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【人】 軍医 ルーク[ 何より安心したのは、義手を改良してくれる者たちが いたということ。 最初に彼らと接触した際に、義手の構造を知りたい、 出来るなら装着者の身体に影響が出ないように 改良の手段はないか――と頼み込み、 その時点でのデータを貰ってはいたのだが、 改良に成功したとの知らせを受けたときには、 飛び跳ねて喜んだものだ。 “わたしを調べる? それくらいなら全然かまわないけれど――” ぐるぐる回されようと細胞を取られようと まあいいか――と、頷こうとしたのだけれど、 彼が義手砲なんて向けようとしたものだから、 ばかー!! とぎゅうぎゅう抑え込んだ。 (そう言いながら、尻尾の方は、 心配してくれて嬉しいという気持も隠せずに、 慌てるやら嬉しそうにするやら、 忙しいことになっていたのだけれど)] (426) zelkova 2020/06/01(Mon) 0:50:30 |
【人】 軍医 ルーク[ とはいえ、そういう自分も、彼らが 『いやいや悪かった、 ……でも良かったら、ほんの少し、 地上と地下を行き来していた シュゼット君のことを調べて 過去のデータとの比較をさせてもらっても いいかなあ、とか――』 など言い出したときには、 地上人は耳の代わりにどこを結べばよいのかな? と、身を乗り出して、 ぺんぎんが止めなければいけない相手は 二人に増えた。] (427) zelkova 2020/06/01(Mon) 0:51:30 |
【人】 軍医 ルーク[ 自分の義足も、地下を出発する際に、 新しいものに付け替えられている。 これまでは基地内を歩き回れば十分ということで、 旧式の性能の低いものを支給されていたのだが、 地上に向かう使節への餞別だとばかり、 技術班が張り切った。 何か面白いものを見つけたら報告するようにと、 相変わらずの早口で頼んできたジルベールは、 最後にこう言って手を振った。] 『シュゼット、ルーク! 君たちの旅路に幸運を!!』 (428) zelkova 2020/06/01(Mon) 0:52:34 |
【人】 軍医 ルーク“山”か…… 地上は、ほんとうに広くて仕組みが不思議だ。 火山活動、というものによって 地形の変化があったのだっけ。 植物の分布なんかも、過去のデータを調べて あとで照合してみるね。 [ 木陰に腰を下ろし、何を書いているか覗き込む。 尻尾に触れてくれた手の感覚に、 嬉しそうにふるりと尾が揺れて、 そっと身を寄せる。 タブレットに増えているものは、調査記録だけではない。 写真をたくさん取るようになった。 地上の様々な場所、様々な景色。 写っているのは、自分が写すときは彼とぺんぎんであったり、 操作を覚えたぺんぎんが頑張って、 自分たちふたりで映っている写真を写すこともあり、 タイマー、というものの存在も発見したものだから、 皆で写っていることもある。] (429) zelkova 2020/06/01(Mon) 0:54:51 |
【人】 軍医 ルーク[ 一緒にいる景色を、記憶を、 積み重ねて形にしていくそれは、 ひとつひとつが自分にとっての宝物だ。 その写真に残る表情は、次第に増えていって、 嬉しそうな顔、幸せそうな顔、 新しく訪れた土地の状況によっては 不安げにも悲し気にもなり、 時には驚いたり怒ることもあり、 先程のように悪戯っぽい笑顔だとか、 以前と変わらず時折意地悪をするときの表情だとか、 様々な顔で、画面に映っている。 (後で纏めて見返せば、我ながらこう、 一緒に写っているときの写真の自分は、 我ながらだれ…? と思うほどに幸せそうで、 思わず蹲ってしまったりもする) そんな“一緒”の写真たちは、 もう決して、どこに消えてしまうこともなく、 鮮やかに、タブレットの中に収められていく。] (431) zelkova 2020/06/01(Mon) 0:56:23 |
【人】 軍医 ルークリンゴ――…、 果実の一種かな、木は落葉高木樹。 甘味があるなら、 これもジャムにしてみようか? そうすれば暫く持って歩ける。 [ シェルターに立ち寄ったときなどには、 いつもいちごを調達するけれど、常備するのは難しい。 加工して持ち歩くのが主になる。 最近は作れる料理も大分増えた。 ひとつひとつ、味を教えてくれる言葉に、 うなずきながら一口齧り、 口の中に広がる水気と歯触りを確認する。 少しでも感じられるものがないか、真剣に考え込み、] ん――…、硬くて少し驚いた、 でも、水分があって、歯触りがいいね。 赤い色――ああ、この色が好きだな。 [ そう言って笑う視線の先にあるのは、 自分の言葉を聞いてくれているだろう、赤い耳であったり。 取り戻すことは出来ないだろうと思っていた感覚を、 いつかは取り戻したいと思えるようになったのは、 それを望んでくれていると、知ったからだ。] (437) zelkova 2020/06/01(Mon) 0:58:47 |
【人】 軍医 ルーク[ 自分たちも、この世界も、たくさんのものを失って、 つぎはぎだらけの今を生きている。 けれど、手を伸ばすことを、 歩き続けることを辞めずにいるなら、 いつかは取り戻される日も来るのだと、 いまなら、そう思う。 父の言っていたことは、半分正しくて、半分間違い。 天の向こうには世界がある、 どれだけ手を伸ばしたって、 決して触れることが出来ないものがある―― それはきっと、“空”のこと。 そう、手を伸ばしたって、あの青色は遥か遠いけれど、 それはこの地上まで繋がって、 いま、自分はその下にいる。 この手で、空に触れることだって出来るのだ。] (439) zelkova 2020/06/01(Mon) 0:59:37 |
【人】 軍医 ルーク[ 傍らにいる彼が立ち上がり、 伸ばしてくれる手を、ぱしりと取って、立ち上がる。 晴れた空のような笑顔で、笑いかけながら。 そうして、再び歩き出す。 この先がどのような道でも、道など無い場所でも、 これからもずっと一緒に、 決して離れることはなく。 ――… 遠ざかってゆく足音を見送るように、 木陰に揺れる、赤と白の二輪の花が、 空を見上げ、風に揺れていた。 芽吹き始めた小さな吐息を、 空へとうたいながら。 ]** (440) zelkova 2020/06/01(Mon) 1:01:48 |
【独】 軍医 ルーク/* 地上ログ長々とすみませぬー>< と頭を下げつつ。 >シュゼット とてもお待たせした! 色々とりとめ無くなっちゃったけど、全部返したくてなんだかすごい長くなった気がするぞ…!? (いつもの ふえるわかめ) シュゼットと一緒に写真をたくさん撮りたかった!!!(日記の写真の所でほんと泣きそうだったので…) (-289) zelkova 2020/06/01(Mon) 1:04:29 |
【独】 軍医 ルーク/* そろそろごあいさつをー この度はみなさま同村ありがとうございました、おつかれさまです。 村建て様はとても素敵な企画、本当にありがとうございます。 上の灰にも書きましたが、交換日記というテーマで世界観も様々な物語がよいなあ…とにこにこしておりました。あとでまたゆっくり読ませていただけたらなと…! たまにバトル村に入ったりしております。入村は年に1〜2回くらいかなーという感じですが、またどこかでお会いできましたら、よろしくお願いいたします! (-294) zelkova 2020/06/01(Mon) 1:23:14 |
【独】 軍医 ルーク/* ちこさんには本当にありがとう! 一緒に参加出来てとてもよかったし、半月の日程の間毎日楽しかった…!! やりとりの一つ一つが嬉しくて、またひとつ、本当に思い出深い大切な村になったなあ、と。 ボールを思いっきり投げ合える安心感というか、大まかな設定はあったけど、ロルを投げ合いながらお話を作る楽しみを存分に味わっておりました。 ほんと、ふたりとも頑張って一緒にいられる展開になってよかったなあ…ずっと一緒だ! (お耳もふもふしながら) (-295) zelkova 2020/06/01(Mon) 1:23:38 |
【独】 軍医 ルーク/* >>292 シュゼット ありがとー!! わたしもシュゼットの〆ロルに全部にイイね!になってたので、拾っているうちにどんどん増えた!! 失われたものも取り戻せる日が来るかもしれないっていうの、シュゼットが言うのがほんとに素敵だなあと思っていた… ぺんぎんのことも、いつか治るかも、ってシュゼットは最初から思ってたしね。 (ルークは当時は、今の時点では無理だからどこかで技術を…みたいな考え方だった) 〆ロルの中の日記とか地上の描写の、きっとこれから希望もある、っていう視線が大好きで。 美味しそうに食べる君を見ているのが好き、っていうのがね、飴のときにほんとうに。 ロルにも書いたように最初から見てたんだけど、多分ターニングポイントのひとつがあの飴の場面だった… 星はシュゼットの日記を読んで、見たいなあって。 空、っていうものはよく知らなかったから、最初の日記の星のやり取りを思い出しながらこう、ね。 星空眺めて星座の話しとかよいなあ…あの歌の歌詞を地上で知って、歌ってみたりとかするのだろう。こぎつね座とうさぎ座探しながら、ぺんぎん座を作ろう… これからのこととか無限に考えられてやばい。 たくさん写真撮って思い出増やしていこう!! (-297) zelkova 2020/06/01(Mon) 1:32:15 |
【独】 軍医 ルーク/* 灰まで増えるわかめになりそうで危険。 >>-296 シュゼット シュゼットのキャラ設定に気付いたときは、すごいってぞくぞくした…! あと記憶関連はほんとに心配だったし泣きそうだった!>< し、そういうのも含めて全力でロルのやり取りが出来てほんっと楽しかったなあ… ルークも、普段村ではまずやらない振る舞い(意地悪したり感情表現に制約があったり、告白ロルのあれそれとか)で、最初は手探りだったけど、ちこさんとなら思いっきり投げ合いが出来ると思ってがんがん行こうぜしてました! えへへとなる… 最初の方とか見ると、二人とも成長したし強くなったなあ、っていう気がしている。うさぎさんかわいいしかっこいい。 長期の村の醍醐味、やり取りで変化できるうれしみ。 記憶のところとかも、帰って来るために手を繋いでいられたのが感慨深くて。 ほんと色々幸せでとりとめ無くなってるけど、大好き!につきる。 もふもふ尻尾を枕にどうぞしながら、耳をもふもふする、おつかれさま、おやすみなさい(もふー (-308) zelkova 2020/06/01(Mon) 1:39:40 |
ルークは、エーリクさんに感謝とお疲れさまですのもふもふを! zelkova 2020/06/01(Mon) 1:42:04 |
【独】 軍医 ルーク/* >シュゼット ほんとそれねw しばらく村の余韻が覚めない気しかしない… また何かのときに話そう! ルークも最初はこれ言動が死にたがってるなあ…と思いながら書いてたんだけど(危険な場所にいたり寝食削ったり)、いまはこれからも一緒にいるために2人とも元気でいよう!だし。 シュゼット大好きだよ! [尻尾枕しながら自分もうとうと。幸せそうな寝顔を見て、愛おしげに笑った。**] (-315) zelkova 2020/06/01(Mon) 2:02:35 |
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