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またはみ出した、ごめんなさい！！

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>>a37
嬉しいお言葉ありがとうございます……（深々）

もうブレーキ壊れたレーシングカーみたいに
いつものノリで行きましょうか。

ミステリアス動きづらい、
某リシャールさんみたいな雰囲気醸し出したかったけど
もはや別物（）

[場所はベルジュラック商会本部会頭会議室。
防音機能が完璧に施された、
関係者以外立ち入り禁止の一室。]





[父はゲラゲラと笑いながら床を転がり回るし
祖父は机に突っ伏したままピクピクしてらっしゃる、
心なしかヒューヒュー変な息してるんですけど
御祖父様本当に大丈夫です？？]

[ですから息子の窮状にゲラゲラ笑ってる場合じゃありませんよ
危機感持ってくださいよ怖いですよ私
父と祖父のこの肝の座りようが]

　　



[それでもお二人は爆笑を隠さないものですから
だんだん怒るのが莫迦らしくなって来ましたよ。

[ですが、ふと二人は真顔に戻ると
最後の言葉を、こう咎めます。>>201]


　　……そうですね、
　　最後は“私”として語ってしまいました。


[最後まで会頭で在れなかったこと、
まだまだ継いで5年の未熟さが此処で出ましたか。]

　　父上、御祖父様。
　　果たして私は上手くやれるでしょうか？

　　──いえ失礼、愚問でしたね。
　　やらなければなりません。



[今や私が“私”になるのを許されるのは
この会頭会議室の一室のみ。
身内にしか晒せぬ“私”は弱音を吐いた後、
扉を開けば何食わぬ顔で“会頭”に戻るのです。