情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【人】 世界の中心 アーサー[ 無意識にペンダントトップに触れている。 開いても写真なんか入っちゃいない。 “何か”を編んだものが平べったく収まっている。 …一度も開けたことはないが…。] (365) is0716 2020/05/31(Sun) 20:51:36 |
【教】 世界の中心 アーサー[ ずぅっと、ゆめを見続けている。 誰かの姿をした何かが、碧を見下ろすゆめを。 誰も“何か”をころしてはくれない ──頼む度胸のひとつなかった。 そうだ、全部それに収まる。 全部を中途半端に手に入れようとする、 生きる為だけの 逃げ腰。] (/26) is0716 2020/05/31(Sun) 20:52:36 |
【人】 世界の中心 アーサー[ おんなを解き、馬車に飛び乗った。 名残を抱くおんなに手のひらだけで礼をするから、 何処から見たって“きぞくさま”だ。 多すぎる嫌いなものの、ひとつめ。 だぁれもいない個室の中で、 うすいくちびるを 歪めている。] (366) is0716 2020/05/31(Sun) 20:54:11 |
【独】 世界の中心 アーサー酒なんか一滴も入っていなかったけれど、 馬車の揺れのうち、薔薇色はゆめを映している。 ──嗚呼、 “紅”塗れだ。 確実に何が死んでいる。 転がり始めた車輪は 止められない。 男は────わらっていた。 (-253) is0716 2020/05/31(Sun) 20:56:39 |
【人】 世界の中心 アーサー[ ────何処かの路地で、 “馬車が撃たれた” と 警邏を呼ぶ声が 響いている。 薔薇の音沙汰は、此処で途切れ 、 ] (368) is0716 2020/05/31(Sun) 20:58:25 |
【人】 世界の中心 アーサー[ …なんて、ピンポイントだったのだろう。 正確性なんてどの程度かという質の悪い銃の音だった。 きっと馬車そのものを狙ったのだろう其れは、 見事に馬とを繋ぐ金具を貫いた。 馬だけが、走り抜けていった。どこか 遠くへ。 ──そう、 出来たらよかったのに。] (404) is0716 2020/05/31(Sun) 23:49:11 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 暴れる馬に引き摺られ、勢いに負けて横転した馬車の中、 “白昼夢”のとおり、紅濡れた景色を茫然と見ている。 生ぬるいものが薔薇色に被るのも気にせず、 夢のつづきを 見ている気分だ。 ──そういえば、断った事は有れ、 受け入れた事などあったろうか。 きっと何処かに打ち付けた額が割れていて、 見た目では酷いことになっているんだろうに 痛みも、 なにも吹っ飛んでしまって。] (405) is0716 2020/05/31(Sun) 23:50:11 |
【人】 世界の中心 アーサー────……… [ 喧騒の中に おちていた。 薄く開いた薔薇色は、未だ何処にも合っていない。 音だって“騒がしい”とは思えど、意味は拾えず。 きっと、幸運でもあったろう。 “きぞくさま”の事故なんて良いネタだ。] (407) is0716 2020/05/31(Sun) 23:52:01 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 嗚呼、掠れている。 血を吐くなんて事はなくとも、鉄の味がしている。 口の中を切っているのかもしれない。 自分のことだけでいっぱいいっぱいで、 譫言のよに、何処に目掛けて語るのでもなく、 意識を保つために言葉を返している。] (410) is0716 2020/05/31(Sun) 23:54:15 |
【人】 世界の中心 アーサーなあ、これじゃあ未だ、事故死だろ。 心臓に銀を撃ち込まれないと、 “ばけもの” は 死なないらしいじゃないか。 (411) is0716 2020/05/31(Sun) 23:54:39 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 不意、薔薇は碧とかち合った。 誰かを確り認識していたか、もう覚えていない。 差し上げた手がその頬に触れ、 柔く目尻を撫でたか、も。 指先で引く、紅化粧。 きっと、“一生残る傷”だ。 ] (412) is0716 2020/05/31(Sun) 23:56:18 |
【独】 世界の中心 アーサー/* とりあえずここまで で しめを かいてきま みあさんがぐう天使なんですよ……(などと供述しており) (-276) is0716 2020/05/31(Sun) 23:58:06 |
【教】 世界の中心 アーサー蝶の羽と、月の光、 薔薇の魔法を纏った薬のおかげで、 だいじなひとは目を覚ましました。 彼は蝶々の献身を忘れることがないように、 世界で一番うつくしい薔薇に、 蝶々の名前をつけたのです。 そうしてぼろぼろの蝶々は、 世界で一番うつくしい薔薇になったとさ。 (/32) is0716 2020/06/01(Mon) 1:02:51 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 青薔薇の挿絵を最後に、物語は幕を閉じる。 蝶々は 薔薇に“なりたかった”のでしょうか。 …なんて、問うたところで答えは無い。 誰も知らない、物語の裏側だ。] (441) is0716 2020/06/01(Mon) 1:03:46 |
【人】 世界の中心 アーサー[ ぱたん、 と 手帖を閉じた。 窓から差し込む日の光が傾きかけている。 真白のベッドに身体を起こした金髪の男は、 紺青の装丁を撫で、窓の向こうを眺めていた。 ゆめを 見なくなった、 唯の男だ。 手紙ひとつ来ることも無くなり、 書くものも随分と減ってしまった。 きっと、“リドル”は忘れ去られていく。 便利に使われていたものではあっても、 占い染みた能力は歴史には残らない。] (443) is0716 2020/06/01(Mon) 1:05:25 |
【人】 世界の中心 アーサー[ …世界の常だ。 そんなことは分かっていた、ずっと! 残し続けてきた様々なものが、 決して歴史にはなり得ないことぐらいは!] (444) is0716 2020/06/01(Mon) 1:06:48 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 今、男に残るのは、形ばかりの貴族の証と、 薔薇に囲まれた、茨の屋敷と、 ひとりの執事と、 従順な2匹の犬と、 ────…… ] (445) is0716 2020/06/01(Mon) 1:07:29 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新