07:27:57

人狼物語 三日月国


208 【R18】たこ焼き焼けたよ

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【人】 瀬戸 海瑠



  えっ、……えぇ!?


[一瞬、何が起こっているのか理解できなかった。
浮いてて、抱えられてて、目の前に彼の顔が、ある?
すごく嬉しそうな顔で、ほら、と笑っていて、
少し離れたところから「お姫様だっこだー」という女の子の声が聞こえて、ようやく理解する]


  あ、あの…… ぅうぅ……


[本当にやってのけてしまうとは。
情事の時みたいに顔を真っ赤にしながら、
何て言えばいいのかわからなくて彼を見つめながらもごもごして終わる。

もごもごしている内に海へ駈け出そうとするから、
えっえっと慌てている内に、止まって、
ゆっくりと身体を下ろされる。

小首を傾げる彼に「だって、無理だと思ったんです……」とぼそぼそ呟いた。
彼がどうこうじゃなくて、自分の身体が原因で一生無理だと思ってた。多分前の彼なら難しかったと思うし。
でも変化を遂げた彼がそれを可能にしてしまって、
素直に嬉しいと思う。

でも、そんな身の内を語るにはこの場は暑すぎる。
「怒ってません」と恥ずかしそうに返すだけで精いっぱいだった]
(64) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:38:37

【人】 瀬戸 海瑠

[誰かさんのせいで火照った頬を鎮めるべく、
冷たくて気持ちのよい波打ち際へ。
水の冷たさに思わず一緒にはしゃいで、
浮き輪へ乗る流れになる。>>53

最初は自分が浮き輪を持っていたけど、
支えてくれるらしいので、
そこを目掛けて座るという話になった。
目標を見誤っても落ちるのは水の中だから大丈夫だよねと屈んで、ちょっと感じた視線>>54を振り払う様に、浮き輪に身を預けた。

客観的に見たら今の自分は
何だか愉快な格好な気がしたけれど、
水の気持ちよさと彼の楽しそうな声>>55でどうでもよくなる。

浮き輪を押されながら少し海の向こう側へ泳げば、
波に揺られる独特の感覚が心地よい。
波打ち際よりも人も少し減って、
彼の顔を近くで見つめれば、一瞬だけ、このきれいな青い世界の中で二人きりの様な気持ち。
そんな一瞬を何度も味わいつつも、
時に波を頭から被って現実に引き戻されるのも、
この上なく楽しかった]
(65) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:39:31

【人】 瀬戸 海瑠



  ふふっ、 はい。

  楽しいですね。


[髪が乱れても口の中に海水が入っても笑い合って、
あぁ、来てよかったなと思う。

ちなみにこれまで泳ぐ機会があまりなかったが、
それなりに泳げたのは運動神経のなせる業だったと思う。
彼が浮き輪に乗った時は浅いところで浮き輪に重みを乗せて転覆させて、ちょっと羽目を外したりした]
(66) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:40:52

【人】 瀬戸 海瑠

[沢山笑った後はパラソルの下で一休みした。>>56
外で寝転がるなんてあまりない経験だから、
ベッドで横になれるのも気持ちいい……
と、日焼けしてしまう前に、日焼け止めを塗り直さないと]


  塗り合いっこ、ですね。


[と頷いた時はやましい気持ちはなかったけれど、
いざ塗られるとなると、その手付きに翻弄される事になる]
(67) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:41:16

【秘】 瀬戸 海瑠 → 北神 翡翠

[濡れた髪を手で持ち上げて、
今は赤い痕もない首や項を全部晒せば、
彼の視線が刺さってここも灼けてしまいそう。

剥き出しの肩にぬるぬるの手が触れるのはくすぐったかったけど、腰に下りた手は艶めかしくて、
何だか変な気持ちになってくる。
ぴくんと小さく震えてしまって、ここが外だと認識していても、気持ちいいと思ってしまう事が止められなかった]


  いいです、けど……
  

[お腹を撫でる事にも頷いて、
日焼け止めを塗るというよりか単に撫で回されている様な動きも許してしまった。
そしてスカートを引っ張られると「ん、」と甘い吐息を漏らしてしまい、はっと我に返って彼を睨みつける。

大人しく手を離してくれた事に安堵する。
自分がこの場で「もっと」って、
言っちゃったらどうするんですか………]
(-41) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:43:22

【秘】 瀬戸 海瑠 → 北神 翡翠



  はい、交替ですね。


[今度はこっちがサンオイルのボトルを受け取って塗る番。
とろとろと手のひらに出したオイルを
彼の首にえいっと塗り付ける。
あんまり変な手付きにならない様に、
わざと多めに出したオイルでべちゃっと触れる。

……冬にはこの胸を弄ったりしてたなと、
厚みのある胸板を見て思い出して、
思わず指先で乳首に触れた]


  オイル塗ってるだけ、ですから……


[まるで自分に言い聞かせる様にそう言って、
寝転んでもらった彼の全身にオイルを塗っていく。
サーフパンツの裾と腰のゴム部分から少し手を入れてそこにもオイルを伸ばしたら、彼はどんな反応をしただろうか。

オイル塗ってるだけです、とそれでも言い続けたが、流石に塗っているだけというには濡れすぎた色が、瞳に混じっていた]
(-42) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:47:42

【人】 瀬戸 海瑠

[一時、少し変な気持ちになりつつも再びベッドに横になる。
暑いけど時々そよぐ風が気持ちいいし、
ゆったりと交わす会話が楽しかった。

お昼ご飯の話>>57になって、むくりと起き上がる。
そう言えばお腹空きましたね、と頷いて、
行って来てくれると言うので任せる事にした。
お酒はお宿に行ってから二人でという事にして、
焼きそばとかき氷が食べたいですとリクエストした]
(68) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:48:35

【人】 瀬戸 海瑠

[そうしてもう少しベッドに寝転がって……
髪の毛を結び直そうかなと起き上がった時、
ふと気になって彼の向かった方向へ目を遣った。

そうしたら黒いビキニの女性と仲良さげに話している彼の姿>>58があって、]


  ………、ナンパされてるのかな……
  でもあんなに楽しそうな……

  ……やだな、こんな自分


[さっきも合コンの話で焼きもちを妬いたところじゃないか。
彼の事を信用できない訳ではないのに、
こんな気持ちになるなんて。
顔を背けて自分の膝を抱えて、うー、と何度か唸っていた]
(69) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:49:16

【人】 瀬戸 海瑠

[そうして帰って来た彼はにこにこしていたから、
おつかいに「ありがとうございます……」と頭を下げたが、
どうしても声のトーンも表情も暗くなってしまった。

後ろにいたきれいな人にナンパされてたんですか?と
単刀直入に聞いたら、
話した内容や彼女が自分のファンだという事を説明される。
今回は勘違いした自分が100%悪いので、
彼に謝ってもらう事はないし土下座なんてもってのほかだ。

泣きそうな顔でごめんなさい、と謝った]


  ……自分がこんなに嫉妬深いなんて、
  思わなかったです。

  翡翠さん、かっこいいから……


[彼が悪い訳ではないが、翡翠さんは素敵な人だし、
他の人だって放っておかないだろうと思ってしまう。
世の中の人はどうやってこの感情と付き合っているんだろう。

ちゅるちゅると焼きそばを啜りながら、
他のカップルを眺めて考えていた]
(70) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:51:02

【人】 瀬戸 海瑠

[お昼ご飯を食べてお腹が満たされれば、
少し元気になってまた海へ向かった。
今度はちょっと潜ってみて水中の景色を楽しんだり、
ビーチボールで打ち合いっこしていたら
ダブルデートをしていたカップル四人が一緒にやろうとか言い出してあわあわしてたけど多分彼はOKして、
賑やかなひと時を過ごしたり、
その後はまたベッドで眠ったりして、
時間はあっという間に過ぎていった。>>59

たくさん遊んだという満足感のまま宿へ向かう準備をしていたら、丁度良い時間になっていた。
車を運転してくれる彼にまた「お願いします」と頭を下げて、
発進前にすごい音がしたから、
彼は笑ったけど自分はびっくりして
きょろきょろあたりを見回した。
車が壊れたのかと思った、と言ったら、
笑われてしまったかもしれない]
(71) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:51:59

【人】 瀬戸 海瑠

[車が走り出してそう時間の経たない内に、旅館へ辿り着いた。>>60
日中は暑そうだけど、歩けない距離ではないから海まで散歩とかできそうだなと思った。

部屋に荷物を置いて早々に大浴場へ向かう。
明日も使える様に水着の手入れもしながら、
落とし切れなかった海の香りを浴場で洗い流す。
昼間は冷たい海水が気持ちよかったけれど、
ほどよい熱さの湯船が疲れた身体に心地よかった]


  あ、いちご牛乳、いいですね。


[お風呂から上がって休憩スペースへ赴くと、
彼が好きなピンクの飲み物を飲んでいた。
何か見つめられている気がしたけど、気にせず微笑みかける。
でも「いいですね」って言ったくせに自分はコーヒー牛乳を選びました。

水着も持って来た手提げに入れて部屋に戻って、
寛いでいたらほどなくして夕食が運ばれて来た]
(72) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:53:19

【人】 瀬戸 海瑠

[海の幸が美味しい夕食に舌鼓を打ちながら、
彼との会話も楽しんだ。
一日中一緒にいられるのは久々だから、
ついお酒を呑み過ぎてしまいそうになったけれど、
明日もあるからほどほどにしないとですね、と自制した。
でも二人きりで呑み交わすお酒は美味しかった]


  大きいお布団みたいですね。


[夕食後に敷かれたお布団は二枚が寄り添う様に並んでいたから、
もうめちゃくちゃ大きな一枚のお布団に見えた。

いちゃいちゃごろごろできちゃうな……

なんて布団を眺めながら考えていたら、
椅子から立ち上がった彼が先に歯を磨きに行ってしまう。
少し経ってから追い掛けて洗面所に顔を出して]


  お隣、いいですか?


[と、隣で仲良く歯を磨きたがっただろう]
(73) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:55:30

【墓】 瀬戸 海瑠

[歯を磨いた後に唇に保湿用のバームを薄く塗ったり、
日焼けしていないかなどのチェックをしていたら、
彼よりも部屋に戻るのは必然的に遅くなる。

部屋の真ん中あたりには、先にごろんと寝転んだ彼の姿。
くすりと笑って傍に座って、
その頭でも撫でようと思ったら、両手が伸ばされた。>>+0]


  はい。


[生真面目に返事をして、覆い被さる様に胸の中へ。
ぎゅっと抱きしめられて、抱きしめ返して、
潤った唇が、彼の唇で違った艶を纏う]


  えっと……
  翡翠さんの身体、見たいな。


[昼間は人目があってちゃんと見れなかったから、
明かりの下で見つめながら触りたいな、と。
公共の場で乳首を触っておきながらそんな希望を伝えつつ、
浴衣の合わせに右手を差し入れて、指先で胸板を撫でる。
手のひら全体に体温を感じたくて服の奥まで潜らせれば、
早々に彼の胸元が肌蹴ていった。**]
(+1) nikibi 2023/04/25(Tue) 2:59:03

【独】 瀬戸 海瑠

/*
香水をつける一文を書きそびれたぞい!
あと全然はしょれてない、
頑張った方だけど、楽しくてはしょれなかったマン……
(-43) nikibi 2023/04/25(Tue) 3:00:51
瀬戸 海瑠は、メモを貼った。
(a21) nikibi 2023/04/25(Tue) 3:06:32

【独】 瀬戸 海瑠

/*
お姫様抱っこね、するとしても海の中かなって思ってたんですよね
海の中なら海瑠、ふふって笑って喜ぶだろうなと考えてたんですよね、なのでびっくりしちゃった
でもこれは嬉し恥ずかしMAXですね
ごー!がかわいいかった
(-44) nikibi 2023/04/25(Tue) 9:09:10

【独】 瀬戸 海瑠

/*
何故か表の回数(今は色窓も)37回で揃っている二人w
(-45) nikibi 2023/04/25(Tue) 9:10:20

【秘】 北神 翡翠 → 瀬戸 海瑠

[海から上がった後、君の背中(+α)に日焼け止めを塗った後、
今度は君から俺にオイルを塗ってくれる事になった。
…って、背中だけだと思ってたんだけど、全身なの?キイテナイヨー
勧められるまま(?)ビーチベッドに仰向けになると、
君は手のひらにたっぷり受けたオイルを、俺の首元にべっちょり塗りつける]

 わぁッ、ちょっと多くね?
 ちゃんとムラなく塗ってね…

[らしくない雑な手付きにびっくりして、均等に塗ってくれと促すと、引き続き君の手元を見守る]

 ……、…

[オイルのすべすべした肌ざわりと、成分に含まれるココナッツの甘ったるい香りに、だんだん疚しい気持ちになってくる。
君の手付きもなんだか、オイルを塗るというより、俺の胸を撫でてるんじゃ、って気がしてきて。…───あ、ホラ。今乳首に触ったの、わざとでしょ?

思わずクス、と喉を鳴らすと、君の方から先に、オイルを塗ってるだけ、と自分に言い聞かせるような口調で主張される。だから俺は、わざとゆっくり頷いて、]

 ……うん、君ってオイル塗るの、上手いね…

[君に合わせる事にした。
それにしても、この手付き…本当に善いな。
俺を煽るのがって意味で。
塗られているのも、オイルというよりローションな気がしてきた。全身オイルまみれになった後、君の体を抱いたらすげー…気持ちよさそう…]
(-49) vitamin-girl 2023/04/25(Tue) 12:48:33

【秘】 北神 翡翠 → 瀬戸 海瑠

 
 
……っ、…ん…


[君の手が下がっていくにつれ、気持ち良くなってちょっと声が出ちゃった。
サーフパンツの内側まで(端っこだけど)指先が入り込む。君の手付きは、今や目的が明らかだ。訊ねてもいないのに、オイルを塗っているだけと繰り返す君の右手に、左手をそっと重ねる]

 えっちな顔してる…。
 そんなやらしい手付きで触られちゃうと、
勃っちゃうよ


[悪戯っ子の所業を、ひどく優し気に、甘ったるい囁きで窘める。
左手で手の甲を撫で上げ、オイルの付いた君の指の間を、
中指で強めに擦ってみせた。それを二回、繰り返す。
君がこちらを見たら、にっこり笑いかけて、]

 そこはもう、いいよ。次は背中塗ってくれる?

[と、今度はうつ伏せになった。

で、……万が一勃っちゃったらどうしたかな。
その場合は、海に駆け込んだ…かもしれない。
あ、出すんじゃなくてクールダウンって意味だぞ

**]
(-50) vitamin-girl 2023/04/25(Tue) 12:53:06

【独】 瀬戸 海瑠

/*
簡易メモも指の股コスコス、正にそこがえっちです……
声でちゃうのもかわいいい
海に駆け込んだかもしれないのもかわいい
(-52) nikibi 2023/04/25(Tue) 14:38:14

【独】 瀬戸 海瑠

/*
>>74
えーんめちゃくちゃさやちい…………

>>75
そしてこの差よ()

>>76
先っぽ食べてって、このっこのお

>>77
追い掛けに行くのかわいい
翡翠さんが波に流されなくてよかった

>>78
並んで歯磨きええやん
笑えばいいwうん笑うのがいいと思う
(-53) nikibi 2023/04/25(Tue) 18:57:12

【人】 瀬戸 海瑠

― 回想:成人式後のお話 ―

[朝方送った晴れ着姿の写真>>2:1に、
彼が返してくれたメッセージがあった。
(スタンプかわいい……)って思いながら
えっとえっとと色々お返事したくて打って消してしてたら時間がなくなってきて「ありがとうございます」ってだけ送った。

帰る前に芽衣とのツーショットを送ったら
またかわいいスタンプと共に返信をくれた。
ふふ、と笑って「ありがとう!」と目をきらきらさせているうさぎのスタンプを押して、母に急かされて帰路について、電車の中で改めて返事を打とうとしたけれど、時間が空いてしまった事で悩みに悩んでいたら、いつの間にか眠ってしまっていた。

そして学園に着いたその足で男子寮に向かって、
ノックをしたら彼が扉を開けてくれた>>2:32けど……]


  え? あ……


[慌てた様子で部屋に招かれて、中にルームメイトさんがいる事に驚いて声を上げてしまった。
そうか、もうみんな帰って来ているのか。
自分のルームメイトも帰って来ているし、授業も始まるからそれはそうなんだけど。疲れていたせいか、抜けていた。
男子寮も何だか静まり返っていて、
誰もいないと錯覚してしまっていた]
(79) nikibi 2023/04/25(Tue) 19:26:17

【人】 瀬戸 海瑠

[失態を犯してしまった事にすみません、と彼に謝って、
奥に居るルームメイトさんとも目が合ってしまったので、
ぺこりと頭を下げる。
彼の口から紹介されたから「夜分にすみません」と挨拶をしたけれど、驚いて大声を上げたルームメイトさんがこっちに興味津々という感じで、ちょっとどうしたらいいか迷う。

用件を促されたから>>2:33、お土産を渡したけれど、
落ち着かない……。
このまますぐにお暇するべきかと思ったところで、
一度部屋の奥へ行ってしまった彼が、
「送ってくる」>>2:34、と……]


  ぇっと、一人でも……
  ……いえ、 はい。


[申し訳ないから断ろうとしたけれど、
冬休み中毎回送ってくれた事を思い出す。
今日もそうしてくれる事、
それから、もう少し一緒にいられる事に、
素直に甘える事にした。

男子寮を足早に進んだせいで一緒にいられる時間はあっという間で会話も少なく、淋しいなと思っていたら、散歩に誘われた。
食い気味に頷いて、中庭に出る事にした。
少し寒いけれど、手を繋いだらあたたかかった。
心は既にぽかぽかしている]
(80) nikibi 2023/04/25(Tue) 19:26:22

【人】 瀬戸 海瑠

[さっきの失態を忘れた訳ではないけれど、
誰もいない夜の中庭は静かで、
二人きりの時間に浸らせるには十分な環境だった]


  ありがとうございます……
  照れます……


[晴れ着姿の感想を直に伝えてくれて>>2:35
照れくさそうな顔でそのまま照れるって言ってしまう。
主に芽衣と逢えてよかったという話をかいつまんで伝えた後、彼の一日の出来事も聞けば教えてもらえただろうか。それとも、行った場所ごと内緒にされた>>2:31だろうか。

どちらにせよ、「お疲れさま」と言ってくれる彼に、
同じ様に「お疲れ様でした」と伝える事はできただろう。

明日から逢いにくくなるという事は
この時はまだわかっておらず、
いつもの調子で挨拶をしてから、
いつもの調子で別れようとした。

繋いだ手がぴくりと動いたから、
離れるのかと思った]
(81) nikibi 2023/04/25(Tue) 19:26:25

【人】 瀬戸 海瑠



  ―――……


[でも離れるどころか近くなって、
それからあっという間に離れて、もとの距離感。

暗闇に紛れて頬を染めながら、
「おやすみなさい、先輩」と小さな声で返す。

その場に立ち尽くしそうになったけれど、
彼が手を振ってくれる>>2:36のに合わせて、
彼とは反対の方角へ歩き出した]
(82) nikibi 2023/04/25(Tue) 19:26:28

【人】 瀬戸 海瑠

[ちょっとおぼつかない足取りで女子寮に戻り、自室の扉をそっと開けたら電気がついていたので
ルームメイトは起きているのかと思ったら
スマホを握りしめたままベッドで眠っていた。

彼女も今日成人式だったっけな。
髪がきれいにセットされていて
外着のままだったから多分そう。
起こすべきか悩んでいたらむにゃむにゃと起き上がった彼女に、ただいまと言う前に、

「北神先輩のところ行った?」

と聞かれて、あからさまに動揺してしまった。
彼女は単に一番気になった事を聞いただけっぽくて、
まじまじとこちらの姿を見る。
出掛ける時に持っていた荷物を自分はそのまま持っていた訳なので、察した彼女がにこっとする。

「そうかあ、真っ先に行ったのね]

そう言われて、押し黙るしかなかった。
でもひとしきり揶揄われた後は、
遅くなり過ぎない程度に成人式の話に花を咲かせただろう。*]
(83) nikibi 2023/04/25(Tue) 19:26:39

【人】 瀬戸 海瑠

― もうひとつ回想:進級してからのお話 ―

[最上級生に進級してから、
下級生と一緒に合同で実習に向かう機会があった。
小さな林に現れると言われた魔の討伐。
どこかの先輩の進言のおかげか、
送迎車をちゃんと手配してくれたらしい。
だから安心して時間を気にせず任務に当たっていたけれど―――]


  !! しっかり……!


[追い詰めた魔が暴れた時、
その衝撃を避けそびれてしまった女の子がいた。
次の瞬間には魔物は無事他の生徒に捕縛されたが、女の子は動けない様だった。
蹲ったままの女の子の傍に駆け寄って容態を確認する。
荒い息を繰り返して、寒そうに震えているけれど汗がすごい。
癒し手の生徒が治癒に当たるが、
手に負えない様だったから
数人が応援を呼びに行く事になったけれど、

「……北神先輩がいればな。」

と、残った生徒の一人がぼそりと呟いた]
(84) nikibi 2023/04/25(Tue) 19:31:42

【人】 瀬戸 海瑠



  ……!…………、


[自分も、思ってしまった事だった。

でも、彼はもう学園にはいない。
自分達で何とかしなければいけないのだ。
癒しの力がないからといって、
自分が何もできない訳では、ない筈だ。

荒く不規則な呼吸を繰り返す女の子の傍らで手を握り、
彼女の意識を繋ぐ]
(85) nikibi 2023/04/25(Tue) 19:31:49

【人】 瀬戸 海瑠



  声、聞こえる?
  息を、吸って、吐いて……

  できる?

  うん、そうだよ。
  鼻から吸って、ゆっくりお腹に溜めて……
  口から吐いて……細く……うん、


[自らも受けた、北神に伝わる甘露。
あんな風に傷を癒したり、身体を楽にしたりといった力は自分にはないけれど。
彼に促されて自分でおこなった呼吸で、治癒を受けやすい心身になった事を覚えている。
応援が来たらすぐに彼女が回復できる様に、
彼女の呼吸を整える手助けをする。
震えそうになる自分の声を律して、何度も。

……顔色が少しよくなって見えた時、
遠くに足跡が聞こえて、生徒が「こっちです!」と手を振る]
(86) nikibi 2023/04/25(Tue) 19:32:09

【人】 瀬戸 海瑠



  もう、大丈夫だからね。


[はっきりとした口調でそう告げれば、
女の子が力なくも小さく笑った。

駆け付けた先生に癒しの術を施されたけれど、
彼女は数日学校を休んだ。
心配して何度か彼女の部屋を訪れたら、
何だかすっかり懐かれてしまった。
海への道のりでもその話>>9を少ししたけれど、
伝えたかったのは後輩に懐かれているという事ではなく、
翡翠さんの力はすごい、って事。*]
(87) nikibi 2023/04/25(Tue) 19:32:39

【墓】 瀬戸 海瑠



  ……翡翠さんの身体、
  ずっと好きですよ。
  お腹が出て来たって、きっと好きです。

  でも、あの……

  ……今、すごい、どきどきします……


[指先に触れる厚みが以前と違う。
着衣を乱せば明かりの下に胸板が晒されて>>+2
男らしくなった身体に目も心も奪われてしまう。

具体的には何でときめくのかわからないけれど、
どんな身体でも好きだという事と、
今どきどきしている事は事実だった]
(+4) nikibi 2023/04/25(Tue) 20:11:30
 




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