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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:


【人】 灯守り 立春

[私の場合、元々弟子として師匠の仕事を傍で学んでいたし
代替わりの時期も師匠と蛍さん二人との間では
あらかじめ大体決めてあったらしい。

私に立春を引き継いで数日後、
師匠は永遠に逢うことの叶わない旅路に出てしまった。

領域内に飛んできた灯りのどれかが師匠なのだと思ったら
淋しくて、離れがたくて、心がついてゆかなくて。
師匠を心配させたくないし、領域内に留めるよりも
灯宮にきちんとお送りするべきだって頭ではわかっていたのに
なかなか送り出すことが出来なかった。
結果甚だしく業務が滞って
中央からお叱りを受けたのは知っての通りである。

それでも、蛍さん二人が私を支えてくれていて
お姉ちゃんも葵ちゃんも、大先輩方のお力も
借りることが出来たからなんとか仕事ができた。]
(493) rinto 2022/01/18(Tue) 21:02:02

【人】 灯守り 立春

[お話が進むにつれて何故だか曇っていく
小雪さんの顔を見ておろおろしていた新米が、
件の灯守りさんがどうやら小雪さんと近しい間柄の方で
任を押し付けられたのは他ならぬ小雪さん自身らしいと
気付いたのは、お話の途中からだった。

小雪さんがものすごく遠い目をしている。
佇んでいるだけで存在感のある、
何でもご存知で面倒見が良くて
頼れるお姉さんのような小雪さんが。]


  苦労なさってこられたんですね……


[気付いたら、声に出ていた。
お話を聴く限りでは、確かに私のやらかしてきた数々は
まだ可愛らしいもののような気が
しないでもない気がしてくる。]
(494) rinto 2022/01/18(Tue) 21:02:21

【人】 灯守り 立春



  ありがとうございます。
  私、なんだか……出来る気がしてきました!


[と、思ってもいいのかな?
今のお話で自信を持つのは失礼になっちゃわないかな??
でも、私を励まそうして話してくださったお話だから
反応としては間違っていないはずだ。

それから程なくしてお姉ちゃんを見つけた私は
促されるままに会場の外へと駆け出した。

後にお料理上手と噂の小満さんに
キノコのソテーをお願いしたと知れば、
全力で羨ましがってしまっただろう。]*
(495) rinto 2022/01/18(Tue) 21:02:55

【人】 灯守り 立春

[ぱたぱた。ぱたぱた。
会場の外、広い廊下を走る足音。
数十メートル先まで響き渡る声には、
焦りと不安が入り混じっている。

※廊下は走ってはいけません。]


  
お姉ちゃん〜〜〜〜〜!!!

  玫瑰お姉ちゃん、居たら返事して〜〜〜!!

  ……あっ、すみません。
  芒種を……着物を着た女の人を見かけませんでしたか?

  どちらの方へ向かいました?
  ──ありがとうございますっ!


[すれ違ったメイドさんや執事さん達に尋ねながら
あちらこちらをノックしてお姉ちゃんを探す。
会場を飛び出した時にはどこにも姿が見当たらなかったから
片っ端から当たるしかなかった。

お風呂場が、それも
結構広そうな大浴場があるのにはびっくりした。
もう少し早かったらお風呂上りの立秋さんと>>243
鉢合わせることもあったのかもしれない。
覗き込んだときには、湯船にはぷかぷかと
良い香りのする橙色の果実が浮いているだけだった。]
(507) rinto 2022/01/18(Tue) 22:08:02

【人】 灯守り 立春



  うわぁあ〜〜〜っ……気持ち良さそう……
  会合の後に入れるかな?
  お姉ちゃんと一緒に来たいなぁ……

  ……っとと、お姉ちゃん!


[その湯船の創立に小雪さんが一枚噛んでいたり、
あまりの愛らしさから雪うさぎ端末の捕獲を試みて
困らせたことがある冬至さん(本体)の
御用達のお湯だったりするのはまだ、知らない。

ぱたぱた。ぱた、ぱた……
順番に扉を開けては閉めを繰り返し、
そして、ついに]


  玫瑰お姉ちゃん……?


[お手洗いの鏡の前、人影を見つけた。>>406
そろりと中へ足を踏み入れてそっと名前を呼んでみる。

その人が振り向いて目が合った瞬間、]
(508) rinto 2022/01/18(Tue) 22:08:42

【人】 灯守り 立春



  
お姉ちゃん!!



[助走をつけてとんっと床を蹴る。
避けられる可能性は微塵も考えないで。

開花したばかりのひまわりのような笑顔を向けて、
幼い頃と同じようにむぎゅうと抱き着いた。]**
(509) rinto 2022/01/18(Tue) 22:08:50