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人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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視点:


【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要


しばらくして。

「──偉智さん」

やがて、少女はやってきた。
しっかりと自分自身に向き合って、
踏み出したちいさな一歩を、うそにしなかった。

「ごめん、お待たせしちゃって──。
 なに演奏しようかな、って、
 あれもこれもやりたいな、って、
 考えてたら、遅くなっちゃった」
(-321) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:29:14
水銀 莉桜は、耐久性を褒められたので、防弾とか防刃とか防爆も搭載しようか悩んでいる。
(c40) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:39:09

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

音に振り返る。
良かった。寒そうには感じない。

「気にしないで?色んな曲が弾きたいなら、付き合うから。
じゃあ、何から弾きたいかな。」

おいでおいで。緩慢とした仕草で呼び
ぽんぽん、と隣に座るよう促す。
(-323) kou0957 2022/02/04(Fri) 18:40:30

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「人間だって、そんなにすぐは変われないわ。
 少しずつ慣らしていきましょ………」

(-324) 雪野 2022/02/04(Fri) 18:40:55

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「……せっかく人が良い話で纏めようとしたのに!」


この先どんな未来が待っているのかは分からない。
咲花は別の意味で不安(と期待)に溢れているものの、

あなたにとってはきっと明るいものとなるだろう。
───だって、あなたは孤独ではないのだから。
(-325) 雪野 2022/02/04(Fri) 18:44:45
水銀 莉桜は、早乙女 咲花を見て、薄笑みを浮かべた。
(c41) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:56:30

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──ううん。だいじょうぶ。
 ひとつに決めた。
 そのかわり、いろいろ詰まってるやつ」

促されれば、
遠慮がちにあなたの隣に腰掛ける。

「──偉智さん。
 あたしね。ピアノ、ひとに聴かせるの嫌だったんだ。

 だって、あたしは機械だから。
 機械が音を奏でたって、
 そんなのは電子音楽の再生と変わらない。

 ──そう、思ってたんだ」
(-329) Rindo17 2022/02/04(Fri) 19:02:02

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「博士に頼んで、
 静音シャッター付きの録画機能を
 搭載してもらわないとなぁ──♡」

だめそう。


──とはいえ。
少し前までの少女からは考えられなかったこと。
いろんな困難にぶつかるとしても、きっと大丈夫。
すてきな友達……友達?
友達が、いるのだから──。
(-330) Rindo17 2022/02/04(Fri) 19:04:17

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

「そう…?それなら、それにしよっか。」

隣に座り、話す声に一つ一つゆっくりと頷く。

「今は、違う…のかな。

僕は、どんなものにも…命があるって、思う。
楽器が人を選ぶように、音も、奏者によって変わるように。

でも、莉桜ちゃんが乗り越えられたなら…それは凄くあったかくて、良かった。って、思うな。」
(-335) kou0957 2022/02/04(Fri) 19:18:17

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

落ち着く時間だったのは氷室も同じ。
ここで二人で過ごす時間だけは、
終わらなければいいのにとも思う。

「どうしたの、莉桜ちゃん」

あなたを覗き込むように見る。
この所作もすっかり癖になっている気がする。
(-342) serikanootto 2022/02/04(Fri) 19:47:34

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──わからない。

 今までの常識が、
 そんなすぐに変わることはないから。
 けれど──」

「──偉智さんは昨日、自分を欠けてるって言った。
 それがどうしてなのか、あたしにはわからないけど。

 欠けてる同士なら、きっと。
 少しでも、ほしいものに近づける。
 奏でたい音に、近づける。
 そんな気がする」

「だから、偉智さん。
 あたしと、ツインを弾いてください」

答えは出ている。
けれど改めて、少女はあなたを見やり、微笑んだ。
(-347) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:10:53

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──」

「あたし、凛乃さんの瞳、好きだな」

ぽつりと、いつかの鏡移し。

「  あのね、凛乃さん。
 あたし。
 人間じゃあ、ないんだ」

あなたをまっすぐ見据える翡翠の瞳。
揺らがず曇らず、いつもそこにある。

「凛乃さんが褒めてくれた、この目も。
 ぜんぶ、つくりものなんだ。
 あたしは、アンドロイドだから」

「──黙ってて、ごめんなさい」

視線を逸らすことなく、告げる。
けれどその語調から、
悲壮感はあまり感じ取れないだろう。

まだ告げたい言葉には、続きがあるからだ。
けれど今は、あなたの返事を待つ。
(-348) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:13:18

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

好きと言ってくれた瞳でもって、あなたの瞳を見つめる。
これも幾度となくしてきた所作だ。

「つくりもの、アンドロイド、か」

改めて口にされることで、
より納得できる気がする。

「……伝えてくれて、ありがとう」

どうあろうと変わらないというのは、すでに告げている。
だから、あなたの自分の言葉で、という意思を、
有り難く受け取るのだ。
(-353) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:33:45

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

「僕も、急に変わるのは難しいから…わかるかも。」

少し瞼を伏せ、少し白い息を吐く。

「夢、あったけど…ずっと、諦めてたり。
誰かに想われる事も、こわかった。

今は、少し…変わったけど、まだ、欠けてる所も多い、かな。

欠けてる同士…うん、そうだね。
こちらこそ、よろしくお願いします。」

奏でたい音は、一緒に弾いていけばわかるかもしれない。
微笑みに頷き、そっと鍵盤に触れる。
(-354) kou0957 2022/02/04(Fri) 20:37:19

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「うん、──それで、ね」

あなたが、その事実を受け入れてくれることは、
すでに分かっている事柄だ。
だからこれは、そんな単純な
確認のための儀式ではない。

「──あたしは、みんなとは、
 凛乃さんとは、違うけれど。
 ここで過ごして、
 あなたと一緒にゆっくりして、
 とっても、──とっても、楽しかった。
 ほんとうだよ。うそじゃない。

 ──あのね。
 また、こんな風にできたらいいな、って思う。
 できるなら、ずっと。
 そうしたいと思う。
 あたしの試験稼働がいつまであるのか、
 どこまでパーツの換装を行って、
 大人への成長をテストするのか分からない。
 足並みがずれることもあるかもしれない。
 でも、その、いつかが、訪れるまで、凛乃さん」

「あたしと、ともだちで、いてくれますか?」
(-361) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:47:05

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──うん。
 お互い、まだまだなんだね。
 じゃあ、きっときっと、探していこう。
 欠けてたって、瞬いてる、

 きれいな、星を」

そっと、鍵盤に指を添える。

「──ちょっと長いし、ちょっと難しいよ。
 あたしはばっちりメモリーに記憶してるから、
 ついてきてね、偉智さん!


 ──『きらきら星変奏曲』!!  」


そうして、音が跳ねる。
(-362) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:49:29
水銀 莉桜は、奏でる。欠けたもの同士で目指す星。『きらきら星変奏曲』のツインを。初めて誰かと一緒に。
(c43) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:51:13

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「――」

あなたの言葉を、一つ一つ受け止める。

たとえ氷室があなたを莉桜として、
個の一人として扱っても、
違う存在であること自体は覆りようがなく、
だから、いつまでも一緒というわけにはいかないんだろう。

あなたの言でいうところの、『いつかが訪れるまで』。

永遠に続く縁というのはそうそうないのかもしれない。
(-365) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:58:09

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

それでも可能な限り、
一緒にいたいというのは自分だって同じだ。
ここでの時間も、
今こうやって一緒にお風呂に入っている時も、
得難い、大切な時間で、楽しかったのだ。

「……こちらこそ。
 こんな家の生まれな私だけど。
 莉桜ちゃんが一緒に歩いてくれる限り。
 もしどちらかが遅れても、待ってくれるなら。
 待てるなら」

「……ずっと、友達でいようね」
(-366) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:58:13