【人】 ][『月』 エーリク―― 回想:『教皇』との邂逅 ―― [ 屋敷と呼んでも差し支えない家は 外側こそ変わらぬままだったが、 内側は人様に見せられるようなものではなかった。 外された絵画の痕、必要最低限の調度品と家具。 帰る場所がないために残された使用人、 一番は身なりに気を使わなくなり、罵り合う父母だったか。 それでも彼らは諸手を挙げて、彼の来訪>>0:610を 喜んだ。 茶を出すことも、応接間に案内することもなく、 少年を突き出した。 久方ぶりに見た父母の笑顔だったのに、 僕はそれを醜く思った。 差し出せば全て元通りとはいかぬだろうに。 ] (110) はたけ 2022/12/14(Wed) 6:29:25 |
【人】 ][『月』 エーリク あぁ………、 うん そう ――……そうなんだね [ 押し出すように突き出された体は 吸い込まれるように彼との距離を零にした。 涙は流れなかったが。 血は全身を駆け巡った。 体温を思い出したような気すらした。 手を握られ>>611よりいっそうに。 陶器のような白い肌に、赤みが差した。 生きていることを思い出すように、体温が上がる。 それを見て、両親は一度我に返った。 私達が生み育てた子だと主張した。 ] (111) はたけ 2022/12/14(Wed) 6:29:45 |
【人】 ][『月』 エーリク 父さん、母さん 聞いてください。 僕は今後何があろうとも、 今まで何があったとしても、 あなた方に感謝こそすれ、 恨みはしません この家に産まれ、あなた方と過ごしたことを 恨みはしません [ その言葉が彼らにどう届いたかは、 分からない、ただ玄関を過ぎ去った後、 泣き叫ぶ母の声が耳に残った。 そして最後に"いかないで"と彼女はいった。 最後に見た彼女たちの姿が、 ただ我が子を慈しみ愛した姿だったのは この上ない、幸運だったのだろうと思う。 ] (112) はたけ 2022/12/14(Wed) 6:30:04 |
【人】 ][『月』 エーリク うん [ 橙色の空模様も、 同行の職員がいなくなったことも、 もう目には入っていなかった。 ただ、共に歩く彼の姿>>0:612をみつめ 生返事のような声を返すだけだった。 別に味方でなくても、 仲間でなくても、 友人でなくても、良かった。 その言葉を信じられないと思ったわけではない。 ただ、彼が側に在る、それがその時の、 僕の全てであった。 ] (113) はたけ 2022/12/14(Wed) 6:30:16 |
【人】 ][『月』 エーリク[ "幸せになって欲しいから"とカルクドラは言う。 それをいつだって申し訳なく思った。 だって僕は、僕がどうなれば、どうしたら 何があれば幸せか、わからなくなっていた。 ] ………なにかしていないと落ち着かなくて みえるんだ、あいつが こわい こわいよ [ 洋館を抜け出すことを咎められることはなかった その理由まではきっと知らなかっただろうが。 優しくされることに違和感を覚えなくなれば 戻ったら彼のもとへ向かう事も日課になった。 時折は、錯乱したように、夜中彼を訪ね ] (114) はたけ 2022/12/14(Wed) 6:30:30 |
【人】 ][『月』 エーリク ねえ いかないで どこにもいかないで ここにいて ねえ いかないで いかないでよ [ 泣き縋る事もあった。 それも、洋館に住み始め一年も経てば ほぼなくなっていたが。 ] (115) はたけ 2022/12/14(Wed) 6:31:04 |
【人】 ][『月』 エーリク[ この洋館で、彼の姿があれば ほっとした。 ――その気持ちつける名前を 僕は知らないし、 これからもきっと知ることはないだろう。 ただ在ることを、ひたすらに、願うのみ。** ] (116) はたけ 2022/12/14(Wed) 6:31:16 |
][『月』 エーリクは、メモを貼った。 (a15) はたけ 2022/12/14(Wed) 6:33:03 |
【独】 XI『正義』 マドカ/* ぜぇんぜぇん現軸に生きられない…誰がどこに居て何してるのかまぁじで把握できない… この人には絶対負縁故だなぁみたいのあるけどうまく投げられない あばばばば 普段は穏やかでまともそうに見える描写ができてないし誰とも絡めていないぞぅ (-34) だいち 2022/12/14(Wed) 6:33:08 |
【独】 X『教皇』 カルクドラ/* いっぱいあるうわあああありがとううううう そしてメモで熱狂してますとかいったけど非村建てcoだと後で気づいた いやどう見てもすけすけこんぶで非水まんじゅうさんなんだけどね でもごめんなさいごめんなさいごめんなさい (-35) nuruko 2022/12/14(Wed) 8:28:42 |
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。 (a16) だいち 2022/12/14(Wed) 8:36:33 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:力が抜けるやりとり ── っふ、ふふ──── [ 駄目だ、ツボに入った。>>0:534 天丼だし声のトーンの割にはちらとも驚いた風はなし。 絵本の台詞みたいで珍妙でキャッチーで癖になる。 ] …………ふぅ。 やあ、ごめんごめん。 ちょっと意表を突かれた。 それは素敵な名前を付けてもらったんだねえ。 じゃあわたしたちはその名付けに敬意を表して、 きちんとフォルスと呼ばせてもらうとしようかな? [ 売店、そういうのもあるのか。 洋館にいながらお買い物が出来るなんて便利だな、 と興味が向いたので、] (117) besos 2022/12/14(Wed) 8:42:58 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 後日真新しい財布片手に実際に訪ねてみれば>>0:399 本で読んだ商人の挨拶を投げてみると、>>0:535 実に軽快な反応。成程、これが本場。 ] 本で読んだのそのままで、今ちょっと感動してるよ。 本当にやるんだなあ、モウカリマッカボチボチデンナーってやつ。 [ おすすめと聞いたら、何故か売り子と返された。 確かに商品とは言ってないけど。 ] うーん、それは興味がなくもないけれど。 お金も買い物もはじめての経験なんだ。 売る側が務まるとは思えないなあ。 [ だから次の機会に、というのは体よく断る便利語録だ って読んだことがある。社交界にも派生系があるとか ] (118) besos 2022/12/14(Wed) 8:43:16 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ さておき。 おすすめ商品とやらの説明をふむふむと聞いて、 「悪魔がどんな顔に〜」と振られれば ああ、と ] ふふ。彼が甘いお菓子を食べてる顔、可愛いんだよ。 見せてあげたいけど、残念。感想だけ教えるね。 [ 違うそうじゃない。 と思ったかもしれないけれど、やっぱりそれも面白がって ぽんと言葉が返るのだろうなと 思うけれど それはまた別の話 * ] (119) besos 2022/12/14(Wed) 8:43:45 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ もし。 彼の友人に向ける眼差しを見咎められたら決まり悪げに、 ……君は宿敵に弱味を握られてるかも知れない時でも 相手を警戒しないでいられるタイプかい? わたしたち はそうじゃ「なかった」んだ などと零した かもしれない。 それもこれも別の話 。 * ] (120) besos 2022/12/14(Wed) 8:44:29 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:二年前のある日 ── [ 結局定期的に通う常連になった。>>0:386 頭をちょっと使うとすぐ痛むので困り物。 飲み易いのがいいなあとか眠くなる作用のはないかな? なんて好き勝手言うくらいには、一方的な距離が縮まり、 相手はいい意味で最初のまま。 だけど、 勝手に量を増やすどころか一気飲みしちゃった、 なんて言ったら流石にしっかりと怒られるだろうか。>>84 そんなだというのに復活第一発言は ] やあ、麗しの薬師の君。 少し強めの薬をお願いしたいんだけど、いいかな? [ だというのだから始末が悪かった。 * ] (121) besos 2022/12/14(Wed) 8:45:24 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:17歳の誕生日から ── [ あの日。様子がおかしかったことを>>82>>83 心配してくれただろうか。 ……多分、きっと。 回復してきた頃>>84、 もしあの日のことを聞かれたとしても 「ごめんね? なんだっけ、忘れちゃったな。 薬を飲み過ぎてぼうっとしていたみたい。」 何を聞かれても薬のせいと誤魔化しただろうし、 家の何某かはきちんと伝えた…或いは報告書に 目を通して承知のことだったかもしれないが。 あの日の後も変わらず過ごしている。筈だ。 少なくともきみにだけは、そう映るように過ごしていた、 つもり。 * ] (122) besos 2022/12/14(Wed) 8:46:20 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a17) besos 2022/12/14(Wed) 8:53:11 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a18) besos 2022/12/14(Wed) 8:54:23 |
【独】 Y『恋人』 クリスタベル/* こっちもまだ全部出してないし大丈夫だよ(不穏) →なに〜なんなの〜こわいよ〜〜〜!!!(好き) 先に大体腹割っといた方がお相手さんが動き易いかなの気持ち。 でも酷いよね…これから2年も騙すんだよ…罪悪感ヤバない…? 嫌われてもいいけど傷つけたくないよ〜〜〜〜〜 とベルちゃんが申しており… うん、どう折り合いつけるか考えておかないと。 ちな完璧じゃないと知られて治安悪いナハトをお出しされたら死ぬ自信がある 普通に優しくても死ぬし更にナハトの抱える地獄をお出しされたら死ぬので何が来ても絶対に死ぬんだ俺は詳しいんだ ●今日の予定 ・現在で世界滅びかけて やっぱりひとりじゃんて気付く ・完璧の定義(証としての完璧<<<二人でひとりの完璧) ↑ ・でもそうなると最初にお出しした想定と真逆になるので、 ここは丁寧に語りたいところ ・プロで一応お歌練習してたんだよのソロルで〆ッ ・今日は早よ寝ろ (-36) besos 2022/12/14(Wed) 9:03:22 |
【独】 IX『隠者』 アリア/* クリスタベルさんへ 好きです 悪魔さんと…末永くお幸せに…なってほしい…… 「アリア」が獲得したものをメモしておかないと 後々激しく困りそうな気がする 絶対困る(確信) しかしロルも書きたい時間足りないうぐぐぐ (-37) kasasagi 2022/12/14(Wed) 9:25:50 |
【独】 Y『恋人』 クリスタベル (-38) besos 2022/12/14(Wed) 9:41:40 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[心が粉々に砕けそうだった時、 そうならぬよう抱きしめてくれた腕を、 僕は一生忘れない。] (123) mikanseijin 2022/12/14(Wed) 10:28:34 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ―3年前― [やっと会えた、って誰かが喜んでいる気がする。>>0:330 僕は確かに、無償の愛を誰からも貰えなかった。 でも、憐れみと同情は時々貰えていたんだ。>>0:331 だけどね、この時は流石に、それすらも信じられなくなっていたのさ。 君が駆けつけてくれなければ、何もかもに絶望して、そのまま死んでしまっていたかもしれないね。] (124) mikanseijin 2022/12/14(Wed) 10:29:14 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[一緒に帰ろう、と抱き上げられる。>>0:332 普通には育ってこなかった子供は、子供扱いされることに戸惑いはあっても嫌がることはなく。 遠慮がちながらも落ちないように、抱き上げてくれた人にしがみついた。] あ、でも…… [どこかへ行ってもいいのかな、と子供は迷う。 羊たちと牧羊犬とお別れもしていない。 ……でも、いいかな、とも考えた。 だって僕はあの村に、もう「幸運」を運んだ筈だ。 小屋に鍵をかけられていたから、羊たちにも会わせてもらえないかもしれない。] (125) mikanseijin 2022/12/14(Wed) 10:30:53 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[温かい人から出てくる言葉は、どれもこれも温かい。>>0:333 実は夢か幻なんじゃないだろうかとすら思えてくる。] ……ほんとう? 僕が行ってもいいのかな…… そこなら、悲しくなさそうだなぁ…… [涙のあとを残したまま、やっと子供は笑った。 もしもこれが、ケガをした自分が死ぬ間際に見た幻でも、幸せ気分だからいっか、なんて考えて。 安心したせいで、眠ってしまった。 とても痛くて、疲れていたのだ。] (126) mikanseijin 2022/12/14(Wed) 10:31:52 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[運命の輪は本当に在るのかもしれない。 幸運と不運を乗せ、くるくる回る。 不運の後には幸運が、幸運の後には不運が。 では、不運の後に幸運を得たら、その次は……*] (127) mikanseijin 2022/12/14(Wed) 10:32:47 |
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。 (a19) mikanseijin 2022/12/14(Wed) 10:39:46 |
【独】 ]『運命の輪』 クロ (-39) mikanseijin 2022/12/14(Wed) 10:43:44 |
【独】 XIX『太陽』 ヒナギク/* もう100超えてる……:( ;´꒳`;): 中の人全然分かりませんね。 はたけさんがフォルスかなってぐらいの感覚しか分かりません。 (-40) milkxxxx 2022/12/14(Wed) 12:21:00 |