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【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ「そっか、相思相愛とは嬉しいね。 誰ともそうであれって思うけど中々難しいからな」 肩を竦める。 「もちろん。ラザニアもきっと俺のことが好きだと思うし、 仮に嫌いでも今日この日に二番目に好きになるチャンスだ。 ぜひともご一緒しよう」 きっとそこからは、普通にラザニアを食べて帰るだけだろう。 その前に、二つばかり聞いておきたいことがあった。 お辞儀の距離で、自分は両手を広げて。 「ラウラちゃん、二つだけ、聞かせてよ。 キミが僕を好ましく思ってるならさ。 この国から一緒に逃げちゃおうか、って聞いたらどう答える? 争いも、抗争もない、平和な地域まで。 二人で逃げちゃおうか?」 本気とも冗談ともとれない聞き方で尋ねる。 (-206) reji2323 2022/08/14(Sun) 2:57:26 |
【秘】 piacere ラウラ → イル・マット フィオレロ女は貴方の反応に満足したのか、もう一度笑みを作る。 内側であればこうした反応は不敬に当たるだろうが……。 「素敵です、ね」 今くらいは許されてもいいだろう。 ワイングラスを手に、胸の位置まで掲げる。 「……Salute」 大して望みはない。形にするならこれはただの戯れでしかない。 掲げたワイングラスを口元に運び、目を閉じた。 「…ラウラの望みは、役立つこと ですから。 ……お戯れが過ぎました、ね。失礼致しました」 仲良くなりたい気持ちは嘘ではないが、 遊び をするには状況が宜しくない。上司の姿を頭に思い浮かべて、閉じた目を開いた。 「…求めることは悪いことではありません、から。 欲があるからこそ、人間と言えます」 「ですから……ラウラはそんな皆様が、羨ましくて 好きです、よ」 (-234) sinorit 2022/08/14(Sun) 12:37:00 |
【秘】 piacere ラウラ → 狡兎 ツィオ「心の底から嫌いで、関わりたくなければ……。 人はそれを 無かったものにします、から」 そうでないことを相思相愛とも言いきれないのは勿論。 それでも、話せば分かることもあるらしいので。 「…それでは、行きましょうか」 一歩踏み出そうと足を動かしたところで、貴方からの問いかけ。 他者である己がその意図を理解することは出来ないが……。 動かした足を貴方に近づくように置いて、軽く背伸びをする。 「……ツィオ様が心からそう願うのであれば、ラウラは 着いていきます。 ですが……少しでも心残りを残し、苦しむのであれば──お断りします、よ」 続いて、女の指先が貴方の頬へと伸ばされた。 こちらから触れることは無いだろう。 「…本当に大切なものへ、手を伸ばして掴むべき です。 ………ラウラは、何かを捨てて得るには 価値のない人間です、から」 言葉とともに僅かに逸らした目を細め、小さく息を吐き出す。 この言葉の意味を正しく理解することもまた、他者には難しい。 (-237) sinorit 2022/08/14(Sun) 13:36:41 |
【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ伸ばされた指に、自分の手を重ねる。 掴もうとはしない、添えるだけだ。 それが相手への、自分への何よりの答えになったかもしれない。 「へえ。それは、光栄だ。 心残りなんかは、きっとラウラちゃんと一緒に居れば、 忘れられたり拭えたり上書きしたりできるよ。 ――男って、そういう生き物だからさ」 女に溺れようと思えば、いつだって溺れられる。 ワインだって、薬物だって、女だって同じだと、俺は思う。 「分かった、覚悟が決まったときはお願いするよ。 その時にお互い、まだ五体満足だと良いね。 そうしたら、随分と楽しめるだろうから。 ――そして、次の質問には答えなくていい。 ただ、ここで俺に質問されたことと、 そしてその答えが見つかったときは、それを大事にしてほしい」 ▼ (-245) reji2323 2022/08/14(Sun) 16:47:05 |
【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ人をかどわかす翠の瞳が、貴方の目を覗き込む。 「――マウロが。 もし同じように"それ"を望んだら。 キミは、どうする――? 俺にしたのと同じ回答なら――。 それを覚えていてくれるだけでいい」 その結論は。 いつか、誰かの救いになり得る。 そして、願わくは、俺が居なくなったときに。 そんなことを言っていたバカがいたなと 笑って思い出してくれれば俺はそれで充分だ。 パッ、と離れ。 「――さあ、行こうか。 ラザニアが冷える前に、エスコートしますよ、お姫様」 自分は騎士にはなれないが、道化になることはできる。 恭しく手を取って、道の先を促した。 (-246) reji2323 2022/08/14(Sun) 16:48:15 |
【秘】 イル・マット フィオレロ → piacere ラウラ「あぁ……気にしないでくれて全然構わないよ。 こういうやり取り、楽しいから」 「ラウラくんが役立ちたい望みを叶えるのに1日なんかじゃ、 時間も人望も何もかも足りないだろうからねぇ。 ビリヤードでわざとサポートしてもらうのは余りに格好悪いし」 それはちょっとねー。なんて想像して苦笑し、 グラスが合わさったことだけで今日は既に満足している。 「……はは。胸に刺さる。 俺も昔は君に近い気質だったから。 そんな成り上がりを好きと言ってくれる君にも、 いつか……欲を目覚めさせてくれる人が現れるといいね」 自分がそうだったからの例え。 食事の時間なんて短いものだ。そうして話している間に、 お開きの時間も近づくかもしれない。 (-247) poru 2022/08/14(Sun) 16:49:03 |
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