【独】 空虚 タチバナ/* あらままま 光がおる 天使だ…… 四谷さんに優しくしてくれてありがとう いじわるをした怨霊より とってもとっても嬉しい でも他の行きたいとこ行けなくなるかもしれないけど大丈夫ですか 離しませんよ いいんですか (-11) cle 2022/08/13(Sat) 16:09:33 |
【独】 空虚 タチバナ/* そうするとシーン切った方たちの行く先が限られてしまうんじゃないかとか 大丈夫かな 様子見つつこねこね こねる (-12) cle 2022/08/13(Sat) 16:11:24 |
【人】 空虚 タチバナ[かれん、と。私の名前を呼ぶ声が聞こえる。 母ではない。 彼女が娘の名を呼ぶことなんて滅多になかった。 他人がいる時だけ取り繕うように紡ぐ響きは、 何かが切れてしまうより前から他人事のようだった。 私だけを見て、私だけに注がれる名は、 彼が抱いた欲に満ちていた。 欲するままに与え合い奪い合って、 教えてもらった彼の名前ごと口づけられて、 交わした熱い吐息にどろどろに溶けてしまうような。 ――夢のようだった。 あの時だけは、たとえどんなに愚かだったとしても、 本物になれたような気がしたから。 私の名前を呼ぶ声が聞こえる。 何度も思い返そうとする頭の中で、 思い出の彼が私の名前を呼んでいる。] (32) cle 2022/08/13(Sat) 17:24:01 |
【人】 空虚 タチバナ[空っぽだって言ったくせに、 私の持っていないものをたくさん抱えた彼が、 生者の輝きを持つ彼が、憎くて、羨ましくて。 独り占めしそうになるくらいおいしそうで、 どちらかが消え、触れられなくなるのが怖ろしくて。 ――だから、殺してやらないことにした。] (36) cle 2022/08/13(Sat) 17:25:45 |
【人】 空虚 タチバナ[だから、逃げてしまえばいい。 ひとときの夢と、欲に溺れて生を投げ出さず、 どこかで幸せに生きてくれたなら。 だって―― 生きていたら、いつか報われるはずでしょう? 思いが怨霊のそれから逸脱し始めていることに 女はまだ気づかない。 自分に価値などないから、己を省みる時はなく。 矛盾から目を逸らすように頭の痛みに呻く。] ぅ……。 [折角逃げられたんだから、幸運を逃してはいけない。 あなたに駆け寄ってくれる人がいた>>1:110。 あなたを呼んで探してくれる人がいた>>1:13。 彼らとの関係も、どんな理由があるのかも知らない。 それでも心配してくれる誰かがいる。] (38) cle 2022/08/13(Sat) 17:27:24 |
【人】 空虚 タチバナ[この場に溜まる怪異は、あらゆる手段を用いて 求める者を手に入れようとする。そういうモノだ。 生者の延長線にいたとして、境界は存在する。 だから、] ぅ……ぁ゛… ァ……。 [幸運を逃してはいけない。 もし、次にその姿を捉えることがあったなら、 今度はもう、手放すことはできないだろうから。]** (39) cle 2022/08/13(Sat) 17:28:38 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a9) cle 2022/08/13(Sat) 17:33:02 |
【独】 空虚 タチバナ/* ※ボスではない あらゆる手段〜はwikiのキャラ設定に書いてあったので主語デカが許されるのではないかと おもっ 大丈夫かなー 実際生きていたとして、千早さんとタチバナだと20以上歳が離れているので絶対にありえなかった点がとても好きです 胡蝶の夢はあまりにも天才 最高 だいすき (-13) cle 2022/08/13(Sat) 17:36:05 |
【独】 空虚 タチバナ/* wikiに忠実な人間なので恋愛マインドは実家に置いて来てて、いちゃいちゃはするけど誰かひとりに執着はしないんだろうなって思ってた 実はね だから千早さんすごいね ねー それとは別に人間さんたちに怪異ムーヴは置いておきたかったのもあった 死にたいなら怪異と、生きたいなら人間と関わるといいのかなって思ってたので 勢喜さんが生きる方向に進んでるの納得とリアルタイム村の面白さで心の赤ちゃんも大歓喜 その上で必要ならいくらでもタチバナは使っていいのだ (-14) cle 2022/08/13(Sat) 17:41:30 |
【人】 空虚 タチバナ[痛くて、苦しくて、どうにかなりそうだった。 生者を死へ誘う程の強く暗い感情が、 今日ばかりは自分すら傷つけるように荒れ狂う。 生者の目を多く見てしまったから? 注いだ痛みを他人事だと思えなかったから? それとも異界化の影響だろうか。 彼女の口にした救いは、生者だけに与えられるのか。 いや、一度両手に抱えてしまったからだろうか。 少しでも、欲しいと思ってしまった命を。] (63) cle 2022/08/13(Sat) 22:35:25 |
【人】 空虚 タチバナ……どうして、ここにいるの。 [耐えきれない感覚によろめき、蹲っていたせいか、 結>>43が近づいていることに気づかなかった。 髪の隙間から瞳を覗かせ、ずろりと相手を見る。 尋ねた声は背中と同じく、か細く震えていた。 彼に肩を支えられるまま手を引かれ、立ち上がる。 得た質量を支えきれず、 彼へよりかかるように身体が傾いだ。] ぁ……、 [あたたかい。 死んだ者にはないぬくもりが触れた場所から広がる。 決して熱が移る訳ではないけれど、 己を苛んでいた痛みが和らいだ気がして 身を離そうとした意思も忘れ、身を任せる。 彼は、寄り添うことを許してくれるだろうか。 拒まれない限りはそのままの体勢で、 彼の言葉と心音に耳を傾けるつもりだ。] (64) cle 2022/08/13(Sat) 22:35:48 |
【人】 空虚 タチバナ[彼の提案はそう長くなかった。 けれど私より雄弁で、私よりずっとまっすぐだった。 人の言葉をなぞる悪戯にはじとりと視線を向けたが、 おぞましさよりも拗ねたような色が宿る。 最初からこちらを怖れもしなかった彼にとっては、 何の牽制にもならないだろう。] なんで……、 [また彼に理由を尋ねようとして、口を噤んだ。 「あなたには他にも幸せがあるのに」なんて、 傲慢にも過ぎる言葉だったからだ。 私の地獄が世間にとって甘えであるように、 私の思う彼の幸せも、彼には空虚なんだろう。 それを贅沢だとは思わない。 正しい選択ではないのかもしれないけれど、 正しさが幸福を保証しないことは ずっと前から分かっていたのだから。] (65) cle 2022/08/13(Sat) 22:36:10 |
【人】 空虚 タチバナ[彼が私の名前を呼ぶ。 そう長く離れていた訳でもないのに、 頭の中で繰り返していた声>>32よりも鮮明な響きが 澱んだ何かを流してくれるようだった。 髪の先に縋っていた闇>>21がほどけていく。] ……結、むすぶ、 むすぶ? [存在を確かめるように空いている方の手を伸ばす。 色に浸る時よりもぎこちない、頬を撫でる仕草。 寄りかかっていた身体を少しだけ起こして、 彼の目が見える位置に顔を上げる。] ……ぁ、…… っ、 わたし で、 …………わたしで、 いい ……の? [もし心臓が残っていたら、 鼓動の激しさに破裂していたかもしれない。 無価値の真実を植えつけられた女には、 求めた者が自分を欲してくれるなんて未来が 訪れるとはどうしても信じられなかった。 緊張に口の中が渇いて、何度も生唾を飲み込む。 今にも「そんな訳ない」と返って来やしないかと いいや彼に限ってそんなはずはないと、 正反対の感情に心がバラバラになる。] (66) cle 2022/08/13(Sat) 22:37:02 |
【人】 空虚 タチバナ[でも、私を知りたいと言ってくれた。 手を離そうとしたのに、また見つけてくれた。 期待するのは怖くて、信じるのは恐ろしくて、 喪ってしまうのはきっと耐えられない。 言葉で返事をするより先に、 闇の拘束を解いた身体が彼に抱き着こうと跳ねる。] (67) cle 2022/08/13(Sat) 22:37:15 |
【置】 空虚 タチバナ― 夜の夢 ― ずっと、……ずっと一緒にいて、 結で私をいっぱいにして。全部がいい。 私の全部も……あげるから、 結が痛くないように、ちょっとずつ、ぜんぶ。 そうして――最期は、 私が大切に殺してあげる。 (L3) cle 2022/08/13(Sat) 22:37:57 公開: 2022/08/13(Sat) 22:40:00 |
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