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【人】 愛智 哲弥[ 桃の花が咲いたように 同じように頬を色付かせて、 そういうお揃いというのは、悪くない。 ふふ、と照れ半分、嬉しさ半分で 小さく笑みを零すと、軽い足取りで歩き出した。 少し離れた場所にかしゃん、と 軽い金属音を響かせて包んだものを投げ込む。 振り返ってみれば、彼女と話す結城君の姿が見える。] (170) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 19:00:56 |
【人】 愛智 哲弥[ 彼が去る足音に、再び目を開けば、] …… 桧垣さん [ そっと名前を呼ぶ。 いつも通りの音の並びを、 いつもより温度の高い響きで。] (174) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 19:01:06 |
【人】 愛智 哲弥話…… できた? [ 顔を覗き込みながら、問いかけて 彼女の表情をじぃとみる。 ちゃんとできた様子を感じ取れれば、 うん、と一つ頷き返して、 また、手を差し出す。] 行こうか [ 手を重ねて、ぬくもりを重ねて、 失った夏の暑さを感じながら、 祭りの喧騒へと歩き出そうと、足を踏みだす] (175) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 19:01:08 |
【人】 愛智 哲弥やよいちゃん、って呼んでもいい? [ 振り返って、微笑んで、 託した彼女と同じ音で、君を呼んだ。 許してくれるなら、 また一つ、夢が叶ったと、 待ち合わせの時と同じように 至極、 幸せ そうに微笑んだ。**] (177) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 19:01:11 |
【秘】 桧垣 やよい → 愛智 哲弥……いいよ、…哲弥くん。 [ 私ははにかみながら、 めいっぱいの笑顔をあなたに向ける。 特別な人に向ける笑顔は、 同じ顔でも、ちょっとだけ、違ったかな>>2:31 祭りの喧騒にふたりで攫われるとき 四つ葉の飾りがきらりと瞬く ] (-152) 桧垣やよい 2023/02/22(Wed) 19:28:29 |
【秘】 桧垣 やよい → 愛智 哲弥[ これは 私 の初恋 の話。始まり は、素敵な出会い だった。でも、哲弥くんとこうして手を繋げるのも 私ひとりの結果じゃない。 築いた 信頼 も、友愛 も、私とわたし、ふたりのもの。 最後に託された 希望 は、今確かな 愛情 として幸せ へと、続いていくの>>63 ] (-153) 桧垣やよい 2023/02/22(Wed) 19:29:23 |
【独】 愛智 哲弥/* 祭り軸は、とても綺麗なので…… これで〆で……俺もちょっと後日談的な感じで〆をねりねりします。 (-159) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 19:41:57 |
【人】 愛智 哲弥[ 春に出逢って、初めて 恋 を知った。君を想うと、胸を打つ鼓動が早くなる。 君のことを、自然と目で追ってしまう。 君の傍を通ると、周囲の温度が 数度上がった錯覚をする。 春の陽気が、夏の日差しに感じるほどに 君という存在が俺に影響を与えてくる。] (192) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 21:43:05 |
【人】 愛智 哲弥[ 化学的にあり得ない。 論理的に証明もできない。 それでも、確かに生まれた感情は、 一葉、二葉、君が注いだ笑顔で芽吹き、 三葉、四葉、君が育てた愛情で花開く。 嬉しさも、悲しみも、 楽しさも、苦しみも、 愛しさも、妬ましさも、 君たち、ふたりが引き出してくれたもの。] (193) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 21:43:07 |
【人】 愛智 哲弥[ ―― そして、 初めて迎えた夏の祭りのこと。 俺は、大きな選択をした。 大切な人を、好きな人を失わないために、 選んだ未来に後悔がないわけじゃない。 それでも、隣で手を繋いで歩いてくれる。 愛しい君がいてくれるから、前を向けた。 ] (194) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 21:43:09 |
【人】 愛智 哲弥[ あれから少し変わったこと。 君を"やよいちゃん"と、 特別な呼び名で呼ぶようになった。 最初は慣れなくて、 呼ぶたびに頬が熱くなってしまったけど、 愛しそうに呼ぶ音は、夏の暑さに負けない温度で。 君も"哲弥くん"と、 特別な呼び名で呼んでくれるようになって、 愛しい響きに、春の温かさを感じた。] (195) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 21:43:11 |
【人】 愛智 哲弥[ ―― それから、 ふたりで食べる食事の楽しさと嬉しさを知って、 父と一緒に夕飯を食べるようになった。 妹のようにはできないけど、 たまにぽつり、ぽつり、と淡々と、 それでも時々、嬉しそうに話しをすると、 父も、ほんの少し嬉しそうに頷いてくれて、 家族らしいやり取りができるようになったんだ。] (196) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 21:43:13 |
【人】 愛智 哲弥[ 茜色に染まる秋の景色を、 寄り添い歩くと心の中も色付いて。 白色に染まる冬の景色を、 手を握って温もりを分け合って。 桃色に染まる春の景色で、 始まりの出逢いに思いを寄せて。 青色に染まる夏の景色に、 失ったものと約束を胸に刻んで。 ] (198) kasuga_2jp 2023/02/22(Wed) 21:43:16 |
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