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人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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視点:


【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃

口から先に生まれたのかどうかは神のみぞ知る。
君の注文に ぐ! と親指を立てて、
気侭な天災擬きは去って行き ――

少し時間を空けて、君の作業の合間ぐらいに、
宣言通りコーヒーを持ってまた君の元へ訪れる事になった筈。
君が何処に居ようとこんこんとノックをするか声を掛けて、
あったかいコーヒー入りのマグカップと ……
砂糖を一袋、別のカップになみなみ注がれたミルクを
君に笑顔で差し出し さしいれ! なんて言ったはずだ。

……暫定人外には、地球の常識はまだちょっとむずかしい。

お話してくれてありがとう、またね!
(-298) junkie_0u0 2022/02/04(Fri) 15:44:39

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「ぶー、減点1です」

はっきり言うのは恥ずかしいけど、
拾ってくれないのもそれはそれで嫌。
声の小ささを棚に上げた理不尽な減点を課した。

運ばれてきたアツアツのピザをカットしながら、

「んー、別に家自体は嫌いじゃないよ?
 本当に嫌だったら出ていってるし。
 でもま、贔屓目に見ても『普通』の家庭じゃなくてさ。
 たまにそういうのに憧れるワケ」
(-314) serikanootto 2022/02/04(Fri) 17:44:57

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──うん。ありがと」

いつものように。
さっと着替えて、さっと身体を洗って。
きれいな夜空と湯気に煙る月を眺めながら、
ゆっくりと温泉に浸かる。

ほんの数日だけど、
かけがえのない時間だった。
心から──心から、と表現できるほどに──
落ち着く、ひとときだった。

「──ねぇ、凛乃さん」

ぼんやりと夜を見上げたまま、
ぽつりと名前を呼んだ。
(-320) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:20:01

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃

「えぇ……残念」

何と言われたかは気になるが問いただすつもりはなく。
カットしてくれるピザにありがとうと言って笑う。

「なるほど。
 まぁ、一度は一人暮らししておけっていうし。
 遠くの大学行って一人暮らしやってみるってのはいーんじゃない?」

カットされたピザを受け取ると、熱々の内に1枚口の中へ。
はふはふ息をしながらも、
「こっちが1年後輩だけど来たらまた遊ぼうね」と言うだろう。
(-331) eve_1224 2022/02/04(Fri) 19:05:45

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

落ち着く時間だったのは氷室も同じ。
ここで二人で過ごす時間だけは、
終わらなければいいのにとも思う。

「どうしたの、莉桜ちゃん」

あなたを覗き込むように見る。
この所作もすっかり癖になっている気がする。
(-342) serikanootto 2022/02/04(Fri) 19:47:34

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「将来的には独り立ちするだろうしねー。
 あ、秘密とか関係なくね。
 やっぱ好みの家に住みたいよ〜」

こちらもピザを頬張る。
チーズが伸びる……

「ああ、そっか。
 今動くとすぐ大学と高校で分かれるんだなあ……」

同じ学校に通う必要も、予定もないのだが、
そんなことを考える。
(-346) serikanootto 2022/02/04(Fri) 19:55:11

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──」

「あたし、凛乃さんの瞳、好きだな」

ぽつりと、いつかの鏡移し。

「  あのね、凛乃さん。
 あたし。
 人間じゃあ、ないんだ」

あなたをまっすぐ見据える翡翠の瞳。
揺らがず曇らず、いつもそこにある。

「凛乃さんが褒めてくれた、この目も。
 ぜんぶ、つくりものなんだ。
 あたしは、アンドロイドだから」

「──黙ってて、ごめんなさい」

視線を逸らすことなく、告げる。
けれどその語調から、
悲壮感はあまり感じ取れないだろう。

まだ告げたい言葉には、続きがあるからだ。
けれど今は、あなたの返事を待つ。
(-348) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:13:18

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃

「俺もいずれは一人暮らししたいけど、元々関東暮らしだからなー。大学までは多分実家だよその先はわかんねーけど」

実家は実家で楽なのだ。
家事をしなくていいというのは非常に楽であるし、餓死にする事は間違いなくない。

「俺今2年だもん、俺の頭じゃ飛び級とか絶対無理だしな」

あっつ、と言いながらもピザが美味しくてどんどん食べている。食べざかりは食べるのも早かった。
ちゃんと噛もう。
(-350) eve_1224 2022/02/04(Fri) 20:18:24

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

好きと言ってくれた瞳でもって、あなたの瞳を見つめる。
これも幾度となくしてきた所作だ。

「つくりもの、アンドロイド、か」

改めて口にされることで、
より納得できる気がする。

「……伝えてくれて、ありがとう」

どうあろうと変わらないというのは、すでに告げている。
だから、あなたの自分の言葉で、という意思を、
有り難く受け取るのだ。
(-353) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:33:45

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「じゃあ……一年待つかぁ……と思ったけど、
 その間何してるのって話よね。
 一人寂しく大学に通いますか……」

いつのまにか同じ大学に行く前提の話になっている。
迷惑な話かもしれない……。

「いや食べるの早いわ」

パスタもピザもゆっくりペース。
味わって食べているというほどでもないが、
そこは単純に性別差かも。
(-355) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:38:26

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃

「なーに言ってんのー?
 氷室ちゃんならちゃんと友達できるって
 すぐそんな事言ってるのなんて忘れると思うぜ、俺」

同じ大学に通おうと思ってるなど気づいてもいない。
なぜならこの男、運動一本なので大学もその方向。
明らかに分野が違うと思っている。

「ん、そうかー?
 急いでるつもりはねぇけど……あぁ、一口の大きさが違うんだな、これ!」

ピザの食べた部分を見ればわかりやすいだろうか。
ついつい大きく行ってしまうのは、ファストフード慣れしてるからかも。
(-360) eve_1224 2022/02/04(Fri) 20:45:52

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「うん、──それで、ね」

あなたが、その事実を受け入れてくれることは、
すでに分かっている事柄だ。
だからこれは、そんな単純な
確認のための儀式ではない。

「──あたしは、みんなとは、
 凛乃さんとは、違うけれど。
 ここで過ごして、
 あなたと一緒にゆっくりして、
 とっても、──とっても、楽しかった。
 ほんとうだよ。うそじゃない。

 ──あのね。
 また、こんな風にできたらいいな、って思う。
 できるなら、ずっと。
 そうしたいと思う。
 あたしの試験稼働がいつまであるのか、
 どこまでパーツの換装を行って、
 大人への成長をテストするのか分からない。
 足並みがずれることもあるかもしれない。
 でも、その、いつかが、訪れるまで、凛乃さん」

「あたしと、ともだちで、いてくれますか?」
(-361) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:47:05

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「――」

あなたの言葉を、一つ一つ受け止める。

たとえ氷室があなたを莉桜として、
個の一人として扱っても、
違う存在であること自体は覆りようがなく、
だから、いつまでも一緒というわけにはいかないんだろう。

あなたの言でいうところの、『いつかが訪れるまで』。

永遠に続く縁というのはそうそうないのかもしれない。
(-365) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:58:09

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

それでも可能な限り、
一緒にいたいというのは自分だって同じだ。
ここでの時間も、
今こうやって一緒にお風呂に入っている時も、
得難い、大切な時間で、楽しかったのだ。

「……こちらこそ。
 こんな家の生まれな私だけど。
 莉桜ちゃんが一緒に歩いてくれる限り。
 もしどちらかが遅れても、待ってくれるなら。
 待てるなら」

「……ずっと、友達でいようね」
(-366) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:58:13