【独】 宝石人 リリス/* NGに抵触するつもりは無いんです。その展開にするつもりも此方は無いのです。 ただ、此方からはそのつもりがなくてもNGになっちゃう!となってたら申し訳ないのでメモぺたり。 (-151) nasca 2023/06/22(Thu) 16:48:40 |
【人】 宝石人 リリス「大丈夫?立てる?人を呼ぶ?肩を貸す?」 手を伸ばして引っ込めたのは、先ほど川でずぶ濡れになった雫がぽたりと地面に落ちたからでした。 まだローブはぐっしょりと濡れています。 服を乾かす魔術はまだ習得できていないのです。 けれど、何かできる事はないかとまた彼女に尋ねました。 「魔力なら、分けられるけど…?」 魔力枯渇で倒れたのかしら、と思ったリリスは、ジッと彼女を見つめたまま答えを待ちました。* (260) nasca 2023/06/22(Thu) 17:36:14 |
【独】 宝石人 リリス/* ユスティさんが言ってた、知ってハマっちゃって←のチップ顔でやりまくるのもありかなあと思ってはいるんですが… 種族の認識差が楽しくてつい無知にさせてしまった (-157) nasca 2023/06/22(Thu) 17:40:04 |
【人】 宝石人 リリス「うん。キノコ美味しい。キノコ好き。 だけど死ぬキノコもある…。」 そう、キノコは美味しいものもありました。 でも今はそれで死んだという情報が鮮烈過ぎて、驚いてしまっていたのです。 疲れが出たらしい彼女>>263が気掛かりですが、なんとリリスの方が心配されてしまいました。>>264 ハンカチを差し出してもらえましたが、ふるふると首を横に振ります。 ハンカチが勿体無いからです。 「でも、心配…。魔法で運んでも良いなら 寮か、保健室、連れて行くけど…。 あなたの寮はどこ?私はマーリン寮。 ええと…えっと、えっと。」 このままでは支えることもできません。 それにリリスは大丈夫なのに、リリスの方が心配されています。 どうしようと辺りに視線を向けたリリスは、アッという声と共に何か思いついた様です。 両手を下から上へ向けて、何事かを口にします。 それは言葉というより、鈴を鳴らした音の様な響きでした。 その途端魔力が周囲に広がり、リリスの体が水球の中に閉じ込められます。 ニコニコしたままリリスはその中から手を振って、ぱしゅん!と水球が消えると同時にリリスの体に纏わりついていた川の水は綺麗さっぱり無くなりました。 (270) nasca 2023/06/22(Thu) 19:22:01 |
【人】 宝石人 リリス「私はこれで大丈夫! あのままでも多分大丈夫だったよ!」 自分の体力を過信するのはリリスの悪い癖ですが、にっこり笑ってやっと彼女に手を伸ばしたのでした。* (271) nasca 2023/06/22(Thu) 19:22:23 |
【人】 宝石人 リリス―回想・涙を欲しがる人たち― リリスは幸いなことにこの学院に来てからは平和です。 生き延びる術を学ぶためにここで魔術を学んでいるからです。 マーリン寮は勉強家が多い傾向にあるからか、魔法を学ぶのにはとても良い環境でした。 リリスはのびのびと、リリスの魔力を扱う方法を学べましたし、それはとても楽しいことでした。 でも、時々憂鬱なお願いをされるのです。 宝石人の涙の魔石を用意できないか、と。 あまり泣くのは好きではありません。 泣くために心も体も傷付けられたくありません。 悲しくもないのに泣く事はできません。 研究や、何かの材料で必要だと言われたこともありますが、無理なものは無理なのです。 そんな人たちは、リリスに悲しい物語を聞かせたり読ませたりすることもありました。 でも、リリスは宝石人です。 宝石人の哀しいことと、ヒトとしての哀しい事が少しずれていることも多くて、なかなか涙は流せませんでした。 何より、泣いているより笑顔の方が良いではありませんか。 涙自体を渡すのは構いませんが、涙のために泣くのは本末転倒だと思うのです。 (272) nasca 2023/06/22(Thu) 19:55:05 |
【人】 宝石人 リリス「本当に大丈夫?一人で平気?」 差し出した手を取ってもらえないなら無理強いはできません。 もう一度だけそう尋ねてみましょう。* (282) nasca 2023/06/22(Thu) 20:41:48 |
【人】 宝石人 リリス−そしてその後、つまり現在− マーリン寮に戻ったリリスは、凍らせた魚や採取した木の実を保存箱に入れました。 アーサー寮に届けてもよかったのですが、グランドサマーフェスの前日です。 明日から始まってしまうので、一緒に食べるならグランドが終わってからの方が良いかもしれません。 きちんとそれまで保つように保存すると、マーリン寮の中にある食堂へと足を運びました。 みんな、グランドのために頑張っているか、研究のために時間を費やしているのでしょう。 今のマーリン寮の食堂にはあまり人はいません。 それを良いことに、リリスは食堂の隅のソファにごろりと転がりました。 だって、ここのソファはリリスのベッドより心地よいのです。* (291) nasca 2023/06/22(Thu) 21:16:59 |
【人】 宝石人 リリス−回想・涙とふんわりヘア− そういえばと思い出したことがあります。 あの時のリリスも、マーリン寮のソファでごろごろしていたのでした。 まったりしたい時は大抵この場所にいるのです。 勉強も研究も楽しかったですが、ヒトの常識を覚えるのにまだまだ苦労していたのです。 今ではだいぶマシになりましたけれどね。 でも、名前を呼ばれて>>290ビックリしました。 知らないヒトです。がばりと飛び起きて、リリスは一応頷きました。だって、リリスはリリスですから。 でも、彼の申し出に思わず体を固くします。 差し出されたものは魅力的なものでしたが、首をふるふると横に振りました。 (292) nasca 2023/06/22(Thu) 21:28:56 |