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人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【人】 夜の一族 チャンドラ

>>20 ポルクス

「……ポルクス?」


声をかけられ、自分でも驚くくらいに情けない声が出た。
飢餓感と寒さ。そうだ、あなたとも約束をしていた。

「大丈夫……ただ、あたたかいものを食べたくて。
 会場にはさすがに並んでいないから、使用人を探していたのだけど」

少し疲れちゃって、と笑うわたしは、自分の笑顔がとても力ないものになったことに気付かない。
(21) oO832mk 2021/10/20(Wed) 8:11:51

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>24 ポルクス

「………」

無意識に、羽織った外套の合わせを強く握る。
元気がないと見抜かれてしまったのがなんだか申し訳なく思えた。

差し伸べられた手を見つめ、わたしはためらっていた。
でも、立っているのもやっとなくらい、寒くてお腹が空いていて。
(25) oO832mk 2021/10/20(Wed) 12:45:53
チャンドラは、ポルクスの手を、ゆっくりととる。
(a18) oO832mk 2021/10/20(Wed) 12:46:42

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

その手は酷く冷えていた。
まるで氷水に手を入れて遊んだあとのようだった。

そしてそれだけ冷えたわたしの身体は、あなたのぬくもりが分からなかった。
悴むほどに凍えた手のひらの感覚は、とても鈍い。
(-131) oO832mk 2021/10/20(Wed) 12:48:53

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>24 >>25 ポルクス

「……ありがとう、ポルクス」

その手を支えにわたしは立ち上がる。
目が回るような心地がまたしたけれど、導き手がいるならきっと大丈夫。

また力なく微笑みかけると、行きましょう、とわたしは言った。
(26) oO832mk 2021/10/20(Wed) 12:51:44

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

わたしはキエの言葉を聞いて、少し考え込む。
愛する人。今浮かぶのは家族くらいね。

「……いいわ。少し、考えてみる。
 わたしの答え、見つけてみるわ」

家族だとすれば、その場ですぐに返すこともできた。
一族を背負って立つお父様には、そんなことが必要になる時もあるでしょうから。

それを直ぐに答えなかったのは、そうして欲しくないと言われたからと、そうして出た答えでキエは納得しないだろうと思ったからだ。
(-168) oO832mk 2021/10/20(Wed) 17:45:25

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>27 >>28 ポルクス

抱き上げられたわたしは、小さく悲鳴をあげる。
抵抗する力なんて残っていなかったし、ふらつくわたしの足で歩くよりずっとマシだと思ったものだから、大人しくはしていたけれど。

冷え切った体に触れると隠していた震えがきっと手に取るようにわかる。


ポルクスの部屋に運ばれて、布団に寝かしつけられたわたしはきっと少し困ったような顔をしている。
シトゥラに合わす顔がないわ。本当に。

「ええ、大丈夫。……ごめんなさい。
 あまり心配は、かけたくなかったのに」

せめて身体くらいは起こしておきたいものだけど、そろそろ限界が近いのか1度寝そべった身体はそう簡単に動いてくれなかった。

2人きりの部屋の中、小さな溜め息が零れる。
(34) oO832mk 2021/10/20(Wed) 18:06:05

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

/*
大丈夫よ!わたしはこのまま表でも構わないわ!
秘話がよかったらそれっぽくできるようにはしたから秘話に移行して頂戴。
助けに来てくれてありがとう kiss……
(-173) oO832mk 2021/10/20(Wed) 18:07:52

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー

/*
ハロー、マイフレンド!
見ての通りアタイは寒くなっていて、今はポルクスの部屋にいるわ!
その後どうなるか分からないけど、シュレディンガーのチャンドラで良ければお出しできるけど、どうしましょう?

チャンドラの姿は見当たらない、とすることも、シュレディンガーじゃなくなった頃にお返しすることも出来るわよ!
(-181) oO832mk 2021/10/20(Wed) 19:27:29

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー

/*
OK、描写をするわね!
申し訳ないわね。楽しみにしているのは本当よ。
また会いましょう kiss!
(-183) oO832mk 2021/10/20(Wed) 19:40:40

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>36 ゲイザー

広間を探しても、中庭を探しても、わたしの姿はどこにもない。
寒く凍えたわたしは今は、ポルクスの部屋に連れられていた。

きっと広間にいるなんて、あなたには嘘をついてしまったわね。


使用人の誰に聞いても、わたしの行き先を知る人はいない。
あんなに毎日広間でいろんな食事をしていたわたしがいなくなったことを、使用人のみんなも不思議がっていたかもしれなかった。
(41) oO832mk 2021/10/20(Wed) 19:50:20

【独】 夜の一族 チャンドラ

/*
ミズガネは黒鳴者だから、ゲイザーと共鳴でお話できていたのよね。
そういうことよね? たぶん
(-186) oO832mk 2021/10/20(Wed) 20:07:59

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>43 ポルクス

「……それが、分からないの。
 ハロウィンパーティが終わって、部屋に帰って」

布団の中は、そうすぐにあたたかくなりはしなかった。
その中にいるわたしが冷たく冷えきってしまっていたからかもしれない。


そんな布団の中でわたしは体を震わせている。
あの時のことを思い出したからか、冷たい体がそうさせるのか、わたしにはやっぱり分からなかった。

部屋に、誰かがいたの。

 姿が見えない誰かが。
 そうしたら、体が動かなくなって。
 ……ものすごく、寒くなって」

用意をしていた食事をとれなかったのが、さらに悪かった。
けれどあたたかいものを探しに外に出た結果、こうしてポルクスに拾われているのだから悪いことばかりでもなかったのかもしれない。

結果として約束をいくつか、反故にしてしまったことになるだろうけど。

「​──​そうよ、わたし。
 待ち合わせをしていたの。部屋で。
 彼、わたしを探しているかもしれないわ……!」

落ち着いたからか、漸くそのことを思い出す。
体を起こそうとすると、目眩がした。
こっちは寒さのせいじゃなく、空腹のせい。
(44) oO832mk 2021/10/20(Wed) 20:45:33

【独】 夜の一族 チャンドラ

/*
セルフ設定の空腹とテラからもらった寒さでめちゃくちゃ瀕死の重傷じゃんね フフ
(-201) oO832mk 2021/10/20(Wed) 21:07:16

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

教わった道徳に考えた道徳。
今のわたしは、その2つに大差が出るような気はあまりしなかった。
だって教わった道徳の中で生きたわたしが考える道徳なんて、教わったものと近しいものになるものじゃない?

実際、わたしは『止める』と『許す』の2択しか思いついていない。
それ以上を思いつくことがあるのか、それすらまだ分からない。

少し過度な期待のような気もして、わたしは複雑な気持ちでキエの言葉に頷く。

「そうね。……お祭りが終わったら、やることもあるもの。
 今のうちに、あと少し楽しんでおかないと」
(-207) oO832mk 2021/10/20(Wed) 21:26:28

【独】 夜の一族 チャンドラ

/*
噛み予告〜〜〜〜!!!
(-211) oO832mk 2021/10/20(Wed) 22:01:15

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

「夢を? ……本当に、あなたは不思議ね。キエ」

キエはキエだと言ったけど、結局あなたという人が何なのかは分からない。
ただ、わたしと違う考え方を持った人。
わたしの知らない、色んな世界を知っている人。
そういうことだけ、わたしはよく知っていた。

「ええ、分かったわ。
 宿題だもの。あなたの力を借りてでも、やり遂げないとね」

笑いかけると、きゅう、とお腹が鳴った。
ついさっき、ポルクスと一緒にクッキーを食べたばかりなのに。
夜が来ないというのは、わたしにとってとても厄介な問題だ。

「……それじゃあ、そろそろ行くわ。
 お腹も空いてしまったようだから、広間にも寄って」

聞こえていないといいのだけど。
誤魔化し通すつもりでわたしは言って、頭を下げる。

「また会いましょう、キエ」

/*
つい虹色で大笑いしちゃったわ!
噛み予告了解よ!
表のポルクスとの会話が一区切りついた頃、秘話を送らせてもらうわね。

夢は多分、どこかの鳥のifのように、宇宙を漂っている感じになると思うわ。ちょうど寒いもの。
よろしくお願いするわね!
(-214) oO832mk 2021/10/20(Wed) 22:21:41

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>46 ポルクス

目眩に頭を抱えたわたしは、制されると大人しくなる。
そうするしかない。体は限界に近いのだもの。

「……ええ。
 ハロウィンパーティの後、部屋に来るって言っていたわ。
 だからわたしは、急いで帰ったの」

目を伏せて頷いた。
あんなことを言ったのに、これじゃあ逃げてしまったみたい。
そうやって失望されでもしたら、わたしは彼になんと言えばいいのでしょう。

「……ええ。そうね」

ごめんなさい、と謝罪の言葉がこぼれ落ちた。
今目の前のあなたに心配をかけているのも分かっている。
あなたとの約束も反故にしてしまって、わたしはこんな有様だもの。

「いただきます」

いきなり粒のあるリゾットに口をつける気が起きなくて、まずはスープを戴いた。
ハロウィンパーティであなたとクッキーを食べてから数時間。
いくらなんでもここまで弱るのはおかしいとあなたに訝しがられてもおかしくない。

でもこれも仕方がないこと。
だってわたしたちは、夜にしか生きることはできないの。
(47) oO832mk 2021/10/20(Wed) 22:53:28

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>51 ポルクス

「大事な用事。ええ。
 わたしが勝負に勝ったから、そのご褒美を貰うはずだったの」

こびりついていた寒さが、スープを飲むと少し緩和する。
体の芯から冷えていた分、そして空腹で体力が減った分。
そのふたつを同時に、暖かいスープが満たしていく。

「持病、じゃないわ。……あなたには迷惑をかけたもの。
 わたしは本当は、夜じゃない時間には活動が出来ないの。
 夜に愛されているから、夜が嫉妬をするのね。
 何かを食べないと、すぐにお腹がすいてしまう。
 使用人には、伝えていたんだけど……あまり心配をかけたくなくて」

他にはほとんど伝えていなかった。
広間にいる間は、ずっと食事を行えていたからよかったのだけど。

スープで少し回復して、わたしはリゾットにも手を伸ばす。
(52) oO832mk 2021/10/21(Thu) 0:58:58

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

/*
グッドイブニング!アタイよ!
ネタバレなのだけど、今日の噛み対象に選ばれたわ。
寒さとは関係ないんだけどね?びっくりね?

というわけで食事をしたら自室に移動させてもらいたいわ。
そこでなにかやりたいことがあれば、秘話で続きを。
最終的にひとりでベッドに休ませて貰えると嬉しいのだけど、いいかしら?
(-232) oO832mk 2021/10/21(Thu) 1:03:00

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>53 ポルクス

「……彼について、教えてもらうはずだったの。
 でも、そんなこと言って後悔するって言われたわ。
 わたしが部屋にいなかったら、怖気付いて逃げたみたいじゃない」

食べ進めるうち、リゾットの味も分かるようになる。
染み渡るように、美味しかった。

「そうね、案外嫉妬深くて……。
 ……ポルクス?」

頬はまだ冷たいけど、少なくともさっきまでほどじゃない。
わたしは少し考えたあと、さっきまでよりしっかりと笑った。

「ごめんなさい、本当に。心配をかけたわ」
(54) oO832mk 2021/10/21(Thu) 9:10:12

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

/*
やっぱりアンタ片思いじゃないの!!!
そんな気はしていたのよ!!!

アタイは夢の中で襲われるらしいのよね……この場合どうなるのかしら?
でも部屋に来るのはOKよ!
(-240) oO832mk 2021/10/21(Thu) 9:13:20

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

/*
リアル日付が変わっちゃったしこのままじゃ間に合わないからそろそろ始めるわね!
何にせよ間に合わない気はするけど……それはごめんなさい!
(-241) oO832mk 2021/10/21(Thu) 9:15:06

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ



眠りについたわたしは、夢を見ていた。

辺り一面星屑の煌めく夜空の中。
わたしはふわふわと、浮かんでいた。

いつも見るよりもっと大きな月が見える。
手を伸ばそうとしたわたしは、体が動かないことに気付いた。

金縛りにでも遭ったみたいに、動かない体。
覚えがあった。徐々になんて生易しいものではなく、体が冷えていく。

唇にまた、何か冷たいものが触れた気がした。
だけど動けないわたしは、月の近くのすごくすごく高いところで、凍えて静かに浮いている。
(-242) oO832mk 2021/10/21(Thu) 9:25:52

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

「………キエ?」

全く身体は動かなかったはずなのに、現れた白い鳩に顔を向けることも、言葉を発することも出来た。
それでもわたしはこれが夢だと気づかない。

「こんなに高くに来たのにまだ触れないの。
 月はあんなに大きくすぐそこにあるように見えるのに。
 ……それに、ここはひとりぼっちよ。寂しいわ」
(-251) oO832mk 2021/10/21(Thu) 13:43:41

【独】 夜の一族 チャンドラ

/*
なんか見た事ある構図の地獄絵図だな……
(-294) oO832mk 2021/10/21(Thu) 19:25:22

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>57 ポルクス

「……?」

一瞬あなたの言った意味がわからなかったわたしは、きっと不思議そうな顔であなたを見つめていた。

「……そうね。もう、大丈夫。
 少なくともさっきよりずっといいわ。
 あまりあなたのベッドを独占する訳にもいかないものね」

わたしはそうポルクスに笑いかけると、残るリゾットに手をつける。
あたたかくて、おいしくて。

それでもまだ、寒さがこびりついていることを、わたしは告げずにいた。
(64) oO832mk 2021/10/21(Thu) 19:46:40

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

/*
OK。夢のロールは行い始めたところよ。
なんだかややこしくてごめんなさいね?
(-299) oO832mk 2021/10/21(Thu) 19:51:02

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

「下……?」

指先にやわらかなあたたかさ。
触れられた部分から血が通うように、少しずつ感覚の鮮明さが増していく。

言われたように下を見る。
無数の星々が煌めく中、ひときわ青く美しい星が見えた。

「……故郷が見えるわ。お父様に、一族のみんな。
 あそこに暮らしているのね」

愛する人が暮らす場所。
愛する月を見上げていた場所。
望郷の懐かしさとともに、一際身体がぶるりと震えた。
​指先以外は、酷く寒い。
(-310) oO832mk 2021/10/21(Thu) 20:13:12
夜の一族 チャンドラ(匿名)は、メモを貼った。
oO832mk 2021/10/21(Thu) 20:20:54

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

/*
Thank you……
表はこれ以上アタイから返すことはないわ。
部屋の描写を秘話で行うから、少し待っていて頂戴。
(-317) oO832mk 2021/10/21(Thu) 20:34:31

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス

リゾットを食べ終え、少なくとも空腹に関しては回復した。
わたしはポルクスに礼を告げ、彼とともに自室へと向かう。

内装は他の部屋と変わらない。
ただベッドの横に紙飛行機がひとつと、朱と翠の宝石がそれぞれ置いてある。
脱ぎ捨てられたハロウィンの衣装がソファに置いてあって、わたしは顔を赤くすると慌てて片付けた。

「そ、その。慌てて着替えたものだから……」

ハロウィンパーティから部屋に戻って、不思議な体験をして。
衣装をきちんと片付ける暇なんてなかったの。
(-318) oO832mk 2021/10/21(Thu) 20:39:26