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【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ「部下にどやされるくらいなら、健康になっておいた方が得だと思うがね。」 軽口を叩きながら、いつものように。 親友が口にする戯言に、肩を軽くすくめてみせる。 「ほう。俺はとうとう用済みか?」 「俺は全てを失い、全てを売った。母国に帰ったとて、昼行灯に居場所などないのだよ。」 軽口に、軽口を返しながら。 全てを言わずとも伝わるだろう?と。 (-16) ぴんじぃ 2022/08/12(Fri) 0:38:22 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ「かわいがることに人間も犬も関係あるまい。」 わしゃわしゃと、暫くは混ぜっ返している。 これはこれで楽しんでいるらしい。 「恐れる、とは少し違うな。」 「俺は死ぬのはごめんだ。だが、それは恐ろしいからではない。死ねばそれまでだからだよ。」 「俺の持つ全てがその時点で失われる。だからこそ、死にたくはない。分かるかね?」 子供をあやすように。そう言いながら。 貴方の言葉に一つ、頷いてみせた。 「お前さんの言う通り、この島では誰がいつ死んでもおかしくはない。アウグストが死んだように、俺も死ぬやもしれん。気をつけろよ、青年。明日は我が身だ。」 からりと言ってのける。 死にたくはないとは言うけれど、命の価値観はとんでもなく軽い。自らの命ですらも例外ではない。 (-17) ぴんじぃ 2022/08/12(Fri) 0:59:38 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ暫く気恥ずかしそうなまま頭を下げてされるがまま。 それでも律儀に聞いてはいるのか、項垂れた顔を下げた体制でも視線はあなたに向けたまま、考え頷く。 「死ねばそれまで……理解は、できますよ。 テンゴさんなら抱えているものはそりゃあ多い。 駄菓子だけでもそれなんだから、惜しむのもわかります」 「けど……」 言い淀む。今こうして頭を撫でている相手に言うべきでない言葉なのだと、薄々理解はしている。 だからこそ、言っちまえばいいんだ。どうせわからないんだからと囁くのは誰か。 悪魔に拐かされでもするように、 意味のないその言葉を、口を開く。 「俺は何も持っていませんから」 「あるとしたら、たった一つの望みだけ。 ……”家族" 」「でも、手に入るものでもないですから。 俺の理想を譲る気はない。わかってるんですけどねぇ。 下手に知ってしまったからこそ、もう妥協出来なくなってしまって」 "下手に知った" "記憶喪失で半年の失踪" ボスには内容を告げていたが、その半年間 どう生きていたか貴方は聞いていなかった可能性は高い。 それでも今ぼやいた言葉から、何があったのか。 推測するのは難しくはないのかもしれない。 (-18) poru 2022/08/12(Fri) 1:19:19 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ「…家族か。」 ふと、どこか遠くを見るような、そんな様子を見せる。 「お前さんはまだ若い。機会なぞ幾らでもあると思うがね。無論、生きていればの話だが。」 何が起こるかなんて、誰にも分からない。 生きてさえいれば、貴方には時間があるのだから。 「俺が持つものなぞたかが知れているし、そもそも持っていないにも等しいさ。だが…お前さんはそうではない筈だろう。」 「何も持っていないというが、本当にそうか?ノッテも、アルバも、そうでない者も。本当に何もないと、そう言い切れるのかね。」 全てを詳らかに聞いたという訳ではないが、概要程度は報告で聞いている。顧問として相談に乗る機会もあるかもしれなかったから。 (-20) ぴんじぃ 2022/08/12(Fri) 1:45:10 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「……テンゴさん?」 腐っても諜報員だ。 その様子を見逃すほど甘くも優しくもない。 「家族、いらっしゃったんですか。 ……あと、駄菓子より花茶何処ですか。飲みたいです俺」 しっかり要求してくるのだが、話が重くなりすぎないように少し意図して茶化したところもなくはない。 「立場も地位も実力も持ってらっしゃるでしょうが。 あと俺からの尊敬です。ちゃんと持っておいてくれないと」 「…一般的に人は『何も持ってない』という言葉に酷く嫌悪感を抱くイメージがありますけどぉ…あれって、なんでなんでしょうね。 確かにノッテの存在は大きい。そばに入られる、役に立てるだけで嬉しいのはありますけど、……掃いて捨てるほどいますし。 俺という単位では何も見えないですね。 ……やー暗い話、やめましょっか。多分これ、俺が納得できるものを得られない限り平行線ですきっと」 自分から散々初めておいてこの言い草。 貴方はこれを叱ってもキレてもいいし、続けても流せもできる。 (-22) poru 2022/08/12(Fri) 2:13:09 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ「俺とて人の子だからな。そう呼べる相手がいた時期もあったさ。まあ、相応に昔の話だよ。」 隠すつもりも然程なかった為、軽く肩を竦めてみせた。 「尊敬とはこれまた重いものを持たせてくれるじゃないか、ええ?俺のどこにそう思えるものがあるかは俺自身分からないが、無碍にする訳にもいくまいな。」 立場、地位、実力に関してはさらりと流し。 貴方が尊敬しているというのなら、それは受け取ろうと。 「持っていないと改めて口に出されて怒りを露わにする連中の考えそうなことなど想像に容易い。羨み僻んでいるか、お前さんを相応に大切に想っているか。」 「ま、お前さんの場合は自覚が無い事も多くありそうではあるし、ゆるりと考えるがいいさ。」 「それで、花茶か。手持ちにあるのは試飲用だが、それで構わないならば差し上げよう。」 飲む?とタンブラーを揺らす。 ちゃぽん、と中にある液体が音を立てた。 (-25) ぴんじぃ 2022/08/12(Fri) 8:25:19 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「はじめからやり直すなんて、いくつになっても出来る」 「いっそここじゃなきゃどこでも良い」 「平和主義の虚けだとは思ってない、さ。だがよお。 ……似合わないよなあ、本当。」 すべて本心で、もう壊れかけている秩序の中であり方を問われるその仲介人を見る。 何処かに行けとは言わないし、誘いはしない。 改めて逃げるつもりも遠くに行くつもりがないのはわかった。 「お前も未練が無かったりするのか。 どこのどいつも、死にたがりばっかだ」 (-30) toumi_ 2022/08/12(Fri) 14:27:36 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオふん、と鼻で笑う。 この男にしては珍しい。 「それが許されるのは若いもんだけだろう。少なくとも、俺たちには隠居が似合いだ。もしくは骨を埋めるか、だ。」 あくせく働くのは自分たちには似合わない。 未来は若者に託せば良い、と何処か放り投げたように言う。 「俺の一番の未練はとうの昔に消えたが、別に未練が無いわけじゃあない。お前に可愛い部下がいるのと同じように、俺にも居るからな。」 「死にたいとは思わんよ。今はね。」 (-35) ぴんじぃ 2022/08/12(Fri) 17:07:33 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「へえ……もう少し聞きたいんですど。伴侶や連れ添い? お子さんは?今はどうして?」 遠慮もプライバシーもあったものではない。 が、遠巻きに聞いてもどうせ聞くことは大事だ。 何より、現状自分が欲しているものの参考になりそうなのでそれなりに必死なのはある。 「態度ですねぇ。 ……いや、馬鹿にしてる訳じゃなくて。 任務時は俺ですらこの態度は崩してそれなりに取り繕います。 取り繕わないでほにゃ〜っとしたままで上層部に上がるのって 相当に努力と運か、天賦の才がなければできない。 余程相手の差異に気を付け思慮に長けないと不可能な事です。 このうちどれを否定されましても、立場が証明されていますよ。 「……後は親しみやすさですかね。 誰も花の茶なんてこの国では興味を示さないですから」 付け加えた言葉のほうが本音に近いと言わないまま、簡潔に。 揺らされたタンブラーに飲む、と素直に頷いた。 「俺に直接怒ってる方はいなかった気もしますし、 持ってる人への妬みでしょうねぇ。 俺も幼少期に苦労はしたんだけどなぁ……」 (-65) poru 2022/08/12(Fri) 23:14:21 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ「…大切なパートナーだ。友でもあり、恋仲でもある。濡羽色の髪が美しい女性でね。」 「今は、そうだな。アウグストと会っているやもしれんな。」 暗に、既に亡くなっていると告げる。 軽くもないが、重すぎない口ぶりで。 花茶を飲みたい、と言われれば紙コップに茶を注いで、貴方に差し出す。すっきりとした花の香りが漂う。花を知っていればジャスミンだと分かるだろうか。 「態度か。なるほど。此処ではそもそも茶よりもコーヒーのようだからな。興味が向きづらいのだろうよ。」 貴方の評価に少し笑って。この昼行灯の仮面が良い方向に映るならば、それは願ったり叶ったりである。 「他人の苦労なんざ、知識として知る事は出来たとしても理解にまでは及ばんものだよ。所詮、痛みは主観でしか図る事は出来ないのだから。」 (-98) ぴんじぃ 2022/08/13(Sat) 11:15:48 |
【人】 ”昼行灯” テンゴ【祭りの屋台】 「ふう…」 駄菓子屋には似つかわしくない、煙草の香りが漂う。 出店を構えながら、ふと何やら考えるようにぼうっとしているカラス面の店主がいる。 勿論、客が来れば思い出したように対応はしているようだ。 子供たちがお菓子やおもちゃを万引きしている姿もちらほら見受けられるが、気づいていないのか注意する様子もないだろう。 (39) ぴんじぃ 2022/08/13(Sat) 12:55:09 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「……そうですか。 ……恋仲なのに友になるの、本当にあるんですね。 いや、知識としては知っていたんですが実感がなかったのが本音で」 謝罪をすべきか悩んで。 しかし、聞き出した上でそれもどうかと思い口を閉ざした。 「……言いぐさ的に一般の方ですか? 同職なら覚悟が、……いや、付くものなのかはあれですけど」 淹れてもらった茶に礼を言って、 暫し手を付けないまま紙コップの水面を見つめる。 それが柔く揺れるほどに見つめて、零す言葉。 「……。……」 「誰か相手を探そうとは思わないんですか」 「俺だと、寂しさで耐えれないと思います」 痛みは主観で図る事しかできない。 言われてみれば、そうなのかもしれない。だが、そうであるなら。 たとえほんの数ミリの事象の重なりの近さだとしても、 似た部分がある人と自分の感情なんて結局は尋ねなければわからないのだ。 (-124) poru 2022/08/13(Sat) 18:06:34 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「未練が残っててよかったよ。 俺がくたばっても面倒なことを押し付けられる」 先程までいっていた言葉を手のひら返しに。 イタリアの血ではない貴方ならもしかして、と思ったすべてをかきけした。もう無駄なことは考える必要はないな。 今日も茶をしばいて特製のパイでも出してやって、 ああ、あとは何しようか。 「せいぜい長生きしようや、やりたいことだけやってな。 時にテンゴ」 友人であり兄弟、お前には何があっても武器は向けられんだろうな。 「お前さんは改めて家族ってやつは欲しいと思うか」 ファミリーの絆の話でないことは一目瞭然だ。 男も当の昔に未練は消えた、今の家族は彼らだけだ。 (-126) toumi_ 2022/08/13(Sat) 18:32:35 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ「彼女は裏の人間ではないし、当時は俺も此方側の人間じゃなかったさ。いわゆる堅気という奴だよ。」 嘘偽りなくそう答えて。 揺れる水面を見つめる貴方からの言葉を聞く。 「…今更だな。己の立場と歳を考えれば、作るべきではないし、必要性も感じていなかった。」 「寂しさなぞ、とうに忘れたよ。20年も前の話だ。それに俺にはかわいい部下も友人もいる。それで十分だ。」 「…参考にはならんかっただろう?」 貴方の思惑を分かってか、そう締めくくった。 (-160) ぴんじぃ 2022/08/13(Sat) 22:29:13 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ「お前さんの代わりが俺に務まると思うなよ。まあ万が一があったその時には、1つくらいは引き受けてやろう。」 親友の肩書と自分の肩書は違う。 重みも何も全く違う。だから荷が勝ちすぎる、と首を横に振りつつも、親友の望みを断る気にもなれなかった。 「ああ、全くだ、が。なんだ、藪から棒に。」 「俺がそういうものを作らんのはよく知っているだろう。この歳にもなって、そういう風に考えたことはないね。」 この男、自分から作るつもりはないらしい。 歳も相まって、といったところだろうか。 「それとも、とうとうお前さんも色気づいたか?」 やや揶揄うように、友を見た。 (-162) ぴんじぃ 2022/08/13(Sat) 22:35:06 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「……堅気をしていたのが浮かばない…そうだな… 警察官だったのかと邪推したくなりますね。 いえ、その前に故郷のお国にいらしたのかもしれませんが」 無意識に懐の銃に触れる。 愛なんて存在しない故に愛銃とは言えないが、 元々は警察から奪った正規銃でどことなく落ち着かなくなった。 「今だ髪の色も脳裏に焼き付いてそうなほど愛したのに、 その経験の上で独りを選べるんですねぇ。 純粋に、考えないようにしてきた訳ではなく、 立場と申し訳なさでいらないと思い込んでいた訳ではないんですか?」 「それこそ、今貴方の家族になりたいと。 そう言いだす人だっていてもおかしくないのに、 たったそれだけの言い訳で無碍にするんですか」 あえて"言い訳"と憎たらしい断定の言葉にした。 推測の上の過程の話の為、実際に貴方がそうだなんてわからない。 わからないからこそ、 その真意があるならただ知りたくて、 (-171) poru 2022/08/13(Sat) 23:23:01 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「お前と老後を共にする最悪の光景しか考えたことねえよ」 半分以上冗談だ、今はリカルドがお気に入りである男も 誰かと共にそういう家族を作るつもりは一切ない。 孤児院の彼らも子供たちのようで、心の内側には全く入れないのだから。 「……聞いてみただけだ。 俺は今の生活で十分だからよ、それで足りない人間の気持ちがわからんかっただけさ。でもいい女がいたら少しは揺れろよお前、いい顔してんだからまだやれるぞ」 (-180) toumi_ 2022/08/13(Sat) 23:58:19 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「まあ、何かあったら」 「そんときは。 俺もお前のなにかぐらいは持っても構わん。 お互いすぐにやられないといいな」 (-181) toumi_ 2022/08/14(Sun) 0:02:41 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ「生まれながら、ではないからな、俺は。」 「…さて、どうだろうな。」 貴方の言葉に、口が止まり。 「今更、家族になりたいと思う者などいるものか。それとも何か?お前さんが俺の家族になりたいとでも言うのかね?」 真意を絶妙に隠しながら。 しかし、否定は、しない。 (-183) ぴんじぃ 2022/08/14(Sun) 0:17:40 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ「はん。そりゃあ最悪の想像だな。お前さんにそこまで行く先を心配される日が来るとは思わなかった。」 くつくつと笑みを漏らす。 「41にもなって、女にうつつを抜かせるほどもう盛んじゃないんだ。丁重にお断り申し上げる事にするよ。俺も、今の生活で十分に満足しているんでね。」 「ほう、言ったな?それなら俺が先に逝くことがあったら、フィオレロの事をお前さんに託そうか。」 面の下から僅かに覗いた目から伺えるのは、冗談ではなく本気の意思だ。 (-191) ぴんじぃ 2022/08/14(Sun) 0:42:05 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ「 すまん、そいつは無理 かもしれん 」フィオレロの名前のあとすぐに食いぎみにはいった。何かあったのかもしれない。 「……本当におまえのことも気にいってるんだな。 此度の祭りを生き残れたら考える、ファミリーにはいられるようにするつもりだしな。 ただ、どう考えてもあいつの望みを叶えられる気がしないだけだ」 (-194) toumi_ 2022/08/14(Sun) 1:01:16 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ「…もしや、お前さんも言われたのか?」 わざとらしく首を傾けて。 ほう、と面白いものを見る様子になる。 「“家族”、だったか、あいつの望みは。ああ、その程度で構わんよ。奴が未来へ進むことが出来るのならばな。」 貴方に彼の望みを叶えろとは言わない。ただ。 自分に懐いていた手前、行く先の心配程度はしているらしい。 「お前さんは無いのか?言っておくなら今のうちだぞ。」 (-197) ぴんじぃ 2022/08/14(Sun) 1:19:46 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ最後まで言及しないあなたを見つめながら、 一度目を閉じながら茶のカップを置いて、 「もしも、なりたいって言ったら、」 ゆるり、目を開きながら小首を傾げ、 貴方を見つめ続ける。 「どうしてくれるんですか?」 周囲の喧騒がどこか遠くに聞こえるように、 微笑を湛えたまま貴方を、ただ。 (-200) poru 2022/08/14(Sun) 1:56:32 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ「……。」 その言葉に、今度こそ言葉が止まり。 少ししてから、ゆるりと、面で隠れていた目が覗き、貴方の目としっかり合う。 「どうしてくれるのか、か。もし本当にそうしたいと望んでいるのであれば、俺を本気にさせてから言うんだな。」 「お前が望む家族の形に、俺が全面的に同意して本気になる事が出来たなら。その時は応えてやるさ。」 軽く応じてやれるほど、この男の防御は甘くはないようだ。 (-202) ぴんじぃ 2022/08/14(Sun) 2:15:56 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「……。」 「やー手厳しい。 他にいないっていうならいいじゃないですかぁ」 ぱっ。と、いつもの無気力めいたあどけなさの含む表情で。 瞳は先ほどまでと変わらぬ瞳で貴方を見つめながら、 お茶らけるように、悪びれず笑う。 「いたって単純なんですけどねぇ。 ま、本気にさせろって言うからにはぁ。 俺が頑張ってるってところ、見たいって事でしょ? やだやだこれだから上司さま方はいつも〜……」 「 だから、俺より先に、死なないでくださいね 。 」 (-207) poru 2022/08/14(Sun) 3:23:01 |
【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ「俺にとって相応に、家族ってものは重いんだ。故にそう簡単に頷いてやれないんだよ。」 再び目は隠れてしまって。 煙管を懐から取り出せば、葉を詰める。 ぼろぼろと、葉が零れているが気にした様子はない。 「手を伸ばすならば、それなりの努力はするべきだ、とは思っているよ。もし俺がお前さんより先に逝くことがあれば、その時は笑ってくれ。」 「フィオレロ。お前の行く未来に幸あらんことを願っている。生きろよ。」 小声が聞こえていたのか、そんな風に貴方に返した。 (-213) ぴんじぃ 2022/08/14(Sun) 8:27:16 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「俺だって軽くはないですよぉ。 軽いならそもそも望まなくても手に入りますしね」 あーあー。零してますよぉ。 なんて言いながら零れて一部葉が机に乗ったなら、払うように取り除いて。 こんなゆるゆると世話を焼くのはいつもどおりの光景なのに、言葉だけが今日は違った。 「……伸ばしたところで誰も来てくれなかったんですよ。 なのに、ある日突然知りたいものは知れた。 これが、神様の試練とかいうやつなんでしょうかねぇ。 努力とか、する意味が果たしてあるのか」 「たまにわからなくなりますよ」 生きろ、の言葉に対して。 笑ってくれ、に対して。 眉尻を下げながら、笑えませんよ。と言葉にできないまま、笑いに従ったそれは形を作らず、ただ口を噤んだだけになった。 (-218) poru 2022/08/14(Sun) 10:47:27 |
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