのだ。あなた自身も」

生きるものたちの、その選択は、重い。
その責を担うはずだった自分の肩の、なんと軽いことか。
サルガスの背を、不器用なまでに、ゆっくりと撫でる。
装置は先ほどと駆動音を変え、……静かな彼は、しかし大きな感情の波に呑まれている、らしかった。

もう少し、落ち着いたら。
もう少し、互いに温もりを得たなら。
先延ばしにしながら、けれど、サルガスに『そうしてやらねばならない』という意思が生まれている。

言わねばならないのだろう。自分こそが、それを告げるべきだ。望んでいなくとも。私も、片割れも。望んでいなくとも。

今度こそ、その決定の責を一人に負わせてはならない。告げるべき役目を、任せているばかりではいけない。彼は、休息すべきだった。決定から、観察から、義務から。

幾度か、深い息を繰り返した。

「……カウンセリングを再開しよう、サルガス」

「私も、……不安定がすぎるから、隣で受ける、から。あなたは……ただ、休めばいい。これは褒賞だ。あなたの……果たした義務から得られた、休息。もう、逃避も、拒否も、貴方には認められている。もう肉塊となることを恐れずとも、貴方は、私は、充分に痛みと苦しみを知った。」

「貴方の休み方を、カウンセリングで学ぶといい」
(-409) tasukete 2021/09/08(Wed) 12:43:34

【秘】 磁気嵐 テレベルム → 観測者 サルガス

「……、」

泣いていた、らしい顔に。
やはり辞めよう、と引き留めかける。小さく腕が跳ねる。やはり、ここでじっとしていよう。辞めてしまおう。このままゲームが終わるまで、静かにしていよう、と。

……しかし、サルガスは、一度もそんな提案をしたことはなかったのだ。すべきことだったから。逃げてはいけないことから、否定されるのが前提の、提案をしたことなどなかった。
同じ重みを背負うべきだ、そうしたかった、と望んだのは誰だった?

「……ああ。また、……また、後で」

長い袖の中で、拳を作りながら。その背を見送った。
躊躇いながら、重い身体と布を引きずり、隣の部屋へ、向かう。

まだ、温かい。
ならば、……
(-477) tasukete 2021/09/08(Wed) 17:58:01

【秘】 磁気嵐 テレベルム → ひとのこ ヌンキ

「……そうか。……その。…………あなたの意思が見えてきたように感じるのは、きちんと、私も、友として、喜ばしく思う。わからない、けれど。私は、貴方の発する情報の全てを認識できているわけではないから。だが、……喜ばしいと、……

 …だからといって調査と通報を行わない訳ではないが……」

触れられる手をそのままに。
ぼんやりと、堂々巡りの思考を繰り返している、と、いう自覚はある。つまり、自分は上手く相手の感情を把握し、自らの為したいことを為せているか?という、自責だ。
だが、……考えたところで。急に上達するものでもない。

……自分に満足にできることといえば、普通に、破壊なわけで。彼は戦うような態度を好まないだろうから、止められる可能性は十分にあるが。こうした組織の調査や解体に関しては、別に自責を感じるほどに不器用というわけでもない。

(手応えを感じる立場に立つ。
 彼が使用人であることを選んだのと何が違う?
 かれは本当は、初めから人だった)

(まあ、所属組織は、普通に監査されるべきと思うが……)
(-479) tasukete 2021/09/08(Wed) 18:12:49
テレベルムは、観念してカウンセリングに向かった。
(c127) tasukete 2021/09/08(Wed) 18:13:14

【独】 磁気嵐 テレベルム

サルガス、むしろかなあという気がしてきた(今?)
(-480) tasukete 2021/09/08(Wed) 18:14:26
テレベルムは、カウンセラーにハチャメチャに怒られている。
(c130) tasukete 2021/09/08(Wed) 19:06:25