14:25:16

人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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視点:


【墓】 厨房担当 那岐

―― うさぎの兄妹の一幕 ――

[事故物件(過失)のこれからは
 もう一波乱ありそうだけど。>>4:129
 あの食いつきを見ている限り>>3:432
 話はまとまりそうなものだがどうだろうか。

 心の中の突っ込みは、口に出さないままだったから、
 大咲の可愛らしい駄々を拝見することはなかった>>+4:197
 まあ、それは彼女の大事な人が見ればいいので割愛。

 それでもまあ。
 表情にはあからさまに拗ねている気配したので。
 珍しいものを見れたな、と。
 
 機嫌を直したい反面、可愛がる為に置いた手を、
 髪が乱れない程度に、数度撫でてから。]
(+3) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 1:11:26

【墓】 厨房担当 那岐

[気恥ずかしさそうな笑いが零れたなら、
 笑みを深めるよう、目を細めたけれど。

 妹から持ちかけられた相談は、
 女の子らしい恋にちなんだもの。>>+4:198

 聡い彼女の予感が当たっているとは、
 その時はまだ気づかずに、緩く首を傾げて。]


  ……そういえば大咲からそういう話
  聞いたことないけど。

  居るの?彼氏。


[返り討ち。……ではない。あくまで。
 自身のことはひとまず棚に上げて、
 気を回してくる妹へ打ち返しながら。]
(+4) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 1:11:48

【墓】 厨房担当 那岐

[少し視線を流した先には、
 デザートの写真を撮っていた姿が遠目に目に映る。

 無意識に零れた笑みは、
 話していた妹なら拾えたかもしれない。]


  今はまだ分からないから。
  ……出来たら、話すよ。
  
  大切な人。
  その時はよろしく。

  それまでは、美澄の面倒見てやって。


[気が合うらしい教育方針を
 持ち合わせている妹は頼もしい。
 自分の背中を見て育っているのなら誇らしくもあり。
 
 最後に明るい髪をもう一撫でしたなら、
 手を離して、向かう先はカウンターキッチンで。
 幸せそうに表情を綻ばせている人の元へ。*]
(+5) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 1:12:26

【墓】 厨房担当 那岐



  後ろに人を乗せていたら、
  スピードも出せないんじゃないかと思って。


[それでも不慮の事故などは防げないが。
 少なくとも、その時、
 彼を一人にすることはないだろう。

 往路でも話した温泉宿の話が出たら。>>4:+239


  ……そう、ですね。


[少し、間を置いてから頷いた。
 さっき話した時には、深く考えなかったけれど。
 湖を後にした今では、意味が多少変わってくる。 
 
 口を噤んで。キャスケットがない代わりに
 ヘルメットを被ったのは、
 滲んだ赤を見られないように隠したかったから。]
(+6) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 1:59:11

【墓】 厨房担当 那岐

 
[すっかり落ちた太陽の姿が見えなくなって。
 風が冷たくなっても。

 彼が用意してくれた
 グローブとヘルメットで守られているからか。
 それとも身を寄せ合っているからか。
 頬は冷たくとも、じわりと灯るような
かさがあった。]

 
(+7) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 1:59:55

【墓】 厨房担当 那岐

[それから。

 此方から向けた提案には
 すぐに返事は帰ってこなかったか。>>4:+242

 他人にキッチンを使われることを
 煙たがるタイプも居るので断られたなら。
 普通にコンビニ飯を買えばそれで済む話だけど。

 料理器具の話になって別の方向かと思い至る。
 なるほど、あまり家で料理はしないらしい。]


  ガスコンロとレンジ。
  それに切れる包丁があれば、十分ですよ。


[了承代わりの頷きに笑う。
 調理姿ならいつも目にしているだろうに。
 場所が変われば、また違うのか。

 ……まあ、違うか。

 今更ながらに流れで頷いたものの。
 プライベートな場所に踏む込むを許されている。]
(+8) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 2:00:18

【墓】 厨房担当 那岐

[同性同士だからこそ返って通じ合うこともある。
 
下心
、も。あると言っていたけれど。]


  いえ、作るの好きなんで。


[そこまで考えているのかどうかは、
 今はまだ、考えないように頭の隅に追いやった。]
(+9) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 2:01:17

【墓】 厨房担当 那岐

[Madam March Hareよりも小さいコンビニのフロアを、
 買い物かごを片手にゆっくりと物色していく。
 
 出来合いの焼き鳥にパックの白ご飯。
 冷凍の青ネギ。
 カップスープに食パン。
 チーズ、卵、ロースハム、牛乳、etc、etc……。

 少しだけ置いてある生の野菜コーナーも立ち寄り。
 キャベツや白ネギを手に取りながら。]


  家では、全く料理しないんですか?
  調味料とかあります?


[そう問い掛けながらも、
 小分けにされた調味料も籠に入れていく。
 味付け用の塩や胡椒に顆粒タイプなんかは、
 家にあったとしても、増やしても困らないだろう。
 もしかすれば、これからも
 作りに行く機会はあるのかもしれないのだし。
(+10) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 2:01:37

【墓】 厨房担当 那岐

[昼飯を奢られたのを思い出したものだから。
 ガソリンの代わりにこちらを払うことにして。]


  何か、買っておきたいものとかありますか?


[彼がどこかで留まっていたなら、声をかけて。
 何もないようならば、このままレジヘと向かっていく。*]
(+11) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 2:01:49
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(c3) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 2:08:12

厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(c4) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 2:09:04

【墓】 厨房担当 那岐

―― 春が訪れた頃に ――


[その日は鴨肉が良く出ていただろうか。

 速崎の作った鴨のローストに
 美澄が手を加えたリゾット。

 信州の方で出ている細そばが
 仕入れのリストに並んでいたのは
 鴨南蛮を頼んでいる神田からの要望だったらしい。>>4:+212

 その日の俺はといえば。
 遅れて鳴ったドアベルの音に気づいて、
 彼の姿を見つけたなら>>4:+213
 カウンター越し、いつものおしぼりとお茶を用意する。
 
 いらっしゃいませ。
 と、いつものように出迎えながらも。
 少し表情は柔らかくなっていたかもしれない。
 
 彼も鴨を頼みたそうだけど。]


  初鰹も美味しいですよ。


[もうひとつ、選択肢を増やして。
 悩む姿を楽しんでいたかもしれない。]
(+25) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 11:53:55

【墓】 厨房担当 那岐

[ちなみに。

 高野との関係が変わったことは、
 まだ杏にも、誰にも話していない。>>4:+223

 それは彼の職業柄、
 あまり公言していいものではないと判断してのこと。
 人の口に、戸は立てられないから。

 杏も、うさぎの同僚たちも。
 店によく足を運んでくれる常連の方たちも。
 ある程度、親しい間柄の人たちには信頼を置いている。

 言い触らすような人たちではないことは、
 築き上げてきた関係性から疑っては居ないけれど。]

 
(+26) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 11:55:03

【墓】 厨房担当 那岐



  
[ 誰にも知られずに、
    彼とだけ
秘密
を共有している。

    そういう優越感もなくはないので。 ]



 
(+27) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 11:55:47

【墓】 厨房担当 那岐

[彼が誰かに伝えているなら、それはまた別の話。
 高野が信頼を置いている人であるなら、
 心配はしていない。

 自慢するような恋人になれているか
 自信があるわけではないけれど。

 誰かに聞いて欲しい気持ちも、
 それはまた理解できるから。

 白うさぎのように聡いお客様が一人。>>4:+32
 ……いや、もう一人。>>2:532

 居ることには気づけないまま、
 杏が顔を出すようなら、手伝いに向かおうか。*]
(+28) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 11:56:08

【独】 厨房担当 那岐

/*
大咲と神田さんのメモのやりとりが可愛いなとにこにこしながらもている。

うさぎ村って料理を提供する側と食べる側になるから、
自然と客と店員がペアになること多いのかなって思ったんだけど、客同士と店員同士もいいよね。
落ちバランス考えると悩ましいんだけど、恋はそうして相手を決めるものじゃないからな。
(-13) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 12:01:49

【独】 厨房担当 那岐

/*
は、葉月ーーーーーーーっ!!!!!!
(-15) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 12:50:56

【独】 厨房担当 那岐

/*
知恵のこういう隙間を埋めてくれるようなロール好きだな。
独り言を差し込むタイミングといいGood。
(-17) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 12:59:54

【墓】 厨房担当 那岐

[オーブンがあるのに使わないとは勿体ない。

 とはいえ、
 それを使うには今日は手間が掛かりすぎるから、
 オーブンの出番は次の機会に。

 軽く投げられる『好き』に微笑む。>>+38
 料理人として、作ったものが喜ばれることは
 常に嬉しいことだと感じているから。]


  店で出すものより
  かなり、手抜きになりますけどね。


[そういえば、店に来る時以外の
 食事はどうしているのだろうと、考える。
 毎日外食している訳でもないだろうけれど。

 余り作らないというのなら、
 出来合いのものを買うことが多いのだろうか。

 買い物かご片手にスーパーに居る高野の姿は、
 ……確かに余り想像出来ないな。
(+46) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 14:04:57

【墓】 厨房担当 那岐

 

  思うとこ?


[少し引っかかったものに、小さく首を傾げた。]


  ……じゃあ、砂糖も必要か。


[後半は独り言。砂糖をかごに足して。
 こんなものかと、かごの中身を確認する。
 足りなければ、その時また考えれば良い。

 飲み物ばかり口にする様子を見れば、>>+40
 多少、冷蔵庫の中身と
 普段の食事生活が気になったものけれど。]
(+47) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 14:06:29

【墓】 厨房担当 那岐


  コーヒーがあるなら、嬉しいです。
  よく飲むから。


[酒を飲むことになるとするなら、
 つまみも必要だろうか?
 彼が飲むつもりなら、多少は付き合うつもり。

 足されていくかごの重さが
 両手にで支える程にならなくてよかった。]
(+48) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 14:07:06

【墓】 厨房担当 那岐

[二人乗りの楽しさをまた分け合った後>>+36
 案内されたマンションは、
 俺が住んでいるワンルームよりも
 セキュリティもしっかりしているようで。]


  ――お邪魔します。


[小さく頭を下げてから、開かれた玄関に一歩踏み出す。
 男の一人暮らしにしては、整頓されている部屋。
 ものは余り多くはなさそうだけれど、
 困るほどもでもない物量の家具。>>+41

 それから、仕事柄か紙媒体が多かっただろうか。
 巨大な四角いような丸いようなブロックを見つけたら、]


  ……あ、駄目にするやつだ。


[とか呟いて、歩みを進ませながら。]
(+49) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 14:07:22

【墓】 厨房担当 那岐

[キッチンへと案内されたなら、後を追って。
 余り汚れていないキッチンカウンターに、
 買ってきたばかりの荷物を置いた。

 隣に並んで、開けられた収納棚を覗いたり、
 調理器具の仕舞われた引き出しを確認する。
 店よりも自宅よりも、
 随分と空きスペースがあったけれど。

 あまり、使われていない器具を手に取りながら。]

 
  これなら、なんとか。
  作りものをアレンジするくらいですし。


[多少、足りなくともなんとかするのは。
 俺の手際の見せ所。]
(+50) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 14:07:48

【墓】 厨房担当 那岐

 

  運転、疲れたでしょう?
  座っててもらっていいですよ。

  すぐに出来るものは、先に出すんで。


[そう告げて、今日の防寒の役目を終えた
 ジャケットとフリースを脱いだなら、
 トレーナーの袖を捲くる。さあ、料理を始めよう。*]
(+51) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 14:08:16

【墓】 厨房担当 那岐


 …………?
 手抜きに違いなんて、あるんですか?


[そう聞いたのはさっきのコンビニでのこと。>>+56
 初めて使うキッチンで、まずは手を綺麗に洗う。

 あまり使われてなさそうだけれど、
 洗い終えたプラ容器やペットボトルが
 干されているのを見れば、普段の生活は察せるか。

 片や、カウンターテーブルに残されたままの
 開かれたままのレシピ。>>+57
 これは作ろうとした名残か、何か。
 
 そういえば以前にもそんな話をしたような。>>2:299
 
 血に塗れることのなかった包丁を取り出し、
 思い出して、ふ、とまた笑みが零れた。

 今度は包丁の持ち方から教えようか。
 そんなことを考えながら、
 開かれたページに今日のレシートを挟んでおく。
 今日はレシピ本には休んでもらおう。]
(+66) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 15:43:18

【墓】 厨房担当 那岐

[レジ袋から買ってきたものを取り出して、
 シンクに並べていく。増えた調味料は、
 既に並んでいる調味料の横へ並べて。

 まずは手始めに小さな鍋を借りて水を沸かす。
 コーンクリームのカップスープは湯に溶かすだけ。
 
 湯が湧くまでの間にまだほとんど綺麗なままの
 フライパンを借りて、熱くなったら、
 食パンにこんがり焼け色がつくまで強火で焼く。
 麦の香ばしい香りが立ってくる。

 スープの粉末はしっかりと溶けるまで掻き混ぜたら、
 コーンの粒が浮かび上がってくる。

 仕上げに焼き上げたパンを9分割にして、
 コーンクリームに食パンを入れるだけの一品。

 スープが好きだと言っていたし、
 風で冷えた身体には温まるだろうから。]
(+67) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 15:43:28

【墓】 厨房担当 那岐

[テーブルに運んで、まずは一つ目。

 家主はいつのまにか着替えていたらしい。
 さっきまでの身体にフィットした皮のスタイルよりも、
 ゆったりとした自宅用のラフなスタイル。

 店ではなかなか見ることはない姿に、
 口元を綻ばせながら、
 ことりと湯気の立つカップを置いた。]

 
  気持ちいいですか、それ。


[使われていないソファを横目に。
 そんな会話を交わしながら、キッチンヘ。

 少し、動いたとしても会話は成り立つぐらいの距離。
 ときに、書棚へ視線を投げたり。
 自分の家にはない大型のテレビに
 目を向けたりしながら、キッチンへと戻っても。
 話は、続けられただろう。*]
(+68) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 15:43:56
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(c11) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 15:48:51

【墓】 厨房担当 那岐

[キャベツはハーフサイズのものがあって良かった。
 半分に切り分けて、片方は千切りに。
 もう片方は、手でちぎって形を残していく。

 次に取り出したのはツナ缶。
 少しだけ汁気を切って、残りは使う。
 マヨネーズにごま油。
 それににんにくチューブを入れてよくかき混ぜたら、
 千切りにしたキャベツをプラス。

 ツナが少し甘い分、
 仕上げのブラックペッパーはたっぷりと振りかける。
 
 器は手のひらサイズのものと、
 もう一回り小さなものを借りてそれぞれに盛り付けていく。

 ツナとキャベツのコールスロー。
 小さな器の方は、
 冷蔵庫で冷やして後日に食べてもらうとして。]
(+73) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 17:06:54

【墓】 厨房担当 那岐

[調理器具の中に埋もれていた、明らかに貰い物らしき
 シリコンスチーマーがあって良かった。
 時短は大事。夜が更けてきたなら尚更。
 
 料理をすることは苦ではないけれど。
 彼と話す時間も、できるだけ長く取りたいから。
 便利なものは使っていくに限る。

 ちぎったキャベツとしらす干しをスチーマーに入れ、
 顆粒タイプのコンソメを振りかけ、
 サラダ油を大さじに一杯分。

 箸でスチーマーの中を掻き混ぜて下味をつけるように
 中身が行き渡れば、チーズを散らして。
 後は、レンジで加熱するだけ。

 時間が経つにつれてレンジの中で溶けていく
 チーズとコンソメがキャベツから出た水分と絡んでいく。
 しらすとキャベツの蒸し料理。
 
 体型を維持したいと言っていたのは、
 聞いたから、蒸し料理でヘルシーなものを一品。]
(+74) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 17:07:14

【墓】 厨房担当 那岐

[顆粒コンソメは割りと便利なもので、
 もう一品役に立って貰うために
 そのままシンクに残しておく。

 薄切りのハム、とろけるチーズを1cm角の長方形に刻む。
 白ネギは5cm幅に一度切ってから、縦に四等分。
 解けた白ネギが短冊のようになって、チーズと並ぶ。

 片手で卵を割るのが格好いいと、
 杏を見て思ったのは何歳の頃だったか。
 今は慣れた手付きで出来るようになったもの。

 卵は二つ。一度溶きほぐしたら、
 今度はコンソメと牛乳を入れて混ぜていく。

 そこまでで一度手を止め、]


  ……高野さん、耐熱用の容器ってあります?


[くつろいでいるであろう彼に一言。
 彼が来るのを待ちながら、食器棚を眺める。]
(+75) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 17:07:35

【墓】 厨房担当 那岐

[あまり食器は揃っていなかった。>>+56
 一人暮らしの、料理をしない男性の佇まい。
 そこに、前の恋人の影はなかっただろうか。]


  ……今度。
  食器、増やしていいですか?


[探しものを見つけてくれたであろう彼に。
 そう、次を匂わせた一面もあっただろうか。]
(+76) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 17:08:03

【墓】 厨房担当 那岐

[無事手に入った耐熱容器は二人分。
 ハムとネギは交互に重ね入れて、一番上にはチーズを。
 そこにコンソメで味付けされた出汁を注いで、
 ラップをふわりとかけて、またレンジへ。

 電子レンジは革命だ。
 これ一つさえあれば、初心者の一人暮らしには困らない。
 美澄が引っ越すというのなら、
 引っ越し祝いはグリエレンジにしようか。
 なんて、考えているうちに出来上がりの音が鳴る。

 一度、軽く加熱した後は、
 今度は弱めにじっくり10分ほど。

 表面のチーズが蕩けてきて、
 出汁が柔らかさを残したまま固まっていく。

 これは洋風の茶碗蒸し、といえばいいだろうか。]
(+77) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 17:08:28

【墓】 厨房担当 那岐

[さて、副菜がいくつか出来たなら。
 茶碗蒸しが冷めない内にメインを軽く、お手軽に。

 パックのご飯をレンジで解凍している間に、
 出来合いの焼き鳥を串から抜いていく。
 ねぎまもあったのでちょうどいい。
 先程使ったねぎの余りも軽く焼いて足しておく。

 ほかほかのご飯を丼に盛れば、湯気がほわほわと温かい。 
 ご飯の上に、焼き鳥とねぎを乗せて。

 鶏ガラスープの粉末をふりかけて湯を注ぎ入れる。
 既に味付けされた焼き鳥とねぎから滲み出る味。
 湯に溶けていく鶏ガラスープと相性はいいはず。

 小口切りにしてある小ねぎを上から、
 ぱらぱらと振りかければ彩りもよく。
 焼き鳥スープ丼、メインも完成だ。]
(+78) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 17:08:54

【墓】 厨房担当 那岐

[料理の合間に先に出来たコールスローと、
 蒸しキャベツは先に運んでおいたから。
 先に食べ始めているかもしれない。

 待ってくれているのなら、一緒に。
 今しがた出来あがった料理をテーブルに運んで。]


  ……そういえば、昼は気づかなかったけど。
  一緒に飯食うの初めてですね。


[いつも料理を食べてもらうことはあっても。
 食卓を囲むのは初めてのこと。

 座椅子が置かれた、斜め隣に腰を下ろして。
 先に彼が食べ始めるのを眺めながら。**]
(+80) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 17:09:22

【墓】 厨房担当 那岐

―― 鴨が流行った夜 ――

[誘惑の一言に戸惑った反応を見て、
 くすくすと笑いを零してしまう。
 
 うちのシェフの腕は誰しもお墨付きなので。
 どれを選んだとしてもオススメできるのだが。

 『おまかせ』は、腕を信頼された証。>>+43


  かしこまりました。
  鴨は神田さんと同じ鴨南蛮でいいですか?


[店長の腕はランチでも保証済み。
 今は滅多に表に出てこないけれど、
 俺に料理を作る切っ掛けを教えてくれたのは彼女だった。

 鴨南蛮に使うロースはランチが終わった後に、
 しっかりと、薄皮と脂を取り除いて、
 じっくりと、焼いて煮込んだものがある。

 鰹は美澄が作ったタタキを少し、分けてもらおう。]
(+84) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:22:45

【墓】 厨房担当 那岐

[杏の手元で綺麗にスライスされていく鴨ロース。
 食べごたえがあるぐらいの厚みを残している。
 切っただけで、少し肉から染み込んだ汁が溢れる。
 
 隣に並んで青い部分を切り落としたネギを
 斜め切りにして。
 
 フライパンを用意したなら杏がその前に立った。
 投入されたネギに焼き色がついていく。
 同じフライパンで鴨肉を焼けば
 ネギの風味が肉にも移っていく。
 
 その間にこちらは細打ちの蕎麦を茹でる傍ら、つゆ作り。
 だし汁と醤油とみりんを足して濃い目に。
 そこに焼いたネギと鴨肉を合わせたら、
 味が染み渡るまで、少し時間を置いて。]
(+85) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:23:46

【墓】 厨房担当 那岐

[ざる上げしたそばを、シンプルな白の器に盛る。
 熱々のつゆとたっぷりとつゆを含んだ
 ネギと鴨肉を乗せたなら、]


  鴨南蛮です。七味はお好みで振ってくださいね。


[待ちかねていた神田と高野の前に、それぞれ置いた。]
(+86) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:24:15

【墓】 厨房担当 那岐

[カツオは美澄が途中まで仕上げたタタキを貰う。>>4:290

 しっかりと焼き目の付いたカツオに
 摩り下ろしたにんにくと酒を行き渡らせて、
 そこに醤油と生姜汁を少し。
 
 しっかりと和風の下味を付けた後は、
 汁気を軽く切ってから、片栗粉をまぶして。
 170度の油で揚げていく。

 ぱちぱちと小さくなる油の音。
 カラッと仕上がるようにあまり時間は掛けずに。

 軽く茹でたグリーンアスパラと春人参は
 箸休めに一緒に添えて、レモンも。
 つけ塩にはオススメの琉球で取れた『雪塩』を乗せた。

 その後もいくつか料理は頼まれただろう。
 和食が好きなことはもう知っている。
 その度に、彼が喜びそうなものを考えるのは、
 好きな時間の、一つになる。
(+87) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:25:18

【墓】 厨房担当 那岐

[料理を提供する側とされる側から、
 少し、変化があった後。

 またひとつ、仕事の合間に挟まれた誘いの言葉。>>+44

 その時は、彼の家に招かれた後だっただろうか。
 配信機能は最近ではネット回線を繋げれば、
 テレビでも観れるようになったとか。

 自宅で独りで見る時には、
 タブレットを使っていたけれど。]


  どんな映画ですか?


[観るとするなら大型のテレビがあった
 彼の家になるだろうか。そんなことを考えながら。
 また、一つ、約束を交わして。]
(+88) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:25:47

【墓】 厨房担当 那岐

[そんな、いつかの帰り道。

 早上がりで珍しく一緒になった帰路の時間。
 振動が続くスマホに今にも舌打ちしそうな高野から、
 その通知の数の多さの原因を知ったなら。>>+45

 仲の良さにくすりと笑って、
 隣を見上げただろう。]


  別に、いいですよ。
  葉月さんなら。


[度々、店内で二人がテーブルを共にする風景を
 目にしていたので、嫌だと拒否する事もなく。]
(+89) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:26:14

【墓】 厨房担当 那岐

[春先の
の下を歩きながら。
 人気の少ない夜道。

 そっと、手を伸ばして
 彼の指の隙間に自身の指をするりと、
ませる。]


   なんて、紹介してくれるんですか?


[通りすがる人も居ないから。
 傾けた首の先、そんなことを尋ねながら。
 月明かりの下に浮かぶ横顔を眺めていた。**]
(+90) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:27:13
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(c12) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:33:43

【独】 厨房担当 那岐

/*
Q.あんまり顔出せないかもって言ってたのにこんなに村来てるのあーれだ?

A.俺
(-32) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:38:32
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(c13) milkxxxx 2023/03/11(Sat) 18:52:15

【墓】 厨房担当 那岐

[彼が『ヒーロー』だった頃は知らない。
 その名残がこの部屋にあったとしても。>>+125
 今は、まだ。

 あまり使われていなさそうな電化製品。
 冷蔵庫には飲料ばかり。
 不規則な時間の仕事。
 人気に左右される商売。

 何もかもが違い過ぎるから、想像がつかないこともある。
 ただ、今みたいに部屋で
 ゆっくりとくつろいで居る彼は、>>+126
 自身と余り変わらないような気がした。

 もし、広い浴室があると聞いたなら。
 自身の1ルームに設置されている洗面台と一緒の
 ユニットバスと比べて、羨むくらいはしただろう。

 今はまだ、そのことは知らないまま。]
(+159) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 1:30:42

【墓】 厨房担当 那岐

[離れられない。>>+127
 どこかのラジオで言っていたのと似た台詞に笑う。
 許可を貰えたのなら後で体験してみることにして。

 スープの感想を横目に戻った後。

 食器棚の前で佇んでいれば、慣れた家人がやってくる。
 箱に入っているから気づかなかった。
 少し高い位置にあったものを取ってもらったものを、
 受け取りながら中を確かめる。
 
 うん、これなら使えそうだ。

 食器の有無には色良い返事が返されて。>>+129
 必要なもの、と聞いて思い浮かんだのは、
 今日ではとても使い切れないだろう調味料達。]

  
  良かった。
  今日だけじゃ使い切れそうにないから、
  使ってもらっても……、


[……と、そこまで言いかけて。
 後から入ってきた情報と
 遅れて繋ぎ合わせてようやく理解する。]
(+160) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 1:31:17

【墓】 厨房担当 那岐

[『必要なもの』の意味。そこには。
 俺が増やそうとした食器と同じ意味が含まれていて。]


  ああ……、
  そうですね、その内。


[噛み締めるように感嘆を漏らした後。
 改めて、実感する。これからの意味。

 次に訪れる時には、食器以外にも。
 共にゆっくりと過ごせるようなラフな服を持って来ようか。]
(+161) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 1:31:52

【墓】 厨房担当 那岐

[テーブルで隣り合いながら、言葉を交わす。
 店で立って眺めているのではなく、
 今日は一緒に食事をしながら。

 初めて、と言われたなら少し目を丸くしたけれど。
 使わせてもらったキッチンを思えば納得は行く。
 さっき脳裏に過ぎった以前の恋人は
 この部屋には当てはまらないらしい。>>+130

 味は好評のようで、
 彼の目が丸まり、感想が零れたなら。
 遅れてようやく自身も手を付ける。

 最初の一口は、自分ではなく
 誰かに食べて欲しい。味見は別の話。]


  それ、冷蔵庫にも入れてあるんで。
  明日以降にまた食べてくださいね。


[にんにくが効いているコールスロー。
 評判がよければ目を細める。]
(+162) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 1:32:39

【墓】 厨房担当 那岐

[食べる度に驚くような声に、小さく笑った。
 店のように手をかけなくても喜んでくれることに。
 少し擽ったいような心地を覚えて。]


  スチーマー便利ですよ。
  コンビニでも売ってるベジタブルセット買って、
  肉重ねておくだけで蒸し料理になりますし。
  ポン酢で食べると、旨いです。


[宝の持ち腐れになっていたスチーマー。>>+132
 使い方を簡単に説明しておくのは、
 彼の普段の食生活を気にしてのこと。

 そんな中で不意に零れた笑い。>>+133
 目許を綻ばせてそんな感想を零す彼を見ながら、
 先程、話した食器の話を思い出す。
 
 その時に感じた、噛み締めるような何かを、
 彼も感じたのだと分かったら。]
(+163) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 1:33:16

【墓】 厨房担当 那岐

 
 
  ここの方が店に近いから、
  朝、起きる時にゆっくりできそうですね。
 

[冗談混じりの言葉に、そう答えただろう。*]
(+164) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 1:33:39
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(c23) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 1:45:22

【墓】 厨房担当 那岐

―― 鴨の日 ――

[カウンターに響く蕎麦を啜る音が二つ。>>+112>>+136
 七味を振りかける神田と、
 そのままを楽しむ高野を交互に眺めながら、>>+135
 二人の水を注ぎ足しておく。

 神田からの問い掛けには。]


  はい、そうです。


[天ぷらは確か大咲が作ったと記憶している。
 ゆっくりと味わうように器を傾け味わう。
 そこから漏れた感想に、さすが、と微笑んだ。]


  厚削りの鰹を使ってるんです。


[だから、今日も一つ答え合わせを。]
(+189) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 13:35:39

【墓】 厨房担当 那岐

 
  血合いの入った厚削りのものと、
  それから、香り付けに薄削りを後から。
  醤油は……何を使っているかは、秘密で。


[なんといっても店の特製なので。>>3+109
 大体の回答は出したようなものだが、
 肝心なベースとなるものは伏せておいた。

 ネギも鴨も好評のようで、
 いつもの流水のように流れるような感想を楽しむように
 耳を傾けながら二品目を頼まれたなら。>>+114


  はい、かしこまりました。
  そうですね……、新じゃが使ってもいいですか。


[一言断りを入れて、作り出そう。*]
(+190) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 13:36:12

【墓】 厨房担当 那岐

[二人の蕎麦を啜る音は、揚げる音と重なれば、
 いくらか相殺できただろうか。

 一方で口数の少ない高野に目を向けたところで、
 微細な感情の揺れまでは気づけなかったけれど。>>+134
 目が合ったなら、自然と細めて返していた。

 竜田揚げに彼が手を付ける頃、
 カウンターキッチンに戻れば、映画の話。

 邦画はあまり観ることがないから。
 説明されたものは欠片程度は聞いたことはあっても。
 観たことがないものだったけれど。

 一日では観られそうにない量に、
 思案するように伏した瞳を、ちら、と向けたなら。]


  配信なら、映画じゃなくてもいいんですよね。
  ……だったら、『戦隊モノ』とか観れます?


[タイトルまでは知らない。
 けれど、彼にならそれで何が観たいかは伝わるだろう。]
(+191) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 13:36:32

【墓】 厨房担当 那岐



  観てみたいです。
  『ブラック』が活躍するところ。


[今はプライベートな時間を楽しんでいるだろうから。
 名前は伏せたまま、好きになったカラーを口にした。*]
(+192) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 13:36:49

【墓】 厨房担当 那岐

[そんなリクエストを願った日だっただろうか。
 帰り道で、葉月の話題に触れた時。
 何故か顔を顰めたのを見たら、>>+137
 機嫌を取るように、絡めた指に少し力を篭めて。]

 
  葉月さんとは話してみたかったから、
  俺は構いませんが。


[構われるのが嫌なのだろうか?
 彼は純粋に高野のことが知りたそうに聞こえたけれど。
 お節介についてはまだ葉月の人となりを
 深く知らないから、微かに首が傾く程度。]
(+193) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 13:37:11

【墓】 厨房担当 那岐

[指先から温度が伝わって、零れた笑いが見れたなら。
 心配する必要はなさそうだ。

 ねだるような問い掛けに返された応えは。>>+138
 期待通りの、いや、それ以上のものだったから。]


  『お父さん』の相手が『お父さん』だったら、
  ……驚くかな。


[少し崩れ始めた敬語には自分では気づかない。
 はにかむ姿につられるようにして、双眸を緩めた。*]
(+194) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 13:37:38

【独】 厨房担当 那岐

/*
あ、安価ミスった。手打ちは駄目!
(-65) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 13:43:49

【独】 厨房担当 那岐

/*
なんだろうな、ぐっと刺さる!とかじゃなくて。
ナギの皮を被っているからか。
ゆっくりと時間をかけて染み込んでいくような感覚というか。
灰であんまり転がってるようなものを落としていない。
(-66) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 14:11:51

【独】 厨房担当 那岐

/*
メモも素っ気ないものになってそうで。
不安になってなければいいけど。
(-67) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 14:12:30

【墓】 厨房担当 那岐

―― 二品目 ――

[新じゃがを手に取ったら、まずはよく洗う。
 皮がついたまま使いたいから念入りに。
 一口大ぐらいになるように、大きさは6等分ぐらい。
 手を入れた後は、
 キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取って。

 牡丹海老はお腹の殻を剥いてから尻尾へ。
 そうすると頭も尻尾もちぎれることなく綺麗に剥ける。
 頭と尻尾をそのままにするのは、
 見た目にも楽しんでもらいたいという思いから。
 こちらも下処理を済ませた後、水気を取って。

 彩りにはアスパラを。根本を切り落として。
 固い部分はピーラーで剥いて、5cm幅に。

 次に手にしたのはスキレット。オリーブオイル。
 勘のいい人ならばもう何を作るかは察せるだろう。]
(+195) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 14:41:00

【墓】 厨房担当 那岐

[みじん切りにしたにんにくとアンチョビを
 アスパラと一緒に入れ、いい香りがしてきたら。
 新じゃがが柔らかくなるまでふつふつと。
 後から海老を入れたら、今度は赤く色づくまで。

 仕上げにパセリを少し散らして緑を深めたら。]

  
  海老と新じゃがのアヒージョ。
  こちらもお好みで、七味をかけてください。


[熱々のスキレットを木板に乗せてテーブルへ。
 食べれない海老の部分は、殻入れを一緒に添えて。*]
(+196) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 14:41:41
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(c27) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 14:46:22

【独】 厨房担当 那岐

/*
なんかこう、遠回しの喜びやアピールが上手く伝わっていないような、俺の文章力が恨めしい……。
(-70) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 14:57:30

【独】 厨房担当 那岐

/*
これは愚痴ではなく、俺のいつもの独り反省会です。
(-71) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 14:58:10

【墓】 厨房担当 那岐

[鴨南蛮は醤油の出汁の香り。
 鴨の深みも口に残るだろうから。
 揚げ物の方は少しさっぱりと。

 思わずと零れた反応だろう音。
 今までとは違うのは、味覚が覚えたからか。>>+206
 親しい神田の癖が移ったのかもしれない。]


  そうですね。後、生姜も少し。


[彼とも答え合わせをして、頷きながら。
 少し酒の入った様子を仕事の合間に垣間見る。

 口元に運ばれていく箸を見ながら、
 ふと、過去に話した友人との下世話な話を思い出した。]
(+219) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:04:01

【墓】 厨房担当 那岐

[――食事と性欲は密に繋がっている。
 その傾向も、食べ方で分かるらしい。


 初めて彼と出かけた日。
 初めてバイクに乗って、彼の家で過ごした日。

 次の約束を仄めかされて、>>+187
 彼が感心して止まなかった料理を二人で
 腹の中に収めた後。

 片付けの申し出に甘えて、
 柔らかなソファの心地よさに心ゆくまで沈んで。
 ダメになる理由をしっかりと覚えさせられて、
 狭い家に同じものが欲しくなったと零したりもした。]
(+220) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:04:46

【墓】 厨房担当 那岐

[別れ際に、名残惜しそうに触れられた指先が。
 頬を撫でるのを少し擽ったく感じながら、
 見上げた時に瞳に覗いた微かな欲の色。]


  ……――、



[不謹慎にも、触れた柔らかな感触を思い出して。

 微かに、息を呑んだ。
 頬が、熱い。
(+221) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:05:48

【墓】 厨房担当 那岐

[煩悩を振り払うように手元に集中した。
 神田さん、生憎と俺が作った料理に
 理性を保てる効能ないかもしれません。>>4:+139

 観たいもののリクエストには鈍い反応を見た時は。
 駄目かな、と思ったものだけど。
 後に見えた照れるようなリアクションを見たら、>>+207
 了承と捉えてもいいのだろう。

 戦隊モノは、子供の頃に少ししか
 見た記憶がないぐらいに薄い。
 それでも、本人の解説付きでそれが恋人であるならば、
 その時間が楽しいことは保証されている。]
(+222) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:06:05

【墓】 厨房担当 那岐

[少し斜に構えた、後方から見守るような存在。
 それが俺の小さな頃に見た『ブラック』のイメージ。

 夜桜を見やすいように明るい街灯の下。
 まだ見たことがないもう一人の『ブラック』の方は、
 拗ねたような声で、可愛らしい嫉妬を見せた。>>+209


  ……ふ、


[分かりやすい反応に思わず、頬が緩んだ。

 握りあった手が彼の口元へ運ばれていく。
 だから、此方からも。
 運ばれた手の甲を、彼の唇にトン、と触れさせた。]


  心配しなくても、
  妬くようなことにならないですよ。


[斜めに曲がった機嫌は治るだろうか。
 笑っているから、きっと、大丈夫。]
(+223) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:06:24

【墓】 厨房担当 那岐

[葉月の酔い方は目にしたことがある。>>3:454>>4:9
 あれは度数の問題もあるだろうから、
 毎回ああなる訳じゃないだろうけれど。

 自身も酒があまり強い方ではないから、
 共感する気持ちが強いのは否めない。

 『お母さん』と呼ばれる高野の姿を
 想像して、また笑いを押し殺しながら。
 彼が口にしたのは、あの日のこと。

 夜桜に視線を移していく彼を追って、
 見上げたら、ピンクの隙間に浮かぶ
 薄白い月が見えただろうか。]
(+224) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:06:40

【墓】 厨房担当 那岐

[落とされる呟きに>>+210、微笑みを返す。
 脳裏に浮かぶのは、あの時流れていたBGM。]


  そうですね。
  桜も、――月も。


死んでもいい、
とは返さない。
 九死に一生を得る狭間を彷徨ったあなただから。]
(+225) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:07:01

【墓】 厨房担当 那岐

[それから、]



  配信を観る日は、泊まってもいいですか?



[少し、躊躇いながら口にしたそれは。
 無事、受け入れられただろうか。*]
(+226) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:07:23
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(c28) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:13:49

【独】 厨房担当 那岐

/*
みんな旨そうに食ってくれて嬉しい。

今夜、サヤさんとチエ落ちてくるかな。
でもなぁ、俺の中の人予想だとチエから落ち希望しなさそうだなと思っていて……。
(-79) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:23:47

【独】 厨房担当 那岐

/*
そして自分のロールを読み返しながら、
ナギってめちゃくちゃむっつりなのでは?と思っています()
(-80) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:24:55

【独】 厨房担当 那岐

[彼の唇の感触を思い出した時>>+221
 思わずそっと、自身の唇に触れた。

 異性しか好意の対象として思っていなかった
 そんなことがずっと遥か昔に感じるくらいに。

 少しずつ、惹かれていく。
 心が傾いてくのが、分かる。

 『恋人』と関係に名前がついた途端に。
 生まれてくる浅ましい感情が抑えられなくなっていく。

 口に出してしまえば、
 ダムが決壊するみたいにぼろぼろと
 噴き出してしまうかもしれない。 ]
(-81) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:43:21

【独】 厨房担当 那岐

[まだ、一度も伝えたことのない『言葉』。

 彼が何度も表現を変えて口にしてくれる好意に、
 ちゃんとこちらから応えられていない。

 そんな気がして。

 躊躇ってしまう。
 甘えたい方だとは、軽く伝えてみたけれど。]
(-82) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:43:47

【独】 厨房担当 那岐






     
[ 
れてしまうくらい、
ってしまったら―― ]


 
(-83) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:44:56

【独】 厨房担当 那岐



 
[そんな、姿を見ても。
 彼は、俺を受け入れてくれろうだろうか。

 微かな不安がまだ残って。
 口に出せないまま。

 想いは、密やかに、膨らんでいく。
 一人、抱え込む程に、膨らんでいく。**]
(-84) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 17:45:30

【墓】 厨房担当 那岐

―― 勘のいい人 ――

[贅沢を飲んでる。>>+215
 下準備を請け負った身としては嬉しい一言。
 
 良質な素材を使うことは当然であっても、
 見栄えのする視覚に捉われてしまうのは人の性。
 ベースとなるものに気づく人は意外と少ない。
 
 そこに気づいてくれるのが神田だ。
 彼のような人が店の常連になってくれることが、
 誇らしく、より腕に磨きを掛けたくなってしまう。]


  黒原以外にも、大咲がデザートを担当する
  機会を増やそうっていう話が出てるんです。

 
[不意に、そんな話をしたのは。
 昼と夜の狭間でディナーに出すデザートの
 準備をする彼女の姿を見る機会が増えたから。] 
(+241) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 18:18:43

【墓】 厨房担当 那岐

[それが、目の前の人の影響があったとは。
 まだその時は知らなかったもしれないし。
 大咲から既に聞いていたから、話したのかもしれない。]


  秘蔵は教えられませんが、
  大咲ならぽろっと口にするかもしれませんね。


[最近柔らかくなった彼女は、
 その時どこに居ただろうか。
 軽く視線を向ければ反応があっただろうか。

 そんなやりとりを交わした後に運んだアヒージョも
 しっかりと食レポを貰って、>>+217

 『ナギちゃん』と親しみを篭めて呼ばれることにも、
 躊躇いを感じなくなってきたのは、いつからか。]
(+242) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 18:18:58

【墓】 厨房担当 那岐

[口されることのないLIKEに、
 こちらから向けられるのはI owe you one.
 気づかなかった心配り>>1:376とは、また別に。
 いつもこの店に足を運んでくれるお客様へ。

 アスパラを食む姿を楽しみながら、
 不意に高野へ飛んだ問い掛けには、
 チャンス?と、首を傾げたことだろう。**]
(+243) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 18:19:19

【独】 厨房担当 那岐

/*
お、明日も続きそうだな。
(-91) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 19:25:08

【独】 厨房担当 那岐

/*
メモの告白に返したい気持ちはあるけど、
その言葉は先にロールに使いたい。
(-93) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 19:40:38

【墓】 厨房担当 那岐

[納得したのか、していないのか。
 語尾についた『けど』には微かに、
 見えない残り香のようなものが垣間見えたが。

 胸中まで察することは出来なかったから、
 笑うだけに留めておいた。

 それとは反面。

 彼の中で如何程評価が高いのか。
 彼自身の真贋に自信があるのか。
 言葉の端に躊躇いのなさそうな声には、>>+230
 笑う声も、苦笑が交じる。]


  葉月さんの恋愛対象、
  女性だと思うんで大丈夫だと思いますよ。
  

[いつかの誤解が本当ならば。>>0:401
 それに聞こえないようにしても
 聞こえてしまった彼の想い。>>3:293
 暫くは消えることはないだろう。]
(+268) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 20:39:02

【墓】 厨房担当 那岐

[紹介が、どんな形であれ。
 高野がそのつもりなら、頷きを返す。

 少し面映ゆい気持ちはあるけれど。
 こそりと打ち明けられた大咲の顔を思い出す。>>+236

 密やかに伝えられた報告は嬉しかったものだから。
 それがまた伝染していくように。
 人へと繋がっていくのかもしれない。]


  ……届く?


[泊まりの許可を得た後に返された言葉に、
 一瞬、意味が掴みきれずに問いを重ねれば。
 新たに増やしたという家具は、
 以前に彼の部屋で気に入ったもの。]


  もう一つって。
  …………まさか、俺の分?


[一人暮らしの家に。
 二つある意味はそれ以外には思いつかなかったから。]
(+270) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 20:39:24

【墓】 厨房担当 那岐

[並ぶソファに二人で沈む姿を想像して。
 堪え切れずに、声を立てて笑った。]


  っふ、はは……二人で駄目になるんですか?


[その姿があまりにも可笑しくて、
 笑いを抑えるのに少し、苦労したから。
 次に落とされた言葉には>>+233、すみません。と。
 断りを挟んでから、拾っただろう。]


  ……してもらっていいですよ。


[予想外の話に、
 さっきまでの緊張が解けてしまったから。]
(+273) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 20:40:42

【墓】 厨房担当 那岐

 
 

  
ソファよりも、
   ――駄目にされたい人がいるんで。




[声を潜めて、甘く。耳元に囁いて。

 その日、
 駄目になるソファが使われるかどうかは、
           もう少し、先の話。]
(+275) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 20:42:12

【墓】 厨房担当 那岐

[そうして迎えることになる次の約束の日は。
 ランチタイムとディナーの準備だけを済ませて、
 早上がりした、夕刻の頃。

 その日を指定したのは、
 オフの日に翌日の仕事を気にして
 その日泊まるよりも明日の休みに向けて
 時間を取った方が、気にしなくていいと思ったから。

 さて、あのソファは間に合ったかどうか。**] 
(+276) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 20:42:26

【墓】 厨房担当 那岐

―― 鴨の日 ――

[可愛い妹の早い春の報告を聞いた日。>>+236
 自身にも小さく芽吹いた芽は、
 春の風と柔らかな夜の月明かりの下、花開いた。

 すぐに報告するのも気恥ずかしく、
 まだ仄かに色づいた程度の花だから。
 大咲にはまだ告げられていない。 

 けれど、その日以降。
 大咲から『彼氏』の話を聞く機会も増えたように思う。

 視線に気づいた大咲に軽く手を上げて応えながら。>>+246
 新規客らしい男達には冷めた視線を向けておいた。
 
 これは、大咲に限らずの話だが、
 
うちの店員は可愛い人が揃っているので、

 同僚としての牽制を含んでおく。

 ――――合意の上なら、吝かではない。]
(+318) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 23:31:17

【墓】 厨房担当 那岐

[大咲には、誰とまでは聞かなかったけれど。
 あの日、彼女が向けた視線の先に居た神田から、
 苦笑と共に真面目な回答が返ってきたならば。>>+263

 なるほど、

 ……と、腑に落ちる部分があったかもしれない。
 言葉の裏に彼女のへの気遣いが見えたから。]


  ……失礼しました。
  今の話は、なかったことに。


[キャスケットのつばを上げて、軽く一礼を向け。
 気を悪くするでもなく、来訪を約束してくれることに
 ほっと静かに安堵を漏らす。]


  いつでも、お待ちしています。
  

[そう、締め括ろうとして。
 聞こえた潜められた声に気づいたら。>>+264
(+319) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 23:32:12

【墓】 厨房担当 那岐


  
  神田さんも、苦労しそうですね。


[と、一言だけ。付け足して笑った。
 可愛い妹をよろしくとは言わない。
 その答えは先程の彼を見れば、十分だろう。**]
(+320) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 23:32:52

【墓】 厨房担当 那岐

―― 休日に向けて ――

[ディナーに向けての仕込みを終えた後。
 汚れたエプロンと着替えを鞄に放り込んで、
 一度自宅へ戻り、洗濯機に入れて
 代わりに翌日の着替えを取り、
 とんぼ返りのように鍵を締めて出掛けた。

 陽が落ちていく中、帰路に着く人たちとは
 反対方向へ向かって地下鉄に乗り、
 以前は、バイクで訪れたマンションへ向かう。

 入り口でインターフォンで呼びかければ、
 すぐに応対してくれただろうか。
 開けられたセキュリティドアを抜けて、9階へ。
 彼の部屋に向かったら。

 玄関で挨拶と共に、抱き竦められて。>>+292


  ……っ、



[不意打ちに少し目を瞠ったものの。
 応えるようにそっと、腕を背に回した。]
(+321) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 23:33:22

【墓】 厨房担当 那岐

 

  ……ただいま?


[店で『おかえり』は、口にしたことはあるけれど。
 その言葉を口にしたのは、実家以来だったろうか。
 擽ったさに、くすりと笑みを零して。
 すり、と甘えるように肩口に頬を寄せた。]
(+322) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 23:34:00

【墓】 厨房担当 那岐

[少しの間、温もりを堪能してから離れ。
 お邪魔します、も、やっぱり言ってしまったのだけど。

 短い廊下を抜けて、リビングへと通されたら。
 まず、目についたのは前に話していたソファ。>>+292


  ふ、届いたんですね。


[振り返って笑い、鞄を置いたら。
 まずは触感を確かめるように触ってみようか。*]
(+323) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 23:34:19

【独】 厨房担当 那岐

/*
>>183 知恵、格好いいよ
(-108) milkxxxx 2023/03/12(Sun) 23:38:43

【独】 厨房担当 那岐

/*
ログ読み返してて思ったんだけど、
大咲も苺が好きで>>+142
俺も苺が好きなの>>2:120>>4:+182
本当に兄妹っぽいよな。

あ、栗栖くんも好きだっけ。苺のケーキ。
でも栗栖くんは三兄弟が居るからな。
(-113) milkxxxx 2023/03/13(Mon) 0:24:37

【墓】 厨房担当 那岐

[擦り寄せた身体に応えてくれた腕に、
 機嫌が悪くなるはずもなく。
 
 彼の家に増えた一つ目に見つけた、
 『自分用』に宛てがわれたもの。

 どうぞ。と促されたなら。>>+332
 触れていた部分から一度、手を離して。
 膝を立ててソファの前に向き合ったら、
 ぽふんと、頭から行くようにダイブした。

 柔らかな弾力が押し返ってくる。
 その気持ち良さに思わず表情を緩めながら、
 ソファに埋もれたまま、振り返る。]


  ははっ、本当に駄目にしたいんだ?


[俯いたせいで流れた前髪が、
 さらりと、視界の端を横切っていく。]
(+344) milkxxxx 2023/03/13(Mon) 0:56:12

【墓】 厨房担当 那岐

[そんな姿を見たいなんて、どうして。
 そう思いながらも、甘やかされるような言葉の
 魅力には勝てなかったから。
 夕飯の誘いには。ああ。と軽く相槌を。>>+333


  そうですね、少し。

  でも……、いいんですか?出前で。
  ああでも、映画見るなら、ピザとコーラかな。


[前言撤回。
 海外映画の定番、それは今も変わらない。]
(+345) milkxxxx 2023/03/13(Mon) 0:56:48

【墓】 厨房担当 那岐

[クッション性の強いソファに顔を埋めて、
 少し息を吸い込んだら、新品の匂いがする。]


  ああ……、



[小さく、感嘆符を洩らしたら。
 ふと、なにか足りないと気づいて。
 並べられたソファの古い方に膝でずるずると移動して。]
(+346) milkxxxx 2023/03/13(Mon) 0:57:17

【墓】 厨房担当 那岐

[もう一度、改めて。
 ぼふっ、と身体を埋め込んだ。
 足りないものに満たされる感覚。]


  俺、こっちの方がいいです。
  高野さんの匂いがするから。


[だから、新品は彼に使ってもらうことにしよう。*]
(+347) milkxxxx 2023/03/13(Mon) 0:57:37