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人狼物語 三日月国


169 舞姫ゲンチアナの花咲み

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【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   たった数年とはいえ
   共に過ごせば少しは性格も分かる。

   ウユニが義理堅いことを知った
   サルコシパラはウユニがお金を使わずに
   貯めているのではという考えに至れば。


      「貴女に似合いそうなドレスですね。」


   そう言ってニッコリと圧をかけながら
   ウエディングドレスの写真でも見せることも
   あったかもしれない。


(-42) 西 2022/08/11(Thu) 8:17:24

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   彼女が病に侵されていても
   自身の気持ちが変わることは無い。

   しかしその身体が虚弱だったとしたら
   やはりどこか気は遣ってしまうもの。

   けれど病のことを打ち明けられれば
   今度はサルコシパラの強い感情が
   彼女と一線を越えようと暴れ出す。



(-43) 西 2022/08/11(Thu) 8:20:53

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   それから普段なら眠りにつく所を
   サルコシパラは立ち上がり部屋を後にする。

   そうして向かったのはウユニの
   彼女が眠っているであろう部屋だった。



(-44) 西 2022/08/11(Thu) 8:39:50

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   彼女を起こさないように静かに扉を開ける。
   普段被っている仮面を今だけは付けもせずに

   彼女が寝静まるであろう時間を狙って
   サルコシパラは彼女の部屋に入ると。

   暗がりの中、ベッドに座り
   ウユニの姿を視界に捉えて
   その頭を優しく撫でてみせる。

   もしかしたら目覚めているかもしれない。
   でも願わくばもう少しだけ目覚めないで欲しい。


            そんな想いを抱えて。



(-45) 西 2022/08/11(Thu) 8:41:05

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   募っていく想い。
   たとえ変人であろうとも
   病に侵されていようとも

   同じ屋根の下に男女が二人
   何も起きないはずもなく。

   サルコシパラは
   髪を梳くように優しく撫でると。



(-46) 西 2022/08/11(Thu) 8:41:59

【秘】 サルコシパラ → ウユニ




   「ウユニさん。

      ……もし起きているのなら
      もう少しだけ…眠ったフリをしてください。」



(-47) 西 2022/08/11(Thu) 8:42:30

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   眠っているか起きているか分からない
   ウユニに懇願するように囁くと。


            彼女の額に口付けを捧げた。*

   
(-48) 西 2022/08/11(Thu) 8:43:13

【独】 ウユニ

/*
最後の軸どう返そう……本当に寝てるか寝てるフリかどっちがいいかなぁ………
(-49) alice0327 2022/08/11(Thu) 14:52:32

【独】 ウユニ

/*
めちゃくちゃ丁寧にお返事を貰っている……ありがたい……
いやマジでどうしよう……寝てるフリのほうがいいかな……(まだ言ってる
(-50) alice0327 2022/08/11(Thu) 15:13:01

【独】 ウユニ

/*
西さんのお返事に私がかさねていいんですか……????
いやもう……分かりやすくて綺麗……それでいてめちゃくちゃ情緒を抉ってくるのずるじゃん……
(-51) alice0327 2022/08/11(Thu) 15:45:17

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   彼が知らなくても無理はない。
   それほどに珍しい病で、
   W普通Wの病ではないのだから。

   拒絶されることが怖い、と
   そればかり考えていた私は
   彼が不安を抱えてしまっていることまで
   気を回すことが出来なかった。

               
それに……

 
 
(-52) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:08:12

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   貴方が拒絶を見せず、
   私の恐れを見透かして、それを取り払おうと
   W普通ではないWなんて言ってくれることが
   嬉しくて、安堵していたから。

   
気づくべきことにすぐ気づけない。


   貴方の手から伝わる温もりが
   私の緊張を解いていく。


 
(-53) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:10:09

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   
サルコシパラと家族でありたい、

   
でも、友人でいなければならない。

  
   
相反する想いは半端な態度に現れて。


   
手を振りほどかず、
握り返せない。

   どこまでも半端な私の反応は
   きっと、狡いと思われても仕方ない物。


 
(-54) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:11:07

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



    「……貴方の、願いなら。
     此処に、ずっといますよ。」


  
(-55) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:11:46

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   いつか死ぬ病とも伝えず
   病が悪化したならここを去るべきかもしれない、
   そんな考えを頭の片隅に置いたままなことも隠して。

   隠したくせに、貴方の想いに応えたかったから。

   
私は優しい嘘をついた。


              
優しくて、残酷な嘘。


 
(-56) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:12:30

【秘】 ウユニ → サルコシパラ

     

   
もう要らないとばかりに私を切り捨てた家族。

   いていい、とすら言われず、
   いて欲しい、なんて夢のまた夢。


   
求められることなんて、諦めていたから。


   貴方が、病を知ってなお私を求めてくれている、
   それがたまらなく、嬉しかった。**

  
(-57) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:13:52

【人】 ウユニ



   家事をこなすことも、
   稼ぎを渡そうとすることも。
   あくまで住まわせてもらっている対価。
   私にとってはすべきこと、払うべきもの。

   そんな認識だったから、
   絶対に受け取らない、という強い態度を見れば>>86
   少し不思議にも思ってしまったことでしょう。
   でも、あなたの服を買う、なんて言われれば
   私の意図するものと違うから
   渡すのをやめざるを得なくて。



    「私だけ着飾っても仕方ないでしょう?
     それに、私はあまり外には出ていないので。」


   ドレスのカタログをちらりと見て
   やんわりと断っていた。

 
(93) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:14:40

【人】 ウユニ



   貴方が私にどんな服を選ぼうとするのか 
   興味はあったけれど、そんなことを言えば
   本当に買いかねない雰囲気すらあったから
   その想いは心に秘めていたの。


 
(94) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:15:08

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   だから、いつか受け取ってもらおうと
   使わずにいたお金を貴方に気づかれてしまえば
   
困りましたね、
なんて苦笑いしながら。


    「隣にいてくれる方がいるのなら
     着る機会もあるかもしれませんね。」


   ウエディングドレス幸せの象徴の写真から目をそらして
   その話を流してしまおうとしたわ。
 
   
私には縁のないものだと、思っていたから。
 
 
 
(-58) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:16:39

【人】 ウユニ



   彼の性格も少しずつ理解して
   でも、彼の深い部分には
   触れないようにする日々を送っていた頃。

   服を直そうか、という申し出は
   受け入れてもらえた。


    「これくらい、
     さして時間もかかりませんから。
  
     他にも直したほうがいい服があったら
     いつでも言ってくださいね。」


   照れくさそうに頭を掻く彼に微笑みかけて。>>87
   まるで、家を追い出される前、
   あの頃に戻ったみたいだな、と。
   少し懐かしむ気持ちも生まれつつ

   貴方の気持ちはなおも見ないふり。

       
―――自身の気持ちも、見ないふり。


 
(95) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:17:50

【人】 ウユニ

   

   見ないふりをしていると
   本当に鈍感になってしまうものなのかしら。


   貴方がもしかしたら遠慮するかもしれない、なんて
   不要な気を回して、
   受け取ってもらえなくとも構わない、
   そんな気持ちでいたのに。

   貴方が大切に使う、って受け取ってくれると
   心が弾む。あなたが喜んでくれることが
   たまらなく、嬉しいんだもの。


 
(96) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:20:37

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   隠し事を続けながら
   踏み込むまいと思いながら過ごしていたのに。

   
   貴方を好きだと慕う気持ちは
   少しずつ強くなっていく。

   友人だから。家族ではないから。
   言い聞かせ続けるのに耐えられなくなるのも
   時間の問題だったの。


 
(-59) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:21:26

【人】 ウユニ



   
いけないことだと、わかっていたはずなのに……。**


  
(97) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:21:52

【人】 ウユニ



   病のことを打ち明けた日の夜。
   私は、少ない自分の荷物の中から
   小さな手帳を取り出して、読んでいた。

   当てもなくふらふらとしていた頃。
   花咲病について調べて、
   わかったことをまとめた手帳。


   貴方の目には決して触れないように
   外出するときには、肌身離さず持って行って
   家にいるときは鞄の中へとしまっていた。


 
(98) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:49:03

【置】 ウユニ

    

   ・花咲病に罹った者は身体に花が咲く。
   ・最後には大きな花弁となり死んでしまう。

   ・感情が昂ること、人としての自我が薄くなると 
    病の進行が早くなってしまう。
   ・時間が経つと進行が早くなる。

   ・治療法
    
有効な治療法はない。



    
花弁を食べると伝染する。

    
誰かに感染すと……


  
(L0) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:52:28
公開: 2022/08/11(Thu) 17:55:00

【人】 ウユニ



   綺麗な字で箇条書きに綴られた項目はそう多くない。
   それだけ、わかっていることが少ないという事。
   
私が知らないこともまだあるかもしれない。


   最後の方の文章は一度書いて、その上から
   線を引いて消してしまった。

           誰かに感染すくらいなら
           死のうと思っていたから。


 
(99) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:53:14

【人】 ウユニ



   何度読んでも書いてあることは変わらない。
   ふ、とため息をついて、手帳をもとの場所に戻すと
   明かりを消して、ベッドに横になった。


 
(100) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:53:56

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   秘密の一部を打ち明けたことで
   少しだけ肩の荷が下りたのか
   すぐに深い眠りへと誘われたから。

   誰かが入ってきたことにも、
   当たり前のように気づかない。

   彼が部屋に入ってくることなんて
   想定すらしていなかった。
   少しでも想定していたのなら
   黒の薄い寝間着なんて
   無防備な姿ではなかっただろうけど。

   それは、私なりの貴方への信頼の証。


  
(-60) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:54:40

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



    私は夢を見ていた。
    好きな人に、撫でられる夢。

    願うだけでいい。叶わなくていい。
    微睡みの中の夢は
    とても、ここちよくて。

    ほんとうに、なでられているみたい。


 
(-61) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:55:28

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



    髪を梳くように、
    好きな人が、撫でてくれる感覚。

    もっと、もっと。
    そう、欲張りたくもなるけれど。
    貴方の手に委ねていれば、

    名前を、囁かれたような。


 
(-62) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:56:03