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【独】 神経質 フィウクス/* 嘘でしょ? 監視した回数だけ恋させられるんだデバッグできたのでOKです バカの挙動を取ってすまない…… (-31) unforg00 2022/05/06(Fri) 23:42:55 |
【秘】 冷静 フィウクス → 月鏡 アオツキ「 勝手にすりゃいいさ 」返答はどこまでもそっけなく、突き放すようなもの。 それでもこれは、確かにあなたへ向けた肯定だった。 「あんたがどうしようと、俺は勝手にする。 その責任をなんであんたに負われなきゃならない? 不確定要素になりかねないのは互いに同じ事だ。 だからこそ公平に。 あんたの手を取れると思ってる」そこに義務や責務なんて無くて、結局はただそうしたいだけ。 そうしないと自分が気に食わないというだけ。 あなたもこの気難し屋も、きっとそう変わらないはず。 全てはたったひとりの人間の、今は些細なはかりごとだ。 "それでも"手を伸ばそうとする事は、無価値な事だろうか。 「俺が"生徒"だから、あんたが"先生"だから。 だから助ける、助けられるなんてのは。 その方が俺にとっては余程信用がおけない。 互いの立場が変われば成立しなくなるような協力関係は脆い」 (-59) unforg00 2022/05/07(Sat) 2:29:41 |
【秘】 冷静 フィウクス → 月鏡 アオツキ「あんた達が役を被る事を否定するわけじゃない。 建前の必要性を理解できないほどガキじゃない。 その上で今は、 あんたのその言葉が本音だと信じてもいい。 」あなたの言葉は信じている。 紛れもなくあなた自身の心よりの言葉だと信じている。 それでも今はまだ、心底信じられる未来なんて無くて。 わかる事と言えばここには救いたがりが多いという事だけ。 誰にもどうすれば誰も彼もを救えるかなんてわからない。 自分だってどうすれば救われるのかなど未だわからない有様で、 "それでも"それを探す為の猶予を稼ごうとしている。 今はそれが見付かるかさえわからなくたって。 何を以て『救われた』とするかなど、価値観次第でもあって。 生きていれば考え方が変わる事もあるだろう。 「それでもあんた達を心底信じて、目指す所を共にする為には あんた達の事を知る必要がある」 「何も今すぐじゃなくていい。 だが、 あんた達までここから居なくなる前には 。」 (-60) unforg00 2022/05/07(Sat) 2:30:29 |
【秘】 直視 フィウクス → 月鏡 アオツキ「教えてくれなきゃわからない。 きっと俺にはいつまで経ってもわからない。 何も教えないなら、ここの大人とそう変わらない」 片側だけの視線があなたの手を一瞥して、 その後は透明な瞳をただ真っ直ぐに見据えている。 懐疑や怒りに歪められたものではなく、 ただ冷たく透徹した色をして。 「そうは思わないか?」 どのような形であれ穏やかな様相を呈する事は病が許さない。 だから同じように微笑みを返す事はできないけれど。 あなたの伸ばした手は、決して振り払われはしない。 (-61) unforg00 2022/05/07(Sat) 2:30:57 |
【独】 神経質 フィウクス/* 何らか"感情"抱いてしまうと不機嫌になっちゃうから ちょっと冷たいくらいが普通の人で言うところのニュートラルな精神状態になるんですよね。 わかりにくいね〜 ややこいね そんでもって共謀者その一、なんかしとるね。(肩書きを見る) (-64) unforg00 2022/05/07(Sat) 2:48:28 |
【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バット「俺はこれまでに一度もお前に遠慮をした覚えは無い。 お前の事は……別に、そういう奴だと思ってるだけだ」 自分に誰かを特別慮る余裕はそれほど無いし、それに。 もし仮に、言いたい事があるのに言わずに黙っているだとか。 何か煮え切らない様子であれば、それは少しは気に障る事だろう。 けれど大抵は、恐らくはそういうわけではなく 単に互いに話す事が無ければ無理に会話をしようとはしない。 これまでの付き合いの中でそういうものと認識している。 それは今に至ってもおおよそ変わりなく。 それが自分にとっては不都合ではないから良いとしている。 きっとこのどこかいびつで遠回しな接し方を、 心地悪いとは感じず、そういうものとあなたが受け取るように。 「………これから、か」 これから、卒業まで。 自分と比べれば、あなたに与えられた猶予は長いだろう。 けれど、と思ってしまうのは、きっと悪い癖だ。 そんなふうに思って、同じように一度部屋へ視線を移した。 そうしてこの部屋を貸し与えた者の事を思い返す。 きっと、大丈夫だ。 (-67) unforg00 2022/05/07(Sat) 4:37:51 |
【秘】 不明 フィウクス → 雷鳴 バット「俺は……この病を治したいとは思わない」 「治さないまま外で生きていけるとは思ってない。 だが、結局、この病を治そうと治すまいと。 俺にはもう外に居場所は無いんだ。 だからこのままこの場所に居られるなら、それでいい」 フィウクスもまた、誰にも自分の正確な病状を教えていない。 あなたとまったく同じではないけど、少しだけ近いような理由で。 知らないから教える事ができない。 自分の正確な病状を知らない。教えられていない。 他ならぬ自分自身の事だというのに、 教えられていないからいつまでも自分で自分がわからない。 「おかしな考えだと思うか?」 あなたがフィウクスという人間を理解する事が難しいように。 フィウクスがあなたに歩み寄るのも難しい事だった。 少なくとも、『普通の人』のようにはできなかった。 自分を正しく見る事もできなければ、 誰かを正しく見る事もできはしない。 そんな、どこまでも不自由でいびつな在り方を強いられても。 今となっては、この病も確かに自己を形成する一部だった。 だから今更になって手放す事は難しくて、けれど。 そんな自分の居場所を作るには、外の世界は広すぎる。 (-69) unforg00 2022/05/07(Sat) 4:39:56 |
【秘】 共謀者 フィウクス → 王 リアン「────、」 不意に腕を引かれて、反射的にそちらを見て。 結ばれた握手の形にひどく苦い顔をした。 形だけでも笑みを返す事のできない自分が。 心にもない返答しか返せない自分が。 それらへの自己嫌悪が苛立ちとなって内に向いた。 「………馬鹿が」 「気が逸ってしくじるなよ」 案の定不機嫌そうに、なんとも回りくどい返答だけを返して。 手が離れれば、今度こそ何処かへ向けて歩き出した。 心で、言葉で、態度で応える事のできない自分には。 結局のところ、行動とその結果で応えるのが精一杯だ。 (-71) unforg00 2022/05/07(Sat) 5:17:29 |
フィウクスは、その手を──今度は振り払わなかった。 (a16) unforg00 2022/05/07(Sat) 5:48:18 |
【置】 神経質 フィウクス随分と久し振りに生家への手紙を認めた。 この10年来、家族とは殆ど他人のようなものでこそあれ。 ここに居る為の頼み事であれば 大抵は聞き届けられた。それほどまでに彼等は戻って来て欲しくないんだろう。 あの場所の、唯一の恥とも呼ぶべき自分という人間に。 だから、これも、きっと。 何らかの形で聞き届けられはするんだろう。 (L0) unforg00 2022/05/07(Sat) 5:50:20 公開: 2022/05/07(Sat) 6:30:00 |
【置】 神経質 フィウクス… …… ……… …………だからどうにも私には、 人生の半分以上を過ごしてきたこの場所で この場所をもう一つの家として生きていけるような、 卒業とはまた別の選択肢が必要なように思うのです。 叶うなら、私はこの場所で生きていきたいのです。 先生方の配慮や尽力も虚しく、 今やこの10年間を無益に過ごして来た私には 過ぎた願いとは思いますが──── (L1) unforg00 2022/05/07(Sat) 5:52:22 公開: 2022/05/07(Sat) 6:30:00 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「はい、勝手にします。 まったく……なんといいますか。 私の方が歳上なのに、君は食えないこというんですね〜。 立場ならこちらの方が優位なんですよ、 どれだけこの体で生きてきたか」 君の病気を知って、差し伸べる手段を変えなかったのは このギムナジウムに君《不幸な子供》という存在が必要だからだ。 主観はそれこそ、彼らで良いのだろう。 この計画に幾つかの問題があるとするのなら、すべての人間が幸福になると病を原因とした何らかの施設のもくろみを壊してしまう。バランスが必要なのだ。 きっとそのバランスに、私たち《不幸な子》も入るのだろう。 この身体が治されることは、暫く無さそうだ。 「……何も言っていないのに協力させるなんて他の大人と同じ。 私はそう思っていませんけど〜? 確かにそう感じるな 」あなたの頬を撫でていた手をゆっくり退けて踵を返す。 背を向けた男から聞こえてくる声はひとつだ。 「教えてあげられることなんてまだまだない、先生未満です。 まあ? 私の事をフィウクスくんがどうしても知りたいっていうなら? タイマンでしっかり教えてあげますから〜、楽しみにしていてくださいね? もうっ二人っきりになりたなら早く……結構はやくから言われてましたね、おねだりしてくださいよ」 軽口をたたく表情は相変わらずだが、 どこか力が抜けて憑き物が剥げたよう。 (-81) toumi_ 2022/05/07(Sat) 17:39:59 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「でもひとつも知らないのはフェアではありませんから。 聞かれていたことをお教えします。 ショックな内容であることと、 仕事に関係なかったので言わなかったんですよ〜」 触れなかった、おかしくはないから。 触れなかった、私にとって違和感でもないから。 誰かにとっておかしい話は、この体では正当化されていた。 「 君の知るクロツキは死にました。 今は彼は 私 のものです。『みんなが幸せになるための学校作り』 『辛そうな子を放っておくなんてできません』 『一人になんてさせられませんから』 」誰かの言葉をなぞって己を殺す。 否、今まで男の口ぶりからすると、そうでなければいけなかった。 先生 で居続けなければいけないとこの男 は患い続けている。それが何よりも自分達のためになると、そうしたいからし続けている。 「だから 先生の時間 は、先生 をするんですよ。これからも、ずっとです」 僕が生きていなければよかった。 彼が生きていればよかったのに。 僕がいなければ、彼は生きていられたのに。 ああ、そうか、そうだった。彼を生かせるのは。 先生でいさせられるのは、この僕だけだった、ならば。 この人生はすべて捧げてしまおう、先生になるんだ、僕は。 (-82) toumi_ 2022/05/07(Sat) 17:48:18 |
【秘】 雷鳴 バット → 神経質 フィウクス青年は他とのかかわり合いの中で口籠ったり言葉に詰まったり、 自分の中の考えを口にできないこともよくあった。それは、性格よりも頭の作りのせい。 そうした通い合いがスムーズに出来るということは、 共同体の中の知己としては十分足りうるところなのだろう。 互いに何かを齎すばかりが絆ではないのだし。 「……少しわかる」「僕も、帰っても……」 「僕は、"病気のこども"だから」「追い遣られて」 「たぶん大人になったら」「帰る場所はないんだ」 「子供は育てなきゃ」「よそに悪く言われるけれど」 「子供じゃなくなったら……」 黙り込む。いつか、自分がどうなるかなんてことは想像もつかない。 けれども人に言われたことを真似ることは出来る。 そこに込められた悪意も、噛み砕いて自分のものにすることなくそのままに。 果たして貴方とどれだけ同じ境遇か、まったく違うものかもしれない。 互い違いにもならず、全く違うものがそこにあるだけなのだとしても。 最終的に下した判断は、貴方の言葉に沿うものだった。 「おかしな」「考えでは、ないと思う」 もしもどこにも落ちる場所がないなら、疲れ果てるまで飛んだとしても。 自分は、それで構わない。貴方はどうだろう? 己の病も他人の病も知らないのなら、目の前に見えるものはない。 けれども暗闇の中でも、鏡の像は同じ形をしている。 (-84) redhaguki 2022/05/07(Sat) 19:06:12 |
【秘】 神経質 フィウクス → 月鏡 アオツキ「歳上も歳下も優位も劣位もあったもんじゃない。 結局のところは誰も彼も同じ病人だろうが」 減らず口はあいも変わらず無愛想に。 捻くれた人間性は病のせい、だけでもないのかもしれない。 やっぱり元々あまり性格がよろしくはなさそうなので。 「……何れにせよ、あんたに訊ねる事は増えるだろう。 あんたに答える気があるなら俺だって聞く耳は持つ、が… 俺にだって我慢の限界はあるからな…… 」向けられた背に向けて、また一つ苦言を零して。 いつも通りの軽口に深く溜息を吐いた。 お互いどこかこれら傷病に依存している。 この場所に居る上で都合が良い、というだけではなくて。 病を失えば二度と立てなくなりそうで、だから縋り続けている。 きっと『普通の人』からすればいびつな在り方だろう。 或いは『普通の人』になりたがっている者からすれば。 治した方が余程幸せで居られるように映るのだろう。 けれどきっと、今はそれでも構わない。 これさえあれば、心折れる事は無いのだから。 (-97) unforg00 2022/05/07(Sat) 20:52:09 |
【秘】 共謀者 フィウクス → 月鏡 アオツキ「……そうか。」 明かされた事実には、短い返答だけ。 また一つ感情が歪んで、そしていつも通りに抑え込まれた。 「俺があんたを"先生"と呼ぶ事があるかは知らないが。 ……同僚にでもなればそう呼ぶ事はあるのか? …まあいい」「あんたの事は信じてる」 どこまでもそっけなく回りくどく言葉を投げ掛けて。 こちらも同じように踵を返した。 自身がこの怒りを前に進む支えとしてきたように。 あなたがあなたを碑とする事が、 今はあなたを前に進ませるなら、それでいいんだろう。 (-98) unforg00 2022/05/07(Sat) 20:55:39 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 雷鳴 バット結局のところ、何かを与え、与えられるよりも。 ただ互いに適切な距離感が保たれていればそれでよかった。 フィウクスという気難し屋はそういう人間だった。 「……そうだろうな。」 子供は育てなきゃよそに悪く言われる。 あなたの口から出るには少し違和感のある言葉。 その理由を知らないなりに考えて、少しだけ眉を顰めた。 「この場所を出る頃には、 俺達は少なくとも子供とは言えない歳だ。 社会に出て、自立して、自分で自分の事に責任を持って そうやって生きていく事を求められ始める歳だ」 「どうすれば外で生きていけるのかなんて、 誰もろくに教えてくれやしないまま」 あからさまな口減らしをすれば角が立つけれど。 こうして確かに治療を試みて、善処して、それでも。 結果的に、社会に適合できなかったとしたら。 それは仕方のない事ということになるから。 仕方のない事ということに、なってしまうんだろう。 (-105) unforg00 2022/05/07(Sat) 22:51:52 |
【秘】 神経過敏 フィウクス → 雷鳴 バット「そんなのは、俺はお断りだ。」 生きていけもしないような苦痛と、 辛うじて生きてはいけるような苦痛と。 今はまだその何れかを選べる。今はまだ後者を選んでいたい。 「何れにしても俺は人混みの中では生きていけない。」 もしもこの場所から飛び立った先にあるものが、 その空気さえもが自分を苛むだけのものだとしたら。 それならここでできる事をしていた方が幾らかマシだと思う。 「だから俺はここに残る事になるんだろう。 来年も、その先も、ずっと。 いつかお前の事を見送るのか、 お前も同じようになるのかは定かじゃないが。」 ここを出て、当て所もなくたって、行ける所までは。 何処かを目指してみようと思えるなら、それで良いのだろう。 自分はそう思えなかった。ただそれだけの話だ。 (-106) unforg00 2022/05/07(Sat) 22:53:03 |
【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「見に来てやったぞ」 貴方の部屋に押しかけた開口一番がこれである。 最も本当にこの部屋で見るつもりはない。 そんな事を要求すればラットと対面できずに終わるのが目に見えているし、普段実習生同士で会話の為の部屋を抑えている。 「僕も戻って来れる目途が経ったら何か飼うかな……」 部屋に向かう途中でポツリとぼやいていた。 (-108) poru 2022/05/07(Sat) 23:17:35 |
【秘】 王 リアン → 神経質 フィウクス君の手を取った次の日。 自分の寝台で暫くぐったりしている姿があるだろう。 白いブレザーは赤黒い染みが飛び散って、しかし疲れ切ったように着替えられずにいる。 君が戻ってきたときにはそんな姿があるかもしれない。 (-115) otomizu 2022/05/08(Sun) 0:16:05 |
【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ「……来てくれと頼んだ覚えはないが」 ドアを開けて、第一声は辛辣なもの。 いつも通り神経質に眉を顰める表情はどこか疲れ気味で、 それでも塩対応の後に一つ溜息を吐けば一度部屋へと引っ込んだ。 勿論ボイコットではなくケージを持ち出す為に。 「…生き物を飼ってると、どうしても」 部屋に着けば適当な所にケージを置いて、 その扉に指を掛けながら呟いた。 「死ねなくなるんだよな」 初めは単なる動物介在療法だったのか、 それともこの病ゆえだったのか。 或いは、死なない理由を与える為だったのか。 大人がそれを勧めた理由は、今となっては知る由もない事だ。 「寿命の長い生き物を飼うには。 俺はいつここから居なくなるかもわからないし、 もしもの時は預けられるような奴も、…居なかった」 ラットは賢く、飼い主をよく見分ける。 クリーム色と薄茶色、ケージの中の二匹の鼠が 開けた扉から差し入れた指に寄り付いた。 (-120) unforg00 2022/05/08(Sun) 1:08:29 |
【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「ま、そうだ。じゃないと僕だって、 ワイルドストロベリーの育成だけで満足してない」 これだけ兎推しの男が飼わなかった理由は似たような物で。 最も残していく恐怖以外にも、教育実習生になるから引っ越しの為にと言うのは勿論あった。 だから代わりに葉目当てに野苺を育成していて。 パウンドケーキだってその頃大量に実が余っていたから始めたもので、園芸部に餌を貰いに行きはするものの、そもそも学生時代は人と関わる機会は少ない方がいい男だった頃の名残だ。 「だからお前は大人に飼わせられてたのかも? ま、推測であって何で飼ってるか知らないけどさ。 僕は……動物が居なくても22になるまでは、 余程じゃないと死なない理由があったし、納得はする」 推測と言ったのは、貴方が特別に動物好きには見えなかったから。 むしろ自分が一番動物が好きだと最近思えて来た程だ。 「……もしもの時、ねぇ。正直言うとさあ」 ラットを見て僅かに顔が和らぐ。 普段の仏頂面を見ていないと気付き辛いが、兎が一番で動物が好きになった本来の理由が逃避だとしても確かに好きなのも変わりないのだ。 手を驚かせないようにできる限り低くして差し出す。 なお噛まれる可能性も折り込み済みだ。 「こいつら可愛いし、引き取ってもいいけど。 それするとお前、生きる理由なくなりそうだから。 そもそも僕もその保証期間はもう1年切ってるし」 (-123) poru 2022/05/08(Sun) 1:26:10 |
【秘】 苛々 フィウクス → 王 リアン「──おい、」 あちこち用事を片付けて、自室に戻って来て。 その時にふと目にしたあなたの様子に、 露骨に不機嫌を隠しもせず、じたりとそちらを睨め付けた。 「俺は先走るなと言ったつもりだったんだが どうにもお前には上手く伝わっていなかったらしいな?」 地の底を這う機嫌と同様に、随分低い声色で。 多少の無理はしなければならないのはわかっている。 それでも程度というものがある。そんな苦言。 (-126) unforg00 2022/05/08(Sun) 1:35:23 |
【秘】 王 リアン → 神経質 フィウクス「……先走ったつもりは なかったんだがな」 掠れた声で答える。 腹を空かせた下級生に、食料を供給しただけだ。 それにしたって程度はある。分かっているのだが。 「…どちらにせよ、過ごしやすくするには…僕自身の治療も、必要なのだろうな」 手助けをするだけで、進行するのだ。左眼に影響が出るのも時間の問題だろう。 (-128) otomizu 2022/05/08(Sun) 1:44:49 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「あはは、そうですね〜。 でも私は君がこの場所にやってきても先輩です。 年功序列ではありません、成果を出して下さい。 トランプのジョーカーが誰かしりませんけどね。 ふふ、君を爆発させたら困るとリアンくんに言われました。 君ではなく彼に悪いのでやめましょう。 彼の病気も進行させたくありませんから」 知らない振りをして、目をそらそうとした。 「先生ですよ? 私は。 アオツキ先生です」 その病と向き合った結果の逃避が許されてしまったのなら、 いつかこれが治ってしまったときも、 誰かが傍に居ないとやっていられないだろう。 どうせ一人でどうにもならない、 迷惑をかける存在が多くてもそれはそれで。 「よろしくお願いしますね」 大勢を巻き込んででもこの夢を叶えさせてやろう。 (-138) toumi_ 2022/05/08(Sun) 4:11:43 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス――あお、僕は。 ――これからも君になる時間がないと生きていけないようだ。 貴方の姿が見えなくなって、立ち止まる。 人気のない空間がやっぱり一番落ち着いて、目を閉じる。 もう立ち止まらないと決めた直後に之だ。 ここに来て、彼らの言葉が積み重なる。 "この場所でないと生きられない。" そんな未来を幸福だと思わないのに。 そんな未来を幸福じゃないと言うことを拒んでいる。 クロツキ、将来の夢はできましたか? 私と一緒に先生をしませんか! 「 フィウクス先生? はは、あははっ」「全然 似合わない」 (-139) toumi_ 2022/05/08(Sun) 4:18:58 |
【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ「…さあ、どうだろうな。 俺にとっては惰性みたいなものだが、……」 「 人間を相手にするよりはマシだからな 」なんともひどい理由としか言いようがない。 そして推測通り特別動物が好きという事も無い。 病が病ゆえこうなってしまうのは仕方ない事なのだけど。 この病は、本当はずっと一人で居るのが一番楽だけど。 それが孤独に耐えられるという事に繋がるわけでもなかった。 だから少しはこの惰性にも意味があったんだろう。 「別に。今は死ぬ気があるわけでもない。 問答無用でここから放り出されるならそうも言ってられないが。 そうならないよう手は打つつもりでいるし、… こいつらは多分、もうお前には懐かないだろうしな」 薄茶の鼠は気難し屋の手を伝いその肩へとよじ上っていった。 残る一匹は噛みこそしないけれど、 今はまだ用心深くあなたの手の匂いを嗅いでいる。 大人になってしまった動物は、そう簡単には懐かない。 「……お前がこれからもこの場所に居続けるなら。 今度こそ鳥を──鴉を飼うのも悪くはないが」 「これから10年以上も生きられる自信はあるか?」 これは生きる理由ではなく、死なない理由で、単なる先延ばし。 (-140) unforg00 2022/05/08(Sun) 4:55:03 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 王 リアン「…………」 深い溜息。 先走ったつもりが無いからそうなったのだろうが、 とでも言いたげに眉根を寄せて。 「……その為の手段があるのなら。 ぐずぐずしてないでさっさと行動するべきだ。 治療を受けただけでお前の悪癖が改善されるとも思わないが 何かする度にお前の病状まで気にしてる余裕も無い。」 「俺もいい加減話をつけなきゃいけない頃だ。 約束通り、引き摺ってでも連れて行ってやる」 今更怖気付いたところで有無を言わせるつもりも無い。 "治療"の必要な者を大人の元へ引っ立てる、なんてのは。 秘されたものを暴こうとする者も、 望む望まぬに関わらず、罪を重ねざるを得ない者も その善悪を問わず、異端を犯す者を等しく狩り立てる者。 そんな汚れ役を負う事で、初めて居場所を得る者。 ああ、いかにも異端審問の役目らしいことだ。 (-141) unforg00 2022/05/08(Sun) 5:34:58 |
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