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人狼物語 三日月国


169 舞姫ゲンチアナの花咲み

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視点:


【雲】 サルコシパラ



   心の奥底では理解していた。
   この先に望む未来などないことなんて。

   もしその時になれば自分は選択を迫られる。
   愛する人を死なせて悲哀に突き落とすか。
   愛する人を救いあげて、悲哀に晒すか。


   その事を全て承知の上で
   サルコシパラはこの未来を選んだのだ。



(D56) 西 2022/08/17(Wed) 23:45:41

【秘】 サルコシパラ → ウユニ




     (ウユニさん。


         たとえ貴女が望まなくても
         僕は……貴女を…………。)



(-9) 西 2022/08/17(Wed) 23:46:39

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



      鳴かぬ蛍が身を焦がし
      男は静かに、覚悟を決める。**



(-10) 西 2022/08/17(Wed) 23:48:02

【雲】 サルコシパラ



   とはいえ行先をこの街にしてしまえば
   花がわかりやすく目立ってしまうウユニが
   忌避の目に晒されることは容易に想像がつく。

   サルコシパラは仮面をつけ直し
   少し迷った素振りを見せたあと。


    「そうだ。
     この帽子、よければ使ってください。」


   そう言って自分が愛用していた帽子を差し出す。
   少しでもその姿が周りに晒されないためには
   必要なことだったから。


(D57) 西 2022/08/17(Wed) 23:50:01

【雲】 サルコシパラ



   それから
   サルコシパラはウユニから視線を逸らすように
   蒼空を見上げると。


    「実は……隣町で行きたい所があるんです。」


   いつもは彼女に伺いを立てる配慮をするのに
   今は何も言わずに彼女の手を引く。
   有無を言わさずに、彼女を連れていくために。


(D58) 西 2022/08/17(Wed) 23:50:48

【雲】 サルコシパラ



   そうして歩いて数十の刻
   辿り着いた先にあったのは
   店先に色々な花が飾られている

   しかし花屋ではない、古ぼけた店だっただろう。*


(D59) 西 2022/08/17(Wed) 23:51:18