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人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志

 答えは待たなかった。
 ネクタイを解き、ボタンを外す。腰のベルトを緩め、露わにした少年の肌へ手を這わせる。男の体温は低かった。

 作り物の欲と、用意された巣。情と見紛う丁寧さでもってその身体を拓く。

 
最中、彼の身体にとっては初めての事ではないと気づくのかもしれないが。
それを指摘することはないだろう。面倒を避けたのか、
……生真面目なこの少年がつまらない嘘を吐くとは思い難かったからか。
(-212) 榛 2021/09/26(Sun) 18:50:09

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志

 身なりを軽く整え、濡れタオルを持ってベッドへ戻る。
 滲む汗で湿るシャツが不快で、上着は床に落とされたまま。

「……動けるか」

 ベッドに腰掛け、身を横たえる彼に、握るタオルを差し出す。
 そのための力が戻っておらず、また、拒まれないのであれば、代わりに身体を拭ってやっただろう。

 
睦み合う恋人同士のそれと、
明確に異なるであろう点を挙げるならば、二つほど。
まず、黒塚は催淫剤の類を服用し、事に及んだ。
舌の上で錠剤を一つ溶かし、飲み込んだ。

問われれば支給されたものだとあっさり明かしたし、
組み敷かれる少年も必要とするのであれば、分け与えたことだろう。
さほど強くもない、気休めのような薬だった。


そして、もう一つ。
口づけが唇へと落とされることは一度たりとも、無かった。
(-215) 榛 2021/09/26(Sun) 19:00:50

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「………ん、
 俺今あんまり使い物にならないと思うけど
 ゆるしてくれ……。」

根を上げる体をどうにか動かし
きっと後片付けの殆どを
貴方にさせてしまいつつ、手洗い場を後にするのだろう。
……特に何にも気付く事はない。


「あー、確かに風呂入りたいな。
 お前の……その、ケアしたら
 暫く呑気に浸かろうぜ。」



そうして二人連れ添って、
今の日常へと戻っていく。

貴方が秘める想いには
何一つ気付かぬまま。
(-221) osatou 2021/09/26(Sun) 20:06:58

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

「問題ない」

けろりと返しながらゆっくり体を起こし、タオルを受け取る。
しっとりと汗ばんだ肌に張り付く豊かな髪に、平時の堂々とした佇まいとは程遠い緩慢な動作。
少年の至る所から情事の名残が顔を覗かせるも、当の本人はまぐわいの熱を欠片も残さないような凪いだ声色をしていた。

貴方が少年を暴いたならば、シャツの下にある首から肩口にかけて無数の噛み跡が咲き誇っていたことに気付くだろう。貴方が組み敷き揺さぶっているその下で密かに首元を何度も引っ掻いている姿を見る事ができたかもしれない。

また、どのような抱き方をしていても少年は終始声を押し殺しながら貴方の熱を受け止めていた。声を出すことをきちんと我慢できていたかはともかくとして。


「薬の力を借りなければならないほど体は"その気"になっていないのに、随分と難儀な役回りを任されたものだな、黒塚。

面倒なことを行なっているのだから、お前への報酬も俺たちよりかは多いのだろうな。中身はもう決まっているのか?」

勘違いしてしまいそうなほど丹念に高められたにも拘らず、それでも今こうして落ち着いているのはひとえに少年の動きと態度がどこかちぐはぐに思えたからだった。
それに口づけを一つも寄越さなかった事も引っかかっている。

体は未だ火照りが鎮まりきっていないのに、感情が湧く内側は冷水に浸かっているかと勘違いするほどひやりとしていた。
(-223) もちぱい 2021/09/26(Sun) 21:12:17

【墓】 4432 貴戸 高志

>>暴行現場

聞き馴染みのある声を持つ人が、聞き馴染みのない勢いで叫んでいるのを耳にした。
普段通りの堂々たる足取りでやってきた少年は、ただならぬ空気の片鱗を拾い上げ>>+70 眉を顰める。

「…………迷彩?」
(+71) もちぱい 2021/09/26(Sun) 21:29:33
貴戸 高志は、その場の様子を静かに観察している。その顔には表情が欠片も浮かんでいない。
(c46) もちぱい 2021/09/26(Sun) 21:36:22

【墓】 4432 貴戸 高志

フードを被った少年を見やり>>+74、その場を静観していた者はようやく動き出した。
藤色が揺れる。いつも通り、変わらずゆったりと。

「……暁」

とん、と名前を呼んだ少年の肩を軽く叩き。
それから、続けて口を開く。>>19 >>+73 >>21

「迷彩。普川先輩。
もう夕飯の時間だ、夕食を食べに行くぞ。移動するなら俺たちの方だ。行こう」

「黒塚。眠いのなら仮眠でも取ってこい。その欠伸をなんとかしろ」

その声色は揺らぎなく。ただ静かに、淡々と紡がれる。感情を殺して周りを見るのは慣れていたから。
言い終えるや否や、フードの少年の手を取って歩き出そうと踵を返す。名前を呼んだ二名にも小豆色の視線を向けて、どうするかを眺めながら。
(+75) もちぱい 2021/09/26(Sun) 22:34:20
貴戸 高志は、暴行に関わる二人が普段のままで、最年少が怒りを露わにし続けては状況は悪化していくだけだと判断した。
(c50) もちぱい 2021/09/26(Sun) 22:40:02

貴戸 高志は、故に、彼らを一度引き離そうと試みる。彼らが話し合いを望むなら、止めはしないが。
(c51) もちぱい 2021/09/26(Sun) 22:40:10

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


これはきっと4日目のどこか暇な時間帯。
二人で室内でゴロゴロ過ごしているタイミング。

少年院では規則正しい生活を送ってきた為
こういうのんびり出来る時間は1分でも貴重だ。


「貴戸!しりとりしようぜ。

りんご!



貴重だって言ってるだろ。
(-229) osatou 2021/09/27(Mon) 0:00:30

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

のんびりできる時間は貴重である。
だが、貴方と過ごせる時間はもっと貴重なのである!

つまり……何も問題ないのである!!!

「しりとりか。分かった。
だがしりとりと言えど、相手が暁といえど手加減はしないぞ。

……ゴシップ!」


ノリノリである。
(-230) もちぱい 2021/09/27(Mon) 0:03:02

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


ルームメイトが
想定の3倍ぐらいノリノリだった。

んー、と、床に寝転んで思案。


「ぷ……ぷりん……じゃなくて、
 
『プリンアラモード』
!」
(-231) osatou 2021/09/27(Mon) 0:07:27

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「『ドリップ(drip)』」


珈琲を優雅に嗜みつつ間髪入れずに返した。
(-232) もちぱい 2021/09/27(Mon) 0:09:21

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「……………?
 ……………………。」

もしかして、と思ったが
まあいいか。

「ぷ……
『プラスチック』
。」
(-233) osatou 2021/09/27(Mon) 0:11:23

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

『クリップ』


恐らく、貴方の予想は的中しているかもしれない。
それでもこの男はすまし顔である。
(-234) もちぱい 2021/09/27(Mon) 0:12:52

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「お前……………
 性格悪いぞ………………………………?」

しりとりの正攻法だ。
別に悪くはない。

「ぷ……ぷ………
『プリント』
……。」
(-236) osatou 2021/09/27(Mon) 0:15:25

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「手加減はしないといっただろう。
嫌なら切り抜けてみせるといい。

『トラップ』


性格最悪である。こいつスコーンまで優雅につまみ始めた。
(-237) もちぱい 2021/09/27(Mon) 0:17:16

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「………
『プール』



貴方の方に近寄って
貴方の膝に頭を置いた。
(-238) osatou 2021/09/27(Mon) 0:21:13

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

『ループ』


膝に頭が乗せられると、それはそれは甘く優しい手つきで髪を梳いていく。それは親が子供にするように、或いは恋人が相手にするように。

勝負はまったく甘くないんですけども。
(-239) もちぱい 2021/09/27(Mon) 0:23:36

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


くすぐったそうに微笑んで
貴方の手の感覚を享受している。

『プロフィール』
。」

目はあんまり笑ってない。
(-240) osatou 2021/09/27(Mon) 0:26:03

【墓】 4432 貴戸 高志

>>普川

最年長の少年と寡黙な少年の暴行現場を見てしまった後の話。
食堂。または、そこへ向かう途中か。
兎に角一緒にいるだろう迷彩少年や闇谷少年の耳には入らないよう距離を取った隙に、最年長者へと詰め寄って声をかける。

「普川先輩。少々よろしいですか」

表情はいつもの仏頂面のまま。極めて落ち着いた様子で、貴方にしか聞こえないであろう声量のまま話を続ける。

「……事情を話したくないのであれば無理に聞きませんが。黒塚に殴ってもらうよう頼んだのは、貴方にとって必要だったからしたことなんですよね?」
(+77) もちぱい 2021/09/27(Mon) 0:29:47

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「……ふむ。
『ルームランプ』


慈しむように、労るように撫でながら続ける。
ここでようやく矢継ぎ早に返ってきていた言葉に空白が生まれた。
(-241) もちぱい 2021/09/27(Mon) 0:32:21

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


『プードル』
。」

貴方の腹に顔を埋める。

「……俺も珈琲。」

欲しいらしい。
(-245) osatou 2021/09/27(Mon) 0:44:38

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

腹に埋まる貴方の頭をなでこなでこ。

「暁、珈琲欲しいなら離れてくれ。動けないぞ。

……。……
『ルバーブ』


ちょっと優勢が崩れてきた。
(-246) もちぱい 2021/09/27(Mon) 0:49:00

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「…………。」

それもそうか、と
スンと鼻を鳴らして頭を上げた。隣に座る。

「ん?
 あー
『ブラックホール』
。」

ぷじゃなくなったな。
(-247) osatou 2021/09/27(Mon) 0:55:56

【墓】 4432 貴戸 高志

>>食堂

これは食堂に来た貴戸高志。
どこかの誰かさんのワクワクキッチンにより2回もえらいこっちゃになったので、もう食堂の食べ物は信じられなくなってきた。
ということで厨房を借りて夕食を作ることに。特別上手と言うわけではないが、レシピがあればそつなくこなせる少年だ。

白米にじゃがいもとにんじんの味噌汁、更に肉豆腐にもやしとツナの酢和え。デザートにしゃりしゃりの梨を切ってご用意。それを二人分持ってきた。

片方は闇谷に。もう片方は自分へ……と思ったのだが、迷彩の箸の進みが遅いことに気付くと肉豆腐の皿を少年の前に差し出した。

「迷彩。その鍋は嫌か?俺のものと交換しよう。此方に渡せ」

てきぱきと色々動いている。話は闇谷が聞くだろう……なんて丸投げしながら。
(+79) もちぱい 2021/09/27(Mon) 1:01:06

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

立ち上がり、珈琲を淹れに一旦離れる。
程なくして貴方の分を淹れたカップを持ってくるだろう。

『ルール』


その間にもしれっと続ける。
(-248) もちぱい 2021/09/27(Mon) 1:04:40

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志

 高めていた熱が遠のき、しかし未だ余韻を残している。
 腿へ置いた肘も組んだ指もぬるく、平素と違う温度は不快感を呼び覚ます。
 
スプリングを軋ませる腰のあたりが、最も。
自分のものではない温度に――――少年の身体と、近い。
じんわりと伝わる他人のそれが、どうしようもなく気持ち悪かった。


 幾度も引っかかれていた、きっと赤くなっている首元へちらりと視線を遣った。
 手当てが必要なほど傷ついているのなら、消毒液を探さなければならないし、この後そうするのだろう。

「望むものは決まっている。
 ……与えられるかは、どうだろうな」

 体の前、膝の間で重ねる指を組みなおして静かに答える。それ以上、自ら多くを語りはしなかった。
 それから、少年の顔へ視線を上げ、問いかけを向ける。

「お前はどうなんだ、高志。欲しいものはあるのか」

 口にしてから、数日前の似たような会話を思い出した。
 思い出したからといって、どうという訳でもなかったけども。
(-249) 榛 2021/09/27(Mon) 1:11:30

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志



『ルータイル』。

 さんきゅ。」

珈琲を受け取り、一口。
貴方に淹れてもらうとなんだか美味しく感じる。
(-253) osatou 2021/09/27(Mon) 1:19:55

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

小豆色の視線は波風立たない水面のような落ち着きを保ちながら貴方に注がれている。それでも、内側を荒らす不快感に耐えかね貴方が表にそれを露わにしない限りは気付くことなど出来ないのだろう。

首元の痕はさして気にも留めず、受け取ったタオルで拭える分だけ肌の上で滑らせて身を清めている。

「……。そうか。よかった、お前にも望むものはあったんだな。貰えるかも分からないものなのは少々気になるが……まあいい」

表情こそ変わらないものの、その声はにわかに柔らかくなる。
それ以上語ろうとしないことに気が付けば、自分に投げかけられた問いに意識を向ける。

「俺にもある。ちゃんとした形で与えられるかは、どうだろうな」

貴方と同じ言葉をもってそう返答した。
(-254) もちぱい 2021/09/27(Mon) 1:22:22

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「……む。
『ルージュ』


自分の珈琲を飲みつつ答える。雲行き怪しくなってきた。
(-257) もちぱい 2021/09/27(Mon) 1:27:05

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「そういう時って『じゅ』と『じ』の
 どっち準拠だった?
 まあいいや、
 ひっくり返しただけみたいで悪いけど
『ジュール』
。」

カップを机に置いて
また貴方の膝に頭を乗せた。

「貴戸が悪いんだぞ。」
(-259) osatou 2021/09/27(Mon) 1:40:47

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「……手強いな。持ちかけてきただけのことはある。

『留守番電話』


頭が再び膝の上に乗ると、先ほどと同じように丁寧に頭を撫で始めた。
(-260) もちぱい 2021/09/27(Mon) 1:45:44