【秘】 暗雲の陰に ニーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ落ちる笑い声に気が付けばはたりと瞬く。 それも直に笑みに変わったのは、貴方がそうやって笑ってくれたのを久々に見た気がしたから。 かつてよりも遠くなってしまったその背が、今このときだけはすぐ傍にあるようにと思えたから。 「じゅ……十年でがんばる! 頼りになるせんぱいたちはたくさんいるし! ヴィトーさんに早く見てもらうから! ぼ〜っともしないように、毎日一生懸命やります……」 書類仕事がどうにも得意になれずにいつもせんぱいに頼っているのは、とりあえず内緒にしておこうなんて考えながら。 男は今でもたくさんの愛情を周囲から貰っている、気付いている分も、気が付いていない分も。現にいま、貴方からも。 自覚が幾分あるからこそ躊躇いなく頑張れると形にできた、幸福なものだ。 「はっ……そんな時間? ヴィトーさんに判子押されたら困る……。 えっと、せんぱいと夜にご飯食べるから、それ終わったら真っ直ぐ帰ります!」 ぴょんと立ち上がって、それから敬礼だ、なんとなく気分的に。 こちらはまだ少しパンが残っているので、動き出すのはそれを食べ終わってからになるだろう。 「へへ、ヴィトーさん! 今日は時間くれてありがとうございました。 最近疲れてるみたいだから、もう少し落ち着いたらまた労わせてね」 できることはそう多くは無いのだけれど、ちょっとしたお菓子を作るとかマッサージとか……とりあえず労いの内容については考えておくとして。 貴方が夕暮れの公園を立ち去って行くのなら、男は笑顔のままに見えなくなるまで見送っていたことだろう。 小さなころ、遊んでもらった一日の最後にお別れしていたときと同じ。おおきくおおきく、手を振って。 (-198) mspn 2023/09/24(Sun) 18:11:54 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「取り調べじゃないからこそ、信じてみてもいいじゃないですか」 取り調べなら。 状況や方法の話なら、証拠を用いて判断しなければならないし、被疑者の話をそのまま鵜呑みにしてはいけないのは、それは確かだ。 だけど今は、ただ、理由を聞きに来た部下であり、あなたは上司。 ただの愉快犯などではないと、信じたい心のままに信じてみても、それは罪ではないはずだ。 勿論、それで様々に手心を加えるようになれば話は別、ではあるけれど。 「……はい。そろそろ行きます。 ですが……また来ます。被疑者への暴力は……なくさないといけませんから」 ぺこりと頭を下げて、牢を出る。 次に来る時はもう、忌々しい法はなくなってるかもしれないが。 それでもあなたは、ここを出ることは出来ないのだろう。きっと。 (-212) eve_1224 2023/09/24(Sun) 19:31:01 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 暗雲の陰に ニーノ「仕事の仕方はテオドロに教えてもらうのがいいだろうし、 息抜きの仕方はエルヴィーノに教えてもらうのがいいだろう。 リヴィオなんかはあれで細かなところにはいちばん目が行く。 同じ階級の人間でなけりゃ声を掛けに行くのは大変かも知れないが、 それでも声を掛けられる側は嬉しくないなんてこともない」 きっと頼っていいだろう、頼られて邪見にはしないだろう者たちの名を挙げていく。 細かな課は違うものの、課同士の連携は存外密に行われるものだし。 そうやって、ひとつひとつ頼れる先を増やして、彼が一人にならないように計らう。 それが功を成すのは――おそらく何もかも終わったあとになるだろう。 「そうか。皆と仲良くしているようでよかったよ。 また明日、これからも頑張るんだよ」 立ち上がって敬礼を返し、それから帰る子供を見送るみたいな言葉をかける。 町並みの様子は変われど、取り巻く環境は変われど。 夕日の照らすものは変わらない。 → (-215) redhaguki 2023/09/24(Sun) 20:03:23 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 暗雲の陰に ニーノ「……最近疲れてる、か」 変わりゆくものは照らされなくなっていく。 手を首元に当てる。僅かに冷えた体温が、掌に返るだけだった。 この日の次に来る朝には貴方は在りもしないだろう罪に縛られ、 次には男が大嘘つきであると皆が知ることとなる。 貴方でさえ欺いたままにこれまでの人生を送っていた男は、 今は全く罪人らしく牢の内側に押し込められているだけだ。 貴方は優しく、傷つきやすいひとだから。 きっと本当のことなんて、何一つ知らなくともいいのだ。 (-216) redhaguki 2023/09/24(Sun) 20:04:01 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 花浅葱 エルヴィーノ「君は捨て鉢のように語る割に人を信用しすぎるね。 ……いや、これはそういう話術か。君の取調べを受ける側はさぞ困らせられるだろう」 これでも褒めている。調書の為に必要なのは相手の口を割らせる技術だ。 言って欲しい言葉を言わせるのでなく真実を口にさせるためには、 相手に、話すべきだという姿勢を押し付けて信頼させる必要がある。 時に、話をするのは被疑者ばかりでなく被害者も其れにあたるが故に。 「……これはきちんとした忠告だが、あまり肩入れしないほうがいい。 義憤はときに人の目を予想以上に曇らせるものだからね」 諦念や何が彩るものでもなく、確かなものとして。 それは相手が誰であっても。これから先のある警察官への、教えの一つとして。 貴方の背中にそんな言葉を投げかけ、閉まる牢の扉を見送る。 後に取り残されるのは冷たい空気と、冷えた膚をした男がひとり。 行く末、どうなっていくかを知る頃に、貴方が同じ牢の中にないことを祈る。 (-217) redhaguki 2023/09/24(Sun) 20:15:47 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「こんなことで魘されてたまるか」 口が悪くなってきたがもう咎める者がいないとわかれば少しだけ気が楽になった。 それもつかの間、一瞬で気が重たくなるのは仕方ない。 今から行われるのは快楽を貪るための行為ではなくただの逃避と暴力だ。 苦しめるのはまだ出来るが、力不足が否めない。 体格のこともある、文字通り全体重でもかけて力を込めなければければ貴方を楽にすることなどできないだろう。 完全に前を開けさせたあと、一瞬だけ考え込むように動きを止めたがそれだけだった。 そうして手加減なく腕を掴み上げながらその冷えた身体に付けていくのは噛み跡だ。 貴方を昂ぶらせる為に少しでも熱になる刺激を与えていく。 まずは、肩から。何もないその場所に躊躇はもうしなくて。 吸い込まれるようにその肌に顔を引き寄せられれば無遠慮に、それでいて丁寧に血が出るまで強く強く噛み付いて跡を付けていった。 上半身を降りていくように身体をずらし歯型を残していく。 これが甘い逢瀬であったのならば、散らされたその歯型は花びらのようだったかもしれない。 「は、……いい体してるのに。 温泉に行って血行を良くするんだったな」 貴方をとん、と改めてソファに押しつける。 古いマットが衝撃を受け止め、軋んだ音と乾いた埃を立てる。 優しさをそこに加えてはいない、あくまでも機械的に努めているつもりなのだから。 貴方のズボンと下着をずらしていき、これまでの刺激でどれほど反応しているかわからないそれを取り出す。 それでも思わず、息と口に溜まったつばを飲みこんだ。 そのまま覆いかぶさるような影を落としながら、両足の間に体を滑り込ませ。 腰を持ち上げ、浮かせ、自分の膝上に引き寄せると貴方の下半身に顔を埋めた。 高低差のせいだろう。その光景は貴方にも全て見えているようだったが、その時どんな顔をしていたのかは伺ったりなどはしなかった。 (-225) toumi_ 2023/09/24(Sun) 21:07:09 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ「碌な育ちをしているように見えるがね」 相手がマフィアで、構成員として認められるような人間であるのは重々承知だ。 だからこれはさも通り一遍のことしか相手が知らないように決めつけて、 挑発するが為だけの言葉だ。そこに全く意味がないわけでもない。 首を締め上げるにあたって躊躇でもされたほうが無為な時間が増える。 真っ当の思考を持つ貴方に、憎しみを以て力を込めさせようという狙い、それだけだ。 余程他者の動きを信用していないらしい。 張り艶の少しだけ失われた肌に歯を立てられたなら、最初のひとたびは短い声を上げた。 痛覚への訴えというよりかは、予告のない行いへの神経の悲鳴だ。 歯型が増えるたびに喉の奥で堪えた声のない息が抜ける。 痛みのほうが勝る行いでありながら、傷の周りから肩にかけて、 皮膚の薄い箇所には次第にじんわりと赤く血色が浮いてきた。 絶頂に至るのが難しくはありながらも、全く不感症ということではないらしい。 「……ん、ぅ」 眉がぴくりと動く。 わざとらしい声をあげたりはしないものの、喉の奥を空気が通る音だけはあった。 ただ、喜ばせるつもりもないのか唇を引き結んで、なるべく声の出ないようにはする。 それでも体の反応は隠せない。 触れられれば筋肉に力が入り、ソファのすり減った表面を掻いた。 それらしい部位に触れられれば、萎え気味だった性器が段々と芯を持ち始めた。 苛立った舌打ちばかりははっきりとした音を立てて、貴方の頭上へと浴びせられる。 「早くしろよ、……悠長なことしてるな」 (-261) redhaguki 2023/09/25(Mon) 0:09:37 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「体躯が違う人間には小手先を使わんと。 ……キツイのはこっちだ唐変木」 本当に暴力と責め苦なら首を絞めるだけで十分だ。 しかしこればかりは違う、拷問とも恋人同士がする営みとも違った正しくイレギュラーの性行為だ。 女相手にするには相当リスクがあり、男相手には入念な準備がいるというのに目の前のやつは急かしてくる。 細腕で自信がないのだと言わせんでくれ。と恥ずかしげもなく良いそうになって胸に押し止める。 「……俺は口を閉じたほうがいい男なんだよ」 貴方から返される熱や体の反応は存外素直で、ほんの少しの安堵を覚えつつ嫌がらせをすることにした。 普段の経験なぞ知らないが、流石に御無沙汰ではないのだろうか……案外夜は時間を取っているのだろうか。 躊躇なく貴方の陰茎を咥え、ゆるゆると、味わうように舌先を動かし始める。 明らかに快楽を与えるような仕草は貴方の腰を撫でつつ行われ、 声を出せと促すつもりもあったが、出来たかどうかはまた別の話だ。 時折口を離し熱い息を吐く、横から滑るように滴ったものを舐めとり、また咥える。 舌で裏筋をくすぐり、音を立てて吸い上げて、苦しい表情は一切見せずに責め続けた。 限界に近づいたのなら飲み込んでやるつもりで、できなければもうさっさと諦めて望みのものを素直にやろうと思う。 (-266) toumi_ 2023/09/25(Mon) 0:50:29 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ「糞が」 頼み事をした側としては不遜な言葉が綴られる。 それでもやり方に必要以上に異を唱えるわけでもない。 内心でどんな文句を思い浮かべているのだかはさておいてもだ。 長年国家警察としての任のついていただけあって体躯はしっかりとし、 長駆を支える骨は太い。そのくせ、日の下になければやけに病的な雰囲気をしている。 多少体重移動を己の意志でするだけあって死体よりかは重くは感じないだろうが、 それでも協力的に動こうともせず横たわる丸太であるのは変わらない。 息をつまらせ耐える、その時々の天井を性感が打つ度に体が震えた。 声を聴かせてやるのはどうしてもいやなのか掌を唇に押し付けすっかりと口を塞いで、 殆ど見えもしない部屋の隅へと目線を逸らして睨むような目を向けている。 白髪のまじりはじめた髪と同じ色の下生えは存外形良く揃えられていて、 その下から生えた性器もそれほど初心な代物ではなさそうだった。 けれどもなかなか絶頂には至らない。先の言は確かなのだろう。 発散しきれずに知らず焦らすように蓄積されていく性感を得て、 漏れる息は苦しげなものに変わっていく。それこそ拷問めいた様相だった。 体の表面に冷えた汗が滲み、内側に籠もった熱とは裏腹に寒がるように震える。 演技の一つでもしてやり過ごすことは出来るかも知れないが、 それを放棄したならば明らかに異様とわかるほどには、"うまく出来ない"らしかった。 首まで赤く染め上げながら、しかし唯唯の射精一つできないまま時間が経つ。 「別に、っ……壊そうが構いやしない、だろう」 最悪パイプ椅子の足でも何でも突っ込んでそれで用を済まされようが構わなかった。 求められる最低ラインは倫理の底を突き破って低く、破滅的なものなのだから。 (-284) redhaguki 2023/09/25(Mon) 2:40:11 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「大真面目だがあ? 既に壊れてるモンを壊して何が楽しい」 自分の憂さ晴らしも兼ねていいんだろう、これ以上やるせなくさせるつもりか? ある程度の人を踏み潰す行為での快感でも想定されているぐらい重々承知だったが、不得意な物は不得意だ。 その上でいて、ただでやられる甘ったれだと思われるのも心外で。 自身の快楽を優先する思考に切り替えた、ある程度ソコに問題があろうと体が出来上がってるのならそれでいい。 これでも十分気遣いの無い行為ではあるのだが。 もっと酷くされたくなったら俺よりよっぽどマシなお相手がいくらでも出てくるだろうから。 それはそうと、この男がと想像すると何かこみ上げてくるものはあり。 喉の奥でまだ残る異物感に噎せそうになるのを堪えつつ、鼻でわらってみせてやる。 唇を拭うついでに自分の指に唾液を絡ませれば次は何処までお利巧になってくれるのだろうかと思案した。 「――今は良くされた方がイヤだろ」 男は口でそう言いつつも、行為は性急に行われた。 無遠慮に二本の指が後孔をこじ開けるように挿れられていく。 最低限で構わないが薬も潤滑油もない、内壁を解し無理なく三本目を入れるころには、再度唾液を絡ませた指と体液で水音を立てさせていた。 そうして暫く、ベルトを外し簡易的に準備を整え、自身を宛がう男の表情は何やら目が据わっている風を思わせる。 漸く真上から貴方の顔を伺うように覗き込んで、確認するまでもないがゆるりと首を傾けた。 黙っていれば、と本人が言ったようにこれ以上語ることもないのだろう。 (-296) toumi_ 2023/09/25(Mon) 5:01:48 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ再度の舌打ちが返る。その間にも、堪えた息が唇を暖めた。 どれだけ嫌がって声を押し込めようとしても、次第にそれにも限界が来る。 恐らくは普通の女、普通の男を相手するよりもむしろ快感を喚起するのは早かった。 キャリアもいくらか詰めばそうした生活をする余裕が出来るのか、或いは。 「ぐ、」 なかなか言うことを利かなかった性器が、根本の筋肉に力が入って跳ねる。 さして濡らしていないにも関わらず貴方の指は存外にすんなりと受け入れられた。 反応が返ってくるのも早く、押し込まれるたびに耐え難いように指を締め付ける。 その上で肛門の周りには、治りはすれど古い裂傷がいくらか見られた。 見れば小さなケロイド状の火傷痕さえある。普通に生活していて出来る傷ではない。 腕で顔を隠して身を捩る。快楽に溺れていることを隠すのも難しかった。 息をする度に胸板を上下させ、背中を逸らしてソファを軋ませる。 粘膜の上に指より高い熱が添えられれば、やっとか、と大きく息を吐いた。 濡れた瞳が貴方を見上げる。行為が始まってからはじめて相手の顔を見た。 返答としては、それで十分だろう。 (-302) redhaguki 2023/09/25(Mon) 6:58:22 |
【墓】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ>>+1 もうじき収容された被疑者の自由時間も終わりの頃、 人も疎になりつつある頃、ふらついた足取りが隅を目指す。 腫れ物のように誰も声をかけない男は、何かの延長線のように出し抜けに声をかけた。 「……お前葉巻持ち込んでやしてねえか」 #収容所 (+56) redhaguki 2023/09/25(Mon) 8:44:53 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ/* お疲れ様でございます、熱中症のエビです。 エピローグにて、養育院やスラムの子どもたちを食い物にしていた件で復讐、敵討ちに行かせていただく予定です。 しかし交流の方積み立ての余裕がなかったため、同様の方がいらっしゃればそちらを優先していただければと思います! 当日の混乱を避けるための事前連絡でした。 よろしくお願いします! (-316) otomizu 2023/09/25(Mon) 10:59:11 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオごくり、つばを飲み込む。わずかに漏れてくる喘ぎ声と呻きに 想像以上に油断できないな、と口の端をひくつかせ、 貴方に持っていかれてたまるものかと気を引き締めた。 ゆっくりとそれでも狭い肉壁を押し広げ、拡張していくように内壁を摩擦しながら挿れていく。 引っ掛かる部分が埋まれば、伝わってくる体の震えに薄く笑みを浮かべた。 勿体無い。そんな言葉は此処にはふさわしくないと口には出さない。 長躯を揺さぶりながら、その快楽を拾う姿にその体に染み付いている処世術が見えてくる。 こうやって壊されてきた身体を何度見てきたか。それを全て愛せてやったわけでもないが。 「っ、……はっ、……」 腿を掴みながら更に奥へと体を押し進め、腰を打ち付ける。 己自身も萎えることもなく身体は熱い息を細かに漏らしていたが、 常に口の中で砂を噛み続けているような、貴方とはきっとまた違う不愉快を隠すことは難しかった。 どれ程、続けていたか。男は貴方の絶頂が来ない事を知りつつ終わりを予測させない快楽という名の暴力を与えていく。 だから、か、と汗を一つ落とし姿勢を改めた。 鎖骨に親指を置いて人差し指を広げ、撫ぜるように喉へと運んでいけば、喉仏を包むように軽く力を入れる。 片手間の力で満たせるとも思えない、あくまで位置を確認するための仕草であった。 (-328) toumi_ 2023/09/25(Mon) 12:34:35 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 路地の花 フィオレ/※ お疲れ様です。しまむらです。 お声がけありがとうございます。 復讐に関しては問題ありません。 現状いただいてるお話との兼ね合いとして、 お受け頂いた話の中で死ぬことはまだできないこと、 またその後に対等な損傷具合でのタイマンデスマッチの予約があるため怪我の度合いは多少指定させていただくことだけご了承ください。 ナイフで脇腹グサーとかなら問題ないかなと思います。 (-331) redhaguki 2023/09/25(Mon) 12:49:56 |
【秘】 黒眼鏡 → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ (-349) gt 2023/09/25(Mon) 14:01:32 |
【墓】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ (+66) redhaguki 2023/09/25(Mon) 18:43:20 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ肉茎が体の中へと侵入してくるのを受けて、あ、あと息が震えた。 詰まらせた声が唇を割って法悦の響きを体の外へと吐き出す。 媚びるように腰を浮かせ、自然と逃げてしまいそうな腰を自ら押し付けた。 貴方が動くペースをそのうちに掴んだのか、いつしか動きに合わせて体を少しずつ動かす。 そういうのも、自然と身に着けた技なんだろうか。 黴臭さを帯びたソファが悲鳴を上げるほど体を軋ませて首を反らせ、 体をいっぱいに動かして与えられた快楽を甘受する。 この次の日になって囁かれる噂を聴いたなら、貴方もその様子に納得がいったかもしれない。 「ぁ、……はあ、ぁ、……んっ……」 ひくりと腹筋が動く度に、内臓の内側を引きずり上げるものを締め付ける。 意識的なものでない限界を何度も越えそうになるごとに、脂汗じみたものが肌を流れる。 長い髪が湿気を帯びてふわふわと揺れ、面に張り付いて行為の激しさを物語る。 時折、終わらせるつもりのないような動きに痺れを切らしてか、 覆い被さる貴方のほうを首を転がすようにして睨みつけた。 頭の中から内側までを占める快楽のためか、瞳を湿らす涙が汗に混じりさえした。 柔らかく嫋やかな女が相手であれば、もう何度も貴方の名前を読んで達していただろうし、 白く細い腕を背中に回していくらも貴方を賛美していただろう。 けれども男はようやく、首に触れる指の重さを感じてようやく、 やっと翳った瞳に期待を滲ませ、唇を歪めて薄く笑った。 きっとこの夜の逢瀬の中で一番艶を帯びた、あでやかな表情をしていた。 喜色を帯びた声が指の下から上がって、喉で笑う震えの為に僅かに手を押し返す。 → (-439) redhaguki 2023/09/25(Mon) 22:36:25 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ「殺すつもりのくらいでやれよ、坊主」 至る道に多大の快楽を得て肌を弾ませ、媚びるような吐息を溢して尚。 求めるものなんて、たった一つしかない。 (-440) redhaguki 2023/09/25(Mon) 22:36:45 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「っ、……!くっ……」 思わずその笑みでぞくぞくと背筋が波打つのがわかる。 ただでさえ快感を拾いやすくある、その固い膨みを大きくして自分で自分を苦しめた。 殺すつもりでなんて、言われなくとも。 片手で再び添えた頸動脈の路、本来であればそれで十分足りうる圧迫をもう片方の手を添えて与えていく。 一、二、……と数えることは途中からやめた。 たとえ殺してしまってもきっともう自分は後悔しない。 だってそうだろう、目の前の男がこんな表情を見せるのだ。 「ヴィンセンツィオ……っ」 その顔に見惚れていれば、思い出したように力を緩め、また指を押し込む。 簡単に折れるようでもないその身体が酷く都合が良くて、その口から息が溢れるたびに嗜虐心をそそられた。 指に力を込めるだけでうねる肉壁と体の震えを感じる、耐えきれずに何も言わずにそのナカに迸るものを吐き出せば、浅く息を吐いて熱の籠もった視線を向けてやった。 これの何処が壊れた人間か、自分の評価を改めなければいけない。 もっといくらでも丁寧に結んで繋いで、 そしてまた壊しかけてやって、貴方も満足出来たらいい。 しかし今のその心には破滅的な望みしか残ってはいない。 直ぐにこの言葉も届けるつもりもない、ああ、本当に勿体無いな。 限界を迎えしばらく息を整えれば、熱はまた貴方を求めるように擡げ注挿をはじめていた。 快楽を貪りながら嬉々としてその首に手を這わす姿は、 先程まで男にあった理性が少なからず削がされていて。 多少は貴方が求めた粗雑さを含んだ責め苦が彼の手から与えられていただろうか。 (-488) toumi_ 2023/09/26(Tue) 1:42:10 |
【秘】 黒眼鏡 → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ目元に一瞬、火が灯る。 かつて殴り合った時のような、虚飾も繕いも無い敵意。 だがそれは一瞬、火の粉を吹いただけで堰き止められ、 おどけたような態度の中に鎮まった。 ──きっとその内では、変わらずぐらぐらと煮えたぎっているのに。 (-507) gt 2023/09/26(Tue) 6:15:18 |
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