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人狼物語 三日月国


170 【身内RP村】海鳴神社の淡糸祭

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【独】 闇崎 宵稚


 


[あんなことを言っておきながら、

 お前まで、俺を、一人にしたのだろう。]


 **
(-7) 代食 2022/08/15(Mon) 8:37:32

【独】 闇崎 宵稚

/*
今だいたい読み終わったけど予想以上に光すぎてグワー!!!!ってゆった 
めがつぶれました 訴訟します
(-15) 代食 2022/08/15(Mon) 12:14:05

【人】 闇崎 宵稚

― 壱 ―

[覚えのあった駐車場といえば、
観光客が停めがちな有料の場所ばかり。

…ここにどれほど滞在するつもりかも、
よく、決めていなかったから。
とりあえず通学路付近に並んでいた、
畑の傍に路駐させた。──昔見た大人の真似をして。

車を降りて、付近を見渡す。
潮の香りは土だらけのここでも鼻孔を擽る。

音は、音は──、運んでくれなかった。>>35
癖の様にイヤホンをするようになっていた。
耳に入れる『音』を、選ぶようになっていた。
五年の月日でついた、お前も俺も知らない癖。
]
(44) 代食 2022/08/15(Mon) 14:08:54

【人】 闇崎 宵稚

[流れるのはサブスクリプションで聞けるR&B。
女性の落ち着いたボーカルは、景色に全く合わない。

畑道にも提灯が並んでいて。
村全体でお祭りを感じる雰囲気になっていた。
商店街の方に迎えば、もっと活気づいて、
前夜祭セールみたいなものがやっていたりした。

今もそうなのだろうか。
シャッター街化していなければいいのだけれど。
歩く道なりの景色自体はさほど変わってなくて、
五年もすれば一件くらい建っていそうかと期待した
コンビニすらもないものだから。

思い出が色褪せないのと同時に――、
鮮明に、思い出されていく。

暑さによる蜃気楼か、潮風に運ばれたのか。
はしゃぐ子供が鬼ごっこをしている気がした。
逃げ回る子供は、"アイツ"に似ていて――
]
(45) 代食 2022/08/15(Mon) 14:09:40

【人】 闇崎 宵稚

[幻覚から目を覚まされるような、
『ポコ』と、ある種聞き慣れた通知音。
不意に肩を叩かれるような心地に肩を跳ねさせる。

イヤホンをしているとコレが少し厄介だ。

…そして現代人らしく、何も考えずに通知を見る。
先程、自分が何をしたのかも曖昧のまま。

もう少し、考えて見るべきだった。
その宛名に
ヒュ、
と息が詰まる。

喉元に詰まるのは期待、ではなく、恐怖だった。

明確に、『何』を言われるのか、怖かったのだ。]
(46) 代食 2022/08/15(Mon) 14:10:15

【人】 闇崎 宵稚

[畑の電柱にもたれかかり、震える親指で操作する。



揺れる瞳孔で、文面を読んでいる間の俺は、
果たして、うまく呼吸が出来ていただろうか。
汗を拭うのも忘れ、画面に一雫滴ったあと。

その内容に。恐怖の中に、安堵が混ざる。
それと同時に湧いたのは、僅かな疑心だった。]
(47) 代食 2022/08/15(Mon) 14:10:35

【人】 闇崎 宵稚

 ……。

[ 呼吸を整えてから、もう一度読む。
文面からでも、"アイツ"だってすぐわかる。
文字を通して、声が聞こえるような気さえする。
それが安堵。

いつも通りの、アイツがそこにいるような気がする。
それが、僅かな疑心。

でも、そんな疑心が払拭されるほどには。
いつも通りのお前の文字こえが、酷く、優しく聞こえる。

続いた言葉こえが、
『あの日』>>24の事が、無かった事には、
させてはくれなかった、やっぱり、現実だった。

ジク、と言葉こえが胸を突き刺す。>>39]
(48) 代食 2022/08/15(Mon) 14:10:57

【人】 闇崎 宵稚

 ………かい、と、


[曰く、あの時から変わっていないという気持ちが、
その言葉に、乗っているというのなら…。

グルグル、ジクジクと、疑心が痛みに変わる。
顔が見えないお前が怖くて堪らないのに、
縋る相手も、もはや、お前しかいなかった。

つい、震える声に、お前の名前が乗る。]
(49) 代食 2022/08/15(Mon) 14:11:23

【人】 闇崎 宵稚

[その後のメッセージは、開きっぱなしで。
すぐにでも相手には既読が見えた事だろう。>>40

アイツがこんなにもいつも通りなのに。
俺は、俺の『いつも』が、思い出せなかった。]
(50) 代食 2022/08/15(Mon) 14:11:36

【人】 闇崎 宵稚

『久しぶり』


[連絡先、俺の事なんか気にしなくても、
変わることだって、あるだろうに。
──卑屈っぽさを、殺して。
]


『そうなんだ』
『祭りでも見に来てるのか』


[本当に居ると思ってたのだろうか。
俺は、たまたまこっちにいただけなのに。
──疑念を、潰して。
]


『どうだろう、でも、何かっていうより。
 海見てたら、海音の事思い出した』


[同じことをしてたのだろうか。
もう少し奥地の方か、港のほうか。
──近くにいたなんて、思いもよらずに。
]
(51) 代食 2022/08/15(Mon) 14:14:18

【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音

 

 ………、…。

 会っても、良い、のか


[それは、文章に乗せることは出来なかった。
今の俺は海音に――



──誰かに、合わせる顔を、しているのだろうか。
]

 
(-18) 代食 2022/08/15(Mon) 14:15:37

【人】 闇崎 宵稚

 
 
[先程のメッセージより、数分。
迷った挙げ句の最後の返信をした。]
 
 
(52) 代食 2022/08/15(Mon) 14:15:52

【人】 闇崎 宵稚

『勘違いっていうか、勘がすごいな』
『いるんだよ、村。』




『海鳴商店街』

『の、パン屋。お前があんパン好きだったとこ』

『の、向かい。いるから。』
(53) 代食 2022/08/15(Mon) 14:16:15

【人】 闇崎 宵稚

[なんだかまともな長文にならなくて。
辿々しく吃音を交えたようなメッセージになった。

高校時代、高校生らしく、
よく買い食いをしていたようなお前と、
足繁く通っていた場所は幾つかあった。

……高校の時は、俺に金がなくて。
かの正義の使者に顔を強請るかのように、
パンの一欠片をワケてもらったりもした気がする。

そこなら、多分、アイツも覚えてるだろうし。
待ち合わせには、ちょうどいいかと思い。

そこまで送って、ドッと襲ってくる疲労感。
深く息をついて、汗を拭う。

……のんびりしてる間に、
アイツのほうが先に着いてたらどうしようもない。

路駐した車をそのままに、
足を商店街へと向けて、歩を進めていく。]
(54) 代食 2022/08/15(Mon) 14:16:35

【人】 闇崎 宵稚


 

『…待ってる。』

 [その文面は、送れないまま、一度連絡は途切れた。]**


 
(55) 代食 2022/08/15(Mon) 14:17:17

【独】 闇崎 宵稚

/*
二択ランダムってオンマウスで表示されなかったっけ…?
送れたか送れないのランダムしたはずなんだけども

送れなかったそうです
(-19) 代食 2022/08/15(Mon) 14:18:28

【独】 闇崎 宵稚

/*
気持ち悪いわけあるかよ…………………………………………
(-25) 代食 2022/08/15(Mon) 21:50:20

【人】 闇崎 宵稚

 何度も歩いた道。蜃気楼が絶え間なく揺らめく。

― 回想 ― 

[通った幼稚園。まだ存在していた。
両親が背にいて、手を繋ぎながら帰る二人>>59 を、
優しく見守っている眼差しがそこにはあった。
当時の俺には、隣の海音しか見えていなかったと思う。]

[小学校と中学校。 今は夏休み中だろう。静かだった。
手を繋ぐ事自体は減ったとしても、
挫けそうになる俺の手を何度も取ってくれた。>>61

小学生の後半くらいから伸び始めた身長の事もあって、
「バスケなら出来るかな」と。何もない自分に期待して。
ツートップ…に、なれたのかは、今でもよくわからない。
でも、海音とパスをするときだけは、失敗したくないと、
必死に壁打ちしたり、慣れない筋トレを繰り返した。

『誰かと居る』姿を眺めていたのは、此方だって一緒だ。
ただ、俺はそれが『普通』だと思っていた。
アイツは頼りになるし、リーダーシップもあるし。
中学の頃は部長になろうとも誘われてたのを知っている。

それでも、関係を断たず、接してくれる事が嬉しかった。
俺自身が海音の周りにいる人間の一部だと思っていた。]
(84) 代食 2022/08/16(Tue) 6:46:59

【人】 闇崎 宵稚

 怖くないよ。
 海音なら、やってくれるだろ?

 海音がなんとかしてくれるなら、
 俺も……、なんとかする、よ。

[粋がりになんて、見えなかった。>>62
其処にあるのは信頼だけだった。

たまの失敗があったとしても、それが人間だし。
『完璧』にあこがれていたわけじゃあない。
二人でなにかすることが楽しいと感じていた。
確かに、言い出せなかったけど、笑えては居たはずなんだ。]

[いつのまにか消えていた『宵稚』呼びが、
特別ではないことの体言化だと思いこんでいた。>>63]
(85) 代食 2022/08/16(Tue) 6:47:33

【人】 闇崎 宵稚

 ……そうなのか?
 
[音楽が好き、と聞いた時。
幼少期、一緒に歌を歌っていた事はすっかり忘れていた。

(『一緒に居た』事が主体だったからだろうか)
今も、一緒に出来るなら素直に嬉しくはあったのだ。]

 同好会だと、予算出ないから、部になるほうがいいけど
 俺達も一年生だし。顧問も見つけなきゃだし。
 先輩たちに音譜の読み方から、教えてもらわないと…。

 …あるものでできれば、人数は気にしないさ。
 でも、いいのかよ?…バスケ、続けなくて。

[部長に誘われた位なのだから、きちんと続けてれば、
インターハイとか、体育大学とか、目指せる事はあったただろう。
宵稚はどうなんだ、といわれれば。首を横に振った。
背が高いだけで少しばかり鈍いのは直らなかった。

世話焼き・・・・のお前の事だから、
俺の事を見張ってくれてるのかと思ったけれど、
音楽やってて楽しそうなお前を見ている間は、
『本当に好きなんだな、音楽・・が。』と、感じたのだ。]
(86) 代食 2022/08/16(Tue) 6:48:49

【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音

 
 
[ それが『音楽』じゃなくて『俺』に変わる事はなかった。 ]

 
 
(-30) 代食 2022/08/16(Tue) 6:49:21

【人】 闇崎 宵稚

[別に、勉強がてんでダメって訳ではなかったから、
勉強しろと言われれば、じゃあ一緒にやろうと言えていたし。

付き合ってくれているものと思いこんでいる節があったから。
外に出れば、たまにはコートにいってみるかって、
バスケだって遊び程度に続けていたはずだ。


 ……ああ、そう、そうだった。
 祭りだって、何度だって訪れていたはずだろう?


俺も時期が近くなれば、バイト代を溜め込んで
焼きそばとか、焼き鳥とか、たこ焼きとか食べて。
…甘いものは海音が半分くれれば食べていた位だった。

大きな花火とかはこの祭りにはなかったから。
神事の雅楽と舞を見に行って。波の音と笙の音に浸った。
大鳥居の下、海に揺蕩う灯籠を静かに眺めた。]
(87) 代食 2022/08/16(Tue) 6:50:03

【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音

[高校三年の時。
その様を二人で眺めている時があったのなら。

いちど、一度だけ。

『帰りたくない』
と、

言葉と共に涙したことがあっただろう。

その時に、お前には打ち明けられたのだ。家の話を。
今はなんとか叔父叔母の家に転がり込めていると。
打ち明けられたのが、思えば、救いだった。


なんともないとは、実際に思っていた。
大学はもう諦めていたけど、音楽関連の仕事につこうって、
そういう進路が定まる年だったし。
ちょっと自立が早まっただけだろうと感じていたから。]
(-31) 代食 2022/08/16(Tue) 6:51:08

【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音

 ……。ありがとう、海音。
 …海音がいたからだよ。

 俺が俺のままでいられたのは、さ。
 
[抱きついてくる海音を突き放す事なんかできなくて。
まるで自分の事みたいに悲痛な顔をしてるもんだから、
大丈夫だって、背中に手回して、
後ろ髪を手で梳いて撫ぜ、背中を優しく叩く。

そんなふうに思ってくれる友人がいるからこそ。
家の事情ひとつで挫ける程、俺は弱っていなかった。

それは本心だ。

この先も、それが続くって。思ってた。]
(-32) 代食 2022/08/16(Tue) 6:51:33

【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音



[ でも、俺はお前の本当の気持ちは、察せられなかった。 ]


[ 親愛が、恋慕に変わる事は、無かった。 ]


[ 無意識に、俺を好いてくれる人間が、 
 いつまでも『そう』だと、感じてしまえなくなったから。 ]


 
(-33) 代食 2022/08/16(Tue) 6:52:17

【人】 闇崎 宵稚

 
 
[ …ただ、唯一無二の、親友・・だと、思っていたんだ。 ]


 
 
(88) 代食 2022/08/16(Tue) 6:52:38

【人】 闇崎 宵稚

 ────────、……。

[卒業式の、後。

学校で一番大きい桜は、まだ満開ではなかった。

きっとお前の人生の中で、
膨らんでいた感情の蕾が花開いた時だって、
俺は、言葉にされても気づくことができなかった。

友達として、改まって言われたのだと思ったんだ。>>70]


[ だから、返そうと思った。

  俺も、好きだよって。
  海音が友達でいてくれて良かったって。
  向こう言っても連絡くれよ、…って。

その言葉のすべての前に。
詰められた距離と、続けられた言葉。おと

不意をつくような、視界いっぱいの、海音の表情。>>71



 ぜんぶ、全部、……海音の唇に、奪われた。 
]
(89) 代食 2022/08/16(Tue) 6:54:11

【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音

[硬直し、困惑していたように思われたのかもしれない。

でも、違うんだ。

 初めて知った、アイツの音色。きもち

 思い返せば理解出来る位には、伝わった愛情。
 その『音』に、聴き入ってしまっていた。


 そのせい、
  そのせいだ。そのせいだって、何度も後悔した ]
(-34) 代食 2022/08/16(Tue) 6:54:42

【人】 闇崎 宵稚

   あ、

[顔を青ざめさせながら、走り去る後ろ姿に、
つられるように、腕を伸ばしたけど、

足が、それ以上踏み込むことは、無かった。]


 …………かい と、


[言われた言葉のすべてを、思い返して。
音を刻んで、触れた熱の名残に、引きずられて、
下唇をきゅ、と甘噛し、自身の指先でなぞる。

からかったのではないと確信が出来る。
お前から聞いた初めての音に、
俺の心臓が慣れないリズムを奏でる。

不快ではなかった。
むしろ、胸の奥から、暖かくなるような。

でも、これは、海音の伝えてくれたものと、
同じ気持ち、なんだろうか?]
(90) 代食 2022/08/16(Tue) 6:55:45

【人】 闇崎 宵稚


 …………、……

 返事、しなきゃ、


[その音の答えを知るためにも。
俺の気持ちが、どこに行き着くのかも。わからなかった。

それでも、それでも会って、話をしないことにはと。
考えられていた。


 それなのに。]
(91) 代食 2022/08/16(Tue) 6:56:04
 




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