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【秘】 飄乎 シヴァ → 宝石集め カリナ「残りの人生で一番若い時に会えたなァ〜〜!! おうよ、エリーんとこでやってもらった〜〜。 カッコいいっしょ、流石の仕事だワ」 ビシッ、と一瞬ポーズを決めた後にはまぁへらへらとしていた。 片付けの手伝いは過去と同一だっただろう。 店じまいが終えられれば、今日もおつかれさまとねぎらって。彼はあなたをとある場所へ連れていく。 今はもう使われていない鐘塔。蔦の張り付いた古びた石壁が、斜陽を受けてなんとも物がなしい。 「ここでも全然人来ンと思うけど、上まで行く?」 ここはかつての広場の名残で、石造りのベンチも設置されている。とは言え人通りがほとんどなくとも誰が来るともしれない環境だ。人を気にするなら、塔内部に入る方が無難だろう。 (-40) 66111 2024/02/03(Sat) 16:03:53 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 掃除屋 ダーレン「……思えば、最初から乗り気じゃなかったかもね」 「決められた関係だったのよ。 最初から───夢を見ていたのはあたしだけ」 風化した思い出。やはり軽々しい笑い話。 そういう風に昇華しているのは、強いからだけでなく、 そうでなくてはならない理由があったわけで。 「後悔するならもっと早くにしてほしかったわ。 冷たく当たったことも、あたしを捕まえなかったことも、 当人から聞けなかったら意味が無いですから」 見返してやれるのは、意趣返しができるのは相手がいるから。 愛情でないもので死人を思うのは、あまりにも遠すぎる。 「でも……だから、あなた達はきっと、 お互いに想い合っていたのでしょうね! 簡単なことじゃないわ。何を送られても喜べたり、 天に召された後も花を手向け続けようと思えるのって。 今ももしかしたら、夕焼け色の彼女に妬かれてるかも。 ふふ、……目移りや悪戯は程々にしないとね?」 心情を察したからか、背後で手を組んで瞼を伏せ、 言い聞かせるようにいくつかの言葉を紡ぐ。 それからは助力を惜しまなかったはず。 魔女に夢見る女であるからには、間違いなく。 (-41) backador 2024/02/03(Sat) 16:17:58 |
【教】 聖女 リッカ静かに聖女は笑んでいる。 細めた瞳にはやっぱりあなたをまっすぐと映して。 「 ――― 知ってるわ 、ファリエ 」 りん、と。澄んだ声。 祭りを回りたいと口にしたあの時と同じように、 口許には含むようないろ。 「 ファリエだけじゃない。 みんな 、みんな、そう。 帰りたいって 、そう言うの 」 聖女はぜんぶ、知っている。 だからこそ、笑っていることができる。 澄み切った冬の空の下。同じ色の、瞳で。 (/2) oO832mk 2024/02/03(Sat) 16:33:21 |
【教】 聖女 リッカ「 ねえ ファリエ 」 「 なのに、どうして そんなことを聞くの? 」 だけど。 知っていることと、 わかる ことは別の話。「 帰らないでって そう言ったら 帰らないでいてくれるの? 」 訊ねているようで、その実何一つ訊ねていない。 "そんなはずない"って、聖女は思っているのだから。 (/3) oO832mk 2024/02/03(Sat) 16:34:09 |
【教】 聖女 リッカ「 ――― なら ね 、いいんだよ 」 そう笑う口許に浮かんだ"含み"は "あきらめ"によく似ている。 「 でも 最後におまつりだけ 一緒に まわりましょう? 」 ――― 聖女はそう、無邪気に笑った。 それが自然で、当たり前のことだから。 いままでだって、みんなそうだったんだから。 (/5) oO832mk 2024/02/03(Sat) 16:37:36 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ「あら、……人は見かけにはよらないものよ。 土や植木を運ぶのって結構重労働ですからね?」 呼ばれれば振り返って、 気持ちのいい笑顔で会釈をひとつ。 自宅周辺なら魔法で楽をすることもできなくはないが、 街まで、となるとそう簡単にはいかない。 最終的に頼れるのは己の身体だけなのである。 「ええ。ちょっと野暮用があって、 森の花をいくつか咲かせて、これはその名残。 似合ってるのならうれしいわ───」 ▽ (-42) backador 2024/02/03(Sat) 16:44:20 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ「待って。あなたの教義でどうかは知らないけど…… 今はあんまり世界が正しく見えてないようね」 この大魔女を見くびったこともそう! 褒め言葉として受け取ったからには冗談めかしつつも。 「感覚に異常を起こすものは色々あるけれど、 もし色だけなら……眠り花、もとい鈴風草の花粉、かな。 何事もおかしくなったら控えないとだめよ?」 子どもに言い聞かせるみたいに。 或いは植物に接するときもそうしているのだろうか、ともかく聊か心配そうに駆け寄っていくだろう。 「ギルドお抱えの薬師ならともかく、 出先の故人で出来ることはたかが知れてるわね。 大丈夫?呪いに不眠でも含まれてたの?」 (-43) backador 2024/02/03(Sat) 16:44:32 |
【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ「あなたの見た目あまり変わってない気がするの、私の目が悪い? エリーには私も声かけられたの、仕事の良さは同感ね」 あなたに連れられ深く息を吸う。 ものがなしさの中に神聖さを感じるような場所だ、何度か来ているのだろうかと思いつつ口から出るのは軽口だった。 「今ならあなたが本当は悪党でここを根城にしているって言われても信じるわ。 そうね、せっかくだし上まで行きましょう」 人を気にするのでもなく景色が見たくなったからと言う理由で石壁へと近づいた。 華はなくとも落ちついた、精霊が遊びに来ていそうな塔の入り口まで向かう。 「先にのぼって?」 そういって後から手すりを掴んで上を見上げた。 あなたが落ちて来さえしなければ二人無事に登り切ることができる。 (-44) toumi_ 2024/02/03(Sat) 21:33:37 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー「う……へへ……」 あなたが得てきた経験や人生観が如何なるものかすべては分からない。 ただそれでもこうして相手のために、芽があると思って目をかけてくれる人の言葉は、少し信じてみようかなという気持ちになる。 勿論、彼が最初に行った「簡単に信用したりしないで」という言葉は守るつもりだけれど。 「こういう時はバックに大きな団体がついているというのも助かりますね。お金とか料率的なものは、ちょっとキツイですけど」 でも少し多めに頂いた分は、ポケットにこっそり入れてもバレたりはしないから悪いきもちになる。でもそれはそれ。 「ん、っと……そうだな……。私はちょっと出店を見て回りたいので……レイアウトの研究とか、しておかないとですし」 (-45) eiya 2024/02/04(Sun) 0:06:22 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 飄乎 シヴァ「そりゃ、何より」 「まあ、メシの屋台は悪くなかったな」 そう思う余裕は出来たのか、食は生きるために必要だからなのか。 全く祭りに足を運んでいないわけではなかったようだ。 思う存分楽しむ、といった様子ではないのは相変わらずだったが。 チラ、とあなたの様子を見る。 開けっ広げのように見えて、ガードはしっかりしているのを改めて認識する。 「つっても、何だ」 「祭りの間に、痣の事も気にしないといけないってのは」 「お前にとっちゃ、不満でもなさそうだけどな」 呪いの装備に手を出すくらいだから、何か変化があった方が面白いまであったりするのだろうか。 (-46) otomizu 2024/02/04(Sun) 0:34:19 |
【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ「そうだね、ギルドとかがあると助かるかも。 僕は今後ろに何もついてないから身軽だけど、 その分全ての責任が自分に圧し掛かるし」 身軽で自由か、安定か。 どちらを取るかは個人の自由だが…… とはいえ、どちらかを選べない者だって多い。 「それなら一緒に回らない? 一人がいいならもちろん尊重するけど」 (-47) akoris 2024/02/04(Sun) 0:58:54 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク「あはは……そういうことにしてもらっても構わないけど。 あたしも普段は一人でこなすことが多いんだけどね、 やっぱり頼れるアテは作っても損はないかなって」 こちらもいつの間にか空にしていた器に匙を下ろし、 ご馳走様でした、と両手を合わせて。 「普通であろうと、そうでなかろうと些細なことだわ。 その人が満足していれば周りが言えることは少ないもの! あたしは……まあ、ちょっと物好きな自覚はあります。 この状況が正にそれを表してる気がするし。 世が世なら火刑に処されでもしているかしら」 聖女様が寛容で本当に良かった、と苦笑を挟む。 それが幸いだったかどうかはさておいて。 「さて、あたしはこれから色々お祭りを回るけど、 あなたはどうする?解散しても、 ついてきちゃっても構いませんけど。 どの道あまり気に掛けないと思うから、そのつもりでね」 (-48) backador 2024/02/04(Sun) 1:23:58 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 栄枯 プリシラ「決められた関係……夢、ね」 それは、許嫁だとかそういった関係の話なのか。 それとも、そうなる運命だったという話なのだろうか。 踏み込むべきかを測りかねて、それ以上は口にしなかった。 あなたが話してくれるのなら聞くであろう、そんな様子。 もう幻滅したというのであるから、余計な世話だったかもしれないが。 「やっと足を向けられるようになった、が正しいけどな」 5年越しとはいえ───5年越しであってなお、そうあれることもそうだと言われれば、否定はしきれないだろうが。 想い合っていた、と確信を持って言えるからなおのこと。 メモをポケットに突っ込んで。 妬かれてるかも、なんて言葉には小さくハ、と笑う。 「あいつはな」 「一度だって、誰かに嫉妬したりしなかったよ」 ポケットから出した手の人差し指が、あなたの額を突いた。 ともあれ。 花をある程度見繕ってもらったのなら、問題なく用事を済ますことは出来た。 何かあなたの方からすることがなければ、一度この場を後にするだろう。 (-49) otomizu 2024/02/04(Sun) 2:34:57 |
【人】 掃除屋 ダーレン屋台でエールを購入し、適当な場所で祭りを眺めている。 今日はこのままのんびり、屋台を回っているだけの予定だ。 「……加護、ねえ」 通りすがりに掲示された名前を見て、目を細めた後。 カップを呷り、意識を逸らしていた。 (2) otomizu 2024/02/04(Sun) 2:38:25 |
【秘】 温室 マーサ → 飄乎 シヴァ「……はぇ? あれ?」 ふと気が付くと、見知らぬ場所にいた。 どこもかしこも真っ白で、見渡す果ての地平も横一直線で異物はない。 さりとて世界に何もないわけではなくて、ぽこぽこと泡沫のように足元から立つシャボン玉がきらりきらりと様々な世界を内包して煌めいていた。 もちろん、こんなところに足を運んだ覚えはない。 夢かな、と確信もなくぼんやりと思った。夢の中でそう思うのは、覚えてる限り初めてのことだ。 そんな中にあって、こちらを明瞭にするような声が一つ。 目を向けたなら、そこには見慣れぬ、けれど見覚えはある姿が一人あった。 「ご、ごきげんよう、ええと……」 誰だっけ。痣のある人なのは間違いないけれど、記憶の水底から名前を釣り上げるのに時間がかかる。 それでもどうにか思い出して、ぱたん、と両の掌を合わせた。 「……あっ、シヴァさん、ですよねっ。 こんなところで奇遇ですね。どんなところかは知らないんですけど……」 (-50) Amanoma0416 2024/02/04(Sun) 4:34:53 |
【秘】 宝石集め カリナ → 薄荷 アンジュ――自分の気持ちなど気にしなくていいのに。 そうあなたに伝えるには随分が余裕はなかったから。 「ありがとう、その時には必ず――」 何が起きても大丈夫になっているから。 優しくその手を包み込んで貰う事しか出来なかったことが 後からずっと恥ずかしくなって黙りこくってしまった。 後日カリナは、シヴァという男について手紙を送った後、 あなたに彼を調べた理由を一通り告げに向かっていた。 彼は昔から目指しているものがあって、この間行きたい場所があると直接言われたこと。 その場所に行く為には手段を選ばないように見えていた、ことを話しただろう。 「私も、ずっとシヴァと同じ場所に行きたいと思った時があった」 「……」 「はっ。 あの男と一緒の場所という意味ではなくて! 多分、この世界の外のことだと思う」 (-51) toumi_ 2024/02/04(Sun) 7:09:57 |
【秘】 宝石集め カリナ → 薄荷 アンジュそしてあなたに告白したときに事情を伏せた理由も、 彼女なりに理解できた状況でなんとか説明しようとしてみせた。 所謂この世界から消えてしまう者達の言葉には制限があるが、 総じて目指す場所があるかのような口ぶりをしているかもしれないと伝える。 「世界の外、ずっと遠いところ。ぐらいしか上手く言えない。 この世界からいなくなることが、その世界に向かうってことと同じだと思うんだけど」 「それよりも……」 この世界から" 自分 を消したい"。それは、この祭りが終わっても、きっと。 転生者は、誰かの命の上にいるのではないか。 その考えは自分だけなのか、まだ気持ちは揺れている、だからもう少しだけ。 「わかんないことだらけ。 もうちょっと調べてくる、ごめん、たいしたこと言えなくて」 ただ以前よりはうつむかずに、もしかしたらあと少ししか共にいられないあなたに、「また明日会いに来るね」と言葉を続けて手を振った。 (-52) toumi_ 2024/02/04(Sun) 7:46:33 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 栄枯 プリシラ「やー、力ないとは思ってないってェ〜〜!!」 見かけン方褒めたんよ〜!なんておちゃらけていたのも束の間。 「 んえ? あー…… 」「しくった」 指摘されれば声を跳ねさせて。それで、ぽそりと呟いた。呟いたその一瞬は、スンと真顔になっていた。 「えー、…いやー、いや〜〜……言わんきゃダメぇ…?」 間を繋ぐように何度か言い淀んで。最終的に出たのは最後の抵抗染みた言葉だった。それこそ親に怒られている子どもみたいにバツが悪そうだ。 こうしてバレてしまったことは仕方がないのだが、事情は、ワンチャン、言わなくて、済まない、かな〜〜??という、淡い期待が視線に込められている。 往生際が悪いだけなので、もう一度聞かれればあとは大人しく事情を話すだろう。 (-53) 66111 2024/02/04(Sun) 9:53:08 |
【独】 飄乎 シヴァ/* 簡易メモでもお話してくれててありがとうプリシラダーレン。お祭りたのしんでて浮かれてるの肯定していえ〜いで、ばちばちに平和に過ごしてんね。 (-55) 66111 2024/02/04(Sun) 10:00:08 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 宝石集め カリナ「いやぁ? カリナ嬢ふつーに目ェいいから 俺ちゃんいつまでも若いって言われたね照れる〜」 「てか俺ちゃんもココお気に入りだけど、アジトにするなら もっちょい普通に生活スペースと地下ほしいワ〜〜!!」 普段は鍵がかかっている場所なのだが、しれっと開けてからあなたの所に来ていたらしい。離れている間に他の人が来たということもなさそうだ。 ほとんど起こり得ないが、万が一誰かが後からのぼって来れば話をやめる程度の時間は十分あるだろうから、あなたが希望しなければ入った後に鍵は掛けられなかっただろう。 → (-56) 66111 2024/02/04(Sun) 10:35:22 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 宝石集め カリナ 話題に出たエリーの仕事ぶりやらについて軽く話しながら問題なく階段をのぼり切ったあなた達を、鐘が撤去されて久しい、がらんとした最上部が迎えた。 「やっぱアレよな、トラブルや事故防止はわかるけど 置いたままでも良かったんじゃね?って思うンよな〜」 結構立派なヤツがあったんだぜ?と言いつつ、柱を背もたれに石造りの欄干に腰掛ける。 こうしてちょっとの試みだけで座れるような高さであるのも、閉鎖されている理由のひとつだろう。 そうして腰を落ち着ければ、彼はあなたに笑いかけた。 「お話ってなぁに、って聞いた方がいい? カリナ嬢?」 (-58) 66111 2024/02/04(Sun) 10:36:12 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 掃除屋 ダーレン「んえ? 気にするって何よ兄貴、 あー、信心深ェもんねここの人ら」 聞いておきながら自分で解決したらしい。 「お洒落包帯してた人もいたくらいだしな〜、 言うて俺ちゃん普通にしてたら見えんとこにいるし、 そんな気にしてないや。なんかあっても躱せるしサ」 どこだと思う? 当ててみ〜?と、歯を見せてわらいつつ無邪気に問いかけてくる。 特に隠しているわけではない。あなたとの遣り取りを楽しんでいるだけだ。 彼としては正解が出るまで遊ぶ気でいそうだが、あなたが降参でもすればその時点ですぐに正解を言うだろう。 (-59) 66111 2024/02/04(Sun) 12:21:03 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 寡黙 エミール「それって私の要望に合わせてまた誘ってくれるって風にも聞こえますけど? 独りで楽しむなら私の意見なんて余所において通いつめなさいな」 女の酒精は口当たりがよく、するする喉を通る。 酒に強くも弱くもない体はほんのり肌を赤らめ始めていた。 あなたのお勧めを聞きながら、適当に追加の料理を注文する。 こちらは軽食程度の注文。 「孤児院の職員同士はお互いそんな感じですし、子供と遊ぶのに支障が無いのが一番。 外の人で見るのはあなたくらいですよ」 あなたも気にしないでしょう?と言外に滲ませる。 それなりに似通った部分もあるからこんな話をしているのだし。 「仕事というと……確か村の警護だとかそういうのしてるんでしたっけ。 テイマー?とか詳しいことは私も知らないけれど、その気になれば戦えるって事なんですよね。 う〜ん。ちょっと想像つきません」 顎に手を当てて考えても、子供をあやすように動物のお世話をしている様子までしか浮かばなかった。 不自由していないと感じているから冒険者のような外に出る仕事もしないのだろうか。 「エミールは……今とは違う人生だったらとか、考えしたことありますか?」 からんころん。グラスを揺らすと氷がぶつかる小気味いい音を立てる。 言おうか言わまいかを迷うような暫しの間を挟んで切り出したのは、含みのある声音。 (-61) shionsou 2024/02/04(Sun) 12:50:36 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 温室 マーサ「そうそ俺ちゃんで〜〜〜す!! ココどこだろな、まぁ夢なんじゃね? 聖女様の思し召しで御印が感応した〜とかそんな感じの」 適当なそれらしいことを言っているが、彼はここがどういう場所なのか多少は知っている。 「あ、印光ったのおめでと〜、めっちゃハッピーじゃんね。 祭り終わった後も結構顔利きそうよなそこまでいくと」 前の時の人ってどうだったっけな〜、なんて言いつつ過去のことを思い出す。 彼は七年前の祭りの時期にもこの町を訪れていた。狭い町ではないし、彼も目立ったことをしたわけでもないから、あなたが祭りにいたとしても会わなかっただなんてことも当然有り得るだろう。 「んん…? まぁいいや。 実際痣光ってなんか変わったコトあった? マーサ嬢?」 前回に祝福を受けた者の名を思い出せずに首を捻ったが、祭りだけ楽しんだんだっけなと一人納得した。 (-62) 66111 2024/02/04(Sun) 12:54:42 |
【教】 白昼夢 ファリエ「────────」 はくり。開いた口から白い息が何度か漏れて朝日に溶ける。 女にだけ見えている白昼夢にすら届かない音はどんな形を成そうとしたのか。 寄った眉根は、困っているようにも怒っているようにも見えた。 「ごめん」 結局そんな逃げしか吐けない。 全部あなたの言う通りで目を伏せた。 口にしてからそもそもの元凶にどうして謝る必要があるのだろうかと内心苦笑しながら、歩み寄った。 今日はただ傍にいるだけではない。一緒にお祭りを見に行く。 実体のないあなたと過ごすまるでデートのような時間。 ファリエとして過ごしたことのない初めての時間。 (/6) shionsou 2024/02/04(Sun) 13:25:19 |