情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【秘】 サルコシパラ → ウユニ彼女が独りに戻る姿 想像するだけで胃液が込み上げてくる。 孤独の味をよく知っている身体の細胞全てが 「彼女を独りにするな」と警笛を鳴らしていた。 (-18) 西 2022/08/10(Wed) 21:48:25 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ (-20) 西 2022/08/10(Wed) 21:51:35 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニウユニを受け入れるためには 彼女のことを知る覚悟がいる。 肉親との決別をもたらした病のことも その症状や、病の行く末も 今の自分はあまりに知らなすぎる。 (-21) 西 2022/08/10(Wed) 21:52:05 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニその憂いに応えるかのように ウユニの声に決意が帯びていく。 味方であって欲しいと。 あの日彼女の肉親に感じた小さな憤りを まるで同じことを願うかのように。 一度彼女から目を離し、背を向け 花々の様子を伺っていたサルコシパラが もう一度導かれるように振り向くと (-22) 西 2022/08/10(Wed) 21:54:26 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニサルコシパラは驚きを隠せずに 思わず息を飲んでしまう。 「それが……あなたの……?」 あと数年しか生きられない身体だとか 癌に侵されているだとか 思いつく限りの最悪な想定の外側で 彼女の秘密が明かされていく。 (-25) 西 2022/08/10(Wed) 21:58:20 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ命の終わりは美しい。 その一瞬の輝きに全てが詰まっている。 今掴み取ってしまった未来も同じ この一瞬が、全てなのだ。* (-26) 西 2022/08/10(Wed) 22:01:28 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ「花咲病…………」 知らないと言わんばかりに サルコシパラは彼女の告げた病を復唱する。 聞けば治療法は今も探している途中で この先どうなるかも分からないようだった。 彼女が恐れているのであろう拒絶よりも サルコシパラが思ってしまうのは強い不安。 病気などという不透明なもののせいで 家族 を失うかもしれないのだから。 (-35) 西 2022/08/11(Thu) 8:10:00 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニサルコシパラは不安を胸に抱えながらも 怯えたようなウユニに向かって 正直に自身の思いを告げてみせる。 W普通Wの反応をよく知っているウユニは W普通Wの答えを強く恐れている。 サルコシパラにはそんな様に思えてならず 強い否定の気持ちが募っていく。 サルコシパラは気づけば ウユニの手を取り、強く握りしめていた。 (-37) 西 2022/08/11(Thu) 8:11:10 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ彼女が勇気を持って飛び越えた一線。 その一線はサルコシパラの強い感情を 理性の檻から解き放つことにもなる。 ウユニが自身と家族でありたいと そう思ってくれてるのだと考えれば これ以上の幸福などありはしない。 サルコシパラにとってそれは願いであり 望んだ未来の形そのもの。 (-38) 西 2022/08/11(Thu) 8:11:41 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ途切れた言葉のその先をなぞるように サルコシパラは真っ直ぐにウユニの瞳を覗く。 いてもいい、のではなく いてほしい、のだと。 その言葉の違いはウユニにしか伝わらない。 ウユニの想いの全てを知らないままの人間は 身勝手に、貪欲に、彼女を受け入れる。 それがサルコシパラの答えなのだ。 (-40) 西 2022/08/11(Thu) 8:13:44 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ結局はわがままと一緒だ。 彼女がこちら側に歩み寄ってくれたから サルコシパラも一線を超えることに もう耐えられなくなってしまったのだから。** (-41) 西 2022/08/11(Thu) 8:14:12 |
【人】 サルコシパラまたしばらくすれば 今度はウユニは自ら生計を立てる術を 身に付け、その手腕を発揮する。 裁縫が得意という言葉に嘘偽りなく。 確かにその力は本物だった。 なんと頼もしいことだろう。 そんな感心を抱くサルコシパラには 彼女の稼ぎを貰おうなどという発想などなく。 (85) 西 2022/08/11(Thu) 8:15:44 |
【人】 サルコシパラウユニがサルコシパラに稼ぎを 渡そうなどという時には仮面越しにも 伝わるほどの拒否感を滲ませて。 「それはあなたのものです。 もし私に渡そうなどというのなら 私は今すぐあなたの為に服を買います。」 なんて言って冗談交じりに 淑女が着るようなドレスのカタログを 見せたりもしたことだろう。 (86) 西 2022/08/11(Thu) 8:16:23 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニたった数年とはいえ 共に過ごせば少しは性格も分かる。 ウユニが義理堅いことを知った サルコシパラはウユニがお金を使わずに 貯めているのではという考えに至れば。 「貴女に似合いそうなドレスですね。」 そう言ってニッコリと圧をかけながら ウエディングドレスの写真でも見せることも あったかもしれない。 (-42) 西 2022/08/11(Thu) 8:17:24 |
【人】 サルコシパラ幸せな日々というものを サルコシパラは日々感じるようになった。 ウユニの存在はそれだけ大きく。 次第にサルコシパラに強い感情も芽生えて。 それでもこの関係をより深めなかったのは 彼女が病に侵されているという事実が 頭の中にあったからだ。 (89) 西 2022/08/11(Thu) 8:19:25 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ彼女が病に侵されていても 自身の気持ちが変わることは無い。 しかしその身体が虚弱だったとしたら やはりどこか気は遣ってしまうもの。 けれど病のことを打ち明けられれば 今度はサルコシパラの強い感情が 彼女と一線を越えようと暴れ出す。 (-43) 西 2022/08/11(Thu) 8:20:53 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新