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【人】 金緑石 アレクシア[熱い。身体が震える。 火が身体の中を駆け巡っているみたい。 身体が燃えてしまいそう。 ──家族を大切にしなかった罰が当たったのだろうか。 頭にそんな考えが過る。] (94) 千早 2021/10/07(Thu) 21:55:16 |
【鳴】 金緑石 アレクシア[恐怖。混乱。絶望。 そんな感情が綯い交ぜになる。] ……、じる……。 たすけて [ぼろぼろと涙を零しながら、愛しい人の名前を呼んだ。] (=4) 千早 2021/10/07(Thu) 21:57:26 |
【人】 金緑石 アレクシア「アレクシア!」 [青年が宿の部屋に戻って来た時、少女は息も絶え絶えな状態だった。 慌てて抱きかかえられてベッドに寝かされる。 熱は収まる気配がなかった。 けれど人間の医者に見せるわけにもいかず、青年は彼女の身体を氷嚢や濡らした布で根気強く冷やすしかなかった。 彼は時々譫言のように名前を呼んでくる彼女の手を握り、大丈夫だと励ました。 その熱は五日続いた。] (95) 千早 2021/10/07(Thu) 21:58:35 |
【人】 金緑石 アレクシア[少女が目を覚ました時、彼女の髪の色はすっかり抜け落ちていた。 火が燃え尽きた後の灰にも似たパールグレー。 かつて青年に綺麗だと言ってくれた色と引き換えに、少女は人間になったのだ。*] (96) 千早 2021/10/07(Thu) 21:59:14 |
【独】 紅柱石 アンドレアス/* ありがとうございます! アレクシア編でやってしまおう。 多分こんな感じです。 最後に砕けるのは申し訳程度に残った核。 ほぼないようなものなので、人体に害はないです。 (-70) 蒼生 2021/10/07(Thu) 22:01:41 |
【独】 学生 ガラーシャ/* なるほど、身体は見た目が多少変わるくらいで良かった… でも、人間になってしまったジェムの気持ちを考えると少し悲しいな もう故郷にも戻れないんだ、ってなってしまう… (-71) wallander 2021/10/07(Thu) 22:10:18 |
【人】 紅柱石 アンドレアス―帰り道― うん、そうだね。 半月くらいはかかる予定だった。 [>>89サラハドから故郷までの旅程はそれなりに長いものとなる。 それを最後の旅とする予定だった。] そこは五十年、六十年と言ってくれないかい。 長生きをしてよ。 百年だって私は構わないんだから。 [未来に不安を残す形ではあるが、この時は自身の身に起きる事など想像もできておらず。 彼を看取ってから故郷に戻る心算でいた。 家族にはしこたま怒られるだろうと、笑ってさえ。] (97) 蒼生 2021/10/07(Thu) 22:25:48 |
【人】 紅柱石 アンドレアス[>>90光る泉の話をすれば、彼の関心を引いたようで。 新しい視点の論文になりそうだという。] 精霊の正体が、宝石人間(ジェム)だった可能性、か。 砂漠に一人きりだったら、するかも……? もしくは、君達に希望を与えようとしていたのかもしれないね。 光の色は……、そうだな。アイスグリーン? 普通の水の色よりも少し緑がかった感じかな……。 [彼から投げられる質問にのんびりと答えながら、危うげなく下山をしていった。]* (98) 蒼生 2021/10/07(Thu) 22:26:38 |
【独】 金緑石 アレクシア/* きれい可愛い…?? もう少しエピ以前に時間に余裕があれば、アレクシア編(過去軸)で「人間になれたらいいのに」って言わせていたかもしれません。 髪が短くなるっていうのもありかもしれませんね。 アレクシアの場合、そういった実感はもう少し後から来るんだろうなと思います。 今は今を生きるで精いっぱい。 それでもつよく生きていくでしょう。一人ではないので。 (-72) 千早 2021/10/07(Thu) 22:34:42 |
【独】 紅柱石 アンドレアス/* アンドレアスの方も、いざその時が来たらパニックになるんだろうなと想像しています。 故郷はよく離れるけど、嫌いなわけじゃないので。 宝石人間(ジェム)の郷が閉鎖的でなくて、外交官的なポジションがあったらそこに収まってそう。 ガラーシャさんが自分が引き留めたせいで……とならないようにはしたいですね。 (-73) 蒼生 2021/10/07(Thu) 22:40:07 |
【人】 学生 ガラーシャ― サラハドの最後の夜 ― [とうとう、明日は、また二泊の馬車旅を経て、グラジアへと帰る日だ。 数日間過ごしただけなのに、サラハドは随分と馴染の街になった感覚がある。 街の温泉巡りをした結果、街はずれの少し僻地にある温泉が、午前中は人気が少ないことに気づいたため、アンドレアスと一緒にのんびり浸かった。 山から戻った後、改めて登山レベルの高い山の情報を冊子や地図で見て、感嘆した。 宿で、この街周辺の広域地図を広げ、アンドレアスの旅の話や、故郷への道の話を聞き、自分の子どもの頃の旅の話をした。 路地裏に並ぶ職人町で、祖父へのお土産を探した。 そして、最初の日に行った酒場で、最後の夜も夕食を食べた。 この日は最初から馬乳酒で乾杯した。 そして今、酒場からほどほどに酔っぱらって戻り、もう自分の家ほどになじんできた宿屋のベッドで、横になって、外の、段々収まってきた喧騒を厚い煉瓦越しに聞いている。] もう、旅も終わりです…ね。 [目を閉じて、街から聞こえる音を聞いた。] 明日には、もう、ここを出るのが、嘘みたい、です。 [そのままぽつりと呟いた。] 貴方とここに来て良かった。 (100) wallander 2021/10/07(Thu) 22:50:11 |
【人】 学生 ガラーシャ[そしてくるりと寝返り、横になったまま、アンドレアスを見て言った。] 百年だってかまわないって、ほんとです…か。 [そして、自分でも何故だかわからないが、勝手に少し火照った顔で、はにかんだ。] 僕も、それでかまわない…です。 [そのまま、顔を軽く隠すように、上掛けを被る。] (101) wallander 2021/10/07(Thu) 22:51:08 |
【人】 学生 ガラーシャ寝ま、しょう。 明日は、もう、時間に合わせて動かなくちゃ、いけないから。 楽しかった。 いつかまた、ここに、戻って来ましょ、う。 ずっと、先でも… 一緒に。 [ずっと先。 そのころ自分たちはどうなっているだろうか。 いつまでも変わらない彼と、今はまだ全く想像できないが、祖父のように老いて行く自分。 それでも、そんなときまでも、一緒にいろんな場所を歩いていくことが出来たなら、自分はその時も、今と同じくらいに幸せなんだろうと、そう思った。]** (102) wallander 2021/10/07(Thu) 22:51:44 |
【独】 学生 ガラーシャ/* 人間になっている! 自分は大学生と書きたいのをこらえて学生にしておいたところ。 大学生ってファンタジー感ない気がして… (-77) wallander 2021/10/07(Thu) 22:55:44 |
【独】 紅柱石 アンドレアス/* 最後のロルに変えておきたかったのですよーーー。 ロル投下に夢中になって忘れていたという。 そうですね、大学と書くと現代ものっぽくなってしまうイメージです。 ファンタジーでも学園ものならあり?? (-79) 蒼生 2021/10/07(Thu) 22:59:06 |
【独】 学生 ガラーシャ/* 学園物のファンタジーRP、うっかり普通に現代のものどんどん出して雰囲気壊しそうで不安… 個人的にはアレクシアの魔法がうまく使えなかったのが切なかったです。 でも一人じゃないからってアレクシアが言うならオッケーです! (-80) wallander 2021/10/07(Thu) 23:28:16 |
【独】 学生 ガラーシャ/* 蒼生さんのイメージはかなり前からきれい可愛いです! 何か、文章がしっかり綺麗なんですよ。 自分がぶつ切りめな文章なので、こういう文章から出る雰囲気がある人が少し羨ましいです。 (-82) wallander 2021/10/07(Thu) 23:38:42 |
【人】 紅柱石 アンドレアス―サラハドの最後の夜― [>>100ラバン山脈からサラハドへ戻り、翌朝になればまた馬車旅が始まる。 それまでに、時間を惜しむようにして彼方此方を巡った。 街外れにある温泉が、午前は人気が少ない事にガラーシャが気付いてくれて、一緒に浸かった。 楽しくてついつい話し込んでしまい、うっかり湯あたりしそうになった。 地図で崖のようになった山の等高線を見、登山ルートの険しさに驚かされたし、 二人で広域地図を広げながら、互いの旅の話をした。 祖父への土産を探すガラーシャの傍らで、青年は手紙用の紙を買い求めた。 商人伝いにはなるが、彼らの横のつながりは馬鹿に出来ない。 宝石商人の手に渡るように駄賃を渡し、手紙を渡した。] (103) 蒼生 2021/10/07(Thu) 23:40:00 |
【置】 紅柱石 アンドレアス親愛なる家族へ 帰りが遅くなってすまない。 最後の旅はもう少し長くなりそうだ。 離れたくない人が出来てしまった。 だから、まだ帰れない。 勝手をして本当にごめん。 遠い地から皆が元気で過ごせるように、祈っているよ。 (L0) 蒼生 2021/10/07(Thu) 23:40:21 公開: 2021/10/07(Thu) 23:50:00 |
【人】 紅柱石 アンドレアス[陽が落ちれば、初日にガラーシャと行った酒場へ夕食を食べに行った。 馬乳酒での乾杯は、初日に来た時と全く気分が違っていた。 心が痛む事も、隠し事もない。 気が抜けたのか、青年の方もそれなりに酔っぱらっていた。 宿屋についてベッドに腰を下ろす。 ベッドに横になったガラーシャも今晩はいい酔い方で終えられたようだ。] そうだね、私も。 君と此処に来られて良かったよ。 [にっこりと微笑んでみせる。] (104) 蒼生 2021/10/07(Thu) 23:41:18 |
【人】 紅柱石 アンドレアス[>>101不意に、ガラーシャが寝返りを打つ。 問われた内容に、青年はしっかりと頷いてみせた。] 勿論さ。 君は私が帰りたいと言っても何度でも引き留めようとしてくれるんだろう? だったら、君がこの世からいなくなるまで一緒にいるさ。 [彼を失う時の事は考えないようにしていた。 別れが訪れる時はきっとずっと先の事なのだから、今はそれでいい。] 良かった。 [ガラーシャは顔を隠すように上掛けを被ってしまった。 それが少しだけ微笑ましくて、つい笑みが浮かんでしまう。] (105) 蒼生 2021/10/07(Thu) 23:41:53 |
【人】 紅柱石 アンドレアスそうだね、明日からまた馬車旅だ。 ふふ、それもいいね。 年を重ねれば、きっと感じるものも違うだろう。 君の足腰が弱らないうちに。 [>>102青年も明かりを落としてベッドに横になる。 上掛けを掛けながら、少しだけ想像する。いつかの事を。 年の離れた二人旅を見て、周囲はどういう関係かと思うかもしれない。 けれども、周囲の事は気にしない。 ガラーシャは老いない青年を受け入れてくれると言ってくれたから。 理解してくれる人がいれば、きっとずっと先も、青年は幸せなのだ。]* (106) 蒼生 2021/10/07(Thu) 23:42:46 |
【人】 人間 アンドレアス―n年後・グラジア― [カーテンの隙間から朝陽が差し込む。 青年は起き上がると、天井に向かって伸びをした。 昨日は少し飲み過ぎてしまった。 この身体は年を重ねるたび、無理はきかなくなっていくというのに、未だに昔の感覚が抜けきらない。 顔を洗いに洗面所に行き、家主と顔を合わせれば、青年は微笑んで。] やぁ、おはよう。ガラーシャ。 君は二日酔い、大丈夫かい? [昨夜は昔の旅の話で盛り上がったものだから、ついつい酒が過ぎてしまい。 部屋に戻ろうとした以降の記憶が飛んでいた。 彼に迷惑をかけていないと良いのだが。] (107) 蒼生 2021/10/07(Thu) 23:44:18 |
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