情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス『ユス』 『来れる?』 『無理だったらいい』 短いテキストが君に送信された。 しばらくして『俺の部屋』と、追加で。 (-23) wazakideath 2022/03/05(Sat) 12:38:32 |
【墓】 規律 ユス>>4:+27 薬局 沢山の色が混ざった笑みを見る。 やはり自分と違うと思った。他人に寄り添える、名残さえも大切にしてくれる人。 「……。寂しいという気持ちは分かりませんが」 馬鹿正直に答えながら無色透明な硝子にも似た眼差しを向ける。痕跡に触れても、自分の心に降ってくるのはただの事実だけだった。 「全部綺麗にしてしまったらわからなくなるという点は同意します。 何もかも元通りになってしまえば、生きている者は今まで通り何事もなくその場を生きた証で上塗りし続ける。事情を知らない人間からすれば存在していないもほぼ同然。その人の人らしさなどどこにも無い。 存在していないものに何かを思うことなど、出来ませんから」 滔々と語ったのち「喋りすぎましたね」とモップの柄を握り直し、掃除を始めるべく踵を返した。 (+3) もちぱい 2022/03/05(Sat) 14:01:19 |
【墓】 規律 ユス 合議の時間は裁判場の傍聴席にいた。自分にはもう投票権が無いから、静かに成り行きを見守っている。 「……そうか」 始まる前に結果を見た。一緒に生きて帰ると話した者が選ばれていた。にも拘らず、眉一つ動かさず事実を受け止める。自分で投票先を選んだ時のような動揺すら無い。 (後で印見せてもらうか) 呑気にそんな事を考えながら、話し合いに意識を向けた。 (+4) もちぱい 2022/03/05(Sat) 14:11:06 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『今行く』 それだけを送って貴方の元へ向かう。無理ではないので当然行くし、無理だったとしても是が非でも行くつもりだった。貴方以外に優先するものなんてないから。 「……ツルギ。俺だ。いるか?」 暫くして貴方の部屋の扉を叩くノックと共に、淡々とした様子の声が扉の向こうから飛んでくる。 (-35) もちぱい 2022/03/05(Sat) 14:14:48 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス鍵が開くような音が響いても、ドアは開かない。中から声が聞こえて来る。 「開けて。動けないから。」 そうして君がドアを開けたなら、最初に目を引くのは血痕の付いたシーツだろうか。 ベッドには足を投げ出すようにして座っている青年がいた。 羽織っただけの道着と脱ぎかけの袴という中途半端な格好のまま、内腿からの出血をシーツで押さえつけている。 …命に関わる出血量じゃないから、心配させないように笑ってみせた。 (-36) wazakideath 2022/03/05(Sat) 14:34:03 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 動けない? 眉を僅かに顰めながら扉を開ける。 血痕の付いたシーツ。乱れた衣服。平穏さとはかけ離れた要素ばかりが転がっているのに、貴方は笑っている。 ……その笑みはあまり、心が動かない。 「……その様子だと、誰かに襲われたというわけではないんだな?」 そもそも誰かに襲われたのなら貴方のことだから返り討ちにしていそうだと場違いな感想をこぼしつつ。 「どうしてこんな状況になったのかは後で聞こう。止血が先だ」 周りを見れば貴方が出した道具が散らばっているだろうか。どちらにせよガーゼが見当たらないから、ガーゼをはじめ必要そうなものを出していく。 (-39) もちぱい 2022/03/05(Sat) 15:01:38 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「うん、自分でやった。」 シーツを離せば、血だらけの内腿に口紅で書いたようなバツ印が辛うじて見える。そこを抉るような切り傷があった。抉り取るまではいかなかったらしいが。 ………正直君にも見られたくなかったけど、誰か一人助けを呼ぶなら君だった。 冷えた指でガーゼを持って、痛まないようにそっと当てて、シーツの汚れていない部分で上から押さえた。 「バツ印、見つけたんだけど。…色も場所も気持ち悪くて、取りたくて……気付いたらグサッとしちゃった。」 その言葉は努めて平静を装って。 血の付いたナイフがベッドの横に落ちている。自傷行為を続ける気はないのだろう。 (-44) wazakideath 2022/03/05(Sat) 15:33:29 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「そうか」 女の持ち物。鮮やかなルージュ。それで書かれたような印。それはまるで、未だこの青年に母と妹が纏わり付いているようで。どこまで行っても、こんな紛い物の空間にいても、呪いはいつまでも続いていると知らしめられているような気がして。 「……」 腹の底に、何かどろりとしたものが渦巻く。 死んだ者が、俺たち生者にいつまでも纏わりつくなんて。 ……ああ、これは。W嫌だW。 「ツルギ」 淡々とした声が吐き出される。普段通りに近い。けれど、ほんの少し低い声。 「すぐに止血して手当を行う。手当するのに触れてほしくないならそれにも従う」 「だから、もし、許されるなら。嫌なら断ってくれて構わないから。 その前に一度だけ」 「傷の周りを噛みたい」 (-46) もちぱい 2022/03/05(Sat) 16:03:57 |
【墓】 規律 ユス>>+5 薬局 困ったように笑う人の声を聞いた。 やはり自分と違うと思った。他人に寄り添える、名残さえも大切にしてくれる人。 ……だから、難儀な人だとも思った。痕跡に安心感を得ながら、同時に胸を痛めるなど。なんだかやめるにやめられない、中毒者のようだとも僅かながらに思ってしまった。 「……」 痕跡を消し始める前に、地面に落とした視線をもう一度だけ上げた。 「……そうですね。死人に口なし。死者に出来ることは痕跡を残すことだけ。 事実を歪めるのも、代弁だとさも当然のように死者になったつもりで何かを語るのも」 柄を握る拳に力が込められる。何故だか心臓が妙に痛い気がした。 「全て生者のエゴだ」 吐き捨てた言葉を血痕と共にモップで乱雑に拭った。それきり、青年は黙々と作業に徹するのだった。 成る程、覚えておきます。手はしっかり洗うことにします。 でも、カミクズさん。 その参考にする歌、誰が言い出したのでしょうね。皮肉だなと思いました。 死んだ人間の、僅かに残された痕跡を綺麗に片付け後なのに。 Wお誕生日おめでとうWと言うなんて。 (+6) もちぱい 2022/03/05(Sat) 16:29:24 |
ユスは、妹と弟の分はよく歌ったなと思いながらバースデーソングを口ずさんだ。 (c7) もちぱい 2022/03/05(Sat) 17:06:05 |
【墓】 規律 ユス「アクタ。話し合う者たちの集中力が乱れたらどうする。 もう少し静かに」 一瞥し、それだけ冷静に言った。 態度が最悪なのは特に気にしなかった。傍聴席来る人間、限られてるし……スペースは自由に使うといい。 (+8) もちぱい 2022/03/05(Sat) 18:22:17 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス最初こそ、こんな時でも君は平静なんだなって思ってた。 「………ユスなら触られても構わないから、呼んだんだよ。」 本音を言えば、君相手でもまだ怖い。 でも君から与えられるものは全部欲しいから、早く慣れたくて。 「嫌なら…って、お前がしてくれることに嫌なんて、」 窺うように尋ねてくる君が、何だか可愛らしく───… 「……え、ぁ?」 見えていたのは、さっきまでのこと。 (-59) wazakideath 2022/03/05(Sat) 18:25:17 |
ユスは、静かに行く末を見守っている。 (c10) もちぱい 2022/03/05(Sat) 18:25:51 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス───噛みたい? 君の全部が欲しい。 だから勿論それも欲しい。でも、それって。 膝をついて、俺の内腿に歯を立てる君を想像する。それだけで心臓がうるさく騒ぎ出してしまって。 思い出しかけた過去に、ほんの一瞬、まだ見ぬ君の姿が勝った。 「な、………なん、なんで、」 ああ、また変な顔してる。 手で覆い隠そうとして、片手が塞がっていることに気付いた。 どうしてかわからないけど、今君の眼を見たら心臓が破裂してしまう気さえして。顔を背けながら、何とか理由を聞いた。 (-60) wazakideath 2022/03/05(Sat) 18:26:11 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 自覚してしまえば止まらなかった。皮膚の破れたところからじわじわ流れ出す血のように、重く濁った何かが胸の底を濡らしていく。 「まるで呪いみたいだ。俺のような落書きじみた印であれば、何も……いや、何も思わないことなんてないな。 ただの印であっても、妙に落ち着かない」 貴方の指が摘んでも引っ掻いても取れなかった自分の鎖骨の印を思い出す。 きっと内腿に付けられた印も同じように取れないのだろう。 「悪趣味だ。反吐が出る。お前を縛る人間は死んだ。もうお前は夫でも父でも、なんでもない筈なのに、こんな形で女の残り香がお前に付くのは」 淡々と紡ぐ言葉に滲んだ感情は、もう隠し切れない。 「俺が嫌だ」 それは砕けた硝子の破片のように。刃物のような鋭さで、忌々しげに布の下にある印を見つめた。 ▼ (-62) もちぱい 2022/03/05(Sat) 18:56:06 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「なんで? そう言われてもな、跡を付けたくなった。だから噛みたい。俺の跡を残したい」 「……一成は俺のものなのに」 待ては出来る。断られれば噛むのをやめるつもりだ。どれだけ濁った何かが胸に溜まっていようとも。 ただ、声も、視線も、纏う空気でさえも最早隠そうとしない。隠せない。 貴方を追いかけるような呪いへの嫌悪が、もう過去のものになったはずの二人への嫉妬が、確かに積もり積もっていく。 跪いて、内腿へ視線を注いで、肌を押さえるガーゼを触れるか触れないかの加減でそっと触れた。 「……麻痺していると思ったが、こんなにもよくない感情が止まらないとは思わなかった。せめて、楽しいだとか明るいものも出てきてくれればよかったのに」 (-63) もちぱい 2022/03/05(Sat) 18:58:16 |
【墓】 規律 ユス「……」 一つため息。 「W上演中はお静かにW。 ……舞台などてんで分からない俺でも知っている注意事項だが」 「脚本家は裏方にいすぎて、それも聞いたことないのか?」 人差し指を一つ立て、自分の唇に持っていった。騒ぐ子供にするような仕草をアクタに見せる。 ここでは必死に覚えた世間一般的な反応を真似てもあまり良い反応されない。開き直って取り繕わない事にしたが、それにしても妙に性格が悪かった。麻痺が薄れてきたからか、人間味が出てきたのかも。 (+10) もちぱい 2022/03/05(Sat) 19:10:56 |
【墓】 規律 ユス「……。気に食わないか?」 もう一度アクタを見る。 「なら舞台に上がるといい。聞きたいことを聞いて、言いたいことを言え。脚本家ではなく、登場人物として。 少なくとも今この裁判場は、お前の出番ではないから。お前の出るべき場所でな」 「言わないのなら、存在しないのと同じだ」 (+13) もちぱい 2022/03/05(Sat) 19:45:15 |
【墓】 規律 ユス「そうか。それならちゃんと見届けてやれ」 それだけ呟いた。意地を張り続ける奴だな、と呑気に思う。きっと前を歩くにはそうする必要があるんだろうなとぼんやり思いながら。 「いじめたつもりはなかったんだがな。悪いと思わないから謝らない」 最初の顔合わせでも似たようなやりとりをしたなと思いながら、それでも最初とは違う態度と答えを返して前を向いた。 「 。」 前を向いて一人の人間が一つの決断をした瞬間を見届けた。 思うところはあったが、自分は傍聴席。喝采もブーイングもする気のない、必要ないと思っている観客の一人。 だから、口を閉じて見守り続ける。 やっぱり、理解は出来そうになかった。 (+17) もちぱい 2022/03/05(Sat) 20:43:51 |
【独】 規律 ユスカミクズ好きすぎるのでめちゃくちゃなる フカワとカミクズ、どんなやりとりしたんやろな…… フカワはどうしてその選択したんやろな……ログ見るの楽しみ (-94) もちぱい 2022/03/06(Sun) 4:10:04 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス呪いと言われて。 この記憶が呪いであることに気が付いて。 一生消えないんだな、と改めて思った。 同時に、 嬉しいと思った。 それは、君に自分で気付いてほしいことの一つだったから。 相手が死んでも、全て終わっても呪いはまだ続く。記憶を失わない限り、死ぬまで。 「………そう、だな。俺 も 嫌だ。」どろどろとした、粘着質で、不快なはずの感情が躊躇うことなく向けられる。 背けていた顔を、ゆっくりと戻す。 俺の前で跪く君が、何だか傅くようにさえ見えた。 硝子の破片のような嫌悪が、殺意のようにさえ見えた。 ───俺は独占欲っていうのかな、そういうの思ったより強いみたいで。 ある人に言った言葉を思い出す。 君は俺より淡白な人だと思っていたから。 そんな君が、俺に、俺と同じ気持ちを向けてくれてる。 あいつらに対しても。 (-105) wazakideath 2022/03/06(Sun) 12:23:45 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス現実じゃないんだから、気にすることないのに。でもその気持ちだけは、現実と同じ本物だから。 「、いいよ。…好きにして。 ……俺は義徳のものだから。」 怖くて緊張しているのか、恥ずかしいから緊張しているのか、どっちだかわからない。 世界には君と自分の二人きりなんじゃないかって。 そう思えるくらい、今この瞬間だけは、君以外のことを考えられなかった。 「俺もよくない感情、向けてるから。」 「 ───それでいい。 」「 ………それがいい。 」 (-106) wazakideath 2022/03/06(Sun) 12:25:47 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ 生者は過去に手が出せない。生者は死者に手が出せない。それなのにあいつらは記憶の至る所に隠れ潜んで、一生こちらを追いかけて、一方的にこちらを侵し蝕んでくる。 その事に気付いて苦虫を噛み潰したような心地になる。呪いは伝染する。貴方を想い、貴方を自分のものだと主張する限り、己もまた苦しみ続ける。記憶を失わない限り、死ぬまで。 「……」 W俺 も Wと聞けば、ほんの少し溜飲が下がった。貴方が背けていた顔を戻せばそこにあるのは一人の青年の双眸。 感情も意思も無く、無色透明だった筈の瞳は。 どろりとした濁りを抱えたまま細められていた。 淡白であった人間は、確かに、誰かによって染まりつつある。それは不可逆の変質。 一度何かの色に染まってしまえば、もう── ▼ (-118) もちぱい 2022/03/06(Sun) 14:11:15 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ「ああ。好きにする。 ──噛むことも、よくない感情を向けることも」 己と貴方の関係は何と言うのだろう。恋というにはあまりに濁っている。向ける感情が正しいかすらも分からない。 けれど、それでいい。貴方が許してくれるから。 シーツもガーゼも、隠すものは一度全てこの手で剥ぎ取る。眼前に現れた印を改めてしっかりと目に焼き付ければ、心が酷くざわつき始めて煩かった。 もう部屋の外のことなんて何も考えられなかった。紛い物の箱庭の、狭い世界で貴方を独り占めしているよう。 ──もっと所有したい。己のものだと、伝えたい。 音もなく開かれた口腔から白い歯が覗く。間もおかずそれは貴方の内腿へ。柔らかな、けれど無駄などない青年の肉へ牙を突き立てる。 決して強い痛みは無いけれど、暫く消えない赤い跡が着くように。 鉄錆の匂いを吸い込みながら、一度。貴方を喰んだ。 (-119) もちぱい 2022/03/06(Sun) 14:12:41 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新