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【秘】 跼蹐 カナイ → 民俗学 ユウキあなたを見上げる表情は、やはりというべきか。 その朗らかな様子とは対称的な、なんとも言えないものだった。 犬は好きだけれど、人は人で犬ではない。仕草が似ていようとも。 残念な事に叶という人間にとって、 これは単に大きな人間が上機嫌そうに近付いて来ただけだった。 「…実験室……よりは、標本室の方が? ある程度は整理された資料がありそうですし…… 分析室は…機材にはロックが掛かってそう、ですよね」 少し考えるような間の後。 それが本音か建前か、 何れにしても一先ずはそれらしい理由から行き先を選んで。 「……場所、よければ案内をお願いしてもいいですか? それと……何か急用がなければ、手伝って頂けると助かります あまり一箇所に長居するのも…よくないと思うので」 仮にそれが少々途方もない探しものだとしても、 二人で分担すれば少しは時短になる。 そのような理屈でもう一つ、あなたに頼み事を重ねた。 (-230) unforg00 2022/06/03(Fri) 20:01:49 |
【秘】 無明長夜 ヌイバリ → 民俗学 ユウキ「え、ほんと? しょーもない能力でも許してくれる?」 許す許さないの問題ではなく、次の段階へ進むということがあなたにとっては大事なのだろうけれど。 「でも、いつかの未来では…… この薬が当たり前のように使われて、『普通』になっちゃったりしてね。 にんげんの可能性のひとつ。みたいになっちゃったりして」 あなたが話す姿があまりに熱意のあるものだから、 その熱の向かう先を見誤った、というべきだろうか。 「おお〜、期待が重いぞ〜? でも、そうだなあ…… もしそんな能力が発現して、人に見せられるものだったら、 結木さんにも見せてあげるね」 見せられるものであれば。 もしかして、知らないうちにひっそりと、 あなたの心中に巣食っていたりはしないだろうか? 種は撒かれた。 次に会う時、披露してあげてもいいかな。 青年はそう想っている。 (-231) NineN 2022/06/03(Fri) 20:20:49 |
【秘】 民俗学 ユウキ → 跼蹐 カナイ貴方よりも幾分か高い位置から、じぃっと視線が降り注ぐ。 言葉を、仕草を、表情を覚えるように伺って。 「はい!勿論です。お役に立てるのならば、貴方の力になるのなら喜んで!」 屈託なく笑って頷いた。疑っていないのか、そうでないのか。 当たり前のように承諾した。 貴方と犯した罪を入れている鞄を抱え直し、白衣を翻して案内を始めるだろう。 「標本室までの道のりは覚えています。行きましょうか」 (-233) もちぱい 2022/06/03(Fri) 20:45:34 |
【雲】 民俗学 ユウキ「なんで気になるのか、考えていたんですけど」 ぼんやり、独り言つ。 「誰よりも立ち位置が複雑だからなのかな。 関係者のようで、でも色々と知らなくて。 観察される側ではあるけど、今後選ぶ道によっては観察する側になる筈でもあったのかな。 事実を知って、力を手にして。 貴方は何を思うのか。 貴方の選ぶ道を、貴方の意思を知りたいんだと思います」 (D8) もちぱい 2022/06/03(Fri) 20:55:37 |
【雲】 民俗学 ユウキ「良かれ悪しかれ、きっと貴方は立ち止まらない」 「俺はそう賭けています」 「どんな道に進んだとしても」 「俺は、進化を続ける人が 歩みをやめない人類が 好きなんですよ」 (D9) もちぱい 2022/06/03(Fri) 20:56:45 |
ユウキは、人が好き。 (a85) もちぱい 2022/06/03(Fri) 20:56:58 |
ユウキは、人間達を、ずっと見ていたい。 (a86) もちぱい 2022/06/03(Fri) 20:58:22 |
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