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【雲】 Dom サクライ[本当に史郎が初めてならば もっと時間をかけて肛門を割り拓いて 此処に雄を咥えることの快楽の全てを 教えこんだろう。 ─────そういや、本当に俺が初めての時は そんな余裕のひとつもなくて 俺自身、男になるのに必死だったっけ。 あの時、俺達は─────] (D0) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 1:40:21 |
【雲】 Dom サクライ…………そっか、初めてか。 [甘くて苦い思い出には蓋をしよう。 少しだけ唇の端を噛んで、笑みを形作ると ゆっくりとディルドを動かしていった。 ゆっくり円を描くように回した張りぼてで 腸壁をくるりとなぞっては 史郎の腹側目掛けてずん、と突く。 時折精を溜め込んで鬱血した袋が 何か訴えるようにびくりと引き攣ったり ぴくぴくと孔口が震えたり。 俺にとっては、史郎の反応全てが愛おしい。 そしてディルドの先に、こり、と手応えを感じた瞬間 組み敷いた身体が跳ねた。] …………ふふ、みーっけた。 [空いた手で史郎の姿勢を引き戻しながら 抽送を繰り返す手の方は、容赦なく 見つけた勘所を責め立てていく。] (D2) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 1:41:23 |
【雲】 Dom サクライダメ、なんて言わないでさ。 此処から見えるシロくんの中、すっごいから。 偽物おちんちんなのに、美味しそうにしゃぶって 突く度にきゅって締まって…… 本当に、女の子みたい。 [嫌だ、怖い、と繰り返して 未知の感覚に怯える史郎を宥めるように 俺は辱めの言葉を選んでいく。 ふにふにとした睾丸を掌に握っては 徒に竿に走った血管を、指先でつぅ、となぞったり。 それと同時に、じわ、と腹の底から ]黒いものが湧き上がっていく。 本当の雌の快楽を知らないまま 男の身体を受け入れてきた史郎にとって 「セックスの快楽」とは、なんだったのか。 (D3) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 1:41:57 |
【雲】 Dom サクライ[捕まえていた脛の裏の柔らかな皮膚へ ちゅ、とひとつキスを落とすと 俺はおもむろに、史郎の放出の時を願って 張り詰めていた睾丸を、指でぴん、と弾いた。 男の急所だから俺にも分かるが、 多分これは痛い……が、セックスの快楽を 中断するほどのものではなくて。 代わりに逃げ道を与えるように ディルドは相変わらず、 史郎の気持ちいいところだけを狙って 中の媚肉を捏ね回している。] ほら、おしりの穴の方が おちんちんよりも気持ちがいいね……? 怖くない、大丈夫。だーいじょーぶ。 全部、見ててあげるから。 [続けざまに二度、三度、袋の中の精巣に 優しくデコピンを喰らわせながら 俺は中を穿つ動きを早めていくだろう。 大丈夫、大丈夫、と言いながら 過去の記憶をどんどん黙って塗り替えてしまおうと。] (D4) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 1:42:38 |
【秘】 Dom サクライ → 会社員 シロウ[彼の元に押し寄せる快楽の波が 爪先を湿すものから次第に大きく、 やがて史郎自身を飲み込むほどになった頃] イケたら次は、本物のセックスをしよう。 [ひりつく欲に、乾いた声で囁き、誘う。]* (-2) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 1:43:29 |
【人】 Dom サクライ ー むかしむかしのはなし ー [それから度々、榛原と二人出掛けては 写真を撮るようになった。 夏 には電車を乗り継いで海辺を走る電車を、秋 には一面紅葉に彩られた山を、冬 には二人で繁華街の片隅に作った小さな雪だるまを。最初に撮った写真より、踏んだ場数の分だけ ピントをどこに合わせるだとか、 被写体の選び方や光の反射のさせ方とか、 基本的なカメラの使い方を覚えていった。 榛原の父親はカメラで有名な会社の部長さんで 母親はピアノ教師、妹が一人。 俺とは違う平々凡々で恙無い家族の話を 外出や、眠りに落ちるまでの時間に話したっけ。 俺の話も、もちろん。] (0) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:29:54 |
【人】 Dom サクライどんな成績だろうと、多分煙草とか吸っていようと 父さんは跡取りの話しかしないと思う。 [ある夜、俺は榛原に胸中を打ち明けた。 消灯した後の寮の部屋の中、 隣のベッドにいる榛原の相槌は なんだか、とても心強かった。] ……本当は、さ。 家がどうこうじゃなくって ちゃんと俺を見てほしいって思う。 「こんな成績じゃ跡取りに出来ない」じゃなくて 「将来どうするんだ」とかさ。 [それが当たり前になってしまえば 言われてただうざったいだけかもしれないけど、 俺にはその当たり前が羨ましくて、眩しくて。] (1) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:30:29 |
【人】 Dom サクライ……カメラを構えて、被写体と向き合ってる時は そういうこと考えずに 静かに相手と向き合える気がする。 写真を見た誰かは、 「この写真を撮ったのがどこの家の人間か」 ……なんて、考えないでしょ。普通。 [ひとりで笑った声が、明かりの無い室内に わぁん、と響く。 心細くなった俺が「榛原」と呼ぶと 暗闇の中から「えいちゃん」と返事が返ってきて それでようやく、安心できた。] 「えいちゃん、来週も、再来週も えいちゃんの気持ちが晴れるまで 一緒に写真撮ろうな」 [そんな静かな声が、どんな慰めよりもうれしかった。] (2) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:31:16 |
【人】 Dom サクライ[その週、いつものように連れ立って 俺達は寮の外の公園へと足を伸ばした。 連日暖かな日が続き、凍えていた春の新芽が 地面から顔を覗かせ始めた時期の事だった。 被写体を探して、俺がファインダー越しに 公園の中を見て回っていた。 そして樹上に芽吹いたばかりの桜の芽から ふとレンズを背けると───── フレームの向こうに 同じように此方に向かってカメラを構える 榛原の姿が、見えた。 「キレーだと思ったものしか撮らない」と 言っていたはずの彼が。 俺がカメラを下ろすと、 榛原もカメラを下ろしてバツが悪そうに笑った。] (3) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:31:53 |
【人】 Dom サクライ「何もかも忘れて、 自由に写真撮ってるえいちゃん 俺はキレーだと思うよ、って言いたくて」 [そう言って榛原は、ポケットから 数枚の写真を取りだした。 全部、俺。 今まで一緒に撮影に行った先で 被写体と向き合う俺の顔だった。] (4) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:32:20 |
【人】 Dom サクライ[そうして、まだ蕾も開かない桜の木の下で 俺達はそっと唇を重ねた。 初めてのキスは、生まれて初めて勝ち得た 自由の味がしたと思う。 それから二人で逃げるように寮に帰って 正しい方法も知らないまま、見よう見まねで ただ猿みたいにセックスした。 ─────そこまでだったら、 ただの甘酸っぱい恋の話で終わってた、のに。 結局、生まれてこの方 何かの型にハマって生きていた俺は 「自由」というものに相容れなかったのかもしれない。] (5) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:34:06 |
【人】 Dom サクライ[榛原と結ばれてから、学校に行ってはセックスして 寮に帰ってもセックスをする毎日だった。 多分あの頃の俺達は猿にすら 軽蔑されていたかもしれない。 だけれど、それが当たり前になるにつれて 何となく、物足りなくなって。 「確かにマンネリなのかな?」と あっけらかんと笑った榛原と色々調べて 行為を写真に収めるのを知った。 野外で人目を盗んでヤるのを知った。 男根ではなく異物を挿入するのを知った。 知ったものは片っ端から試していって 俺達はそれを学園生活の清涼剤にし続けた。 いつしか、清涼剤無しじゃ 幸福を感じられないほどに。] (6) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:35:21 |
【人】 Dom サクライ[榛原は誰より自由な男だった。 そいつが俺の下に組み敷かれて 恥ずかしい場所を晒して、 人格を疑われるような恥ずかしい行為をする。 全部、俺のために。 ……そんな光景が日常になる。 月日が経ち、学生寮を出て 二人で暮らすようになったら もっと歯止めが聞かなくなった。 それでも、榛原は根を上げて 俺の元から去ったりはしなかった。] (7) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:36:16 |
【人】 Dom サクライ[「牛乳とゴム買ってくるわ」なんて、 最期の一言に相応しくない台詞を残して 事故で死んでしまわなかったら、 ……多分俺は榛原と今日までずっと一緒にいたと思う。]* (8) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:39:21 |
【独】 Dom サクライ/* 榛原のことは多分櫻井的にはまだ好きなんだけど、そこからの一歩を踏み出せないでいるだけ。 なお中身はすでにシロくんにでろでろになっている。 (-3) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 2:40:51 |
【雲】 Dom サクライ[迫る絶頂に空を掻く手が、 オレの方へと伸ばされて───── 右手に握ったディルドが、何かに噛んだ。 というか、ぎっちりと食い締められて ビクとも動かせなくなって…… 同時に、史郎の唇から悲鳴じみた嬌声があがる。 ─────ああ、堕ちた。 うっそりと微笑みながら、伸ばされた手を 指先までしっかり絡め取りながら 俺は初めて雌の絶頂を迎える史郎の姿を 具に見つめ続けた。 薄く筋肉の乗った腹筋がはくはくと隆起して、 精を吐くことを禁じられた茎が震えていて…… その一方、寝具の上でくねくねと 身を泳がせている様は、女のそれのよう。 歪で美しいこの姿は、俺だけが知っている。] (D17) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 15:03:33 |
【雲】 Dom サクライ[俺はディルドから離した手を、 快楽に震える史郎の腿から膝裏、踝まで するり、と滑らせた。] ほら、ダメじゃなかった。 無理じゃなかった。 ……かわいいね、本当に、かわいい。 シロくんはいい子、いい子。 [笑みを刻んだ唇を、史郎の土踏まずへと押し付けて ねろりと舌を這わせ…… 丸まった爪先を口に含んで吸った。 歪な形に固められた氷をじんわり溶かして、 俺の形へ変えていく─────そんな愉悦。 今、俺はとても楽しくて愉しくて、堪らない。] (D18) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 15:04:02 |
【雲】 Dom サクライ……うん、俺も限界。 [虚ろな目をした史郎に応えて にぎったディルドに力を込めて、 勢いよく秘部から引き抜いた。 楔を抜かれた秘部はどんな形だったろう。 ぽかりと口を空いて喪失を嘆いていたか、 慎ましやかに口を閉じて、次に備えていたか。 どちらにせよ、俺にそれを揶揄する余裕もなく。 無理な体勢を強いた史郎の身体を、 ゆっくりとベッドの上へうつ伏せに横たえると 俺は履きっぱなしだったスマイリーを 乱暴にぽい、と脱ぎ捨てた。 それからライダース、ジーンズ、Tシャツ…… 俺の身体を隠すものを取り払っていく。 最後に、大きく前が膨らんだトランクス1枚。] (D19) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 15:05:04 |
【雲】 Dom サクライ[史郎の顔をちらりと伺って 此方を見ているようなら、 ゆっくり下着に手をかけて ずり下ろしていくだろうか。 散々彼の痴態に煽られた茎が 戒めから開放されてやっと、ぶるん、と天を仰ぐ。 臍につきそうな程反り返ったそれを 数度、手で扱きながら 俺はベッドに伏せる史郎の上に身を重ねた。 汗ばむ肌と肌とが触れて キスをするように吸い付く。 柔らかな臀の肉に猛る茎を擦り付けて…… 軈て、その先端を彼の中へ沈めていくだろう。] (D20) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 15:05:33 |
【雲】 Dom サクライ[─────きつく縛ったままの 彼の茎を開放することなく。 ……ほら、欲しい、とは言われたけれど 解いて欲しいとは言われてないし。 女の悦びをせっかく知ったのだ、 どうせならディルドではなく本物の雄で逝くといい。]* (D21) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 15:08:28 |
【独】 Dom サクライ/* 入れるまでが長いくせに入れてからが短いシュレッダーですこの度は同村ありがとうございます(先走り) (-15) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 18:55:19 |
【雲】 Dom サクライんー? [さあこれからだ、という時の制止の声に 俺はすっとぼけてみせる。 早く出したい、と嘆く愚息の涙は 史郎の臀の肉の上に掠れた尾を引いた。 さっきまで玩具がこの身体の中で どんなふうに愛されるのかを見てきたのだ。 早く肉の輪のきつい抱擁を受けたい。 熱くうねる肉の襞にねぶられて 奥の奥に胤を吐きたい。 震える身体に、獣じみた息を吐きかけると 俺はゆっくりと史郎の後孔に先端を宛てがい ぐっと腰を押し進めた。] (D28) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 20:32:11 |
【雲】 Dom サクライ[さっきまで玩具を食んでいた其処は 最初拒むように口を閉ざしていて、 史郎の口からも苦しげな声が漏れているようだった。 そっと史郎の身体の下へと潜り込ませた手で 胸の飾りを探し当てて、慰めるように かりかりと爪の先で掻きながら 緩んだ口に熱を含ませていく。 指の腹で円を描いてみたり、 きゅ、と指の間につまんで引っ張ったり。 そうする間に傘の部分か肉の門を潜ったなら 汗ばむ肌に浮いた玉を拭い、 史郎の耳殻を柔く歯を立てた。] …………は、きっつい。 おしりでのセックスの仕方、 忘れちゃった?シロくん。 [「それとも、興奮してるだけ?」と 鼓膜を揺らすように嗤うと 絞るように乳首を摘んだ。 忘れてしまってもいい。 辛い記憶を消し去って、快楽だけを刻めばいい。] (D29) シュレッダー 2021/03/22(Mon) 20:33:05 |
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