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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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【秘】 銀の弾丸 リカルド → どこにも行けない ヴェルデ

「それは……虐待というんだぞ」

知ってるか? と問うた顔は眉をハの字に曲げていた。
いつから入れられていたのか知らないが、こんなに感覚が麻痺するほどだということは、きっと物事の善悪がよくわからない内からずっと、ということなんだろう。

こういう話を聞けば、自分はなんて恵まれていたんだろうと思うほどだ。
孤児になったとはいえ、親のことなど知らずに孤児院で幼馴染に出会えていたのだから。

「あぁ、覚えておけ。
 夢はな、叶えるためにあるものだ。
 世の中難しいことだらけだが……お前にも、きっとわかる日はくるさ」

「……さて、と。少年、次に会う時は、新しい本を読んでいてくれ」

そう言うと、煙草の火を消して立ち上がる。
何も言われなければ、軽く手を上げ去っていく。
この時の俺は、貴方が自分よりも早くに亡くなってしまうなどとは毛の先ほども考えてなかったし、
知ることが苦しみを自覚することになっているなどと、思いもしなかったのだが。

きっとそれは、後の祭りだ。
(-218) eve_1224 2022/08/19(Fri) 1:14:14

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

/*
お疲れ様です。強い筋肉の描き方です。
こちらこそ間接的にお声いただき、ありがとうございました。
現状で結果についてはうまくコメントできない(投票も在るし)のですが、
処理順的には多分なんとかなりそうだな……と思いつつ、
ひとまずは結果を詰めるのは5日目開始以降がよさそうだなと判断しました。
結果に至るまでの過程を色々詰めるのは歓迎です!
改めてよろしくお願いいたします。
(-219) redhaguki 2022/08/19(Fri) 1:15:17

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

/*
お疲れ様です、お返事ありがとうございます。
そうですね、吊りだけは能力行使の前にくるので、ここで吊られると能力を使わないまま死ぬことになりますので、結果だけは日付が空けてからと言うので問題ありません。
こちらの能力が、自分が死んでいては使えるたぐいのものではないため、先にそちら行った(成功してるかはさておいて)前提でやらせてもらえばと思っています。

所用を済ませて血の掟を破って単独で会いに行こうと思いますが、そちらはいかがでしょうか。
単独であれば2人で話せそうな場所に向かうと良さそうでしょうか。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!
(-221) eve_1224 2022/08/19(Fri) 1:28:53

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

/*
了解しました。
場所の指定は(ロールの流れからして)そちらにおまかせしてよろしいでしょうか。
思いつかない場合、ソニーに任せた場合は【どこかのクラブ】になります。
その後の影響も鑑みると時間の指定は夜になるかな……
(-238) redhaguki 2022/08/19(Fri) 7:43:04

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

/*
他に人がいるような場所がいいでしょうか?
能力行使を考えると二人だけになれる場所のほうが良いかと考えていましたが。
人(店員)がいてもよければバーで構いません。まぁVIPルームみたいなのもあるでしょうから、個室に入るとかでもいいかなと思っています。
時間帯はそうですね、自分も夜が良いと思います。
(-241) eve_1224 2022/08/19(Fri) 8:35:42

【人】 銀の弾丸 リカルド

【マウロの部屋】>>29 ラウラ

「……謝らないで良い」

こんな泣き方をされたことは今までになかった。
女の涙を見たことがないなんてそんな事は言わないし、冷たくして泣かせたことなら何度もあるくらいだが。
それでも、幼馴染を思って泣いている女をどうすればいいかなんて、俺にはわからない。

これがツィオなら、歯の浮くようなセリフを吐いて慰めるのだろうけど。
そんな言葉を操る自分は最早自分ではない。

だから、自分ができることと言えばそんなに多くはなくて、腰掛けていたベッドから立ち上がると貴方に一歩近づいて、手を伸ばした。
子供にやるようにできるだけ優しくその頭をぽんぽんと撫でて、少しだけ思案を重ねて、ゆっくりとその耳元に顔を近づけて――

―――紡ぐ言葉をその耳に溶かしていく。
(32) eve_1224 2022/08/19(Fri) 8:53:46

【秘】 銀の弾丸 リカルド → piacere ラウラ

「アイツは絶対、
俺がお前のもとに帰してやる。

 だからその写真は、お前の手で渡してやってくれ」

俺にはそれが出来ないかもしれない。
貴方も、出来ないかもしれない。

それでも託さずにはいられない。

お前のことは気がけて見ていた。

 ―――俺の、困った上司と一緒に。……お互い上司には振り回されることだな」
(-242) eve_1224 2022/08/19(Fri) 8:54:54

【秘】 無風 マウロ → 銀の弾丸 リカルド

/* ご提案ありがとうございます!

こちらとしては、蘇生時に無理して動くくらいの状態を想定していたので 内容はそれで問題ないかと思います!
起き上がることも本来推奨されないくらいの方が自然でしょうからね。
(-243) otomizu 2022/08/19(Fri) 9:14:19

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 無風 マウロ

/*
では、そのようにしましょうか。
リカルドは医術の心得がありそれを隠していました。
マフィアになってからも隠れて勉強などしており、その世界で生きていれば最前線で戦えるくらいの腕前です。
密輸用の倉庫地下に、もしものための医療施設を用意していて、そこで治療をする。
その後はリカルドの部屋に匿っていた、という流れでいければと思います。

吊りの心配は事前確認を運営にしたのでほぼ大丈夫なんですが、下手したら能力行使後にリカルドも死ぬので……、その場合はツィオに回収をお願いしようと思っています。
(-255) eve_1224 2022/08/19(Fri) 11:37:14

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

一晩たったあと。
ヴェネリオは会議室に現れず言伝てだけが言い渡された。
その後彼が一度アジトに帰ったっきり、
部屋から出てこないのをどこからか知らされただろう。
その後厨房には現れたのだが……。


そうして忠実に彼を待っていると、連絡がくる。

「食べに来い」

その一言だけを入れて通話は切られた。
(-257) toumi_ 2022/08/19(Fri) 12:37:05

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

上司の戻りを待ってたとは言え、その日は色々と忙しくしていた。
ストレガに調整を頼む武器類を部下に運ばせたし、保管する倉庫の状態も整えた。
部下たちに様々な指示をし、ほっと一息をついたころ、貴方からの一本の連絡が入った。

「はい、リカ――」

名前を言い終わる前に、言いたいことだけ言われ切られた通話。
しかしそれでも、それだけで何を言っているのか理解した部下は、すぐさま行動に移した。
まるで、上司好みの珈琲を淹れるのは自分だけの仕事とでも思っているかのようだ。

「お待たせしました。早速珈琲をご所望ですか?」

部屋に入れば、きっと。
芳しい匂いが鼻をくすぐるのだろう、貴方と話をするには丁度いい甘さだった。
(-260) eve_1224 2022/08/19(Fri) 12:52:05

【秘】 piacere ラウラ → 銀の弾丸 リカルド

>>35

帰るべきは貴方達──リカルド様とツィオ様の元であるべきだ。
そう思うのに、そうであるべきなのに。

託されたものをどうにも手放せなくて、また 頷いた。

随分と欲を得たものだと思う。
もしかするとこれが、フィオレロ様の言っていたことに繋がるのかもしれない。


それから。…それから、貴方が。貴方の上司が。
己を見ていたことはなんとなく、あの方ヴェネリオ様の言葉で感じていたけれど。

予感は確信に変わり、あの日を思い出してギュッと唇を噛み締めた。

(-262) sinorit 2022/08/19(Fri) 13:20:12

【秘】 無風 マウロ → 銀の弾丸 リカルド

/* 了解です!

リカルド君には足を向けて寝られませんね………
いっぱい頑張ってえらい……!!

どちらも死なない事を祈っています、死なないで〜〜〜〜;;;
皆で生きようね………
(-266) otomizu 2022/08/19(Fri) 16:15:38

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 無風 マウロ

――それは貴方が銃弾に倒れたとされる日のことだった。


「おい、お前。
 マウロを少し様子を見ていてくれないか、何かあれば直ぐに連絡しろ」

アイツはどうにも危なっかしい。
口で約束はしているものの、どうにも不安が拭えず尾行をさせていた。
それが功を奏したというべきか、悪い予感は当たるというべきか……銃声が鳴り響いたとともに俺へ一本の通信が入ると事態は急展開を迎えた。

「……! すぐに向かう、絶対に死なせるな!」

言うやいなやすべての予定を変更して、俺は現地へ向かう。
犯人は既にそこには居なかったが、おびただしい血の跡が、ここで銃撃があったことをまざまざと物語っていた。

――心臓部付近への銃撃。
――臓器損傷あり、多量出血。


「――………。
 ひとつ死体を調達しろ。マウロと背格好が似た男をだ。
 心臓部を銃撃したものだ……あとは、わかるな」

相手はきっと、心臓をたしかに貫いたと思っているんだろう。
だったらそれを逆手に取れば良い。
俺には出来ることが、残っているだろう?

――マウロは殺されたとみせかけて、俺は。

「俺は、マウロの心肺蘇生手術を行う」


この日のために準備しておいた力を使うのだ。
(-267) eve_1224 2022/08/19(Fri) 16:48:14

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「今日は何でもいい」

何処となく覇気が無い声とは裏腹に部屋のなかは甘い香りで漂っている。さめないように蓋がおかれた皿は3枚ほど。
なんとも大量の菓子が焼かれていることが一目瞭然だ。

「――悪いな、席を空けていて。
 しばらくは大丈夫だ……伝わってると思うが。
 お前、大人しくしていろよ。
 スナイパーの正体がわかっていない、
 マウロの次はお前かも知れないんだからな」

お茶会に招くその姿は疲れては居るが常に警戒を怠っていない。
まだまだ気が抜けない状況にあるのには変わりないことだった
(-268) toumi_ 2022/08/19(Fri) 16:59:55

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「おや、そうですか。
 では焼き菓子に合うお茶のほうにしましょうか」

紅茶の茶葉を手に取り、カップを湯で温め……イギリス式のゴールデンルールに則った茶を淹れる。
案外手先は器用な方なのか、貴方のために覚えたのか、必要なことはもう一通り完璧にこなせるようになっていた。

芳しい茶の香りを漂わせながら、貴方の前に紅茶をだすと
まぁ二人では食べ切れる量ではない焼き菓子とご対面だ。

「今回も沢山作りましたね。
 いえ、仕事は完璧にこなしていますし、武器はストレガの工場に調整に回しました。
 ……俺ですか?
 ……、そうですね、いつ誰が狙われても仕方ない状況だと思っています。
 無論、それは貴方も同じだと思いますが、ボス?」

髪の隙間から見える耳に、見慣れないピアスが光っている。
それは、ブルーグレーのアイオライトが嵌ったスタッズピアスだ。
(-270) eve_1224 2022/08/19(Fri) 17:19:12

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

/*
人がいないほうが能力行使にかかわるロールやらがし易いのはそうですね……
同じくVIPルームのあるところであれば特にロールに支障は無いと思います。
都合のよろしいほうにお呼び出しください〜
(-272) redhaguki 2022/08/19(Fri) 17:23:22

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 銀の弾丸 リカルド

会議も終わって、少しした後。
カラス面は煙管を咥えたまま、親友の部下であり、また、茶飲み友達でもある青年を探して彷徨いている。

からん、ころん。

下駄の音が辺りに響く。
(-280) ぴんじぃ 2022/08/19(Fri) 18:53:32

【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”昼行灯” テンゴ

「おや、テンゴさん」

今日は籠もって何かをしている上司の代わり、幹部との話しや武器類の整備の指示などを出して、その帰り。
何かを探しているらしい茶飲み仲間をみつけ声を掛ける。

「何か探しものでも?」

からん、ころんとした下駄の音は男の耳に届いていた。
(-285) eve_1224 2022/08/19(Fri) 19:44:00

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「頭の整理が必要で。
 気づいてたら作りすぎてた……最後の晩餐かもな」

縁起でもないことをいうが、縁起でもないのだ。
あの丁寧な入れ方は頼んでもないのに覚えられた。
お陰で適当なお茶じゃ我慢できなくなるほどには、部下の入れる飲み物に胃袋は捕まれている。
カップの中から香る湯気をかぎながら一息ついて見慣れない光に視線をやった。

「俺はいいんだよ、自衛はお前よりできるから。
 それよりなんだその飾りは。
 そんな色気付いたものをもらうぐらいには遊び歩いてるのか?」
(-292) toumi_ 2022/08/19(Fri) 20:43:52

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 銀の弾丸 リカルド

「嗚呼、今見つかったよ。」
「少しは落ち着いたかね、青年。」

気遣うように声を掛け。

「色々あったからな。顔を見ておきたいと思ってね。」
(-294) ぴんじぃ 2022/08/19(Fri) 20:46:28

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

日が落ちて、街頭の明かりが街を照らす時間帯。
男は一人、クラブに訪れた。
余り来ることがない場所だが、ここはスーツでも問題ないだろう。
何せ、今日は忙しくて着替える暇もなかったのだ。

「呼び出しておいてすまない、待たせたな」

貴方が待っている所まで案内を受けて中に入れば、夜の世界の匂いが立ち込めていて、歩く度に髪の隙間から、光で蒼くきらめくピアスが耳に見え隠れしている事だろう。
(-296) eve_1224 2022/08/19(Fri) 20:50:52

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「色々調べてこられたみたいですね……。
 断定に足る証拠もあるのでしょう?
 俺は、貴方の指示と判断に全面的に従います」

最後の晩餐、と聞くと。
少しだけ眉を下げて苦笑して、貴方の向かいの席に座った。
縁起でもない話だが十分に有り得る話で、それなりに鍛えているとはいえ、狙撃手が上司よりも自衛が出来ないのはごもっともな話だ。

「はは、貰い物と断定しますか。
 まぁ、自分でこういった物を買うはずもないのはそうですが」

指摘されたピアスに手を触れ、否定の意味で首を横に振り、

「確かに貰い物ですけどね。
 取引相手が渡してきたもので……」

「俺に狙いを定めたのかもしれません。
 であれば、逃げるよりも主張してやろうと、そう思ったもので」

静かに答える視線は下向きで、もう……笑ってなどいない。
(-300) eve_1224 2022/08/19(Fri) 21:09:47

【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”昼行灯” テンゴ

「忙しいのはこの通りですが……、そうですね。
 やっと一息つけそうなとこですよ」

顔を見ておきたいなど、不思議なことを言う。
同じアジトにいれば、何度だって顔は合わせるというのに。

まるで、最後の逢瀬みたいな……そんな雰囲気だ。
(-301) eve_1224 2022/08/19(Fri) 21:12:25

【秘】 銀の弾丸 リカルド → piacere ラウラ

――貴方の確信はきっと正しい。

何が起ころうと上司はこの件を不問にすると言っていた。
俺も、それに従うことを決めていたし、何も告げる気はなかった。

告げようと思ったのは、安心を渡したいと思ったから。

それ以上に……
(-306) eve_1224 2022/08/19(Fri) 21:35:17

【人】 銀の弾丸 リカルド

【マウロの部屋】>>35>>36 ラウラ

「あぁ、任せた」

いつ何時、自分たちは何が起こっても仕方のない状況に置かれている。
だからこそ、託せる人間は多いに限ると、そう思っている。

溶かすように届けた言葉は、本当は伝えるべきではなかったのかもしれない。

確約が出来ない約束なんて、本当はするべきではないのはわかっている。

それでも、泣いている貴方に言わずにはいられなかったのだ。
少しでも、彼女を泣かしたままでいたらきっと、マウロに文句を言われていただろうから。
きっと、これで良いのだと……そう思うことにした。

「さて、じゃあ俺はそろそろ仕事に戻るが……お前はどうする?」

泣き止んだことに安心して、時計を確認した。
そろそろ現実に戻る時間だろう。
(41) eve_1224 2022/08/19(Fri) 21:36:25

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「わからないわけないだろ、お前のことが」

「へえ。
 よくわからないな、若いと言うか……。
 中々利にならないことをするんだなお前たちは」

他には誰を浮かべたかはあまり言わないが、どうやらファミリー内の誰からしい。若い連中は傷をつけるのが好きだな、と。

「……情報屋の忘れ物を幾つか拾えた。
 隣国の、名前は……テオだったか。
 そいつがボスを殺した主犯だ。
 そして」

こんがりと焼けたシナモンが香るタルトタタンにフォークを突き刺して、あなたの瞳を見ずに口許だけ動かす。

「マウロを撃った人間が、おおよそわかった」
(-313) toumi_ 2022/08/19(Fri) 22:05:39

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

胃袋を掴むくらいには、長く隣にいたのだ。
理解をしてもらえているというのは存外嬉しいものだったようで、くすりと笑う。

「おや、俺以外にも自分に傷をつける者が?
 とはいえ……これが挑戦を意味するものなら受けてたたねば」

ノッテの名が廃るというもの。

そう言葉を落とせば、美味しそうに焼き上がっているタルトタタンを丁寧に切り取った。
芳醇な林檎の香りと紅茶が、絶妙に合っていて、この味には俺の胃袋も十分に掴まれてしまっていると、そう思ってしまう。

それでも続いた言葉には、

「――――………」

「誰ですか、それは――――」

ぴくりと、肩を揺らした。

その人間だけは決して許せそうもないと、
落ち着いていたはずの表情を、どうしても保てない。
(-315) eve_1224 2022/08/19(Fri) 22:28:47

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 銀の弾丸 リカルド

「…そんな顔をするな。これから死地に赴くだとか、別に大層なことを抱えている訳でもない。」

可笑しそうに笑う。
でも。

「何、俺たちは何時誰が死んだっておかしくはない立場に居るだろう?今現在は特に不安定だ。ヴェネリオも死ぬかもしれん。」

「お前さんも含め、そうならん為にも。様子を見て回ろうと思ってるんだよ。特にお前さんは無理をしがちだからな。」
(-318) ぴんじぃ 2022/08/19(Fri) 22:49:37

【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”昼行灯” テンゴ

「それはそうですが……縁起でもないことを」

ふぅ、と息を吐けば顔が動いたのにつられて髪も揺れる。
耳に見え隠れする真新しいピアスが、きらりと煌めくのが見えたかもしれない。

――確かに誰がいつ死んだところでおかしくはない。
ノッテにいたってはボスが殺されてるのが現実、名のあるメイドマンも、ソルジャーもその生命を散らしているのだから。

自分とて、喜んで命を散らそうとは思っていない……けれど。

「……よくお見通しで。よく言われます。
 ですが、俺は無理をしているとは思ってないんですよ」

働くのが生きがいだとでもいうように、口端を上げて笑った。
(-321) eve_1224 2022/08/19(Fri) 23:12:01