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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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視点:


【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ

「そっか、相思相愛とは嬉しいね。
 誰ともそうであれって思うけど中々難しいからな」

肩を竦める。

「もちろん。ラザニアもきっと俺のことが好きだと思うし、
 仮に嫌いでも今日この日に二番目に好きになるチャンスだ。
 ぜひともご一緒しよう」

きっとそこからは、普通にラザニアを食べて帰るだけだろう。
その前に、二つばかり聞いておきたいことがあった。
お辞儀の距離で、自分は両手を広げて。

「ラウラちゃん、二つだけ、聞かせてよ。
 キミが僕を好ましく思ってるならさ。
 この国から一緒に逃げちゃおうか、って聞いたらどう答える?
 争いも、抗争もない、平和な地域まで。
 二人で逃げちゃおうか?」

本気とも冗談ともとれない聞き方で尋ねる。
(-206) reji2323 2022/08/14(Sun) 2:57:26

【秘】 piacere ラウラ → イル・マット フィオレロ

女は貴方の反応に満足したのか、もう一度笑みを作る。
内側組織であればこうした反応は不敬に当たるだろうが……。

「素敵です、ね」

今くらいは許されてもいいだろう。
ワイングラスを手に、胸の位置まで掲げる。

「……Salute乾杯

大して望みはない。形にするならこれはただの戯れでしかない。
掲げたワイングラスを口元に運び、目を閉じた。

「…ラウラの望みは、役立つこと ですから。
……お戯れが過ぎました、ね。失礼致しました」

仲良くなりたい気持ちは嘘ではないが、
遊び
をするには状況が宜しくない。
上司の姿を頭に思い浮かべて、閉じた目を開いた。

「…求めることは悪いことではありません、から。
欲があるからこそ、人間と言えます」

「ですから……ラウラはそんな皆様が、羨ましくて 好きです、よ」
(-234) sinorit 2022/08/14(Sun) 12:37:00

【秘】 piacere ラウラ → 狡兎 ツィオ

「心の底から嫌いで、関わりたくなければ……。
人はそれを 無かったものにします、から」

そうでないことを相思相愛とも言いきれないのは勿論。
それでも、話せば分かることもあるらしいので。

「…それでは、行きましょうか」

一歩踏み出そうと足を動かしたところで、貴方からの問いかけ。
他者である己がその意図を理解することは出来ないが……。

動かした足を貴方に近づくように置いて、軽く背伸びをする。

「……ツィオ様が心からそう願うのであれば、ラウラは 着いていきます。
ですが……少しでも心残りを残し、苦しむのであれば──お断りします、よ」

続いて、女の指先が貴方の頬へと伸ばされた。
こちらから触れることは無いだろう。

「…本当に大切なものへ、手を伸ばして掴むべき です。
………ラウラは、何かを捨てて得るには 価値のない人間です、から」

言葉とともに僅かに逸らした目を細め、小さく息を吐き出す。
この言葉の意味を正しく理解することもまた、他者には難しい。
(-237) sinorit 2022/08/14(Sun) 13:36:41

【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ

伸ばされた指に、自分の手を重ねる。
掴もうとはしない、添えるだけだ。
それが相手への、自分への何よりの答えになったかもしれない。

「へえ。それは、光栄だ。
 心残りなんかは、きっとラウラちゃんと一緒に居れば、
 忘れられたり拭えたり上書きしたりできるよ。
 ――男って、そういう生き物だからさ」

女に溺れようと思えば、いつだって溺れられる。
ワインだって、薬物だって、女だって同じだと、俺は思う。

「分かった、覚悟が決まったときはお願いするよ。
 その時にお互い、まだ五体満足だと良いね。
 そうしたら、随分と楽しめるだろうから。

 ――そして、次の質問には答えなくていい。
 ただ、ここで俺に質問されたことと、
 そしてその答えが見つかったときは、それを大事にしてほしい」
(-245) reji2323 2022/08/14(Sun) 16:47:05

【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ

人をかどわかす翠の瞳が、貴方の目を覗き込む。

「――マウロが。
 もし同じように"それ"を望んだら。
 キミは、どうする――?
 俺にしたのと同じ回答なら――。
 それを覚えていてくれるだけでいい」

その結論は。
いつか、誰かの救いになり得る。
そして、願わくは、俺が居なくなったときに。
そんなことを言っていたバカがいたなと
笑って思い出してくれれば俺はそれで充分だ。

パッ、と離れ。

「――さあ、行こうか。
 ラザニアが冷える前に、エスコートしますよ、お姫様」

自分は騎士にはなれないが、道化になることはできる。
恭しく手を取って、道の先を促した。
(-246) reji2323 2022/08/14(Sun) 16:48:15

【秘】 イル・マット フィオレロ → piacere ラウラ

「あぁ……気にしないでくれて全然構わないよ。
 こういうやり取り、楽しいから」

「ラウラくんが役立ちたい望みを叶えるのに1日なんかじゃ、
 時間も人望も何もかも足りないだろうからねぇ。
 ビリヤードでわざとサポートしてもらうのは余りに格好悪いし」

それはちょっとねー。なんて想像して苦笑し、
グラスが合わさったことだけで今日は既に満足している。

「……はは。胸に刺さる。
 俺も昔は君に近い気質だったから。
 そんな成り上がりを好きと言ってくれる君にも、
 いつか……欲を目覚めさせてくれる人が現れるといいね」

自分がそうだったからの例え。
食事の時間なんて短いものだ。そうして話している間に、
お開きの時間も近づくかもしれない。
(-247) poru 2022/08/14(Sun) 16:49:03