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【人】 高井 柊[ 今、俺は片思いの真っ最中だ。 綺麗で可愛いあの女性に夢中だった。 恋人になるどころか気持ちを伝えさえいない。 ただの片想い。実際の関係はただの先輩後輩。 好きですなんて言ったら、どんなは顔をするだろう。 仲良く連れ立って歩く恋人たちのような、あんなふうにと眺めながら、スマホに届いたメッセージに返信する。 『おっけー、少し遅くなるかも』 [ 学生時代からの友人、雪奈からの飲みの誘い。 ちょうど仕事も片付いて帰るところだし、ちょうど良かった。 ───こんな風に、あの人を誘えればいいのに。 そんなことを思いながら、退勤の準備をする。]** (2) shimelru 2023/12/30(Sat) 1:22:20 |
高井 柊は、メモを貼った。 (a1) shimelru 2023/12/30(Sat) 1:28:51 |
【人】 高井 柊[ 書類やら何やらをまとめて帰り支度。 まだ一年目だけど残業は多めで忙しい日々。ちゃんと残業代は出るからブラックってわけではないけど。] お疲れ様です、上がります。 [ 社内にはまだ何人か仕事をしている姿が見える、 あの人はもう帰ったみたいだけど。 3つ上の先輩。入社してからの半年は教育担当だった人で、綺麗で可愛くて優しくて。そんなの好きになるに決まってる。 告白しなかったのはそう、社会人になってもっと仕事ができるようになってから。そうじゃないとあの人の横に立てない気がしたから。 だから、こうして多忙の日々を送ってる。] (6) shimelru 2023/12/30(Sat) 13:30:13 |
【人】 高井 柊[ 会社を出たのは雪奈に返信した30分後。 ここから店まで30分ってところ。 コートを着てマフラーを巻いて。 冷たい空気の中、ひとり街を歩く。 『今から向かう、先に始めてて』 送信してスマホをしまう。 ちょっとの時間だけで指先がすっかり冷えてしまった。]* (7) shimelru 2023/12/30(Sat) 13:30:30 |
【人】 高井 柊[ 冬を彩る街のネオンが煌びやかで心が弾む。 手が冷たくなるからスマホはしまったまま。 吐く息が白い。 冷たい空気は嫌いじゃない。 澄んでいるような気がするから。 仕事の目処もついて気分は軽い。 少し浮かれてるのかもしれない。 すれ違うカップルを眺めては「自分もいつかはああなれたら」なんて思いながら歩いて行く。 そうして店に着いたのは、連絡をいれてからきっちり30ふんごのことだった。]* (9) shimelru 2023/12/30(Sat) 19:08:02 |
【人】 高井 柊[ 店に入ると手を振る雪奈が目に入る。 それもまたいつもの光景。大体いつも雪奈が先にいる。] お待たせ。 今日も残業でさ。 [ おしぼりで手を拭いて。 それから店員にすぐにオーダーを出す。] 生と、あとはレバー串とアスパラのベーコン巻き。 雪奈は?なんか追加する? [ 空のグラスに次のオーダーを促した。:* (11) shimelru 2023/12/30(Sat) 21:31:07 |
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