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人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

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【人】 空虚 タチバナ

[日記を書き終われば、暖房をつけて一緒に眠った。

 睡眠が必要なのは彼だけだったけれど、
 冷たくて、寝返りの邪魔もしてしまうけれど、
 それでも私は彼の傍を離れない。

 彼の寝息と一緒に心音を確かめるのが好きだった。
 時折解け、また抱きしめてくれる腕が欲しかった。
 眠らない情熱的な夜も、眠る静かな夜も、
 彼のすべてが私に与えられる幸福を享受した。

 実際そうなのか私が抱く夢なのか分からないけれど、
 彼の鼓動は日に日に弱くなっていくようだった。
 時折私の肌へ彼の体温が移るような気もした。]
(125) cle 2022/08/18(Thu) 21:15:13

【人】 空虚 タチバナ

 
[まるで――まるで、
 ひとつの心臓いのちを共有するように。]
 
(126) cle 2022/08/18(Thu) 21:15:47

【人】 空虚 タチバナ

 
[少しずつ、私の死が彼にのしかかっていく。
 代わりに彼の抱えた病は鳴りを潜めていたはずだ。
 現世から解放された時間は正しいものではないし、
 私以外が彼を蝕むのを許すはずがないからだ。

 具合が悪そうな様子はないはずだから、
 彼の身体が弱っているという訳ではないと思う。
 本当は私も眠ってしまい、夢を見ているだけかも。]
 
(127) cle 2022/08/18(Thu) 21:16:19

【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結

[ うれしい?

            かなしい?

  まだはやすぎる?

         たりない?

                まちどおしい? ]
(-259) cle 2022/08/18(Thu) 21:16:42

【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結



  ううん、ぜんぶ。

 
(-260) cle 2022/08/18(Thu) 21:17:28

【人】 空虚 タチバナ



[遠ざかる心音と共に一日一日を数えている。]*

 
(128) cle 2022/08/18(Thu) 21:17:56

【人】 空虚 タチバナ

― 0年12月24日 ―


[彼の声>>119に促されて目を開くと、
 見慣れた背景といつもの彼がいた。]

  ん、大丈夫。ありがと。

[相変わらず彼は私を生者と同じように扱う。
 彼と二人過ごすようになって半年近くが経ち、
 戸惑うよりも受け入れることが日常になった。

 視線を滑らせると、日常と違う箇所が目に入る。]
(129) cle 2022/08/18(Thu) 21:18:15

【人】 空虚 タチバナ

[手先の器用な彼は料理も上手にできるようだった。
 あるいは、半年間の成果かもしれない。
 味見のできない私は彼の隣でお手伝いをする。
 彼ほどではないけれど、多少は成長したと思う。

 その結果の料理が皿に乗り、湯気を立てている。
 ワインクーラー代わりのパスタ鍋は少々大きく、
 ラベルを剥がしたペットボトルの白い頭だけが覗き、
 プラスチックの身体を悠々と氷の海に
 半分浸していることが容易に想像ついた。]

  ……今日、結の誕生日だよ?

[何よりも違うのは私自身だろう。
 景色からもっと近い場所へ視線を戻すと、
 主役より着飾った自分の姿が見えた。

 普段パジャマの袖で隠れている白い腕は露わに。
 反対に胸元は彼が与えた白で覆われている。
 腕を持ち上げて頭を触れば、
 三つ編みの凹凸が指の腹を擽った。]
(130) cle 2022/08/18(Thu) 21:19:27

【人】 空虚 タチバナ


  結が好きなやつだ。

[彼に髪を纏めてもらうのは初めてではない。
 限られたこの世界で、
 彼は私の想像を超えて多くの思い出を紡いだ。
 望む物が手に入る世界の性質>>-230が、
 彼の探求心を後押ししたのだろう。

 誰かの髪を切ることも初めてだったし、
 朝、頬ずりをすると
 髭がちくちくすることも初めて知った。

 長く、永くここを彷徨っていたと思う。
 けれど、彼と過ごした半年間の方がずっと濃くて、
 毎日が永遠で、あっという間だった。]
(131) cle 2022/08/18(Thu) 21:19:49

【人】 空虚 タチバナ

[評価を待つように、彼がこちらを見ている。>>120
 どこか緊張したようにも見えるその姿は、
 出会った頃に似た服装をしていた。>>L13

 それなら、足りないものがある。ね。]

  結。

[何度名前を呼んだだろう。
 分からなくなるくらい、彼だけを望み、求めた。
 纏めて貰った髪を崩さぬよう、闇が滲む。

 彼の白いシャツを包んだ黒は、
 最初に出会った時のように彼に上着を与える。
 あの時はサマーカーディガンだったけれど、
 今日の主役は彼だからぴしっとしたやつで。]
(132) cle 2022/08/18(Thu) 21:20:05

【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結

 
[彼の与えてくれたドレス、私が注いだタキシード
 向かい合う二人に、季節外れの暖かな陽光が降る。]
 
(-261) cle 2022/08/18(Thu) 21:20:35

【置】 XX タチバナ



  お誕生日、おめでとう。

  
(L15) cle 2022/08/18(Thu) 21:21:46
公開: 2022/08/18(Thu) 21:25:00

【人】 XX タチバナ

[死を孕み、終わりの境界に立つこの場所で、
 ただ一人、彼の生を祝う。]

  生まれて来てくれて……私と 出会ってくれて、
  ありがとう。

  というか、え、と……褒めてくれるのもありがと。
  ……ふふ、照れちゃうね。

[返事を待ちきれなかった彼が笑うから>>L13
 私もXXを湛えた笑みを贈った。]*
(133) cle 2022/08/18(Thu) 21:22:36

【独】 XX タチバナ

/*
想定した時間より遅くなる時は思ったよりたくさん書いてるって私知ってる
たいへんお待たせしました これでも削りました
24日以降が現在軸なのでそこまで長くはないと信じてる
(-262) cle 2022/08/18(Thu) 21:23:59

【独】 XX タチバナ

/*
体調とか病状とかはおまかせします
気持ち新規情報を交えつつ 気持ちね
タチバナが生き返る訳ではないです 怨霊です

あとは大丈夫かな
迷うところあったら好きに変えてもいいし聞いていただければ答えられると思います
すべて自由に 楽しいように
(-264) cle 2022/08/18(Thu) 21:26:51

【独】 XX タチバナ

/*
>>-263
へへ 実際はタキシードよりスーツっぽくなってそうですけども
解釈はおまかせしますね
(-265) cle 2022/08/18(Thu) 21:27:51

【独】 XX タチバナ

/*
むすぶとかなめ・・・(かみしめる)
(-267) cle 2022/08/18(Thu) 21:34:41

【独】 XX タチバナ

/*
タチバナのまま入村している辺り、過去の自分がこういう展開を一切想定してないのが分かって面白い
怨霊だから永遠に家族に縛られたままかと……むらはなまもの たのしいすき

>>-222千早さん
お見送りもお迎えもいっぱいありがとうございました!
めちゃくちゃ元気出る とつぜんのりもわもお疲れ様です……!

ロルの端々から土台のある知識なのかなって思っていたんですがやっぱりお詳しい 大学とかも すごい
鮮やかさより深みの強いお色に感じました伸びた色もまた綺麗
ふたつとも調べてお値段の違いにびっくり
というかこれを購入すれば実質推しの具現化を手元においておけるのでは???

すぐ優しくするんですから……調子に乗ってサングラスかけながらぶいぶい便乗しちゃうでしょ
天使は結くんの方なんだよなぁ 堕天使なのでは

お名前のことはまだ黙ってにこにこ待ってますね
なんでも嬉しいより全部嬉しいの方があってる気がしてきました
千早さんが書いてくださる文章全部大好きだし嬉しいです へへ
(-268) cle 2022/08/18(Thu) 21:40:20

【独】 XX タチバナ

/*
勢喜さんの過去を見て改めて四谷くんに会えてよかったねってなる
というかつら……犯罪じゃないですか 早く取り締まって もういないのか
犯罪は一切犯さない橘家を見習って いやいいです しあわせになーれ

>>-233千早さん
反応は残せなかったんですがばっちりお昼休みに見てました
遅筆でお待たせして申し訳ない
コアもね いつも日中お待たせすることが多かったのにいっぱいありがとでした
やりたいことやりきれるよう私も速度を磨きます
(-274) cle 2022/08/18(Thu) 21:45:13

【独】 XX タチバナ

/*
灰は速度重視で句読点すら放棄してるんですが、スペースすら開けてない場所があって勢い余りすぎている
勢喜さんは単語登録したので完璧です

>>-269千早さん
はやい! ありがとうございます!
こちらこそ千早さんがいっぱい世界を広げてくださるからどこまでも書いてしまいたくなりました お髭もよい
へへへ どう足掻いても怨霊なのでね 傍で生きてくれる千早さん最高です ぎゅ

>>-270千早さん
推しが使っていた絵の具という概念 見逃せない
(-275) cle 2022/08/18(Thu) 21:48:57

【独】 XX タチバナ

/*
千早さんが書いてくださっている間に全力ですべてを済ませてきます

個人的に4時更新すごい良かったです
途中で更新挟まないので夜がまるまる使える感じがしました

いそぎます では**
(-276) cle 2022/08/18(Thu) 21:51:19

【独】 XX タチバナ

/*
ひえ はんにん つよい たいほ はなしません

かれんちゃんはねむらない し はなさない
めちゃくちゃたいへんでしたねすきです

おへんじかきます かぜのように
(-288) cle 2022/08/18(Thu) 23:34:04

【独】 XX タチバナ

/*
せきさんは頑なに世喜さんの方を先に出すので、単語登録することで一番目に出るようになりました えっへん

勢喜家の話もしたいけどまた後で
はんにんつよ・・・
(-289) cle 2022/08/18(Thu) 23:35:23

【人】 XX タチバナ

― 0年12月24日 ―


[死に近づこうとも決して消えることのない命>>139
 ゆらめき、瞬き、微笑む。
 ふと何かに気づいた様子で目の前の彼を見上げた。]

  また……伸びたね。

[物も、場所も、私も。
 ここに在るものはすべて解放されているのに、
 彼の心音だけが未だ正しい時を刻んでいる。

 己の目覚めだけが「刻」を示す中で、
 彼は狂うことなく、順応すらしてみせて
 今、ここに在り続けていた。

 彼が元来持っていた思考>>86
 この地に会っていたからなのか、
 吞み込まれたことで少しずつ変異したのか。

 彼が傍にいれば理由なんて何でもいいけれど、
 私の存在が意味になればいいと思う。]
(148) cle 2022/08/19(Fri) 0:25:15

【人】 XX タチバナ


  もちょっと切っておけばよかった?

[過去は影になった。
 彼にとっての己の価値を見誤ることはないし、
 彼の好意も素直に受け止められる。照れるけど。

 だから彼へ伸ばした手が拒まれることはありえない。
 躊躇も怯えもなく前髪に振れ、毛先を揺らす。

 少しずつ、結が私を埋め尽くしていく。
 欠片の誇張もなく、彼だけのものになっていく。]
(149) cle 2022/08/19(Fri) 0:25:27

【赤】 XX タチバナ

[そんな彼が「ぼくのもの」と言った。
 その裏に潜む欲>>*29を掬いとることはできたか。
 察せずとも、彼の熱を知っているこの身体は
 勝手に背中の中心に甘い痺れを走らせる。

 彼と過ごした半年は、彼に拓かれ、
 多くを知られた日々でもあったから。

 毛先をつついた指先が微かに震えたことは、
 私を見ている彼だけが気づけることだ。]
(*30) cle 2022/08/19(Fri) 0:25:46

【人】 XX タチバナ

[しっとりと肌を滑る空気が彼の声>>141で霧散した。
 注いだ黒は材質まで再現することはできず、
 重さも感じさせないまま上着の形で停滞している。]

  ふふ……あは、
  主役はお姫さまだったの?

[珍しくくすくすと声を漏らしながら笑ってから、
 彼に心からの祝福を贈り、願いを受ける>>L16。]

  いるんだよ。
  ずっと、一緒にいるの。

[彼の差し出してくれた手を取りながら返事をする。
 XXの言葉というには陰湿で、
 誓いよりも呪いに近い響きを有していた。

 この場に似つかわしくない温度を持って、
 彼がくれた白を纏い、光の下、花のように笑う。]*
(150) cle 2022/08/19(Fri) 0:26:04

【人】 XX タチバナ

[エスコートされたのもこんな風に食事をするのも
 "生まれて"初めてのことだった。
 椅子を引かれ、腰かける。
 彼と向かい合ったなら、照れたようにはにかんだ。]

  ちょっと緊張するか……も?

[透明なプラスチックを傾け、赤紫色の液体が流れる。
 丁寧な曲線を描くグラスが浅く満たされていった。
 小さな気泡と仄かに甘い匂いが広がる。

 差し出されたそれを受取ろうと手を伸ばしたが、
 私が得たのは別の物>>L17だった。]
(151) cle 2022/08/19(Fri) 0:26:16

【人】 XX タチバナ

[花が咲いたのはどの指だっただろう。
 彼が触れたことのない場所などないに等しいから
 いずれの指であってもサイズはぴったりだろう。]

  ……。

[一瞬、言葉を忘れた。
 初めて会った時のように何も返せなかった。
 ただまじまじと手元を見つめ、
 驚いた表情を隠さずに彼の方を向き直す。]

  …………いつ、作ったの?

[最初に出たのはそんな気の利かない言葉だった。
 実際、彼の傍を離れることはほどんどない。

 それなのに気づかなかった。隠されていた。
 彼に関して知らないことがあった。
 不満が炭酸の泡のように、ふつりと浮いて弾ける。

 けれど、それは心地よい刺激だった。
 足りないことがもどかしくて、新しい彼がXXしくて、
 何より彼が与えてくれたものすべてが嬉しかった。]
(152) cle 2022/08/19(Fri) 0:26:48

【人】 XX タチバナ


  ううん……っ、ううん、 いいの。
  これがいいの。これしかやだ。

[おもちゃみたいなんて言う彼に慌てて首を振った。
 指輪を嵌めた手を抱きしめ、胸元に仕舞う。
 押し当てた手の甲が布の向こうにある穴を感じた。]

  ……うれしい。すごくうれしい。
  ありがとう結。ずっと大切にする。

[このむねに広がる感情を、
 どうやったら言葉で伝えきれるだろう。
 口から出た言葉はありきたりな物ばかりで、
 音の不自由さにもどかしさを覚える。

 うっとりと手元を見つめた。
 細い何かを曲げて作ったのだろうか。
 それなのに指先に何かが引っかかる感じはなく、
 丁寧に作られたであろうことは予想できた。

 彼から与えられた物が私に傷をつけても、
 それもまた悦びでしかないのだけれど。


 今は何よりももどかしさが勝って、
 指輪を贈ってくれた彼の手を捕えようとする。]
(153) cle 2022/08/19(Fri) 0:27:16