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【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「単独での探索か?」 暗色の部屋には目を瞬かせ、 あなたの言葉にはややきょとんとして。 とはいえその方が性に合う者も居るだろう。 今のところはそのように解釈した。 「うむ……先遣部隊というわけでもないが、 ある程度は探索も進んだ。敵もさほど多くはないだろう。 監察官殿も適宜モニタリングしている。」 「小官は問題ないと判断するが… 万一に備え、装備や携行品は整えて行くと良い。 残党が入口付近まで出てこないとも限らんからな」 非力なグレイにも身体能力に補正が掛かっているとはいえ、 あなたの戦い方がどんなものかは知らないままだ。 念には念を、と提言した。 「買い出しだが、すぐに向かえるだろうか? 何かしら準備が必要であれば玄関で待っていよう」 (-113) unforg00 2023/11/30(Thu) 16:49:20 |
【秘】 読書用 シージュ → 飼育用 チャコ「ならラッキー。丁度良いや」 そんな風に軽く言葉を返して、 後にまた声を掛けられれば、それにはうんうんと頷く。 連れ出される側も怠そう。もしかしたらお互いそんな感じ……かも…… 「オーケー、質問無し。無理して奥の方には行きたくない〜。 回復の道具とかも、初めてだからどれぐらいで使えばいいか分かんないや」 ……特段不満や疑問は無いのか、返事を返す様子は至って大人しいし問い掛けもない。このグレイは少なくとも貴方の言うことに従う気ではいるようだ。 何かしら買うなり運良く手に入れたのか、自分用に一回分だけ回復アイテムを持ってるのを見せようとしたりもするかもしれない。 「帰るための保険持って、ご安全に見に行こ〜。 突っ込んでボコられ負けとかまあ多分それなりに痛いからね」 (-114) むら 2023/11/30(Thu) 16:52:09 |
【人】 送迎用 フーグルこれはお昼時の話。 「あ、これここにもあるんだ。 味噌汁をかけたご飯、よく食べるんだ」 食べ慣れたご飯を食べるか、帰ればめったに食べられないものを食べるか、悩みどころだ。 うーん、と考えて。 今日はサンドイッチをいただくことにした。 なぜならそこに、たまごサンドがあったからだ。 「卵……おいしいな」 (42) eve_1224 2023/11/30(Thu) 16:53:57 |
シージュは、娯楽施設で遊ぶか、どこかで本を読んでばかりだ。食事の時以外は大体遊んでいるかも。 (a34) むら 2023/11/30(Thu) 16:55:21 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 軍事用 リュイ「ああ、リュイ殿か。 今開けよう、少し待っていてくれ」 少なくとも、娯楽施設から帰った後のこと。 ノックの後、声を掛ければ扉一枚隔てて返答がある。 それから、そう掛からずに扉は開くだろう。 部屋の真ん中には、扉の方を向くようにして、重厚なデスク。 デスクの上には電話機、ノートパソコン、ペン立て。 扉を開ければきっとそれが真っ先に目に入る。 その後ろには書類が詰まっているらしき棚が幾つか。 横にはロッカーが三つほど。 椅子はデスクの内側に一脚、 来客用らしきものが棚の横にもう一脚。 窓には鉄格子が嵌っている。 看守用の部屋は、如何にも看守室然とした部屋だった。 「待たせたな。小官に何か用だっただろうか …ああ、そうだ。折り紙。先ほど調達してきたのだ」 「急ぎでなければ、上がって行くといい 茶の一つも出せんがな」 そう言って、くるりと背を向ける。 折り紙と来客用の椅子を取りに向かうのだろう。 (-115) unforg00 2023/11/30(Thu) 16:59:49 |
【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ「単独探索の御許可、感謝致しまス」 深々と頭を下げ、数秒して頭を上げる。 変わらぬ微笑み、変わらぬ態度だ。 「かしこまりましタ。この後のご同伴の際にでモ、 簡単に整えさせテ、頂きまス。 はイ。現在待機中でしたのデ、問題ありませン。 あらゆるご要望にお応えできまス」 荷物らしい荷物もない。洞窟のような暗さの部屋から、 闇を引き出したようにその姿が廊下に出てきた。 そのままあなたの三歩ほど後ろからついていくだろう。 (-116) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 17:00:18 |
【人】 読書用 シージュ「うーん、これはこれで肉体労働」 娯楽施設の音楽ゲームでボタンを忙しなく押している。 画面の上から下へと流れていく速さに全然追いつけていない。 「塔に行ったりするのと別方向で疲れるな…… 腕痛める前に後々本来の運動でもするか。 テストプレイできるうちに遊び倒したいし〜……」 (43) むら 2023/11/30(Thu) 17:06:18 |
【独】 読書用 シージュ/* ガバガバ怠惰遊びマンになっとる!(実際塔を攻略しに行くのかは未定) でも好奇心は結構あるから行きたさはある だから誘われた時に乗ったのもあり…… 塔行きたい気持ちは強いけど多人数行動が苦手なやつで…… (-117) むら 2023/11/30(Thu) 17:08:32 |
ロベルは、忙しなくしており、殆ど休憩している姿が見えなかった。 (a35) otomizu 2023/11/30(Thu) 17:09:41 |
【独】 読書用 シージュ/* ていうか思うんだけど占う先、誘ってくれた人でもよくね? わからん 迷っています しかしPC視点で興味はあり…… これでなんか繋がりできる役職とかだったら笑う (-118) むら 2023/11/30(Thu) 17:09:47 |
【秘】 飼育用 チャコ → 教育用 ロベル「話が通じるようでよかった、それじゃあその時間に」 何度か頷きつつ話がまとまるとあなたから離れようとして、 一、二歩歩いたところで思い出したように振り返った。 何か言葉を考えているのか妙な時間が過ぎていき…… 「あーこういう時は楽しみにしてるっていうんだったか」 絞り出されたのは安直な別れの言葉。 それでも飼育用は眉をひそめて訝し気にしていて。 「……楽しみ、に? 金稼ぎは、楽しみか……?」 「あー……教育用と出掛けられることを楽しみにしている? まあ互いにそれまで異常がないといいなあ」 そんな風にひらりと手を振れば改めてこの場は後にするだろう。 またその夜に部屋をノックする約束をして。 (-119) toumi_ 2023/11/30(Thu) 17:10:29 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 飼育用 チャコ「……そうだろうか? むしろ小官としては時間を持て余しているのだが…」 用途の違いといったところだろうか。 看守用には決まった休憩時間しかない。休暇もきっと無い。 ゆえに自由行動の多い現状は時間を持て余し気味なのだ。 「む、そうだったのか。であればこちらとしても丁度いい やはり飼育用ともなれば、 単に動物を模しただけのものでも気になるものだろうか」 「……小官は犬ではないぞ!!」 番犬呼びは褒め言葉、とはいえ犬そのものは否定するらしい。 複雑なグレイ心なのだ。 (-120) unforg00 2023/11/30(Thu) 17:20:09 |
【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ言わされている。 ………と感じた。 まるで自分が主人の作った歌を歌わされているときのようだった。 感情のない、楽譜を読み上げるような言葉。 「………厳重すぎ……ザザ……軍事用……あるまい…… ここに来………意味が無………そのまま………」 上位者の許可がなければ何もできない。 それではここに来た意味がない、と。 ここは、今までの生活でストレス値を貯めたグレイが来る場所なのに。 今までの生活と同じ環境のまま過ごしては。 「…監察官………ザザ………ないのか……? ……ここでは……誰……許可を……くれる………」 自由にさせてあげたい。 不自由なのは苦しい事だと、歌唱用は思うから。 (-121) arenda 2023/11/30(Thu) 17:26:05 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「小官は一グレイゆえ、正式な許可というわけでもないがな… ……い、いい。そこまでせんでいい 小官らは同じグレイなのだ、 もう少し肩の力を抜いてもいいのだぞ」 深々と頭を下げられれば、少し慌てた様子で。 自分が言えた事でもないのだろうが。 「…だが、よくよく気を付けてくれ、トムラビ殿。 どうもこのテストプレイ、妙な事が多いのだ」 異様な挙動を取るNPC、情報に無い敵。 サポートAIの不在といい、何が起きるかわからない状況だ。 万一には備えてくれ、と念を押した。 そうして二人、娯楽施設へ。 先ずは軽いものから、と菓子類を見に行くだろう。 「……そういえば、極東の出身の者が居たな。 菓子類も各自の出身に合わせたものを選ぶべきだろうか… トムラビ殿はどういった所から来たのだ?」 並ぶ菓子類のデータを見て、ふと。 クッキーやスナック菓子だけでなく、煎餅やら大福やら そういったものもあった方がいいのだろうか、と。 (-122) unforg00 2023/11/30(Thu) 17:37:16 |
【人】 看守用 バンドッグ当番表を作り終われば、ちょうど昼食が出来た頃。 馴染みのあるなしの混在する鰹節バターの猫飯を選んだ。 「うむ……うむ? こういった料理もあるのだな……」 「…うまい」 番犬でも猫飯は気に入ったらしい。 (44) unforg00 2023/11/30(Thu) 17:45:11 |
【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン「上 権限 持者ハ」 軋む音。よくよく聞けば、それは顔からだ。 頬が微かに痙攣しているのが見える。 「全テ、の男性でス」 ぎちり。表情が深い笑みに変わった。 「……!……、……」 そして点燈用は喋るのをやめ、 どこかぎこちない動きであなたにしなだれかかる。 そういった機能はないはずだ。 これにも、そしてあなたにも。 しかしこのグレイはあなたの身体を撫で上げ、 すり寄り、笑顔を崩さないままでいるだろう。 放っておけばズボンの股の部分、 或いはその中にまで、手を伸ばそうとする。 例えそこに何もないとしても。 (-123) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 17:45:24 |
【鳴】 看守用 バンドッグ「ロベル殿、バンドッグだ。 広間に置く菓子類を見に娯楽施設へ向かおうと思うのだが…」 「何かあった方が良いものはあるだろうか。 なに、小官が選ぶと無難なものばかりになりそうでな。 ある程度皆の出身に合わせたものが良いとも思うのだ」 (=7) unforg00 2023/11/30(Thu) 17:50:37 |
【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ「かしこまりましタ、バンドッグ様」 果たして言葉が通じているのかいないのか。 相も変わらない様子でそう答え、 念押しにもひとつ頷きを見せるのみだった。 娯楽施設。特に何を見るでもない、 ただ先を行くあなたの3歩後ろを行く影。 質問されれば、そうですネ、と声を返すだろう。 「下名ハ、現在は都市部を中心ニ、 各地に派遣されておりまス。極東、中東、 北部、南部、場所を問わズ、ですネ。 未踏破地域及び、危険地域が主たる勤務地、 といった所でしょうカ」 欲しがる方がいらっしゃるのなラ、 買うのも悪くはありませン。 資金にどれほど余裕があるかハ、わかりませんガ。 そんな風に微かに首を傾げながら、随伴する。 そして荷物を差し出されれば、その全てを抱え。 やはりあなたの3歩ほど後ろを歩くのだ。微笑んで。 (-124) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 17:53:35 |
【独】 点燈用 トムラビ点燈用トムラビ 【男性】に対する非常に高いストレスを持つ。 現実世界においては非常に劣悪な環境で"飼われて"おり、 グレイにとってのハノイの塔のように、 人間男性にとってのグレイとして扱われている。 口裏合わせと発言・表情強制コードにより ストレス診断を掻い潜る予定だったが、 想定よりも診断の精度が高く、 また"慰安"の際に外部に見られた事でこれが露見し、 止む無くハノイの塔に送り出される事となった。 バーチャル内部では男性型グレイからの言葉をも 命令として取得し、その指示を聞く事を強制されている。 解除には「5名以上の男性からの指示で自由行動を得て」、 「仕掛けられた服従コードを解除する」必要がある。或いは 「メンテ・バグによって服従コードが損壊される」事でも可。 どちらも起きないまま終了した場合は…… まあ多分なんとかなりますよ。人権、もとい グレイ権団体とかが動いて助けてくれる予定です。ねっ。 (-125) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 18:02:32 |
【人】 送迎用 フーグルお昼ごはんも食べて、夕飯を作る当番までは少し時間がある。 そんなおやつ時の娯楽施設。いつものレーシングゲームの筐体の前だ。 「そういえば、塔で知育菓子みつけたんだっけ。 あとで挑戦してみてもいいかも」 確かお弁当(お菓子)を作るやつだった。 本当のお弁当は作れそうもないが、あれなら説明書を読めば出来るかもしれない。 刃物は使わないのだし。 「それはそれとしてまずは」 今日もレーシングゲームを1回。 挑戦権を得るお金を筐体にチャリン――― (45) eve_1224 2023/11/30(Thu) 18:07:24 |
フーグルは、今日もしっかり安全運転だ。法定速度の40km/hを正しく守る。 (a36) eve_1224 2023/11/30(Thu) 18:07:43 |
【独】 送迎用 フーグル法定速度は+1km/hでもオーバーしてはいけない。 +10km/hまでなら捕まらないから大丈夫、などと考えていては、油断が検挙を生む。 ちなみに、+15km/hまでは殆捕まらない事が多いのはなぜか。 これは取締が白バイやパトカーでの追尾方式を基本としていることが原因と考えられているらしい。 余談である。 「ご主人さまを乗せていて、検挙されるなんてことは許されない」 「そんな事をしてはご主人さまの顔に泥を塗ることになる。 僕を雇っているのはご主人さまなのだから」 グレイには人権などない。 グレイの失敗は、総じて主人の責任なのだ。 (-126) eve_1224 2023/11/30(Thu) 18:08:06 |
【人】 送迎用 フーグル「……あ」 「今日は周回差をつけられてしまったね」 いつものGameOverの文字を見て、今日も楽しげに笑っている。 (46) eve_1224 2023/11/30(Thu) 18:08:25 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「危険地帯が主な勤務地、か…… 危険を伴う仕事だろうが、 それゆえ頼りにされているのだろうな。」 「主に活動する場が僻地というならば、 各地に派遣されているとはいえ、世俗にはあまり触れないか」 であれば助言を乞うのも酷だろうか。 そう判断して、無難な洋菓子やスナック菓子、 それから大福他諸々を購入して、袋はあなたに預けよう。 微笑む影とポッドを連れて、次は小物や日用品の並ぶ店舗へ。 「……最近は、明かりひとつ取っても様々なのだな。 小官はあまり洒落たものには疎いのだが… 点燈用ゆえだろうか。 こういったものはトムラビ殿によく似合うな」 指さした先、ふと目に留まったアロマキャンドル。 暖色と寒色が相反せず調和した色のそれは、 暗所で点ければ、きっとあなたのように見えるだろう。 (-127) unforg00 2023/11/30(Thu) 18:23:50 |
【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ「他にやる者がいないのデ、 下名がその役割に充てられたのですヨ。 今でモ、炭鉱作業ヤ、洞窟探索ノ、 先頭を行くこともおおいでス。 頼られているかと言われるト、 ……はイ、仕事をさせて頂けテ、幸せでス」 一定の調子で喋り続けながら、 菓子の詰まった袋を提げて、小物の下へ。 「アロマキャンドルですネ。 下名もかつて好む物でございましタ。 火の取り扱いには気をつけるべきですガ、 皆様が必要ならバ、お買い上げになってモ、 よろしいかと愚考致しまス」 変わらぬ微笑で、やっと点燈用らしい発言が出た。 (-128) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 18:35:51 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「……君は本当に、そう思っているか?」 運用されているだけマシ。 一定の調子で喋り続ける中、少しだけ間が開いたような気がして。 いつかの軍事用の言葉が頭を過ぎった。 「かつて、という事は今はそうではないのか。 それとも単に、触れる機会がなくなってしまったのか? …君の招集された理由は、塔へ向かう理由は、何だ?」 問い掛けは、『塔内部での事』ではない。 ゆえに、この娯楽施設で話しても問題ない事と判断した。 通り過ぎていく他チームのグレイや監察官、従業員だって その喧騒に紛れて、この会話を聞く事は無いだろう。 (-129) unforg00 2023/11/30(Thu) 19:30:20 |
【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ「はイ、愚かで中古品のグレイたる下名ニ、 グレイの主人たる人類様方の危険を取り払ウ、 光栄なる任務をお与え頂き誠にありがとうございまス」 用意された文面を読み上げるような返答。 微笑みは崩さず、歩みも同じように。 「現在、必要物資を十二分にお与え頂いておリ、 これ以上の物品贈与は下名の身に余る光栄のたメ、 大変恐縮ではございますガ、お受け取りできませン。 ……あア、下名の召集理由ですカ?外部からの連絡及び、 非情に高度なストレス値による召集と聞いておりまス」 また、同じように読み上げるような言葉。微笑み。 一瞬の途切れと、質問への返答。 菓子の袋があなたの後ろを歩く度に揺れた。 (-130) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 20:26:03 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「……君は、」 歩みを止める。 プログラミングされたように読み上げられる返答。 グレイとはいえ副看守として、 経費削減を受けている旧型とはいえ娯楽もある。 比較的に恵まれていた看守用には、 自分が自分の職務に抱くそれとは違うものに思えた。 (-131) unforg00 2023/11/30(Thu) 20:55:40 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「気が変わった。 ここで少し待っていてくれ」 すたすたと、来た道を戻っていく。 そうして間もなく戻ってくれば、 ずい、とあなたに小さな紙袋を渡した。 「小官が必要だと思ったから、 小官が君に贈る為に買った。 部屋に置いておくといい。これで問題はあるまいな。」 中を見れば、それは先ほど指したアロマキャンドルだ。 贈り物と言うにはラッピングされてもいない、質素な紙袋だが 今はきっとそれでいいのだろう。 「君に必要なのは、きっと塔の攻略ではない。 …君が意義を感じないというなら無理強いはしないが、 君さえ良ければ、また二人でここに来よう」 「これは命令や指示、提言ではない。ただ…」 (-132) unforg00 2023/11/30(Thu) 20:56:28 |
【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ錆びついたねじを無理やり回すかのような耳障りな音。 軋む頬、歪められた表情。 歌唱用グレイには本来、生殖機能はない。 それでも主人の意向で"人間らしく"を掲げられたそれは、 細部まで人間に近しい作りにされている。 見た目だけではなく、機能まで。 「………ッ」 しなだれかかられ、体を撫でられぞわりと毛が逆立つ。 体が強張り、くすぐったさを感じる。 確かに何かが存在している股の間に手が滑っていくのをみて、 がし、とその手首を掴んだ。 「……や、り、た、く、な、い、こ、と、は」 壊れた喉が音を濁らせないよう、一音一音はっきりと。 「や、って、は、だ、め、だ」 「……グ、レ、イ、は………に、ん、げ、ん、の」 「き、み、は、お、と、こ、の」 「………ど、れ、い、じゃ、な、い」 到底グレイが言うべきではない言葉を、告げる。 まるで人間のように辛そうに眉を歪めながら、 歌唱用は君の手を掴んだまま、見つめ続けた。 (-134) arenda 2023/11/30(Thu) 21:23:02 |