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人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【置】 調律 水銀 莉桜

「──」

次々に明かされていく秘密。
それも、とてつもないものばかり。
それは少女に、ある一つの確信を抱かせます。

「──ばれてる、あたしも」


ほんの小さく呟いて、
いまの話題に耳を傾けて、
そうして今度は俯いて、
視線を彷徨わせて、
ああ、いや、だめだ。
取り繕わなくっちゃあ。
(L1) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:36:35
公開: 2022/01/31(Mon) 23:00:00

【人】 調律 水銀 莉桜

「とっ──」

「とに、かく──いま考えたって、しかたない、よ。
 わかんないんだから、そのときに、なんないと──」

「  わかんないん、だから──」
(26) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:38:54

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「っ──」

無作為な選出。
そこに意図が介在しないだけ、ましだったかもしれません。
それでも実際に個人の名前が挙がると、
どうしても身構えてしまうもの。

「──ど、」

「どうして、そこまでしてくれるの?
 あたしなんかの、ために──」
(-25) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:42:54

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「それはヒミツ。
 でもほら、多感な高校生を
 再現するには無知すぎても変だし」

微妙な葛藤があったらしい。

「──う。
 そ、それは困る。
 せっかく、初めての、
 あたしがあたしで居てもいい、──」

「──」

「──とも、だち?」

目をぱちくりと瞬かせて、
まだふわふわしているあなたに問いかけました。
(-26) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:45:04

【人】 調律 水銀 莉桜

「──あぅ」

撫でられても、先日ほど動じません。
慣れたのか肝が据わったのか、それとも。

「──う、ううん。
 平気だから、あたしは──

 ──さ、さむい?
 えと、暖房、上げる?」
(29) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:51:09

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「まず大前提として、私は私を守れない。
 私はもとは自分を守るつもりだったけどね……」

しかし、そうはならなかったわけだ。

「まあ、そうなったら、仲がいい水銀ちゃんかなって。
 あとは……強いて言えば、
 より秘密に拘ってそうに見えたから、かな。
 水銀ちゃんが好ましい人だから、っていうのもあるけどね、
 もちろん」

普通に考えれば、秘密に拘る人ほど、
秘密を明かされたくないのだから。
(-33) serikanootto 2022/01/31(Mon) 23:16:02

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「微妙に濁したわね……」

とはいえ、機密に触れる事なら深追いはできない。
下手に藪をつついて蛇が出てきても困るので、
この件に関しては言及しないことにした。

「あなたの学校にもいるのでしょう?
 友達の一人や二人」

人間社会に馴染むようデザインされたなら
当然あって然るべき、くらいに考えている。
(-34) 雪野 2022/01/31(Mon) 23:20:19

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──」

「──確かに、あたしは。
 あたしの秘密を、明かしたくない。
 できれば、誰にも知られたくない」

湯気が立ち上るなか。
ぽつりぽつりと語り出します。

「守ってもらえる、のは、──正直、嬉しいけど。
 けど、あたし、
 氷室さんに、なんにもしてないのに」

「──ひみつだって、教えてもないのに」
(-42) Rindo17 2022/01/31(Mon) 23:54:08

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「いや、──うん。
 友達は、いる、けど。
 あたしのことを知ってるひとはいないし、
 知ったうえで友達なんて言ってもらえるなんて、
 ──思わなかったから」

照れくさそうに俯いています。
緩んだ口元を隠しきれていません。
そのしぐさは、きっと人よりも人らしいもの。

「──ありがと、早乙女さん」
(-43) Rindo17 2022/01/31(Mon) 23:57:23

【人】 調律 水銀 莉桜

>>30
「え、と、
 いまの室温は、一般の適温だと思うけど──」

室内を見回して呟いて、
それから暖房の温度を確認しました。

「──ん、そっ、か。
 それなら、──確かに、さむい、のかも。
 ごめんね、勘違いしちゃって。

 ──あったかくなると、
 いいんだけど、なぁ」

遠い眼差しはどこかを見つめて。
叶うかどうか分からない願いに思いを馳せる。

「えと、──うん。
 今日は、ゆっくりして、ね。
 あたしも、そうするから」
(31) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:01:03

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「お礼なんて……いえ、そうね。
 これはアンドロイドだとか関係なく、
 あなたの人柄あっての結果なのよ」

ただ与えられた命令を遂行するだけなら、
ここまで葛藤するようなこともなかっただろう。
身体の造りはまだ人間に至らなくても、
その心があればあなたは立派な人間だ。

「だからバレても大丈夫、だなんて
 無責任なことは言わないけれど……
 私が特別変わり者なわけではないってこと、
 いつか分かる日が来ると思うわ」

それまでは、秘密を知るただ一人の友として。

「改めてよろしくね、水銀さん」

右手を差し出す。
それは友好の証であると同時に───


「……ところで、腰が抜けてしまったから立たせてもらえると嬉しいのだけど」
(-48) 雪野 2022/02/01(Tue) 0:20:30

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「守る理由なんて、
 ちょっと気が合うぐらいで十分じゃない?」

氷室にとってはそうだった。
ちょっと意気投合して、一緒にお風呂に入れる仲。
あなたを守るには、それで十分なのだ。

「秘密が全く気にならないとは言わないけれど、
 教えてなんて言わないよ。
 水銀さんが大事にしていることだしね」

あなたの心を少しでも穏やかにできればそれでいい。
(-49) serikanootto 2022/02/01(Tue) 0:22:18

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──うん。
 そう、だといいな。
 ──そうだと、いいなぁ」

既にいくつもの秘密が明かされ、
それでも人々は受け入れている。
ひょっとしたら、という
淡い夢想に、胸が高鳴るような錯覚を抱いた気がした。

「あの、──早乙女さん」

「名前で、呼んでほしいな。
 水銀の苗字は、なんだか無機質で、
 あんまり好きじゃないんだ。
 それで、よかったらあたしも、
 ──咲花ちゃんって、呼んでいいかな」

「──改めて、よろしくね」

そっと手を取る。
柔らかさと、ほのかな温かさ。
それが模造品だとしても、
その先にある笑顔は、きっと本物だ。

そして──

(-51) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:33:17

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花


「──胸だけで満足なの?」


あれ? 今いい話だったんだけどな。
(-53) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:34:18

【人】 調律 水銀 莉桜

>>33
「ううん。
 そんなこと言ったら、
 あたしも少し、ずれてるし──」

「──ん。ありがとう。
 そうさせてもらう。
 ──あたしは、飲み物はいいや。
 気を付けて、いってらっしゃい」

と。
散歩がてら出掛けるであろう、あなたを見送るでしょう。
(36) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:43:26

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──」

きゅ、と唇を噛む。

応えたいな、と思った。あなたのその献身に。
だってそれは本来、自らに課された使命のはずで。

素直にありたいと思った。
偽りの自分ではなく。

「──氷室さん、あの」

まっすぐに見据える。
硝子玉のような翡翠の瞳。

「あの、あたしね、」

あなたの瞳に映る、

「──あ、──」

──それでも言えない、ちっぽけな少女の姿。

「──ご、めん、
 あたし、──」

俯く。
滲むのは恐れ。
秘密を明かした先に予想できるなにかを、
少女は、ひどく恐れていた。
(-58) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:49:32

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

あなたと見つめ合う。
自分の瞳はあなたにどのように映るだろうか?

あなたの言葉を、全部聞いて、それから。

「……ん」

あなたを、ぎゅっと抱きしめる。

「大丈夫、大丈夫だからね」

自分とて、秘密を明かしたらどうなるかはわからない。
それを考えれば、あなたの考えも至極当然だ。理解できる。
だから、責める気なんてならないのだ。

恐れる小さな少女を、あやすように撫でた。
(-66) serikanootto 2022/02/01(Tue) 1:18:48

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「名前で? ええ、分かったわ。
 これからは莉桜さんと呼ばせてもらうわね」

苗字呼びに深いこだわりはない。
いきなり下の名前で呼ぶのは馴れ馴れしいかと思う程度だ。
   
笑み

「……"咲花"なんて、似つかわしくない名前だと思うけれどね。
 好きに呼んでもらって構わないわ」

そう言いつつも、口元には微笑みを湛えていた。

(-68) 雪野 2022/02/01(Tue) 1:24:47

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「何を言ってるのこの子は」


そろそろ意識から飛ばせそうだった先程の愛撫の名残が
あなたの言葉で一気に引き戻されてきた。
ともすれば、そういう音波でも出ているのかと疑うような、
深層心理に問いかけてくる言葉が心を揺らす。

「そういうのは、せめて……もっと人気の無いところで……」


気が動転したせいもあって、おかしな返答をしてしまった。
(-70) 雪野 2022/02/01(Tue) 1:30:59

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──ぅ、」

反射的に避けようとして、できなかった。
そうしなくてはいけないのに、しなかった。

ゆるゆると遠慮がちに、
あなたの背に手が回される。

「──あったかい、なぁ。
 どうしてこんなに、あったかい、んだろ、──」


あなたの胸元に顔を埋める。
直接伝わる、あなたの温かさ。
莉桜の身体はほんの少し、 体温が低く感じるだろうか。

泣くわけでも、震えるわけでも、強く抱き締めるわけでもなく。
しばらくのあいだ、そうしているだろう。
(-98) Rindo17 2022/02/01(Tue) 11:19:09

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──そう、かな。
 いい名前だと思うよ、あたし」

その感想に偽りはない。
だって事実、
こんなにすてきな笑顔をしているのだから。

ゆっくりと手を引いて、
あなたを立たせてあげる。
そっと肩を支えて。

(-103) Rindo17 2022/02/01(Tue) 11:35:43

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「人気が無かったらいいんだぁ──♡」


こうして友情キラキラシーンは終了した。
いつも冷静な人が怒ると怖いとは言うけれど、
いつと引っ込み思案な人が
解き放たれると大変なことになるんですね。
莉桜だけかもしれないが。

どこで学んだのか、
つぅ……
とあなたの太腿をなぞりつつ、
使われていない部屋へと誘うでしょう。

ここから先は描写してもいいし、
カットしてもいい。
(-104) Rindo17 2022/02/01(Tue) 11:38:40

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「あっ違、今のはそういう意味じゃ───
んひゃぅっ


先刻の影響か、元々そこも弱いのか、
太腿をなぞられれば、きゅっと身を縮こませる。
抵抗力を失くした少女は、あれよあれよという間に
空き部屋へと連行されてしまうのだった。

「うぅ……どうしてこんな事に……」

押し入れに入っていた布団を敷いた上に横たえられ、
俎板の上の鯉のような心持ちで顔を覆っている。


/* せっかくだから俺は描写する道を選ぶぜ!
(-107) 雪野 2022/02/01(Tue) 12:09:35

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

あなたに避けるべき事情があるとしても、
秘密を知らない氷室は考慮しない。

手が回されれば、胸元に収まるあなたを守るように
より包み込む。
あなたの囁きも聞いてしまったから。

少しばかり冷たいあなたを、
心まで暖められたらいいと思いながら。
……きっと自分からは離さないだろう。
(-108) serikanootto 2022/02/01(Tue) 12:42:19

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「でもほんとうは期待してたんじゃないの?
 ステータスが変わって見えるよ?
 ドキドキして──発情しちゃってるよね──」

嘘である。
さすがに他人の状態をそこまで解析できない。
嘘であるのだが、

「それに、ほら。
 あたしは機械なんだから。
 おもちゃを使って1人でするのと一緒だよ。

 道具を使ったかは分からないけど、
 自分ではしたことあるんだよねぇ──?」

あれだけ忌避していた
自分の身体をネタに責める始末。
すごい勢いで開き直っている。
焦らすように、肩や太腿や胸のまわりを、
浴衣の上から撫でている……。
(-109) Rindo17 2022/02/01(Tue) 12:46:44

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「そ、んなこと……」

緊張と期待がない交ぜになって、
さっきから心臓が早鐘を打っているのを
見透かされて殊更に赤くなる。
もちろん、そんな機能の有無が咲花に分かるはずもなく。
そうだと言われたら信じざるを得ない。

「んっ……ふぁ……」

これでも年頃の少女、そういった本や行為に
興味や経験が無いと言えば嘘になる。
けれど、自分でするのと人にされるのとでは
感じ方に天と地ほどの差があった。
もどかしさに膝を擦り合わせながら、
前髪から覗く潤んだ瞳であなたを見つめる。

「そんな事……
んくっ、
言わないで。
 あなたは、道具じゃないし……
ひぅっ、

 今、
あっ……
一人に、しないで……」

弱々しくあなたの浴衣の袖を摘まむ仕草は、
制止ではなく懇願であった。
(-110) 雪野 2022/02/01(Tue) 13:47:45

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

それ以上は無かった。
肌と肌を触れ合わせて、
お互いの体温と存在を感じる。
包み込まれている。
ただそれだけだった。

しばらくして、莉桜のほうから身を離した。
翡翠の瞳は、
やっぱりちっとも揺らいでもいなかった。
それはひょっとすると、
ほんの少しの奇妙だった。

「ご──
 ごめんなさい、氷室さん。
 なんだか、甘えちゃったみたいで──」
(-125) Rindo17 2022/02/01(Tue) 16:55:14

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「いいじゃん、素直になれば。
 ここにはあたし以外だれも居ないよ?
 大丈夫。耳だって人より遥かにいいんだから。
 少しでも誰か近づけば教えてあげるから。

 ねぇ、あたしに教えて?
 今、何をされちゃうのを期待してるのか。
 あたしに、人間らしい欲求を見せて?」


完全にスイッチが入っているというべきか。
元来持ちうる、本能じみた知識欲に、
あなたの反応から得られる新鮮な高揚が混ざって、
ほとんどブレーキが利かなくなっている。
さわ、さわ、さわ、さわ。

「──かわいいね、咲花ちゃん。
 どうしよう。ゾクゾクしてるのかな、これ、あたし」
(-126) Rindo17 2022/02/01(Tue) 16:59:17

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

あなたと見つめ合う時は、
いつでも瞳がしっかりしているな、と思った。
だがそれだけだ。
それ以上の気づきはないーー
少なくとも、あなたを普通の女の子と見ている限りは。

「いいのよ、好きでやってるんだから。
 抱きたくて抱いた……いや、これ語弊があるね。
 なんというか……自分に分けられるものがあるなら、
 分けてあげたくなる、そんな感じ」

離れるとちょっと物足りないお風呂だな、
なんて心の中では思った。口には出さないが。
(-130) serikanootto 2022/02/01(Tue) 18:04:32

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

知らなかった。
受け手に回ると自分がこんなにも弱かったこと。
それを悪くないと思ってしまっている自分がいることも。

「やっ、ぁ……うぅ〜ッ……」

言いたい。言ってしまいたい。
そうすれば彼女はきっと叶えてくれる。
この切ない疼きから解放してくれるはずだ。

「…………って」



「胸とか脚だけじゃなくて、あそこも触って……」



消え入りそうなか細い声も、
あなたの聴覚センサーにはしっかりと届くのだろう。
(-131) 雪野 2022/02/01(Tue) 18:05:33

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──
 わけて、もらえてると、思う。
 かたちもないし、分析もできないけど、
 わからないけど、──」

ちゃぷ、と小さく湯が跳ねる。
露天の岩場を背に、あなたの隣に腰掛けて。
寄り掛かるように、肩に頭を乗せた。
目を閉じる。

「──、──ずっとこのままで、いられたらいいのに。
 明日が──」

……誰かの秘密が暴露される時間が、来ずに。

「──」

「──氷室さん。
 名前で、呼んで、ほしい。
 苗字、なんだか無機質で──あんまり、好きじゃないんだ」
(-132) Rindo17 2022/02/01(Tue) 18:19:30

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「────っふ、──」


正体不明のパルスが走る。
ぶるりと全身が震えた気がした。
それは低温下で起きる反応のはずだが、
今は悪寒に類する数値など全くなく、
むしろ熱いくらいだ。

「あぁ──ああ──」

「よく言えたね、よくできたね、咲花ちゃん。
 ちゃあんと言えたね──
 でもね、足りない。足りないよ。
 もっともっと教えて──
 何がどうなっちゃってるのか、分析させて──」


横たわるあなたに身体を密着させて、
浴衣の隙間から指先を這うように沿わせる。
内腿を撫で上げて、
下着の上から、そっと触れた。
(-133) Rindo17 2022/02/01(Tue) 18:26:14

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

よかった、と呟き、
隣のあなたの頭に手をやる。
撫でるのが癖になっているかもしれない。

「……そうだね、ずっと今日なら……」

悪趣味なゲームさえなければ、悪くない日常なのだ。
きっとその想いは同じだろうな、と。

「ん、わかった。
 でも、それなら私のことも名前で呼んでほしいな。
 えーっと……莉桜、さん?ちゃん?」

あるいは呼び捨てがいい?とあなたの瞳を覗き込む。
(-140) serikanootto 2022/02/01(Tue) 19:31:07

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「ひゃっぁ、莉桜さんの手が……
 服の中に入ってきて……っ」

あなたの声に逆らえない。
言葉にするたび強くその事を思い知らされる。

くちゅっ───

あなたが触れる前から染み出すほどに濡れそぼり、熱を帯びたその場所から聞こえる微かな水音。
それが彼女の状態を雄弁に表していた。
(-141) 雪野 2022/02/01(Tue) 19:39:33

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

あなたに撫でられれば、
心地良さそうに目を閉じて頬を緩める。
すっかり懐いたというべきか。

「──ん、
 えと、──呼びやすいかたちで、いい。
 ──凛乃さんに呼ばれるなら、
 なんだって、うれしいから」

唇が弧を描いたままに。
見つめる硝子玉のような瞳は、
やはり凛然としてあなたを映していた。
(-149) Rindo17 2022/02/01(Tue) 20:29:42

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──あれぇ──」


状況予測した通りの有り様。
けれど、わざとらしいほどに声をあげる。

「おかしいな──
 あたし、まだ触ってないよ?
 どうしてこんなになってるのかな──
 指先から伝わってくる温度も粘度も、
 すごいことになっちゃってるね──
 ねーぇ、これなぁに──?」



常に耳許で。呼吸のノイズを含まないクリアな声は、
まるでヘッドホンでもしているかのように、
あなたの頭に直接響く。
ここに至っても直接触れることはなく、
ぐしゅぐしゅになった足の付け根や、
下着のふちを指先でなぞるだけ。
(-151) Rindo17 2022/02/01(Tue) 20:36:38

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「やぁ……言わないで……」


見ずとも分かる己の状態を詳らかにされて
衆知で顔から火が出そうになる。
咄嗟に両脚を閉じようとしてしまうが、
きっとそれは許されないのだろう。

「だって、あなたが触ったり焦らしたり……
 もう全身どこに触れられてもゾクゾクして
 止まらないの……お願い、意地悪しないで……」

ほとんど無意識に腰を浮かせて続きをねだる。
そこには普段の冷静さなど欠片も残っていない。
(-156) 雪野 2022/02/01(Tue) 20:59:29

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「わかった、じゃあ……莉桜ちゃんね。
 莉桜ちゃん」

綺麗なガラス球に見透かされている気がした。
だとしても構わない。

「私も、そう呼んでもらえると嬉しいよ。
 名字より、名前のほうが、好きだからさ」
(-160) serikanootto 2022/02/01(Tue) 21:35:00

【人】 調律 水銀 莉桜

#女子会

「こ、恋バナぁ!?
 あ、あたしもそんなの、
 これっぽっちもないって言うか──」

うつ伏せで枕を抱き込んで、
上体だけ起こすような感じで参戦している。
(70) Rindo17 2022/02/01(Tue) 22:23:14

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──くす。限界かな。
 ありがとうね、咲花ちゃん。
 とぉっても、勉強になったよ。
 だからお礼に──」


閉じようとする足を反射的に抑え込む。
ひ弱な腕に見えても、
その中身は科学技術が結集した人工筋骨格。
同い年の女の子より、はるかに膂力はある。

そして、そっと下着をずらして。

「たっぷり──愉しんでね?」


耳に舌を突き入れそうなほどの至近距離で囁いて、
いよいよ、指先による蹂躙を開始した。

……例え達したとしても、しばらく止めることはない。
最後の最後まで、観察させてもらわなくては。
(-173) Rindo17 2022/02/01(Tue) 22:26:58

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──うん。
 ふふ。なんだか──なんだろう。
 照れくさい、っていうのかな。これは──」

「──ありがと、凛乃さん。
 また、すっかり長風呂しちゃった。
 凛乃さんは、熱いでしょう?
 そろそろ、上がろうか」

嬉しそうに微笑みながら、
温泉から上がろうとする。

ずいぶん長く浸かっていたはずだが、
少女の体温は、あまり変わっていないように思えた。
(-174) Rindo17 2022/02/01(Tue) 22:29:30

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「……ちょっと暑くなっちゃったかも、確かに」

これはきっと長風呂のせいばかりではない。

二人の距離が縮まったのが嬉しくて、
にこにこしながら一緒に上がる。

……手でも繋いでいれば、
体温には気づけたかもしれないけれど。
(-182) serikanootto 2022/02/01(Tue) 22:55:06

【人】 調律 水銀 莉桜

#女子会

「こ、告白っ──
 ──は、えと、うーん、
 されたこと、ないと思う、たぶん──」

なんだか妙な歯切れになりました。

「えぇ、なんだか、考えたこともなかったな。
 誰かと、そんな深い関係を築くのとか──
 あたし、ほら、どっちかというと、
 ひとりでいるほうが好きだし──」
(84) Rindo17 2022/02/01(Tue) 23:13:36

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「うんっ。
 のぼせすぎちゃっても、よくないから──
 でもでも、外はやっぱりすごく気温が低いし、
 温度の差で、風邪とかひかないようにね」

更衣室で髪を乾かし、身体を拭いて。
他愛のない話に花を咲かせて。
やっぱり随分と、身体を拭くのが早いのか、
もう浴衣を身に着けようとしています。

──というよりも、もし、気付くのであれば。
汗を、ほとんど……いえ、まったく掻いていないのです。
肌の表面の水気を拭き取っているだけ。
であれば、支度が早いのは当然です。
(-190) Rindo17 2022/02/01(Tue) 23:17:11

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「ひッ───んぁあっ!?」

咲花のそこは、驚くほどスムーズにあなたの指を受け入れた。
身構えたところで堪えられるような生半可な刺激ではなく、悲鳴に近い嬌声を上げながら内側がきゅうううっと収縮する。
さんざん焦らされたこともあり、あっけなく二度目の絶頂を迎えてしまったのだ。

「うぁ、待っ、今イって……きゅふぅぅうッ!」

その程度で止まるはずもない。
淫らな音を立てながら指で幾度となく掻き回され、1ストロークごとに目の前が真っ白になりそうになる。
浴衣はもはや乱れに乱れ、止めどなく溢れる蜜を受け止める敷物の役割すら果たせていない。

「やっぁっ、こんなの知らにゃっ……
 本当に待って! このままじゃ私、壊れちゃう……ッ!」

必死の懇願も虚しく、やがて意識が遠のいていくのを感じながら、咲花は莉桜の秘めたる一面に戦慄と快楽を刻み込まれたのであった───
(-194) 雪野 2022/02/01(Tue) 23:27:07

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「…………莉桜ちゃん、それ……」

更衣室での一連のルーチンをしながら、
あなたの体を見ていると――
いや、見ているのもおかしな話なのだが――

汗をかいていないように見えることに気づいた。
気の所為かもしれないし、水気に混ざって、
気づけていないだけかもしれないけど。
浴衣を着かけているあなたを、じっと見つめている。
(-201) serikanootto 2022/02/01(Tue) 23:42:06

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「どうしてぇ?
 欲しくて欲しくて、たまらなかったんでしょう?」


もちろん止まることはない。
あなたの声色、表情。息遣い。
肉壁の収縮と弛緩。温度。硬さと柔らかさ。
その全てを同時に分析して並列処理し、
よりよい反応を導くための解法を得る。

それによってあなたが
更に良い反応を示したなら、
適宜アップデートする──

そんな快感の多重螺旋など、
一介の女子高生が知るよしもない。

「あぁ──すごい、ほんとうに──
 ねぇ、咲花ちゃん──
 もっともっと、あたしに人間の素敵なところ、見せて──?」


斯くして、どれだけの時が流れたのかは
定かではないが……。

(-205) Rindo17 2022/02/01(Tue) 23:47:08

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──すごかったねぇ、咲花ちゃん──」

もろもろ色々ようやく整えたのち。
恍惚している莉桜が、そこにいるのでした。
(-207) Rindo17 2022/02/01(Tue) 23:49:22

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──?
 どうかした、凛乃さん。
 あたし、浴衣の着付け、間違ってる?」

指摘されたのは、服の着方だと思ったのか。
巻きかけていた帯を解いて広げます。

信頼の、ためなのか。
普段より、ずいぶんと警戒心が薄れているというべきか。
きっとこれが平時であれば、
とっさに肌を隠す程度の反応は見せたでしょう。
はたしてそれは、幸か不幸か。

その油断に対して注視すれば。
ああ、やっぱり、汗を掻いていないようです。
それが、見てとれるでしょう。
(-211) Rindo17 2022/02/02(Wed) 0:04:20

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「し───死ぬかと思った……」

こちらは全身の力が抜けたまま、ぐったりとしている。
テクノブレイクの意味が分かりかけた一幕であった。
(-215) 雪野 2022/02/02(Wed) 0:14:12

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「いや……莉桜ちゃん、
 汗、かいてないんだね」

浴衣を脱ぐ所作にちょっとドキッとする……けど、
やっぱりその体の性質が気になる。
というよりも、これは……『秘密』のレベルではないのか?

じっとあなたの、翡翠のガラス球を見つめる。
問い質すようなことはしない。
体質などと言い張ってくれるなら、そこまでにするし、
教えてくれるなら、それを飲み込む。
そういう心づもりだ。
(-222) serikanootto 2022/02/02(Wed) 0:36:57

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「いやぁ、ほんと素敵だったね。
 あたしに録画録音機能とかあればなぁ。
 こんど搭載してもらおうかな。
 死ぬかと思うギリギリを見極めるために、
 バイタルも取れるようにして──」

ものすごく開き直っている。


「とにかくありがとう、咲花ちゃん。
 とってもたくさんお勉強できたよ。
 ──だいじょうぶ?」

やっと心配が出た。
(-260) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:22:33

【人】 調律 水銀 莉桜

#女子会

「──」

ぼんやりと話を聞いていた。
今の自分にとっては、
想像もつかない世界のお話だ。

「──すごいなぁ、凛乃さん。
 あたし、全然わかんないや。
 いろんなこと、勉強していかなきゃな──」
(102) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:27:04
水銀 莉桜は、ちらりと早乙女 咲花を見た。
(a42) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:28:31

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「……映像に残されたりしようものなら
 あなたごと抱えて墓まで持っていくわ」

やめてくださいしんでしまいます、の意。

「まぁ、あなたが前向きになったなら何より。
 しばらくまともに顔を見れそうにないけれど……」

大丈夫か大丈夫でないかで言えば後者。
顔を覗き込まれたりしたら全力で目を逸らす。
相変わらず前髪で目元は窺えないけれど、
耳まで真っ赤なので非常に分かりやすい。
(-263) 雪野 2022/02/02(Wed) 12:32:36

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「え────


さぁ、と表情が青ざめます。
いいえ、顔色なんてひとつも変わっていません。
だって、そんなことはできないのだから。


慌てて身体を覆い隠して、
視線を彷徨わせます。

「えと──あの──
 あたし──その、  た、
 体温とか──  変わりづら、くて──」

途切れ途切れになることば。
呼吸が早くなって、
いや。
そう見せているだけだ。
それは、ただの『間』でしかない。

水銀莉桜は呼吸をしていない。


「──あ、」

硝子玉のような瞳が。

翡翠色の硝子玉が。


すがるように、あなたを見つめる。
(-264) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:37:10

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「えぇー、折角お友だちになれたのに」

にたぁ。
お友だちに向ける表情ではありません。

「──でも、うん。
 ちょっぴり勇気付けられたのは本当。
 ひょっとしたら──なんて、
 夢物語を描ける程度にはね。

 ありがとう、咲花ちゃん」
(-266) Rindo17 2022/02/02(Wed) 12:50:49

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「途中から実験動物の気分だったわ……」

お友達は大事にしようね。

「私にできる範囲でサポートはするけれど、
 後はあなた次第よ。頑張ってね」

少しは手伝いができたなら何より、と微笑んで。
(-267) 雪野 2022/02/02(Wed) 12:58:30

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「莉桜ちゃん…………」

暖まらない体も、
誂えた硝子のような瞳も。

ここまで状況証拠が揃えば、
なんとなくの予想はつく。


ただ、それは事実としてあるだけだ。
氷室にとっては……あなたは水銀 莉桜という個であり、
その裏に肉体や出生の秘密があろうとも、
一人の人間と認識できる事実は変わらないのだ。

「大丈夫、大丈夫だからね」

先ほどのように、あなたを抱きしめる。
わたしにとっては変わらないよという気持ちが、
わたしは莉桜ちゃんを見ているよという気持ちが、
伝わるように、優しく。
(-277) serikanootto 2022/02/02(Wed) 16:03:08
調律 水銀 莉桜は、メモを貼った。
(a47) Rindo17 2022/02/02(Wed) 18:41:38

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「あとは──あたし次第、か」

きゅ、と唇を結ぶ。
莉桜が自身の秘密を明かされるのを
ひどく恐れていることは、
恐らく今回の参加者には
周知の事実だろう。

偶然というべきか、あなたには受け入れられたが、
次もうまくいく保障はない。

「──うん。
 ありがとう、咲花ちゃん。
 また、相談とかするかも。
 その時は、よろしくね」
(-301) Rindo17 2022/02/02(Wed) 19:03:00

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「ぅ、──あ、」

抵抗などできるはずもない。
ただ柔く抱きしめられて。
その肢体は、どうしようもないほどに
人と変わりなく、ほのかに温かかった。
ただ、お風呂上りだとは思えないほど、
その体温が一定であるだけだ。

「──凛乃さん、あたし、」

もう、きっと分かられているというのに。
それでも、言葉が出ない。

「──ごめん、ごめん、ね。
 あたし、──凛乃さんには、
 ちゃんと、ちゃんと話すから。
 きっと、あたしの言葉で、伝えるから──」


「──今だけ、もうちょっと、このままで──」
(-302) Rindo17 2022/02/02(Wed) 19:05:32

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「もしも受け入れられなくても……
 私はあなたの味方だってこと、覚えておいて」

それだけ伝えた後は、あなたの手を借りつつ
ふらふらと女子部屋へ戻っていくだろう。
(-308) 雪野 2022/02/02(Wed) 19:41:22

【置】 調律 水銀 莉桜

(あれ──)

女子会のさなかに、何かしらの用事で部屋を抜け出して。
その旋律を、聞きました。

(──偉智、さん?
 ピアノ、弾けたんだ)

そうっと、そうっと、
邪魔をしないように、ちらりと覗き込んで。

(──すてきな音色)

「─ああ、いいな。いいな。
 やっぱり、──いいな。
 
 あたしと違って、」


つぶやいて、その場を離れました。
外の空気を感じたい気分でした。
(L11) Rindo17 2022/02/02(Wed) 20:29:04
公開: 2022/02/02(Wed) 20:30:00

【置】 調律 水銀 莉桜

バルコニーで星を見上げます。
ちかちかと瞬くきれいな夜空。

思い起こす、先刻の音色。

「──やっぱり、いいな。
 あたしと違って、」



「ただの再生じゃない、音は」



大きく溜息を吐くしぐさをして。
その息はこれっぽっちも白くない。


いいや。



水銀莉桜は、呼吸をしていない。
(L12) Rindo17 2022/02/02(Wed) 20:31:27
公開: 2022/02/02(Wed) 20:55:00

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「焦らず、ゆっくりでいいからね」

あなたの肢体に触れれば触れるほど、
人間と区別がつかない。

区別の必要も感じない――

あなたが莉桜であること、
それがもっとも重要だからだ。

ねだられるまま、あなたを包み込んで、頭を撫で続ける……。
(-322) serikanootto 2022/02/02(Wed) 20:40:15

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──うん」


呼吸を整える──ようなしぐさ。

「──泣きたいって、こんなきもちなんだろうな。
 あたし、涙、出ないから、──」


ぽつりと、
雨しずくのように零した言葉は、
きっと、少女の本音で。

ややあって、身を離す。

「──ありがと、凛乃さん。
 あたし、きっと、勇気を出すから。
 だから、もうちょっとだけ──待っててね──」

淡い微笑み。
その瞳は無機質でも、
確かに宿っているものがある。
そうしてきっと、夜は更けて、

そんな小さな決意すら、戯れに砕かれるのだろう。
(-326) Rindo17 2022/02/02(Wed) 20:46:02

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

(確か、この音…。)

音を思い出し、その音がする方向へ向かう。
なるべく急ぐが、息切れはする。

外に出ていたら、マフラーやコートを持って行った。
室内で追いつければいいが。

(耳がきいて、よかった…あの音と…声は、凄く、寒かった…)
(-328) kou0957 2022/02/02(Wed) 20:49:25