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人狼物語 三日月国


169 舞姫ゲンチアナの花咲み

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【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   隠し事を続けながら
   踏み込むまいと思いながら過ごしていたのに。

   
   貴方を好きだと慕う気持ちは
   少しずつ強くなっていく。

   友人だから。家族ではないから。
   言い聞かせ続けるのに耐えられなくなるのも
   時間の問題だったの。


 
(-59) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:21:26

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   秘密の一部を打ち明けたことで
   少しだけ肩の荷が下りたのか
   すぐに深い眠りへと誘われたから。

   誰かが入ってきたことにも、
   当たり前のように気づかない。

   彼が部屋に入ってくることなんて
   想定すらしていなかった。
   少しでも想定していたのなら
   黒の薄い寝間着なんて
   無防備な姿ではなかっただろうけど。

   それは、私なりの貴方への信頼の証。


  
(-60) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:54:40

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



    私は夢を見ていた。
    好きな人に、撫でられる夢。

    願うだけでいい。叶わなくていい。
    微睡みの中の夢は
    とても、ここちよくて。

    ほんとうに、なでられているみたい。


 
(-61) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:55:28

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



    髪を梳くように、
    好きな人が、撫でてくれる感覚。

    もっと、もっと。
    そう、欲張りたくもなるけれど。
    貴方の手に委ねていれば、

    名前を、囁かれたような。


 
(-62) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:56:03

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   未だ微睡みの中にいる私は
   貴方を拒むようなことは何もせず。

        額に柔らかな口付けを落とされれば
        幸せそうに、花咲んだ。


 
(-63) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:57:05

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



    これが夢ならば。
    ずっとこの夢を見ていたい。
     

            夢じゃないのなら…
            どうか、―――――。*


   
(-64) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:57:40

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   簡単に開く扉は信頼の証。

   ともなれば、これはウユニに対する裏切りか
   それを考える余裕などサルコシパラにはなく。

   彼女の夢の中に手を伸ばすだけ。



(-66) 西 2022/08/11(Thu) 21:25:55

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   微睡みの中、微笑む姿に
   言葉にできない喜びが込みあげる。

   その微笑みの向こう側にいるのが
   自分だとは限らないのに
   自分であって欲しいという願望が
   解釈を強引にねじ曲げ、思い込ませて。



(-67) 西 2022/08/11(Thu) 21:26:43

【秘】 サルコシパラ → ウユニ




   もしも部屋が暗くなければ
   もしも彼女が目覚めていたら

      もしもその手記を見つけていたら>>L0


   こんな過ちは犯さなかったかもしれないのに。




(-68) 西 2022/08/11(Thu) 21:27:33

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   口付けを捧げた後
   サルコシパラはその唇を滑らせて
   首筋へと居場所を変える。

   眠っていて無抵抗だというのに
   ウユニの隣に添うように横になると
   そっとウユニの華奢な身体を抱きしめて。


      「ずっと…僕の物でいてくれたらいいのに。」



   叶わぬ願いを口にするかのように呟くと
   彼女の顔を自分の胸へと埋めさせて

   黒い薄着の中に手を忍ばせると
   白い薔薇のような肌に触れ、背中を撫ぜる。


(-69) 西 2022/08/11(Thu) 21:28:57

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   一度人の恋しさを覚えた男に
   もう一度孤独を選ぶ勇気などない。

   竜胆の香りを知ってしまった者は
   もう二度と、独りには戻れない。



(-70) 西 2022/08/11(Thu) 21:29:48

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   「ウユニさん。

        私は……貴女を………。」



(-71) 西 2022/08/11(Thu) 21:33:21

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   切なげな告白とともに
   サルコシパラはウユニの事を求める。

   家族として、一人の男として
   直感の赴くままに。*


(-72) 西 2022/08/11(Thu) 21:33:50

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   もしも部屋が暗くなければ
   私は全てを晒すことを拒んでいたし

   もしも私が既に目覚めていたなら
   貴方に後悔させるようなことはしなかったのに。


  
(-75) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:18:40

【秘】 ウユニ → サルコシパラ

   

   首筋までおりてくる感触。
   眠っていても反射的に少し首を竦めて
   くすぐったそうに反応してしまう。

   夢を見ているつもり、だったけれど。
   壊れ物を扱うように優しく抱きしめられて、
   意識がぼんやりと、現へ戻ってくる。

   
     
あたたかい。ずっと、そばにいたい。

   
   まだ半分寝ているような意識の中では
   止めなければ、とか
   そんな危機感は出てくるはずもなく。


   されるがままに、貴方の胸へと顔を埋めて。
   貴方の温もりが、香りが、思考を麻痺させていく。


 
(-76) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:19:54

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



     好きな人を求めることが

         過ちだなんて、そんなこと……。


  
(-77) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:20:18

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   背を撫でる手が心地いい。
   もっと、ほしい。もっと、感じていたい。
   着ているものが邪魔で、もどかしくて。

   少しずつ、身体が熱をもっていく。
   貴方のことが欲しい、と身体に火がついてしまうの。


  
(-78) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:22:50

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   今ここで、愛されることを知ってしまえば
   本当に、何もかも後戻りできない。

   それでも、私は止まれない。
   独りに戻りたく、なかったの。


  
(-79) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:23:31

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   切なげに届く告白。
   その先なんて、もう、痛いほどわかってる。


   
だって私も同じ気持ちだもの。



    
「サルコシパラ……」



   微笑みの相手は貴方なのだ、と。
   思い込みではないと伝えるかのように
   名前を、
今まで呼ばないようにしていた名前を

   寝言のように呼んで。


  
(-80) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:25:35

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   眠っているふりをしたまま、 
   貴方を抱きしめ返した。
   もし叶うなら、
   何処にもいかないでと願うように脚を絡めて。


   友人よりも深い関係……家族として。
   一人の女として、欲のままに、貴方を求めるの。


   
ねぇ、サルコシパラ……。


 
(-81) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:26:23

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



     
竜胆
を、手折って。*


  
(-82) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:26:47

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   目覚めないで欲しいと願う傍らで
   もしウユニの目が覚めたとしても
   最後まで気づかないなんてことは無い。

   サルコシパラも一端の成人なのだから
   寝たフリなどという古典的な技に
   ひっかかるわけでもない。

   それでもサルコシパラは
   知らないフリをする。

   それは自分の願望に応えてくれた
   ウユニへの義理人情でもあって
   ウユニが自分の意志で受け入れてくれたと
   その事実が何よりも幸福だったのだから。



(-87) 西 2022/08/12(Fri) 21:02:02

【秘】 サルコシパラ → ウユニ




   小さな声で名前を呼ぶ彼女が
   こちらの身体を抱きしめ、応える。
   サルコシパラの手は服の中へと入り込み
   金具に指をかけてウユニの衣服を
   緩めると、そのまま瞳を覗いて。

   言葉を交わすことはなく
   意志を伝えるようにその誓いの口付けを送ると。

   もう決して止まることの無い
   感情の濁流の中に咲く一輪の花を


                 手折った。



(-88) 西 2022/08/12(Fri) 21:02:48

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



     「ウユニさん。」



   窓から差し込む光が照らすその姿は
   言葉が出なくなると美しく。

   隠すようにを身を包んでいた衣服を
   捲っていけば、彼女の<cc d0f47>花</cc>が見えて。

   その花に静かに口付けを落とすと。
   サルコシパラは小さく笑ってみせる。


(-89) 西 2022/08/12(Fri) 21:03:29

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   「あなたは…綺麗だ。あの時からずっと…。」


(-90) 西 2022/08/12(Fri) 21:04:49

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   見惚れたように呟くと
   露わになったウユニの肌に
   真っ赤な花を咲かせて。

   それから唾液を流し込むように
   唇を奪い、舌先で撫でると

         彼女の足の付け根に手をかけていく。*


(-91) 西 2022/08/12(Fri) 21:05:24

【秘】 ウユニ → サルコシパラ

   

   気づかれないわけはない。
   わかっていても、眠ったふりをしていたのは…
   貴方のためでもあったけれど。

   これは夢なんだと、言い訳できるから。

   本当は夢なんかじゃなくて
   貴方が私を求めてくれていることが
   
私が貴方を求めてしまってることも

   
   揺るがないことだと、わかっているのに。
   貴方に大切なことを伝えていないから
   貴方の気持ちが、私の気持ちが。


             
未だ、少し怖いの……。


 
(-95) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:35:33

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   それでも、貴方の手を拒みなんてしない。
   とくん、と貴方の鼓動が聞こえて
   距離の近さに、胸が高鳴っていく。

      それは
期待
と、微かな
不安


 
(-96) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:36:07

【秘】 ウユニ → サルコシパラ

 

   病状が悪化したら?
   死期が早まったら?


       嫌よ、もっと、貴方といたい……。
       貴方の孤独に、悲しみに
       寄り添う花でありたいのに。


 
(-97) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:36:45

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   私の愛情なんて、寂しさしか生みはしない。
   花に魅入られたときから。決まっていたこと。


       
それでも、私はただひたすらに―――。


 
(-98) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:37:45