18:26:36

人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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【秘】 花で語るは ソニー → ガット・リベロ ルチア

「……わからないわけじゃ、ないけどさ。
 今じゃなきゃいけないのも、わかるよ、でも……」

近しい気持ちを抱かないわけではない。それと同時に、遺された彼女を案じずにはいられない。
複雑な感情がありありと顔貌に滲む。嘘のないそれは相手が仲間だからだ。
問いかけへの回答が出るまでには、焦れるくらいの時間があった。
息を吸って、吐いて。

「弾が、切れたら。それで終わる。
 向こうの親玉アウグストが死んだ時みたいに撃たれたらどうにもできないけど、
 もしアベラルドさんがやられたのと、同じ相手を見つけたなら」

ポケットに入ったペンを取り出す。一見したところはありふれた筆記具のようだ。
相手に手渡して握らせた時、それが見た目よりも重いことがわかるだろう。
切っ先は鋭利で、ナイフと違って鞘を抜かずに使える。タクティカルペンの類だ。
もし押し倒されて首を掴まれたとしても、抵抗しざまに握って後ろの凸でこめかみを突いたなら、
相応の痛みを相手に与えられるはずだ。

「そいつの目玉を、思い切り刺してやれ」
(-271) redhaguki 2022/08/19(Fri) 17:20:53

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

/*
人がいないほうが能力行使にかかわるロールやらがし易いのはそうですね……
同じくVIPルームのあるところであれば特にロールに支障は無いと思います。
都合のよろしいほうにお呼び出しください〜
(-272) redhaguki 2022/08/19(Fri) 17:23:22

【秘】 花で語るは ソニー → 鳥葬 コルヴォ

姿を見つけて、仔細な様子まで見える頃まで来ると足の速度を緩めて二、三歩。
黒い衣服とは相反するように白く目立つガーゼに明らかに目を留めて、
訝しむような視線をそれに留めつつ見上げられるくらいの位置に来る。

「……何かあった感じ? 今話しても、困らない?」

声を掛ける。果たして相手の視線を寄せられるものか。
じ、と変化に目を留めていた視線はそのうちに全身にまわる。
以前見たときと、明確な違いはあるだろうか。

/*
お疲れ様です。
前回からの時間経過の間に、そちらの素性について探りをいれても大丈夫でしょうか?
一応以下の内で参考程度に考えてみましたが、ほかにあれば案いただきたく〜
1.表の職業のみ
2.表の職業と、引き受ける範囲についての噂(素性については知らず)
3.表の職業+裏稼業のことまで
(-310) redhaguki 2022/08/19(Fri) 21:59:56

【秘】 花で語るは ソニー → 家族愛 サルヴァトーレ

「うん、……オレは特になにも、してないけど」

子供のように扱われると、どうしても弱い。ほとんど反射的に顎を引いて頭を差し出す。
立ち上がった後にも頭を撫でられ、ストレートの髪は頭に沿うようにくしゃりとなる。
それだけならまるで世話をする側、される側のほほえましいそれのよう。

並んで歩き、ついていくように喫煙所まで行く。
建物のベランダか非常階段か、外を見下ろすことは出来るが、地上の声は届かない。
逆もまた然り。扉を閉めれば、風の音しかしなくなった。

「……此度のこと。仕組んだのは自分たちの内部なんでしょうか。
 それともやはり、外部の人間による撹乱なんでしょうか?」
(-327) redhaguki 2022/08/20(Sat) 0:45:23

【人】 花で語るは ソニー

>>37 ストレガ
「わかった、わかった。もう行くよ。
 そのうちにまた探しに来るかもしれないけれど、
 見つからなかったら頃合いを見て別の人間にでも頼むことにする」

残り15秒、14秒。
降参とばかりに手を挙げて、言いながらに後退する。
少なくとも祭りの間、終わって少しの間までは、男が貴方の手を煩わせることはない。

「アンタたちに、有用なことかもしれなかったけど」

残念、とジェスチャーだけを残して、男は踵を返した。
ある午後の話。
(45) redhaguki 2022/08/20(Sat) 0:50:21

【秘】 花で語るは ソニー → ノーモアベット マキアート

柔く乳首を食んでいた口元は、相手の市井を動かすごとに腹筋の辺りに添えられる。
全身に波及した快楽が冷えてしまわないよう、丹田へ至る起伏を舌で拭う。
時折、鼓動と共に深呼吸して貯った吐息が、ため息のように漏れ出た。

「ン、……嬉しい。
 もっとカフェのこと頬張って、心臓の裏側まで味わってたい」

靴の形に溜まっていたズボンを器用に足で扱って、ポケットから個包装のローションとゴムを取り出す。
相手の腰を抱き、温まった肌の匂いを嗅ぎながら一包開けて、まだ硬いテクスチャを手の平に出した。
薬指で混ぜるように温め、もう片方の手で尻の形を撫で回すように下着を下ろす。
ひとすくいをまだ外気に慣れないだろうアナルに伸ばして、皺に添って揉み込むように指の腹で擦る。

ただの膝立ちだった姿勢は、段々と己を挟んで椅子の小さな背凭れにもたれかからせるように。
そうすれば相手は尻を突き出して、尻たぶの間に隠れた秘所を曝け出しやすくなる。
テーブルに挟まれた狭い間合いでそうしたなら、指の届かなかった前にも片手を伸ばせる。
冴えた色の下着が陰茎に絡むのを剥がして腿の方まで引いてしまって、
手の平でなで上げるように、その中に隠れていたものを優しく擦り上げはじめた。

低く下がってきたなら、また首筋の付け根、きっちりと着込めば見えないようなところに痕をつける。
本当はきれいなままにしておくのがいいのだろうけど、堪えが利かないのは無謀な若さだろうか。
膚からはきっと人間らしい、淫らな匂いがする。ぼうっと頭が蕩けて、虹彩がぼやけそうだ。
おしゃべりの合間合間の静寂のうちに、ローションが徐々に内側へ塗り込められていく音が響く。

「今傍から見たら、すごいエッチな姿勢なんだろうね、カフェ。
 ひらけた室内、ベッドの上でもないところでこんなになって、指締め付けてる……」
(-340) redhaguki 2022/08/20(Sat) 3:54:47

【秘】 花で語るは ソニー → ガット・リベロ ルチア

決意する姿はまるで祈るようにも見えるが、他者に縋るそれではないのだろう。
ただ己の手と、意志だけを信ずる姿勢は、われら信仰の地の人間に染み付いたそれとは違う。
どこか迷いがあるように表情は揺れるものの、

「変な話だけど、こんな時アベラルドさんなら、止めるんだろうな。
 手を汚すことは可能な限り自分がやるように、きっと手を回すんだろう。
 カフェは、どうかな。真っ向から止めて、直接的な復讐以外の何かを考えるのかも。
 サルヴァトーレさんは傍観するようであって、危ない真似はさせなかったかな。

 オレは、同じようには出来ない、仇は
生きている内じゃなきゃ討てないから

 そいつが失われてしまう前に、自分の手で確実に、そういうの、わからないわけじゃない」

押し付けたその手は、手の平で彼女の手を圧した。
握ったり、触れたり、撫でたりみたいなものではなくて。
同じ旗頭の下の、血の兄弟に寄せる信頼のようなもの。

「明日もまた、アジトで。
 今度こそは一日の報告をするその時まで、一緒にいようよ。
 オレもきっと、
良い報告が出来るから


どこか、わずか。滲んだ決意を共に交わして、屈めていた姿勢を正す。
一歩離れて相手から託される何か、言葉かがなければ、僅かなじれったい間を残して踵を返す。
明日の朝日がお互いにとって、良きものであることを願って。
(-342) redhaguki 2022/08/20(Sat) 4:05:36

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

「言うほど待ってないよ、大丈夫」

ありふれた言葉を吐きながらに、VIPルームの扉が開かれる。
密閉が解かれた瞬間にフロアから溢れ出すエレクトロダンスミュージックが耳に騒がしい。
酒と香水と、汗の匂い。それらを弾けさせるように、重低音が建物を揺るがす。
扉が閉まった後にも、振動だけは部屋の仲間で響いてくる。

「あんまりこういうとこも、来たこと無い?
 立場がなけりゃもうちょっと中で見物してもいいんだけどね」

祭りもほとんど経験がないなら、初めて来ることになるか。或いはみかじめ料pizzoの徴収で来たか。
それでもどのみち、足を運んだ回数なんてのは男のほうが多いのだろう。
テーブルには既にグラスと酒瓶、アイスペールやつまみの類が揃っている。
それでも足りないものがあったなら、呼び出して持ってきてもらう仕組みらしい。
ソファに浅く座って背中を預け、リキュールのロックを嗜んでいる。薬草系の色だろうか。
(-343) redhaguki 2022/08/20(Sat) 4:21:53

【秘】 花で語るは ソニー → 鳥葬 コルヴォ

「会いに来たからね、パスカルに。
 ……喧嘩でもした? あんまりそういうことするタチには見えなかったけど」

そのへんのチンピラ風情であればまだしも、相手はそうした諍いに好んで飛び込むようには見えない。
べつだん、妙な質問でもないだろう。顔なんて、余程悪い転び方をしたってそう怪我はしない。
平時よりも眉尻の下がった表情は、心配しているようなそれにも見えるだろう。
片手に提げた小さな不織布がシャリと涼しい音を立てて、ああと思い出す。
異変が気にかかって、注意がそれつつあった。

「これ、気にいるかなあと思って。いらなきゃ、オトモダチにでも手向けてよ。
 少なくともオレも直接よりかは、優しく触れてあげられるでしょ?」

ラッピングされたのは、少数本が束ねられただけの花束だ。
オレンジ色のラナンキュラスに、見た目の寂しくならないようにカスミソウを僅かに添えて。
水気を失わない一番美しいうちにと、相手の手元に押し付ける。

/*
了解しました。
それでは3.を情報として取り入れた上でロールに反映していきます。
それでも手が滑って突っ込みすぎている場合には訂正いただければ……出来るか? この分量で?
(-371) redhaguki 2022/08/20(Sat) 13:33:01

【秘】 花で語るは ソニー → 家族愛 サルヴァトーレ

ファミリーの下っ端となったのは4年前。それから駆け上がるようにして今。
入りたての頃は路地裏のドブネズミに等しかった灰色の獣は、
多少は見栄えするものにはなっただろうか。それでも未だに、青さは見え隠れするのだろう。

この国は喫煙率の低い国ではない。だからほとんど、席を外す口実のようなものだ。
軽く礼を言いつつ受け取った煙草に火を着け、煙を吸い込み舌の上を転がす。
普段呑んでいるものとの違いがあるのか、別の理由か。肺の内側までは入れない。
貴方であれば時折、指先や襟元から煙に混じった甘い着香を嗅いだことがあるかもしれない。

「それは、そう。ボス殺しとそれ以降が同一のものとも、わからないし。
 使われているのは銃ばかりだ。手軽で成功率が高く、銃弾をしっかり回収できれば見つかりにくい。
 模倣するのは、容易い」

貴方は本来自らが指示を仰ぐ立場の相手ではなく、組織の運営に対する補助的な立ち位置だ。
だから、他者の目のあるところで聞くのは避けたのだろう。余計な混乱を招かないため。
互いの煙の混じり合うような距離で、ジェイドの目が相手を見上げる。

「もしも先走った裏切り者を見つけたら、どうしますか?」
(-378) redhaguki 2022/08/20(Sat) 14:33:29

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

対して男の膚から香るのは、キャンディアップル、ゼラニウム、グルマンの混じったウッズ系。
いつもつけている香水の匂いは、近寄ればそれとなく温められた皮膚の上に漂う。
甘く、どこか夏の果実のように抜ける匂いは今までも、何度か・・・覚えは在るだろう。
扉が閉まり誰もいなくなったなら、もう少しだけ表情は引き締まり、ダウナーに落ち着く。

「ウチの連中が四人やられたのは、知ってるよな。
 最初に持ちかけた調査はこれで余計に難航してる、単純に外の人間の仕業かもだけど。
 もしもボス殺しを企てたのがこのうちの誰かだったり、下手人が居たとしたなら、
 その証拠っていうのは死体と一緒に消されたと見たほうがいいのかもしれない。
 まさか湖から海から、街中から残り滓を洗い晒すまで掛かっちゃ意味ないからね」

成果らしい成果が出るわけではなし。事態の早急な解決には何の貢献もしない。
僅かばかりの焦燥に、ひょうひょうと躱すだけの鉄面皮の眉が些か動いた。
あの日から二日。事態は大きく動き、互いに小さくない犠牲が出ている。

「……順繰りに被害が出るか、力の削がれたこっちに注力されるのか。
 それっていうのは神様だけが見下ろしていられるものなのだろうけど。
 とにかく今日、期待されるような報告は出来ない、ってわけ」

状況は一変した、されどそれに見合うものを手に入れたわけではない。
先んじて報告をしたのは最低限の礼儀なのだろう。今日約束をしたのは、それが本題じゃない。
冴えた緑色で満たされたグラスは、思いの外早く水面を下げていく。
添えた指の一本が、ふいと動いて。

「ピアス、着けたんだ?」
(-384) redhaguki 2022/08/20(Sat) 15:24:21

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

「堂々とトップを獲っておいた第三者がほかをほっとくって事はないだろうな。
 手が回ってる筈ではある、その影響がどれくらいあるのか、……
 ……うちの、まだ構成員じゃないガキまで手を伸ばしたのはどういうわけかは、知りたいな」

ぽつりと零した言葉は僅かばかり勢いが削げていた。思うところはあるのだろう。
恨みというよりかは、わずかな後悔、未練、そういうもの。
頭の重くなるように下がった視線は、すぐに相手の表情に焦点を合わせた。

「結論が出るのは遅くなるだろうな、とだけ。アンタたちより戦力を減らされたもんでね」

相手の狙いに挑発するような向きがあったとしても、それに応えるものはない。
事実そのものが黙秘を示している、背面に隠すものもないようなもの。
端的に伝えたことで、それ以上の追求を防ごうという向きもあったのだろう。

相手の注文の品が届けられ、従業員が部屋を出ていく。
革靴の音が遠くなったのを聞きながらに、グラスの中身を干してしまう。
は、と吐いた息は酒臭く、手首にはまだらに血潮の色が浮き始めている。
ソファから立ち上がって、テーブルを回って相手の方へ。問いかけたそれを確認するように。
背を丸めて眺め下ろす。傷と言うに近いのだろう周辺を確認して、指を伸ばす。

「……乱暴に開けた? 言えばどうとでもしたのに。
 後で膿みやすくなるし、穴に負担が掛かってよくないよ」
(-411) redhaguki 2022/08/20(Sat) 18:09:29

【秘】 花で語るは ソニー → 家族愛 サルヴァトーレ

「その目的がファミリー同士の混乱を招くことでなくとも、
 こうして向こうを焚きつける理由になりえるのだったら、放置はできない。
 それが上からの指示ではないとわかったなら尚更、その責務は背負わされるべきだ。
 味方の首に手を掛けておらずとも、誰の命に背信しているかを識らしめないといけない」

冷たい判断、ではない。そうあるのが必然だ。
それがわかっているからにこそ、蛮勇の主は名乗りを上げてこないのだから。
未だ自分たちの中から被害は出ず、明日の結果を知らぬうち。
水面下の動きをいくらも想像してはそれが空論であることを、己に叩き込んでいる。

酷く、酷く優しい言葉を受けて、しばし耳を傾け口を閉ざした。
眼下遠くに見える街の彩りと霞ませる煙のゆらぎに目をやって。
まだ火の着いた煙草の先には、薄暗い灰色が伸び始めている。

「オレは、オレなら……見せしめのために、殺すでしょうね。
 互いの停戦の理由としてこの上なく相応しい。
 首一つの扱い如何でコレ以上の被害を増やさずに済むのなら、それでいいと思います」

どうしますか、と男は言った。どうすればいいですか、ではなく。
自身に対する指示を仰ぐのではなく、貴方ならどう対処するか、と聞いたのだ。
おそらくは無意識の言葉選びだ。何か狙いのあったものではない。
であれば何が、深層心理の水底から表層へ上がってきたものなのだろうか。
(-413) redhaguki 2022/08/20(Sat) 18:37:31

【秘】 花で語るは ソニー → 無風 マウロ

潰れたりみっともなくなるほど酔ってはいないが、顔の表面にはぼうとした熱が纏う。
その心地よさを楽しむように夜気を切って歩く足は、少し早い。
焦るというよりも、星の中を突っ切って遊ぶ子供のような調子だった。
祭りを彩る音楽が遠くになっても、未だその熱狂が風となって吹き付けるように。

煙草にはいいよと気軽に許可を出して、瓶を軽く傾ける。
手持ち無沙汰に揺れる瓶は中身の失せるペースもそれなりに早い。
掛ける言葉のなさであったり、同情めいた迷いだったりを示す、そういうふうにも見える。

「……考えることがあるのは、しんどい?
 苦しい思いをするばかりが供養なんじゃ、ないと思うよ
 それを痛みだけじゃないものとして受け入れられるまで、心を癒やした方がいい。
 オレも、かけがえのないものを失くしたんだ。ちょうど」

ひとつ、ふたつ。呼吸が汚れた地面に落ちるくらいの間があって。
木箱の上から乗り出した足が、相手の前に向かう。尖った靴の先がぶつかりそうだ。
伸べた右手の人差し指、節張った背がが相手の頬の輪郭に伸べられる。

「ぶつかりそうになった時、なんだか小さく見えたんだ。
 今日はぜんぶ、誰にも見せたくないもの。オレが持ち去って、見なかった振りするよ」
(-444) redhaguki 2022/08/20(Sat) 20:10:24

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

「――……」

息を吸って、吐いて。
余計な情報や感情を押し流すように、肺に落ちる酒気で覆い隠す。
奇妙なことに、真面目な問答をしていては議題は進まないのだ。一旦、脇へと置いておいて。

鼻をすんと動かす音。独特の匂いに気づきはしたのだろう。
何を示すものだろうかと、疑問を示すように黒目が動いた。
首を傾げて、その答えを知りたがるように、すぐ傍のアイオライトの瞳を見下ろす。

「好きなだけ、なんて言っていいの?
 頼み事なんて、前の続き以外にあるんだ」

甘く官能的なミドルノートがそれに被さるように混じり合って、膚の匂いと溶け合う。
指で挟むようにして耳朶に触れ、それが首の下まで指の腹でなぜるように動く。
ぎし、と膝がソファに沈む音がした。品のない照明を背にすれば、腹の上は陰になる。
いまにも噛みつきそうな唇が鼻先から顎へ至る放物線を通って、あやうい温度を伝えた。
首筋を撫でる指は、形よく立てられた襟を辿ってタイの合わせ目に指を引っ掛ける。
酒の入った目はゆらりと虹彩を色濃くして、どうしようもないものを見るように目を細めた。

「オレはただ喜んで欲しかっただけで、傷をつけるために贈ったわけじゃないんだけどな。
 それともオレの行いで傷つけられたほうがアンタには都合が良かった?

 口、開けて」
パキ。
(-449) redhaguki 2022/08/20(Sat) 20:37:52
ソニーは、貴方が最後に見るものが、  ならよかったのにと願っていた。
(a48) redhaguki 2022/08/20(Sat) 20:46:54

ソニーは、ある一節を思い出していた。『一滴でもおれの魂を救えるだろう、半滴でも、ああ、わがキリスト!』
(a49) redhaguki 2022/08/20(Sat) 20:47:19

【独】 花で語るは ソニー

男は、殺せなかった。殺すことが出来なかった。
己の仰ぎ見る者その人が、ヴェネリオがいなくなることを恐れて、
自らの手を汚すことさえためらわれてしまった。

だから、悪魔に永遠の劫火の内へと引っ立てられて行くのだ。
(-452) redhaguki 2022/08/20(Sat) 20:49:54

【秘】 花で語るは ソニー → 家族愛 サルヴァトーレ

見詰め返すジェイドの輝きは、太陽の下にあって尚その深さを増した。
いつだってその中には輝きがあった、若く無謀な、足元の危ういものだ。
ここ数日、その色は強く冴えている。まるでその有様を表すかのように。

「そう、ですか。的はずれなことでなければいいいんだけれど。
 いつでもオレは、場の全てを見ていられるわけじゃないから。
 違えがあるのなら正してほしいとそう思ってますよ」

だからこそ、ああして発言をするのだろう。皆の前、推理をするように。
導くものの口先と手先に引かれていれば、どんなにか楽だろう。

嗚呼、貴方の言葉は優しい。きっとすみれの色は円満な解決を願うのだろう。
手を伸ばせば届きそうな距離で、まばたきがひとつ、ふたつ。
カメラのシャッターを切るように、はっきりとしたものだった。
何かを心に秘め、決意するように最後にもう一つだけ目を閉じ、開いた。

「……貴方が、そう言うのなら」

秘跡が成立しないのならば、やはり自らの罪は己の内に仕舞われるべきものなのだろう。
声音は安堵するように柔らかく、諦めるように堅苦しかった。
魂の呪縛から解放されたように、滑らかな動きで灰皿の中へと灰を落とす。
(-454) redhaguki 2022/08/20(Sat) 20:55:52
 




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生存者 (7)

ソニー
0回 残 たくさん

子守唄を歌ってよ

リカルド
10回 残 たくさん

ただいま

ヴィオレッタ
0回 残 たくさん

隣を失礼しますね

テンゴ
0回 残 たくさん

 

ストレガ
12回 残 たくさん

時を刻み続ける

ルチア
5回 残 たくさん

赤い華

ツィオ
4回 残 たくさん

 

犠牲者 (9)

アウグスト(2d)
0回 残 たくさん

 

フィオレロ(3d)
0回 残 たくさん

欲しかったな

アベラルド(4d)
0回 残 たくさん

「またな」

ヴェルデ(4d)
0回 残 たくさん

ありがとう

サルヴァトーレ(4d)
0回 残 たくさん

 

ヴェネリオ(5d)
0回 残 たくさん

子守歌を聴くか?

ラウラ(5d)
0回 残 たくさん

──未練と願い。

コルヴォ(6d)
0回 残 たくさん

Nessuno

マウロ(7d)
4回 残 たくさん

三人

処刑者 (4)

ロッシ(3d)
0回 残 たくさん

よい夢を。

マキアート(4d)
0回 残 たくさん

好きな席に、後輩

ビアンカ(5d)
0回 残 たくさん

くたばれ。

レヴィア(6d)
9回 残 たくさん

未来へ

突然死者 (0)

舞台 (2)

クリスティーナ
1回 残 たくさん

 

フラン
1回 残 たくさん

受取人不在につき

発言種別

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