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【独】 鳥葬 コルヴォ「こんな生き方をしてる人間どもには、随分な高望みだ。 他人の一挙一動にいちいち感情を出していたら」 「今頃まともな精神を保っていられないだろうよ」 なんて人知れず零すのは、もしもそれが聞こえていたらの話。 (-165) unforg00 2022/08/13(Sat) 22:57:29 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「死体ってのは後始末より作る方がずっと簡単だ」 「俺としても、あんたが良い取引先で居てくれると助かりますよ」 処理の楽なゴミを寄越し、それを丁寧に処分する。 互いに利はあるのだから、それは良い関係と言えるだろう。 殆ど原型を保ったままの死体は容易く解体する事ができた。 ぐずぐずの肉塊は、刃が滑って仕方ないが。 「祭りのせいか、この頃は夜も人の動きが多い。 どうも灯りが必要なのは、俺だけじゃないようで…」 音も無く動いた視線の先を眇目が追って、 けれど視線は無関心に小さな穴から逸らされる。 言われた通りに代金を支払って、箱詰めを待つだけ。 「急ぎの仕事が多いんですよ。 鷗どもが臭いを嗅ぎ付ける前に始末しなきゃならない、が」 「俺が始末したものには、ありませんね。 あんたとは違って、そうおいそれと狙撃ってやり方を選ぶような 腕と度胸のある奴はそう居ないって事です」 梱包作業を見もせずに、カウンター脇で小憩を。 遠回しに、他の烏が始末したゴミは管轄外だ、と。 質問への答えは、それだけを返した。 (-170) unforg00 2022/08/13(Sat) 23:19:09 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ思えばあなたは幼い頃から、感情表現の曖昧な男だった。 それでも、感情の起伏が無いという事も無いようだった。 それが今は、どうにも薄っぺらに感じるものだ。 こちらの見方が変わっただけなのだろうが。 「知識と経験は違う。 知識は他人事、ただ表層をなぞるだけだが、経験は実感を伴う。 ガキの頃から知りたくて仕方なかった事を経験するってのは、 そりゃあさぞ夢のようだっただろうね…」 良い夢だったのか、悪い夢なのか、わかったものではないが。 何れにしても、既に夢は覚めてしまったらしい。 「それで、"普通"を知ってしまった持たざる者は いったいこれからどうなさるおつもりなんですかね?」 これがただ"普通"を知って戻って来ただけなら、 その事で苦しむわけもないだろう。 今こうして苦しむはめになっているという事から推測できるのは、 結局あなたはそれを手に入れられはしなかったという事だ。 (-189) unforg00 2022/08/14(Sun) 0:40:10 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ「無益に苦しみながら現状を維持するなんてのは、ばからしい。 何処へなりと行っちまえばいいだろうに。 ファミリーはファミリーの家族を悲しませない」 それができないから苦しんでいるのだという事を、 わかっていてそのような事を言う。 冷笑主義者にとっては、情も忠義もどうでもいい事だ。 「そのどちらかがまずい事を仕出かしてさえいなければね…」 マフィアというものは、身内の家族までをも大切にするものだ。 けれど、もしも出過ぎた真似をすれば、責任を取らされるのは その家族を初めとした関係者でもあって。 それ故に、家族を大切にしろと言うのだろう。 暗に、お前の家族の為にも軽はずみな行動は慎め、と。 (-190) unforg00 2022/08/14(Sun) 0:41:14 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「そっくりそのまま返しますよ。」 「俺は身内の死体を処分するなんてのはごめんです。」 言葉とは裏腹に、仲間意識の薄いらしい掃除屋は 忠義心を重んじる構成員達からすれば疑わしいものだろう。 言ってしまえば下請けのような立ち位置なのだから、余計に。 そして、そんな事はとうの昔にわかっている。 それでもそのような身の振り方を改めないのは、 単にいつ死んだって構わないと思っているからだ。 自分も、そして他人も。 故に必要とあらば掃除屋とて、自ら死体を作る事もあるだろう。 傍から見れば、あなたとそう変わらない。 その実、何処まで同じなのかは、語られざる限りは定かではない。 「一度燃え広がった火は、 燃え尽きるのを待つしかないとは思いますが。 さっさと始末が付いて欲しいもんですね、お互いに。」 「仕事が無いのは困りますが、多すぎるのも困りものです」 特に、こんな暑い日には。 実に他愛無い世間話のようにそう言って、箱を受け取った。 「どうも。次会う時は、仕事の場でしょうね」 生きていれば、なんてのは、互いに無用な前置きだろう。 (-195) unforg00 2022/08/14(Sun) 1:01:24 |
コルヴォは、カラン。涼やかな音を立てて、その場を後にした。 (a20) unforg00 2022/08/14(Sun) 1:02:02 |
【人】 鳥葬 コルヴォ【路地裏】 ごつ、ごつ、漸う響く重たい靴音は一定の間隔を保つ。 たった一人の葬列は、暗い路地裏を行く。 静かなその場所には猫の一匹も居やしない。 「お気の毒なことだ」 落ちている『ゴミ』を横目に見て、言う事はただそれだけ。 掃除屋と言えど、頼まれてもいない後片付けはしない。 出処さえわからないようなものは、余計に。 慈善事業でもないのだから当然だ。 言うまでもなく、何処ぞに通報なんて、するわけもない。 こんな場所には地元警察だって来たがりはしない。 きっと一般人だって知っていることだろう。 路地裏のゴミなんてものには、誰もが触れたがらないものだ。 喪服姿が足を止める事はない。 大して先を急ぐ事も無く、ただ『ゴミ』の横を通り過ぎていった。 (64) unforg00 2022/08/14(Sun) 2:47:16 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ「Fidarsi è bene, non fidarsi è meglio.」 あなたの答えを聞き終えても、何処か諦観じみた笑みは変わらず。 口にする言葉だって、やはり他人事か独り言のようだった。 信ずるは良し、信じないのはもっと良い。 三年前に再会した時から、既にそれはこの男の口癖だった。 叶いもしない事に期待するなどと。 何もかもに失望したように、そんなふうに笑うようになった。 「何処ぞへ行ってくれるなら、俺としても楽だったんだがな。 ま、今になって急に何もかも上手く行くわけもないか……」 心配していたつもりも無いが、反論した所で無益だろう。 客観的な見え方がそうである以上訂正は実に面倒極まりない。 そんな問答に割く時間は持ち合わせていないのだから。 「選択肢があるならまだ良い方でしょうよ。 死ぬつもりが無いなら、せいぜい死に損なっていろ。 俺のせいでも誰のせいにでもして、もう暫く生きていれば良い」 「何せあんたの青い鳥は、存外近くに居るようじゃないですか」 脳裏を過るのは、顧問と幹部のいつかの言葉。 ああ本当に、誰も彼もお優しい事だ。 (-210) unforg00 2022/08/14(Sun) 5:12:13 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ「俺はあんたと違って、初めから何も変わっちゃいない。 だから今更話すような事は何も無いんだよ」 こっちは何も持ち合わせちゃいないとばかりに片手を揺らす。 寄り掛かっていた壁から背を離し、一歩、二歩。 話は終わりとばかりに悠然と、喫煙所の出口へ歩き始めて。 そうしてそちらを見もせずに、出口の前で一度足を止めた。 「俺はずっと、死ぬ為に生きてきたんだ」 裏社会に足を踏み入れた時から、考えは何も変わっていない。 その考えをあなたに話した事など、これまでに一度も無いけれど。 この10年近くを、ただ死ぬ為に生きて来た。 くだらない自殺願望に他人を巻き込むつもりは無い。 誰から見ても仕方がないと言える形で、 誰に迷惑を掛ける事も無く死ぬなら、今しか無いのだ。 死ぬつもりが無いなら、今度こそ袂を分かつべき時だ。 (-211) unforg00 2022/08/14(Sun) 5:13:22 |
コルヴォは、言外に訣別を告げた。 (a21) unforg00 2022/08/14(Sun) 5:13:34 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ/* ア"ァ"ー"ー"ー"……………(一生かなり強い言葉を使っており、陳謝) (ここからでも全然顔面を殴っていただいても大丈夫です) (PLは人々の事が好き) (PCはゲボカス)(どうして?) (-212) unforg00 2022/08/14(Sun) 5:16:12 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー/* Ciao!ボスの飼い猫の妹の息子です。 12:00:14に頂いた秘話について、仕事中の名前でお呼び頂いているのですが 文脈的に恐らくミスかな?と思いますので、 その場合はそっと脳内補完をして返信しようと思います。 表記とまったく違う偽名を名乗るなんぞという 死ぬほどややこしい事をしていてすみません…… お忙しい中お手数お掛けしますが、念のため確認をとご連絡させて頂きました。 (-250) unforg00 2022/08/14(Sun) 17:31:32 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー/* エッチなことを!!??!!?!? わかりました。(受けられるとは言っていない) ご連絡ありがとうございます、これより返信に移ります… (-252) unforg00 2022/08/14(Sun) 17:36:37 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ投げ掛けられた言葉と、外から聞こえる幾つかの足音。 あいも変わらずそちらを見もせずに、一人溜息を吐いた。 「 嫌だね。 俺が死ぬなら、自分も死ぬって?ただ死にたいってだけなら殺してやっても構いやしないが、 そんなのは、遠慮願いたいもんです」 足は止めたまま、乾いた笑みとうんざりしたような声色が応じた。 その本心は、以前に埠頭であなたに言った事とそう変わりない。 言葉に嘘の色は無く、鬱陶しいとでも言うように突き放す。 あなたの言う通り、止められて当然の事だというのに。 「こうなると知ってたから、言わなかったんでしょうよ。 面倒臭いから一人で死にたいんだよ。 俺はあの世への道連れなんざ欲しくはないし、 他人の死の責任を負いたくもないね」 信ずるは良し、信じないのはもっと良い。 結局の所、今更になって死に損なわないなんて保証も無いものだ。 勝手に死ぬのは構わないが、連れは居ても後が面倒でしかない。 そんなものが居なければ良いと常々思っていた。 「どうせお前が死ぬってなれば煩い連中が居るだろうさ。 俺はそれに巻き込まれるなんてのは御免被るってわけだ」 無気力は変わらずとも、そろそろ命は惜しくなって来た頃だろう。 そう思ったからきっぱりと言ってやったのに。 まったくもって、何もかもが裏目に出る人生であることだ。 (-270) unforg00 2022/08/14(Sun) 20:30:23 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ「生きてる奴に友人なんか居ないんでね。 自殺幇助に付き合ってくれる奴なんか居やしないが、 幾ら何でも俺だけが死なないなんて驕れる状況でもない」 自分の不運が誰かを殺し、自分の悪運が今日まで命を繋いでいる。 何もそんなふうに驕っているわけではない。 確かな事でこそないけれど、否定もまたできはしないだけだ。 「はあ。この際はっきり言ってやろうか?」 傍から見上げるあなたを腰を折りもせず見下ろして、 誰に向けたものだか、ほんの少しの嘲りが滲んだ笑みと共に。 「俺は生きてる奴の事なんか嫌いだ。 あんたも例外じゃない。嫌いな奴と死にたくなんかないね」 そう言い終えてしまえば、後は。 よほど強く引き留められない限りは、もう話す事は無い。 突き付けるように吐いた言葉は、半分は本当で。 もう半分は、定かではない事だ。 (-271) unforg00 2022/08/14(Sun) 20:31:16 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ/* 終始PCがかなり強い言葉・態度を取っており 大変申し訳ございません〜𝑺𝒆𝒄𝒐𝒏𝒅 𝑺𝒆𝒂𝒔𝒐𝒏〜 みんなと仲良くしたかったはずのPLが腹を切って詫びます。 一緒に死ぬ!でなければこの後も全然お話頂いて構わないのですが 死ぬのを止める・一緒に死のうとする場合今後も高確率で塩になります…… 本当にすみません…………PCがハードパンチャーで………………… (-272) unforg00 2022/08/14(Sun) 20:36:29 |
【置】 鳥葬 コルヴォ「生きてる奴の事なんか、嫌いだね」 「そんな奴等の顔なんて、覚えてもいません」 「だが、名前や声くらいは覚えていますよ」 「 Dimmi con chi vai,e ti dirò che fai 」 (L0) unforg00 2022/08/14(Sun) 20:49:54 公開: 2022/08/14(Sun) 20:55:00 |
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