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人狼物語 三日月国


83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


 トト  

【雲】 トト  

  

  ……… いくらなんでも失礼でしょ?

   
(D0) papico 2021/07/13(Tue) 1:14:35

【雲】 トト  

  

  「 っ ── 貴方が先に言ったんじゃないの 」

  
  せっかく真顔で応えたのに、笑うなんて笑うなんて!
  しかも苦笑いだなんて最悪よ!

  恥ずかしくて火照った頬を両手で隠して、
  当然彼の方なんて見れやしなかったわ。
 

  
  ホント、もう。

  私にロマンチックなんて無理だったのよ。
  この調子で朝までなんて絶対無理じゃない!
 
(D1) papico 2021/07/13(Tue) 1:14:52

【雲】 トト  

  

  「 家族ではなかった? 」
   
 
  頬と掌の温度が同じになって手を繋いで、
  私の問いかけへの答えに真剣な顔をした。


  これは、例え話?それとも ───

  
(D2) papico 2021/07/13(Tue) 1:14:58

【雲】 トト  

   

  彼は焦らなくて良いと言った。

  そう、もっと言えば私たちの関係に
  名前なんて必要なかったのかもしれない。


  街灯りはまだ瞬きを続け、
  陽の光は眠りについたまま。


  それでも、終わりに向かっているのでしょうけど。

 
  
(D3) papico 2021/07/13(Tue) 1:15:04

【雲】 トト  

   

  「 私は ────


    私も、そう。
    あの中で、私だけが家族ではなかった。

    ずっと信じていたものは、偽物だった。
    いくら高価なものを与えられても纏っても
    私はそれに見合う価値にはなれなかったの。 」


 
(D4) papico 2021/07/13(Tue) 1:15:11

【雲】 トト  

   

  眸と眸が重なりあったなら、
  逸らすことなく距離を縮めて。
  空いていた方の手で、彼の頬を撫でる。

  
(D5) papico 2021/07/13(Tue) 1:15:16

【秘】 トト   → 三月ウサギ

  


  「 私たち、おんなじね。 」


   
(-0) papico 2021/07/13(Tue) 1:15:39

【雲】 トト  

    



          
奇遇にも、そして、皮肉にも

 
 
(D6) papico 2021/07/13(Tue) 1:15:58

【雲】 トト  

   


  「 0時を迎えたら、二十歳になる。
    その瞬間、魔法は解けるの。

    今まで私のものだったものは、
    全て失くなるの。

    そして私は、独りになるのよ ──── 」



  もっとも、これまでだってずっと
  独りだったのだけれど。 **


  
(D7) papico 2021/07/13(Tue) 1:16:14

【独】 トト  

/*
お疲れ様でした!?
発言しても大丈夫だったでしょうか!?
ってドキドキしながらおやすみなさい。
エピもよろしくお願いします。**
(-1) papico 2021/07/13(Tue) 1:20:50

【独】 トト  

/*
みな、えちえちだ。かわいい。
(-48) papico 2021/07/13(Tue) 20:36:42

【秘】 三月ウサギ → トト  



  「 俺達は、おんなじなんだ。 」

(-50) 希 2021/07/13(Tue) 21:31:38

【独】 トト  

/*
ウサギくん………(ほろり
(-53) papico 2021/07/13(Tue) 21:50:18

【雲】 トト  

  

  頬は柔らかで、触れた箇所から
  吸い込まれそうなほど滑らか。
  自分のものではない肌は不思議。

 

          ────── とくん、とくん


 
  こうやって向き合えば、ただの人と人なのに
  私たちは何が違って何が同じなのかしら。
 
 
(D16) papico 2021/07/13(Tue) 22:38:49

【雲】 トト  

    

  0時を迎えたら、二十歳になる。

  今日の明日は私の誕生日。

 
(D17) papico 2021/07/13(Tue) 22:39:00

【独】 トト  

  


  そして、彼もまた ────
 
(-62) papico 2021/07/13(Tue) 22:39:05

【雲】 トト  

  
 
 
  「 …… 私だって ………

    今更、散々否定された世界に行けだなんて
    無理だったの ………

    だから貴方に会って、
    「そちら」の世界を生きる、誰かの声を聞いて

    ─── その空気に肌で触れて、 」
 
 
 
(D18) papico 2021/07/13(Tue) 22:39:20

【独】 トト  

   

           「 ────── 」
  
  
(-63) papico 2021/07/13(Tue) 22:39:48

【雲】 トト  

  

  私たちは、おんなじ。

  だけどひとつだけ違うことがあるの。

  
(D19) papico 2021/07/13(Tue) 22:39:53

【独】 トト  

  


        ──── 私は祝福すらされないこと
 
(-64) papico 2021/07/13(Tue) 22:39:58

【雲】 トト  

  

 
  「 ぁっ …… あははっ ………


    何なの。何なのよこれ。
    可笑しいと思ってたの、最初から。

    誰よ、こんなこと仕組んだの。誰なの!?
    ねぇ知ってるんでしょ?言いなさいよ!!

    こんな手の込んだ ……… 悪い悪戯…… 」

 
   
(D20) papico 2021/07/13(Tue) 22:40:48

【独】 トト  

  

  意味が分からないって、
  不思議そうな顔で惚けられた良かったのに。

  
(-65) papico 2021/07/13(Tue) 22:41:06

【秘】 トト   → 三月ウサギ

    


  「 貴方だけでは、あってほしくなかった 」


 
(-67) papico 2021/07/13(Tue) 22:41:10

【雲】 トト  

   

  精一杯の笑顔を浮かべても無駄。
  手が解けて指先が離れたと同時、
  時計の針は真上を向いて重なった。**

  
(D21) papico 2021/07/13(Tue) 22:41:15

【独】 トト  

/*
日付が変わったよ!!(ご報告
(-66) papico 2021/07/13(Tue) 22:41:36

【独】 トト  

/*
えへへ、わぁい!
ドロシーチップずっと使いたかったので、
希さんが選んでくれて歓喜でした!!
(-69) papico 2021/07/13(Tue) 22:56:25

【秘】 三月ウサギ → トト  




  「 …… 誕生日おめでとう。 」



  長い長い、そして確実に終わりが決まっている話。
  その、はじまりは。
  たとえ悪意や運命に翻弄された生だとしても。

  背中合わせに浮かべた笑み。
  君に届くことはなくても。

  紛れもなく、その誕生を祝福する言葉から。**
 
 
(-83) 希 2021/07/13(Tue) 23:59:45

【独】 トト  

 

  取り替え子(チェンジリング)
  ヨーロッパ民話に出てくる妖精の話。
  
  人間の子供を攫い、代わりに身代わりとして
  妖精の子供を置いていく。
  悪戯好きな妖精が紡ぐ御伽噺。

  だけど私は妖精ではなかった。



  
 男の子

  跡継ぎの存在を消すための、
  身代わりにすらならない存在。
 
 
(-103) papico 2021/07/14(Wed) 15:08:04

【独】 トト  


 

  何もかも与えられた生活をしていた時、
  私も、戸籍上の親も、事実を知らなかった。


  一変 ──────


  どうして明るみになったのか経緯は知らない。
  そもそも簡単に受け入れられる話じゃない。

  だけど、掛けられる言葉も、送られる視線も、
  全てがこれまでと変わってしまった。

 

  脱線した電車は、道路を走れるわけじゃない。
 

(-104) papico 2021/07/14(Wed) 15:08:13

【独】 トト  




  「 オカシイと思ったのよ。 」

  「 物覚えも悪いし、気品もないし。 」

  「 あんな紛い物の娘を外に出していたなんて
    恥ずかしくて堪らないわ。 」

  
(-105) papico 2021/07/14(Wed) 15:08:21

【雲】 トト  

  


  ごめん …… ごめん …………


  って、彼の謝罪だけが広い部屋に響く。
  
  分かってる。
  悪いのは彼じゃない。私たちじゃない。

  それでもどこにぶつければいいか分からない
  濁った感情が溢れて、飲み込まれていく。
  
 
(D27) papico 2021/07/14(Wed) 15:08:34

【雲】 トト  

   

  私は黙ったまま、彼の言葉に頷いた。


  それからふかふかなシーツに背を向け合って、
  何者でもない2人で話をする。

  だけどどうしても、彼の人生は私の人生で
  私の人生は彼の人生だったから。
  何を話したところで互いの影が見え隠れする。

  

  望んでいた、世界の向こうの話を聞くのが
  こんなに苦しいなんて ──── それから

  
 
(D28) papico 2021/07/14(Wed) 15:08:48

【雲】 トト  

   


  「 言わないで……

    おめでとうって、言わないで …… 」


   
(D29) papico 2021/07/14(Wed) 15:08:54

【雲】 トト  

   


  時計の針も線を変えれば、今日は誕生日。
  私と彼が生まれた日。


  今日という日を待ち望み祝福を歌う人がいる。
  今日という日が来ないことを望み震える人がいる。


  私たちの誕生日はもう、
  私たちだけのものじゃない。

  狂った歯車は、巻き戻ることはない。

 
(D30) papico 2021/07/14(Wed) 15:09:23

【雲】 トト  

  

  くるりと後ろを向いて、
  背中合わせだった私より少し大きな背中に
  しがみ付くようにぎゅっと抱きついた。
  
  
(D31) papico 2021/07/14(Wed) 15:09:30

【秘】 トト   → 三月ウサギ

  


  「 お祝いなんて、要らない。

    もっと私を、ただの私を、


           必要としてよ ──── 」

  
(-106) papico 2021/07/14(Wed) 15:09:39

【雲】 トト  

  

 
  しがみ付いたまま、彼を引き寄せるように
  重心を右側に傾ける。
  
  ふたりの身体が、柔らかいシーツに沈む。

  このままどこまでも沈んでゆければいいのに。


  もう一度、ぎゅぅと抱きついて彼の背中に
  顔を引っ付ける。
 
 
(D32) papico 2021/07/14(Wed) 15:09:54

【雲】 トト  

   


  「 私たち、

    出会わなければ良かったね ── 」


  
(D33) papico 2021/07/14(Wed) 15:09:58

【雲】 トト  

  


  ──── 嘘。そんなの、嘘。



  本当は …… 私の痛みを、彼の痛みを、

  分かち合えるのは私たちしかいなかった。**

  
(D34) papico 2021/07/14(Wed) 15:10:36

【独】 トト  

/*
!!!サンドイッチしてた!!
ごめんなさい!!!

ていうか、絵美さん…………(இдஇ; )(号泣
(-112) papico 2021/07/14(Wed) 15:49:42

【独】 トト  

/*
えええええ、しんどい………
みんなしんどいやつだ………
わぁぁぁぁぁ
(-113) papico 2021/07/14(Wed) 15:50:38

【秘】 三月ウサギ → トト  



      「 俺は、君に出会えてよかった。 」

(-120) 希 2021/07/14(Wed) 17:13:13

【秘】 三月ウサギ → トト  



 「 俺には、君が必要だ。 」


(-122) 希 2021/07/14(Wed) 17:13:59

【独】 トト  



  ここが海なら良かった。

  どこまでも深く深く沈んで、
  光の届かない場所で、名前も音もなく、
  意識が遠くなるまで脈打つ鼓動だけを
  感じていたかった。
  

(-149) papico 2021/07/15(Thu) 0:04:07

【雲】 トト  

  

  この一夜が終わってしまえば、
  私たちの人生は終わって、
  次に始まるのは何なんだろう。


  「被害者」と「加害者」


  ううん、どちらも被害者でしょう?
  どちらが不幸でどちらが幸福かなんて、
  それは住む世界の話なんかじゃなかった。
  
  
(D41) papico 2021/07/15(Thu) 0:04:17

【雲】 トト  

      

  出会うべきではなかった ────


 
          そんな悲しそうに微笑まないでよ 

 
(D42) papico 2021/07/15(Thu) 0:04:24

【雲】 トト  

  

  トト。

  偽名を使って良かった。
  彼の前では、私でいたくなかった。

  
  気付けば真白のシーツに背中を預けて、
  両の手で彼を抱きしめて温もりを確かめる。

  彼がトト≠必要としてくれることが、
  この上なく嬉しかった。

  
(D43) papico 2021/07/15(Thu) 0:04:49

【秘】 トト   → 三月ウサギ




  「 私も、貴方が必要よ…… 」



        名前は知らない、三月のウサギくん

  
(-151) papico 2021/07/15(Thu) 0:04:55

【独】 トト  

    
 
 
      彼の痛みを、私に。私の痛みを、彼に。
      交ざらなかった線が混ざり合って、
      全部、全部を溶かしてしまう ────

      白日が訪れてないことを願いながら
      呼吸を忘れるほどに彼の吐息を求めて。


      このままどこまでも、深く、暗く、
      黒く染まって 堕ちていこうって ──


 
(-150) papico 2021/07/15(Thu) 0:05:24

【秘】 トト   → 三月ウサギ




  「 この先に、幸せがあるのかな …… 」

 
(-152) papico 2021/07/15(Thu) 0:05:28

【雲】 トト  

   


  必要とし、必要とされ、
  求めていたものが得られたのなら
  私たちはこの先を景色を見つけられるのかしら。

  
(D44) papico 2021/07/15(Thu) 0:05:38

【雲】 トト  

   



  そんな私たちを、薄ら色付いた空が笑った。 **

  
 
(D45) papico 2021/07/15(Thu) 0:06:06

【秘】 三月ウサギ → トト  



  「 …… どうだろう。
    
    行ける場所なんて、ないのかもしれない。 」
 
 
(-179) 希 2021/07/15(Thu) 20:38:50

【秘】 三月ウサギ → トト  

  

       「 さようなら、トト。 」
 
 
(-180) 希 2021/07/15(Thu) 20:42:53

【独】 トト  

   


   頭がクラクラする。

   足りない酸素を奪って、
   漏れ出しそうな吐息をまた、唇で蓋をして。
   
   夢中で彼を求めたその時は、
   何が幸せかなんてどうでも良くて。
   愚かでもなんでもいいから、
   永遠に溺れていたかった。それだけ ────
 
 
(-190) papico 2021/07/15(Thu) 23:34:32

【独】 トト  

   



   そうね、この道の先には 何もないの

  
(-191) papico 2021/07/15(Thu) 23:34:38

【雲】 トト  

  


  ─── ずっと夜ならばよかった。
 

  温度も、香りも、味も、音も。
  全て私のものにして閉じ込めてしまいたかった。

  光なんて要らない。最初から要らなかった。
  誰かの影だったのよ。私たちはお互いに。
  影は暗闇の中でだけ自由なのよ。

 
   
 
(D48) papico 2021/07/15(Thu) 23:34:45

【雲】 トト  

  


  光がさして、影が生まれる。


  心残りなのは、あの家に彼が帰ること。
  昨日まで私の家だったあの場所で、
  彼が苦しさに飲み込まれてしまわないか。

  そう思っても、私には何もできないの ────

 
  
(D49) papico 2021/07/15(Thu) 23:34:56

【雲】 トト  

   


  「 三月ウサギくん ──── 」

   
  
(D50) papico 2021/07/15(Thu) 23:35:03

【秘】 トト   → 三月ウサギ

  

    
私を必要としてくれて

  「  約束を守ってくれてありがとう 」


  
(-193) papico 2021/07/15(Thu) 23:35:12

【独】 トト  


  
   最初から一夜限りのことだった。

   夜が明けたなら、本来あるべき姿に
   他人同士に戻るのが約束だった。

   だから私も、約束を守ります。


  
(-192) papico 2021/07/15(Thu) 23:35:33

【秘】 トト   → 三月ウサギ

 

 

            「 さようなら 」
 
 
 
(-194) papico 2021/07/15(Thu) 23:35:38

【雲】 トト  

  


  最後にひとつ、お土産よって
  彼の胸のリボンをするりと解いて奪い取った。


  思い出すことくらいの自由は、
  許されるでしょう ──── ? **


  

  
(D51) papico 2021/07/15(Thu) 23:35:57

【秘】 三月ウサギ → トト  



  ほぅ、と自然と息をもらし。
  思わず見惚れてしまい、知る。
  終わってから気付くこと。
  ああ、初めて会ったときから>>0:397


           ──── 俺はきっと、君が。


(-227) 希 2021/07/16(Fri) 23:55:15

【独】 トト  

/*
〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
(-229) papico 2021/07/17(Sat) 0:00:08

【雲】 トト  

   


  リボンに残った温もりが消えないよう
  風に触れないように両手で包み込んだ。


  
(D53) papico 2021/07/17(Sat) 13:36:36

【独】 トト  




        
       「三月のウサギ」と「トト」

       一瞬だけ交わった線はそのまま真っ直ぐに
       遠く遠くへと離れていった。────


(-243) papico 2021/07/17(Sat) 13:36:48

【人】 トト  

  

  ***

(87) papico 2021/07/17(Sat) 13:36:54

【人】 トト  

   


  そのあと、私は両親と出会い。
  そのあと、私は両親と別れた。


  「 ごめんね、そんなに余裕ないのよ。 」


  突然増えた家族、兄妹。

  立場を弁えていたつもりだったから、
  何も望んでいなかった。
  望んでいないつもりだったのに ────

  ズレは続いていく。軋んで、歪んで。
  腫れ物に触るように同じ空気だけ吸っても、
  微妙な距離は縮まることはなくて。
 
 
 
(88) papico 2021/07/17(Sat) 13:37:22

【人】 トト  

 

  私には家族なんていなかった。

  血の繋がりも、過ごした時間も、
  両方揃っていたらどうだったかとか、
  考えるのも無駄なのでやめることにした。


  両親は私を通して別の誰かを見ていた。
  私のことを名前で呼ぶことは一度もなかった。


  貴方がどれだけ愛されていたのか、
  報せることもできないの。

 
  
(89) papico 2021/07/17(Sat) 13:37:45

【人】 トト  



 

       幼い頃から。
       世界はすべて、私のものだった。

 
(90) papico 2021/07/17(Sat) 13:38:02

【独】 トト  




  そう思っていたのは、私だけだった。
  私は最初から、何も持っていなかった。

 
(-244) papico 2021/07/17(Sat) 13:38:38

【人】 トト  

   


  家を出る決意をしたのはすぐだった。
  元々、そうするつもりだった。

  少しだけ、何かを期待して一緒に過ごしただけ

  
  オモチャの線路を走った私は、
  脱線してから回る車輪を眺めて、
  途中下車を決めた。


  唯一の私のもの、一瞬の重なりの記憶を持つ
  質の良いリボンを髪に結んで。 

 
  
(91) papico 2021/07/17(Sat) 13:38:51

【人】 トト  

   


                 ***

    
(92) papico 2021/07/17(Sat) 13:38:58

【人】 トト  

  

  そんな日をどれだけ過ごしただろう。
  全てと引き換えに自由を手に入れて、
  質素で、だけど穏やかな日々を送ったわ。

  独りには最初から慣れていたもの。 


  木々を揺らす風が波打って
  長く伸びた柔らかな髪をさぁっと通り抜けた。

  風が私のリボンを攫ったから、 
  頬へと引っ付いた解けた髪をかきあげて
  空を仰いだ。 
  
(93) papico 2021/07/17(Sat) 13:39:09

【人】 トト  

  

  伸ばした手の先に、もうひとつの右手が

  僅かに早く、それを掴んだ。
  
 
(94) papico 2021/07/17(Sat) 13:39:17

【人】 トト  

  

  「 あっ ─── 」


  リボンを掴もうとしていた手が宙を舞って
  収まった先を見つめて、口を噤んだ。

  

  終わった物語。
  誰にもなれない私たちの線はきっと、
  もう一度 ────



  上がった口角を見つめて、同じ顔で答える。

  
(95) papico 2021/07/17(Sat) 13:39:40

【秘】 東堂 唯織   → 宇佐美 有栖

   



       「 はじめまして。貴方のお名前は? 」**


  
(-245) papico 2021/07/17(Sat) 13:43:51

【独】 東堂 唯織  

/*
エピ閉じまでにちゃんとお名前が
登場できて、よかったです!
(-258) papico 2021/07/17(Sat) 15:02:15

【秘】 宇佐美 有栖 → 東堂 唯織  




       「 宇佐美 有栖には、

              東堂 唯織が必要です。 」

 
(-271) 希 2021/07/17(Sat) 18:35:49

【秘】 宇佐美 有栖 → 東堂 唯織  




          どうか俺の家族になってください。

(-272) 希 2021/07/17(Sat) 18:35:57

【秘】 宇佐美 有栖 → 東堂 唯織  



  
          「 誕生日おめでとう、唯織 」

(-273) 希 2021/07/17(Sat) 18:36:58

【人】 東堂 唯織  

  


  リボンが結んだ線と線

  誰にも内緒で固く、強く結んで、
  もう二度と解けて飛んでいかないように、
  願いながら季節は巡っていったの。


   
(117) papico 2021/07/17(Sat) 23:53:47

【人】 東堂 唯織  

  
 

  あの日、言うことのなかった
  「おやすみ」と「おはよう」。

  たった四文字を口にできることが
  こんなにも満たされることなのって、
  私は今まで知らなかった。
  
 
  
(118) papico 2021/07/17(Sat) 23:53:53

【秘】 東堂 唯織   → 宇佐美 有栖





     「 ありがとう、有栖。
       そして誕生日おめでとう。 」


 
(-321) papico 2021/07/17(Sat) 23:54:21

【独】 東堂 唯織  

  


  出会わなければ良かったと思った

  出会わなければ失う怖さを知ることはなかった。



              だけど、ね ────

   
(-320) papico 2021/07/17(Sat) 23:54:31

【人】 東堂 唯織  

 
  
      
The Lapis

  全ては、あの場所 から始まった。
  

  貴方と出会い、貴方と過ごす日々が、
  私にとっての人生だって。
  過言に聞こえるかもしれないけれど、
  全然過言じゃないの。

  そしてこれから2人を繋ぐのは、
  リボンではなくて、新しい約束のリング。

  いいえ、心はきっと、
  もっと前からずっとずっと、繋がっていたのだけど、

   
   
(119) papico 2021/07/17(Sat) 23:55:41

【独】 東堂 唯織  




        必要とし、必要とされたその先に
        確かな答えが存在していたの。


(-322) papico 2021/07/17(Sat) 23:55:50

【雲】 東堂 唯織  




  「 有栖 ─── 私は今、幸せよ。 」 **


(D55) papico 2021/07/17(Sat) 23:56:13

【秘】 宇佐美 有栖 → 東堂 唯織  



  幸せだと微笑む美しい君へ、同じ言葉を返して。

  やがて二人が生まれた夜が明けて。
  はじまりの朝を君と迎えられたなら。
  大切なことを忘れていたと、少しだけ慌てて。
  ほんのり染めた頬を向ける。



 「 
している、唯織。 」


           君に伝えていなかったこと。
           ─── 君に伝えたかったこと。**
(-330) 希 2021/07/17(Sat) 23:59:51

【独】 東堂 唯織  

/*
サンドイッチ覚悟でご挨拶。
この度は素敵な村に一席いただき、
ありがとうございましたした。
そして相方の希さん、ウサギくん、有栖、
本当にありがとうございました!!
まさか幸せになれるとは…………(?)

ぱぴこでした。ありがとうございました!
(-329) papico 2021/07/18(Sun) 0:00:00