![]() | 【人】 2年生 松本志信 …………、…は…。 [乾いた呼気が毀れる。 空調効き過ぎてんじゃねぇかな、なんかすげぇ寒いもん。 みじん切りにした紙屑たちを少しだけ横にやって はさみも、手に出来ない遠いところに滑らせて 床に、ひざを抱えてしゃがみ込む。 小さく、小さく、丸く、子供みたいに。] さむ……、夏なんじゃないの…。 [外は晴れ渡っているのに、明るいのに。 暗澹としたコキュートスに突き落とされたみたい。 時折息を止めて、数分間、蹲る。] (284) anbito 2022/09/09(Fri) 17:12:48 |
![]() | 【独】 2年生 松本志信「それは神様がくれたギフトだよ!」 「私、その、松本君の事が好きで…」 「女の子を好きになれない? なに、それ。」 「意味わかんない…。」 (-131) anbito 2022/09/09(Fri) 17:25:20 |
![]() | 【独】 2年生 松本志信「そんなつもりで一緒にいたわけじゃねぇから。」 「え、ゲイ隠してたわけ?」 「キツイわ、“松本”。」 「もしかして最初からそういうの狙ってたの?」 (-132) anbito 2022/09/09(Fri) 17:27:01 |
![]() | 【独】 2年生 松本志信「字に色なんてねぇよ。」 「せんせー、こいつ嘘吐きです!」 「この文字何色に見えるの?」 「どう見ても黒じゃん、あはは!」 (-133) anbito 2022/09/09(Fri) 17:31:32 |
![]() | 【人】 2年生 松本志信 そうだね。 うん、全部、俺が悪い。 [固く閉じた瞼を開けられなかった。 開ければ溢れ出してしまいそうで。 膝に目を押し付けたら、ほんの少し服にシミが出来た]* (290) anbito 2022/09/09(Fri) 17:35:04 |
![]() | 【人】 2年生 松本志信─屋上へ─ [ほんの数分蹲り、すぐにまた立ち上がる。 避けてしまったケースいっぱいの魔法の欠片たちを手にすると いつものように猫背でのそのそとスタッフルームを後にする。 目指すは屋上。 あ、でも飛び降りるのが目的じゃないよ。] 〜〜♪ [何の歌詞もない、誰の何の歌でもない。 あまり音楽には詳しくないから、適当な適当な鼻歌。 前の間隔からすれば多分もう少しなんじゃないかと思って。 廊下で誰かとすれ違ったら、屋上に行くことを告げる。 誰かついてくるなら拒否はしない、どうぞどうぞ。] 今から、俺は魔法使いになるんだ。 [相手がだれであっても、にーっと笑って見せたりもするだろう]** (292) anbito 2022/09/09(Fri) 17:41:48 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 ![]() (a101) anbito 2022/09/09(Fri) 17:50:23 |
![]() | 【独】 2年生 松本志信/* ごめんな、津崎くん…!!!! 明確に拒否ってしまった…うっうっ… すまねぇ…墓までもってく気なんだこいつは… 何でもかんでも一人で背負い込もうとするんだなぁ。 生きることに適していない、やれやれだぜ。 (-135) anbito 2022/09/09(Fri) 17:52:40 |
![]() | 【独】 2年生 松本志信/* 壁決め込み覚悟なのでね…すまねぇ… お気遣いだけ有り難く有り難く受け取りつつ 大切な人や人たちと過ごしておくれ(´;ω;`)ウッ… (-136) anbito 2022/09/09(Fri) 17:54:20 |
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![]() | 【人】 2年生 松本志信[「林檎の森の精か…、メルヘンだねぇ。」 小泉くんの電話口、そんな声には軽く返して。 何か聞きたそうな間が一瞬あったようにも思うが 工藤ちゃんを待たせてしまうからと>>296 電話は切れた。 “誰の”偽物だったのか、知るのは一人。 それも言わない約束だから、どこかに届くことはない。 他人にぶつかっていいと口にしながら>>297 自身もまたぶつかろうとしない。 かたいかたい、深くて冷たい殻の中。 裏切りという罪を犯した者が落とされる永遠に続く氷の地獄。 短い短い息を吐く。 明確に拒絶した津崎くんからの電話>>301は、もうなることはないだろう。 天国に上がるみたいな階段を一歩ずつ歩む。] (322) anbito 2022/09/09(Fri) 20:19:34 |
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![]() | 【人】 2年生 松本志信─屋上─ [その時が来るまでの屋上には、いまのところ誰も居なかった。 ケースを抱えたまま、屋上の端の方まで行く。] …………こえぇ〜! [こっから落ちたの?ばかなんじゃない? いやばかなんだけどさ。 飛び降りようとしてた俺もばかだけど 助けに飛んできた津崎くんも相当ばかだよ。 何を思って助けてくれたのかは、判らない。 今回は縁の上に乗ることはせず、代わりにケースを置いた。 丁度その時くらいか、また電話が震えて受話のボタンを押す。] あいはい、どしたー? [黒崎ちゃんからの電話で>>317 食べ物がまた増えたことを知る。] おお、カレーいいねぇ好きよ。 食いに行く行く。 あ……、でもちょっとさ、みんなで窓の方見てよ。 (323) anbito 2022/09/09(Fri) 20:20:57 |
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![]() | 【人】 2年生 松本志信それいけ〜〜〜っ! [ケースの中の魔法の欠片を鷲掴みにして、青い青い空へ、投げる。 鳥獣戯画の紙吹雪。 いろんな色、鮮やかな、褪せた、様々な彩が 細かく細かく刻まれて、風に乗って舞い落ちる。 ここは夢であるはずなのに やな事ありすぎて、厭になっちゃうかもしんない。 気持ち悪いこと、気味悪いもの、心を揺るがす何かが多すぎて。 起きたみんなが“悪夢だった”って思うかもしれない。 残していく人たちを想って、苦しくなるかもしれない。 万が一これが、もし俺の夢なら。 そんなんぜってぇ嫌だから。 せめて目覚める時くらいはさ。 一瞬でもいいから、明るくしてぇじゃん。] (327) anbito 2022/09/09(Fri) 20:29:21 |
![]() | 【人】 2年生 松本志信[最後に会えてよかったって、思ってほしいじゃん。 覆らない。覆せない。 この中の一人が、死ぬんだからさ。]** (329) anbito 2022/09/09(Fri) 20:31:09 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 ![]() (a114) anbito 2022/09/09(Fri) 20:33:58 |
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